【ラブライブ!】穂乃果「誕生日プレゼント、何が欲しい?」 真姫「そうね…私のピアノに合わせて歌ってくれる?」
- 2020.03.29
- SS

真姫「ええ。それだけで充分」
穂乃果「うーん、真姫ちゃんがそう言うなら…曲のリクエストはある?何でも歌っちゃうよ!」
真姫「そうね…じゃあ最初は私の誕生日を祝ってもらおうかしら」スッ
穂乃果「よぅし!任せて!」
テーンテテーンテーン♪テーンテン♪テンテンッ♪
穂乃果「ハッピバースデ~トゥーユ~♪ハッピバースデ~トゥーユ~♪」
真姫「……」~♪
穂乃果「ハッピバースデ~♪ディア真姫ちゃぁぁ~~~~~~~ん♪……」
真姫「……」スッ…
穂乃果「…ハッピバースデー♪トゥーユー……♪」
シーン
真姫「……」
穂乃果「……」
真姫「……」
穂乃果「……ぷっ…!」
真姫「……フフっ…」
穂乃果「あははははっ!」
真姫「フフフフ…」
穂乃果「…真姫ちゃん、誕生日おめでとうっ!!」
真姫「ありがとう、穂乃果…」
真姫「そうねぇ…何がいいかしら」
穂乃果「ホントに何でもいいよ?今日の穂乃果は、真姫ちゃんだけの歌姫だからね!」
真姫「歌姫って…とんだお転婆姫様がいたものね」クスッ
穂乃果「うっ…確かにお姫様って柄じゃないけど…」
穂乃果「それにどっちかって言うと、お姫様は真姫ちゃんの方か。名前に入ってるくらいだしね!それで穂乃果は…」
穂乃果「真姫ちゃんのナイト…ってところかな」キリッ
真姫「あっそ。じゃ、『輝夜の城で踊りたい』ね」テッテーレテテテテテーレレテッテッテーン♪
穂乃果「スルー!?あ…お、おいで!おいで!誘惑のDance again♪」
穂乃果「ゆずーらーない~瞳が~♪だいすき♪…ダイスキ♪」
真姫「……」~♪
テンテンテンテテーンテテーン♪ テレレテンテテーン♪ テッテッテテーンテテーン…テテンッ♪
穂乃果「…ふぃ~っ!μ’sの曲をピアノ伴奏で歌うのって新鮮!」
真姫「疲れない?」
穂乃果「全然大丈夫だよ!真姫ちゃんこそ平気?楽しんでくれてる?」
真姫「ええ…穂乃果って、歌上手よね」
穂乃果「えー、真姫ちゃんほどじゃないよ~」
真姫「別に他の誰かと比べてるわけじゃないわ。私が好きってだけで…」
穂乃果「…真姫ちゃん、穂乃果の歌好きなの?」
真姫「ヴェェ…ま、まぁ、こんなお願いしてるくらいだし…それなりに…」クルクル
穂乃果「えへへ…そっかぁ、うれしいな!穂乃果も真姫ちゃんの歌とピアノ、大好きだよっ!」
真姫「つ、次いくから!」プイッ
穂乃果「ふふ…あ、待って待って!歌いたい曲ある!」
真姫「何よ…」
穂乃果「真姫ちゃんがよ~く知ってる曲だよ♪」ニコッ
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
真姫「ん…そうね…」
穂乃果「と言っても、真姫ちゃんって穂乃果が好きそうな曲は知らないか。J-POPとか聞かないでしょ?」
真姫「うっ…あ、アイドルソングなら知ってるわよ!曲作りのために研究したんだから!」
穂乃果「おお!例えば?」
真姫「も、モーニング娘。とか…」
穂乃果「真姫ちゃんがモー娘。…?ぷっ…くくく…!」
真姫「なっ…!?///」カァァ
穂乃果「ご、ごめん…!真姫ちゃんが夜な夜な1人でモー娘。聞いてるところ想像したら、なんだか可笑しくって…!」
真姫「あ、あのねぇ…!誰が私をμ’sの作曲担当にしたか覚えてる!?」
穂乃果「あはは、だからごめんって!いいよ、モー娘。歌うよ!」
真姫「もういいわ」プイッ
穂乃果「あぁんっ、拗ねないでよぅ!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
穂乃果「みんなも社長さんもWow Wow Wow Wow♪」
穂乃果「Dance! Dancin’ all of the night~♪」
真姫「ふんっ…次はももクロメドレーよ」
穂乃果「う、うん」
穂乃果(意外とハマッてるのかな)
真姫「……」テーン♪
穂乃果「ふぅ…」
真姫「…アイドルソングもネタが尽きたわ。次はどうしようかしら」
穂乃果「穂乃果も真姫ちゃんも知ってる曲って、アイドルソングの他にはなかなかないよねぇ」
真姫「…小さいころ学校で歌わされた曲とか、いけるんじゃない?」
穂乃果「えー、『ふるさと』とか?」
真姫「そういうのじゃなくて、もっとこう…」
真姫「……」テテテテテテテテテーン…テテテーン…♪
穂乃果「!」
穂乃果「…僕らは~♪きっとー待ってる~♪君とまた会える~日々を~♪」
真姫「……」フフ
穂乃果「さくら並木の~道の上で~♪手を振り~叫ぶよ~♪」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
穂乃果「…いい曲だよね」
真姫「そうね…」
穂乃果「懐かしいなぁ…よし、次は学校で歌った曲メドレーでいこうよ!『少年時代』とか『世界に一つだけの花』とか…『BELIEVE』とか、『翼をください』みたいなのもいいよね!」
真姫「決まりね」クス
穂乃果「あの街に~♪続いて~る~♪気がする~♪」
穂乃果「カントリーロード♪……」
真姫「…ふふ」
穂乃果「…えへへ、何だかしんみりしちゃったね」
真姫「でも、不思議な気持ち。まるでずっと昔から穂乃果と過ごしてきたかのような…」
穂乃果「わかる!穂乃果も真姫ちゃんと小学校時代を過ごしてた気がするよ!」
真姫「…実際は、私はずっと1人きりだったけどね」
穂乃果「真姫ちゃん…?」
真姫「昔から知ってる友だちなんていないから…穂乃果と海未、ことりたちがちょっと羨ましいわ」
穂乃果「……」
穂乃果「…大丈夫!!」グワッ
真姫「え?ちょ、ちょっと…」
穂乃果「20年、30年経てば、真姫ちゃんと穂乃果も『ずっと昔からの友だち』になってるよ!!」
真姫「……」ポカン
穂乃果「ねっ!!」ムンッ!
