【ラブライブ!】ことり「海未ちゃんにお弁当作ってあげよっと♪」
- 2020.03.28
- SS

海未「お弁当を用意する暇もないんですよね」アハハ
ことり(・・・・・・そう言って、海未ちゃん、今日もパンだったなあ・・・・・・)
ことり(よーし、こうなったらことりが、海未ちゃんのためにお弁当作ってあげよう!)フンス
ことり「とにかく~おしゃれは~さ~いゆ~うせん~♪」ジュワー
ことり「チキンライスの上に、たまごをのっけてっと・・・・・・」
ことり「よし、できあがりっ! ミナリンスキー特製、オムライス♪」
ことり「海未ちゃん、喜んでくれるかなぁ・・・・・・?」
海未「これなら毎日でも食べたいです。ことり、これから一生、私のためにご飯をつくってくれますか?」キリッ
ポワワーン
ことり「なんちゃって・・・・・・やんやん、海未ちゃんったらプロポーズなんてだ・い・た・ん~///」キャー
ことり「・・・・・・そうだっ」ピコーン
ことり「えへへ、オムライスの上に、ケチャップで・・・・・・」
『うみちゃん♡』
ことり「・・・・・・・・・・・・///」
ことり「は、ハートはやりすぎかなっ!?/// う、うーん・・・・・・」
ことり「いいやっ! このまま渡しちゃえっ!/// お弁当箱、布で包んでっと・・・・・・」
ことり「えへへ・・・・・・海未ちゃん、喜んでくれるといいなぁ・・・・・・///」
ことり「あ、海未ちゃん、おはよ~!」
海未「ことり、おはようございます」
ことり「穂乃果ちゃんは?」
海未「また寝坊みたいです。しばらく待ちましょう」マッタク
ことり(ふふっ・・・・・・楽しみだなぁ、お昼休み)
海未「ことり? なにをにやけているのですか?」
ことり「ちゅんっ!? なな、なんでもないよっ///」
海未「? それならいいのですが・・・・・・」
ことり(・・・・・・えへへ///)
キーンコーンカーンコーン
ことり(よしっ、昼休み! いよいよだ!)
海未「さあ、お昼にしましょうか」
ことり(ゆゆゆ、勇気出して! わたすぞわたすぞわたすぞー)
ことり「あ、あああの、海未ちゃっ///」
穂乃果「海未ちゃ~ん! もしかして今日もパン?」
穂乃果「だと思ってさー、じゃーん! 海未ちゃんのために、ほむまん持ってきてあげたよー!」
海未「なっ・・・・・・! 私の大好物ではないですかっ!」
ことり「あ・・・・・・」
穂乃果「それに、今日はなんと! 新作のあげほむまんも持ってきてあげたよ!」
海未「あっ・・・・・・あげほむまん!?」ガガーン
海未「今日は天気もいいので、屋上でお昼にしましょう!」
ことり(うう、渡しそびれちゃった・・・・・・海未ちゃん、目をキラキラさせて嬉しそう)シュン
海未「ことり、どうしたのですか? 一緒に行きましょう」
ことり「あっ、うん」
穂乃果「ことりちゃん、ずいぶんお弁当の量、多いね?」
ことり「ナ、ナンデモナイノヨナンデモ」
ことり(よ、よーし、屋上で渡そう! 負けないぞことり!)メラメラ
海未「いい天気ですね~! 気持ちがいいです」
ことり(よ、よ~し、今度こそわたすぞ、わたすぞわたすぞ)
ことり「あ、あのあのっ、海未ちゃっ///」
ガチャ
絵里「あら、穂乃果たちもいたのね」
希「やっほー」
海未「絵里、希も」
ことり(うう・・・・・・タイミング・・・・・・)
絵里「ちょうど良かったわ。みんなもどうかしら」
ツツミヒラキ
海未「これは、餃子・・・・・・じゃなくてペリメニですね!」
穂乃果「ていうか、すごい量・・・・・・」
絵里「ゆうべ、うっかり作りすぎちゃったのよ」
希「エリチは、なんかイライラしたりした時はひたすらペリメニ作るんよ」
絵里「ちょ、ちょっとバラさないでよ・・・・・・ま、まあ、私なりのストレス解消法ってところかしら?」
ことり(ダメだ・・・・・・完全にタイミング逃しちゃったよぉ・・・・・・)シュン
絵里「どうぞどうぞ」
穂乃果「いただきま~す!」
パクパクモグモグ
穂乃果「わー、美味しー!」
海未「流石ですね、これが本場の味というやつでしょうか」モグモグ
希「また腕を上げたんやね、エリチ」
ことり(うう・・・・・・ちょっと悔しいけど美味しいよぉ・・・・・・)モグモグ
海未「ありがとうございます、お言葉に甘えて頂きます」
絵里「じゃあ海未、ほら、あーん」
海未「えっ!?///」
ことり(ちゅん!?)
