【ラブライブ!】穂乃果「かめはめはー」
- 2020.03.28
- SS

海未「最近は雨続きでしたからね」
凛「心なしか空が高く見えるよっ」
穂乃果「んん~っ はーーー!」
凛「えっ、なにそれ」
穂乃果「突き抜けるような青空を見てたらさ」
穂乃果「今なら撃てる気がして、かめはめ波」
凛「おぉ~」
海未「またバカなことを」
穂乃果「いいから海未ちゃんもやってみて」
穂乃果「っはーーー!!」
凛「っはーーーー!!」
海未「私は遠慮します」
希「お、なにしてるん?」
海未「私はやってませんよ」
穂乃果「希ちゃんなら撃てるんじゃない?」
希「いや~、うちは何回やってもできんかったよ」
海未「やったんですね」
凛「あー、凛も無理そうにゃ」
希「でも穂乃果ちゃんは雨止ませたりするんだからできるかもな」
穂乃果「う~ん、なんかパワーは感じるんだけどね。なんか上手くいかないな」
海未「練習までには終わらせるんですよ」
凛「あ!そうだ、穂乃果ちゃんと希ちゃんが力を合わせれば出せそうじゃない?」
穂乃果「あ、なんか凄そう」
希「じゃあうちが穂乃果ちゃんにパワーを送るね」ギュッ
穂乃果「よーし、かめはめ波ーー!!」
希「出なかったけど何かちがったねっ!」
凛「ええー、ホントー?」
海未「気のせいですよ」
穂乃果「ちょっと凛ちゃんもはいってよ」
凛「えー、凛がはいって意味あるかな」
希「ええと思うよ、凛ちゃんはうちらの次にパワーあるからな」
凛「えっ、そうなの?よーし」
希「あ、じゃあうちと穂乃果ちゃんの間に…」ムギュッ
穂乃果「大丈夫?」
凛「やわらけー」
希「よし、心を合わせるんやで」
海未「……」
穂乃果「せ~っの!」
「かめはめ波ーーー!!!」

穂乃果「うんうん!あれ?なんでこれで出ないの?って感じで」
海未「いやいや」
希「パワーの量的にはいけてる気がするんよね。あとは気のコントロールがな」
穂乃果「よし!海未ちゃん!」
海未「はい?」
穂乃果「日頃の修行の成果をみせる時だよ」
海未「いやですよ」
穂乃果「いいじゃん、海未ちゃんお願い!」
希「お願いやん」
凛「お願いっ」
海未「はぁ、一回だけですからね」
希「じゃあうちと凛ちゃんの間に」ムギュッ
海未「やわらけー」
凛「かてー」
海未「」メキメキ
凛「あいだだだだだ、うそうそ、海未ちゃん嘘にゃー!」
「かめはめ波ーーー!!!」
シーン
海未「はい、もうおしまいです」
穂乃果「まってまって、海未ちゃん真剣にやった?」
海未「やるわけないでしょう」
凛「なんで!?」
希「じゃあ今のは無効やん!もう一回するまではなさんよっ」
海未「あーもう、わかりましたもう一回だけですよ」
穂乃果「真剣にやってよ!」
海未「はいはい」
海未(まったく、こんなのでるわけないじゃないですか)
希「集中せんとわしわしやで」ぼそっ
海未「んなっ!わかりましたよ、もう!」
穂乃果「せ~っのっ」
「かめはめ波ーーー!!!」ズドン!
海未「うそ…!」
凛「やった!」
希「やったやん!」
空高く上昇していくかめはめ波を眺める園田海未の胸に浮かぶのは幼き日々の思い出
カメハメハー!
うみ『うわー!やった!お母様!ご飯さんがセルを倒しました!』
母『ふふ、よかったですね』
うみ『はい!』
うみ『わたしもいつかご飯さんのようになれるでしょうか?』
母『毎日のお稽古を大切にしていれば、きっとなれますよ』
うみ『かめはめ波も、うてるようになりますか?』
母『そ、そうですね。それも頑張っていれば、きっと』
だがどれだけ努力をかさねても、当然撃てるようになるわけもなく
園田海未は母をうらむまでもなく憧れを忘れて行った
海未(母が言ったことは、本当だったのですね……努力はきっと、そう、きっと)
海未「穂乃果、凛、希」
ほののぞりん「?」
海未「私、今日という日を一生忘れません」
穂乃果「ふふ、うん!」
凛「凛もにゃ!」
希「うちも!」
海未「うふふ、よーし!……おーい!かめはめ波やーい!どこまでも、どこまでも高くとんでいくのですよー!」
すよー…
よー…
…
パチッ
海未「ん……夢?」ムクッ
ブルッ
「うぅ……まだ冷えますね。」
「トイレトイレ」
スッ タン
タッタッタッタ・・・
おしまい
なんだかテレビで必殺技を見る度練習してたあの頃思い出して泣けてきた
俺にもできるかな…天空×字拳…
乙
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