真姫「……」フフ
真姫「そうね…穂乃果の言うとおり…きっとそのときには、μ’sのみんなが私の昔馴染みの友だちね」
穂乃果「うんっ!!」
穂乃果「ことりちゃんは有名デザイナーでしょ?にこちゃんはアイドルで…」
真姫「…40近くでアイドル?」
穂乃果「ほら、引退した後もそういうキャラでさ!」
真姫「ああ、なるほどね」クス
穂乃果「真姫ちゃんはもちろんお医者さんだよね。ピアニストのお医者さん!」
真姫「ちょっと欲張りすぎじゃない?」
穂乃果「真姫ちゃんならなれるよ!手術で身体を治して、ピアノで心を癒すの!」
真姫「…で、穂乃果はお饅頭でみんなの胃袋を満たしているのね」
穂乃果「うぅ…真姫ちゃんと比べると、なんかカッコ悪い…」
真姫「比べるられるものじゃないでしょ。穂乃果らしくていいんじゃない?…それに」
穂乃果「それに?」
真姫「…私は好きよ」
穂乃果「そ、そう?えへへ…ならいいか!」
穂乃果「そうだね!真姫ちゃんの誕生日パーティー…たっぷりもてなすからね!」
真姫「こういうのって初めてで、どうしたらいいかわからないんだケド…」クルクル
穂乃果「ふふ、いつもの真姫ちゃんで大丈夫だよ!そっか、去年の今頃って、ちょうど真姫ちゃんと知り合ったころだね」
真姫「…そうね。あの日のことは忘れないわ」
穂乃果「…穂乃果もだよ」
真姫「びっくりしたわよー、いきなり音楽室に飛び込んできて、アイドルやらないかだなんて」
穂乃果「あはは…あまりに感動しちゃって…」
真姫「……」
真姫「でも、その…」
穂乃果「?」
真姫「うぇぇ…えっと…つまり…」
真姫「…穂乃果に出会えて よ・・・良かっ、た…」
穂乃果「…! まきちゃ…
真姫「か、勘違いしないで!別に穂乃果だけじゃなく、花陽や凛…みんなに対してそう思ってるんだから!」
穂乃果「…うん!穂乃果たちも、真姫ちゃんに出会えて本当に良かったって思ってるよ!!」
真姫「・・・うぅ///」クルクル
穂乃果「あ!来たんじゃない?」
真姫「え、ええ…」
穂乃果「じゃあ行こっか!早くみんなに真姫ちゃんの大告白の内容を教えてあげないといけないし♪」ウププ
真姫「なぁっ…!?」
穂乃果「『穂乃果のいない人生なんて考えられない…あなたに出会えて本当に良かった!!花陽も凛も、みんなみんな大好きっ!!』だっけ?」
真姫「だ、誰もそんなこと言ってないデッショー!?」
穂乃果「でもそういうことでっしょー♪」タッ
真姫「ま、待ちなさいよっ!!」
穂乃果「きゃー♪」
真姫「穂乃果ぁー!!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
穂乃果「あ、あれ…?この曲なんだっけ?」
真姫「知らない?NHK全国学校音楽コンクールの課題曲にもなって、CMでもよく使われてたわよ。…拝啓~♪この手紙~♪」
穂乃果「あぁ、ごめんごめん思い出した!今日が誕生日の真姫ちゃんにぴったりだね!」
真姫「私は今年で16だけどね」
穂乃果「そうだけどぉ!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
拝啓 この手紙 読んでいるあなたは
「誕生日おめでとーーーーーーーっ!!!!!!!!」
「あ…ありが…」
「えー?聞こえないにゃー!」
「な…!?」
「もっと大きな声じゃないと、反対側まで聞こえないんだけどぉ?」
「う、うるさいわね…ありがとうって言ったの!!」
どこで何をしているのだろう
「じゃーん♪真姫ちゃんのためにケーキを作ってきました♪」
「えへへ…私も手伝ったんだよ…?」
「すごい…」
「もぐもぐ…うん!味もバッチリだよ!!」
「こらっ!!何勝手に食べているのですか!!」
「ねぇ、みんなで記念撮影をしましょうよ」
「いいアイデアやね!ウチは真姫ちゃんの隣ー!」
「ちょ…」
「じゃあ穂乃果は反対側ー♪」
「ヴェェ…!」
「2人ともズルいにゃー!」
「狭…!!」
「にこを目立たせなさいよ!!」
「つぶれ…!!!」
「ほら、タイマーセットしたわよ。寄って寄って!」
「えへへ…真姫ちゃんぎゅーっ♪」
「…あーもうっ!!離れなさいよっ!!!!」
幸せなことを、願います
終わり
真姫ちゃんおめ
ピアノが欲しいって言い出さなくて良かった…
「いつまでもたえることなく友達でいよう」、か…
ほのまき最高や
乙
あえて話者を書いてない所にこだわりを感じた
乙
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