絵里「海未ったら、照れちゃって。女の子同士なんだから、別にいいじゃない」
ことり(天然ジゴロなの・・・・・・!? 絵里ちゃん・・・・・・!)
海未「うう・・・・・・/// で、では・・・・・・あーん///」
パクッ
絵里「うふふ。美味しい?」
海未「んむ・・・・・・モグモグ・・・・・・美味しい、です///」
ことり(ちゅん!?)
海未「ほ、穂乃果まで、ふざけないでください///」
穂乃果「えー、いいじゃん、絵里ちゃんだってやったんだからさー。ほら、あーん」
海未「うう・・・・・・/// こ、今回だけですからね! あ、あーん///」
パクッ
穂乃果「えへへ、海未ちゃん、美味しい?」
海未「モグモグ・・・・・・はい、美味しい、です///」
ことり(なんだか・・・・・・ますます、渡しづらくなっちゃったよぉ・・・・・・)ズーン
希「ん? ことりちゃん、あんまり食べてないやん」
ことり「あっ・・・・・・そ、そんなことないよっ!? 絵里ちゃんのペリメニ、美味しいなー」
希「・・・・・・・・・・・・?」
ことり(うう・・・・・・ま、負けないもん・・・・・・ことり・・・・・・)グスッ
ことり(結局わたせないまま、放課後になっちゃった・・・・・・)
ことり(でも、練習のあとはきっと海未ちゃんもお腹すいてるよね!)
ことり(これが最後のチャンスだ・・・・・・! ことり、ファイトだよっ!)メラメラ
海未「練習も終わったというのに、なぜことりは気合が入っているのでしょうか・・・・・・?」
穂乃果「さ、さあ・・・・・・?」
海未「ふー、今日の練習も充実していましたね」
ことり(今なら海未ちゃんとふたりっきり・・・・・・! わたすなら今しかない!)
ことり(よ、よーしいくぞー、わたすぞわたすぞわたすぞ)
ことり「あ、あああのねっ、海未ちゃっ///」
ガチャバーン
凛「疲れたにゃー!」
花陽「おなかすいたよー」
にこ「そーね、なにかおなかに入れたい気分ねー」
ワイワイ
ことり(・・・・・・おいいぃぃ・・・・・・)
海未「にこと凛と花陽もお疲れ様です」
ことり(ううぅ・・・・・・なんで、いつもわたそうとするタイミングで・・・・・・)シュン
花陽「さあ、練習後はお楽しみの・・・・・・♪」ゴソゴソ
ことり「?」
花陽「おにぎりを頂きますっ!」サッ
海未「お、おにぎり!? これから食べるのですか?」
花陽「お昼ご飯用と、練習後のおやつ用、いつも両方用意してるの♪」
凛「凛はいっぱい食べるかよちんも好きにゃー」
凛「・・・・・・・・・・・・」
にこ「今・・・・・・鳴ったわよね」
海未「/// ・・・・・・し、仕方ないじゃないですか、私だってたくさん練習しましたし・・・・・・!」
花陽「そう思って、実は・・・・・・みんなの分も用意してきました!」バーン
海未「まじですか!?」グー
花陽「特に最近、海未ちゃんがあまりお弁当を食べられてないって聞いて・・・・・・」
凛「凛は用意周到なかよちんも好きにゃー」
海未「・・・・・・む。美味しいです。具は程よい塩加減のシャケですね」
花陽「みんなもどうぞ♪」
凛「いただきまーす! お、こっちは明太子にゃー!」
にこ「ちょっと、なんで私の選んだのは何も入ってない塩むすびなのよ! まあ、これも美味しいけど・・・・・・」
ワイワイ
ことり「・・・・・・・・・・・・」
花陽「・・・・・・? ことりちゃん、食べないの?」
ことり「あ、うん・・・・・・ことり、おなかいっぱいだから、ごめんね・・・・・・」エヘヘ
花陽「ううん、海未ちゃんはいつも頑張ってるから・・・・・・」
にこ「しょーがないわねー。じゃあ次は、このにこが特製の手料理でもごちそうしてあげようかしら」
凛「じゃあ、その次は凛と一緒にラーメン食べに行くにゃー!」
海未「ふふっ。みんな、ありがとうございます」
ワイワイ
ことり「・・・・・・・・・・・・」
ことり(海未ちゃんは、やっぱりみんなから信頼されてて・・・・・・人気者だなあ・・・・・・)
ことり(もう、今さら・・・・・・ことりの作った、お弁当なんて・・・・・・)
海未「え?」
花陽「ことりちゃん?」
凛「もう帰っちゃうの? もっとお話ししようよー」
にこ「そうよ、そんなに慌てなくても・・・・・・」
ことり「う、うんっ。ちょっと、用事あるから・・・・・・ごめんねっ」
ガチャン
海未「・・・・・・・・・・・・」
海未「ことり・・・・・・?」
ことり「」グスッ
ことり(結局・・・・・・無駄になっちゃったな・・・・・・お弁当・・・・・・)
ことり(バカみたいだね、ひとりではしゃいじゃって・・・・・・)
ことり(別に、ことりが作らなくても、人気者の海未ちゃんにはみんながいるんだし・・・・・・)
ゴミバコパカッ
ことり(必要ないよね、これも・・・・・・)グスッ
ことり「ぐすっ・・・・・・いいや、帰ってから自分で食べよ」エヘヘ
フタトジッ
海未「・・・・・・ことり?」
ことり「!?」ビクッ
ことり「う、海未ちゃん!? なんでここに!?」
海未「あれ・・・・・・? 何か持っているのですか?」
ことり「こ、これは別に、ナンデモナイノナンデモ・・・・・・!」アセアセ
ガッ ←つまずく
海未「! ことり、危ないっ!」
ことり「きゃっ!?」
バターンガシャーン
ことり(あ・・・・・・)
ことり(お弁当・・・・・・中身がこぼれて、床に・・・・・・)ジワッ
ことり(もう・・・・・・食べれないね・・・・・・なにやってんだろ・・・・・・)ポロポロ
ことり「・・・・・・・・・・・・」グスッ
海未「あれ・・・・・・これは、お弁当・・・・・・?」
ことり「!」ビクッ
ことり「あ、別にこれは、なんでも・・・・・・!」
海未「・・・・・・ん? ケチャップで・・・・・・文字が・・・・・・?」
『う み ち ゃ』
海未「うみ・・・・・・私?」
ことり「ここ、これは、その・・・・・・!」
海未「え・・・・・・ことり、もしかして・・・・・・私に・・・・・・?」
ことり「・・・・・・・・・・・・」グスッ
ことり「・・・・・・えへへ、別に海未ちゃんが気にすることじゃないよ」
ことり「ことりが、勝手に用意して・・・・・・ドジだから、ダメに・・・・・・なっちゃった・・・・・・だけ・・・・・・」グスッ
海未「ことり・・・・・・」
ヒョイッ
ことり「海未ちゃん!?」
パクッ
海未「・・・・・・・・・・・・」モグモグ
ことり「う、海未ちゃん、落ちたのなんて汚いよっ!」
海未「とんでもない。程よくケチャップの味が効いたライス、ふっくらとした絶妙な焼き加減の卵」
海未「流石はことりですね。とっても美味しい、オムライスですよ」ニコッ
ことり「う・・・・・・海未ちゃん・・・・・・」
海未「・・・・・・ことり。これは、私のわがままですし、迷惑ならしてくれなくてもいいのですが・・・・・・」
ことり「う・・・・・・」
ことり「海未ちゃん・・・・・・」ポロポロ
海未「・・・・・・私は、ことりが作ってくれたお弁当が食べたいです」
ことり「うんっ・・・・・・うんっ・・・・・・!」
ことり「ありがとう・・・・・・海未ちゃん!」
ことり「う~みちゃ~ん! 作ってきたよ~!」
海未「ありがとうございます、ことり・・・・・・ってなんですか、それは!?」
穂乃果「す、すごい大きさ・・・・・・重箱5段くらいあるんじゃない?」
ことり「ことり、はりきって、今朝3時から作ってたの~」テレテレ
海未「さ・・・・・・3時って・・・・・・」
穂乃果「いや~、海未ちゃん、こんな愛情こもったお弁当、全部食べないわけにいかないねえ?」ニマニマ
海未「うっ・・・・・・の、臨むところです! 必ず、全部食べきってみせますよ!」
ことり「・・・・・・えへへ///」
ことり(大好きだよっ・・・・・・海未ちゃんっ)
おしまい
ほのぼのした感じのことうみが書きたかったんだ
読んでくれた人はありがとう
こういうのでいいんだよこういうので
ことうみ最高でつ
可愛いしニヤニヤできたよ乙!(ŧ‹”ŧ‹”
こういうシンプルなのイイね
-
前の記事
【ラブライブ!】もしμ’sメンバーがみんな黒髪だったら 2020.03.28
-
次の記事
【ラブライブ!】理想のデュオトリオ曲vol.2 を考えた! 2020.03.28