【ラブライブ!】真姫「ずっと終わらないパーティ」
- 2020.03.29
- SS

・真姫ハー
・ハーレム物が苦手な方は閉じてください
・途中でエタるかも知れません
・口調がおかしくても見逃してください
・物語の構成上特定のキャラの出番が少なくなる可能性があります
・>>1は書きません
・SS速報への転載はやめてください
・スマイル組の出番は多くお願いします
長くなりましたが誰か書いて。
俺も見たい
安価SSでもいいかな
真姫「ん?」
凛「真姫ちゃん歩くの早いにゃー……」ハァ……ハァ……
真姫「いったいどうしたの? そんなに息切らせて」
凛「教室の窓から外見てたら、真姫ちゃんが歩いてるの見えたから」
真姫「……それでこここまで走ってきたのね」
凛「真姫ちゃん! 今日は凛と一緒に帰るにゃ!」ダキッ
真姫「ちょ、ちょっと……。抱き付かないでよ……」
真姫「そうなの」
凛「……えーっと。あとは」
真姫「……」
凛「あ、そうだ! この間の話なんだけどぉ」
真姫「ねぇ」
凛「な、何だにゃ?」
真姫「凛、もしかして。……無理してない?」
凛「……そんなことないにゃ」
凛「……」
真姫「一人でいる私の同情して声をかけてきたの?」
凛「ち、違うにゃ!!!」
真姫「……っ!」ビクッ
凛「凛は……、真姫ちゃんが退屈しないようにと思って……」
真姫「……そう」
凛「凛ね、真姫ちゃんのこと……」
凛「……なんでもないにゃ。迷惑だったなら、凛は一人で帰るよ」トボトボ
真姫「あ……」
ひどく寂しそうな凛の背中を見て、真姫は>>25
A 凛を追いかけることにした。
B 気にはなったが、放っておくことにした。
C 意味分かんない……。凛はヘンな子なんだと思い、距離を置くことにした。
立ち去る凛の背中を見つめながら、真姫はそう呟いた。
そして翌日の放課後。
ダンスの練習のために真姫が屋上へ行くと、凛が一人でストレッチをしていた。
真姫「あ……」
凛「真姫ちゃん……」
真姫「凛……。き、昨日は……、ごめ」
凛「あ! 凛忘れ物しちゃった! ちょっと取ってくるにゃ!」ダダダッ……バタンッ!
真姫「……」
真姫「にこちゃん……」
にこ「なんだか泣きそうな顔してたけど。あんた達、ケンカでもしたの?」
真姫「……っ」ギュウッ
にこ「ええ? 図星? やめなさいよ、グループ内でケンカとか」
真姫「……にこちゃんには言われたくないけど」
にこ「わ、私がいつどこの誰とケンカしたっていうのよ!?」
にこ「なんで真姫まで泣きそうな顔になってんのよ。……まったくしょうがないわね。ほら」
真姫「?」
にこ「みんなのアイドルにこにーが相談に乗ってあげるわ。こんなこと滅多にないんだからね。
分かったらさっさと横座りなさい」
真姫「……うん」
にこ「それで、何があったのよ」
真姫「昨日ね……」
真姫「どうしよう……。私、凛のこと怒らせちゃったかも」
にこ「別に怒ってるわけじゃないんじゃないの? ただちょっと真姫に遠慮してるだけよ」
真姫「そう、なのかな」
にこ「当たり前じゃないの。そんなことくらいで怒る子じゃないでしょ、凛は」
真姫「……」
にこ「あんたは不愛想なんだから。もっと笑顔で接してあげなさい。
そうしたらすぐに仲直りできるんだから」
にこ「……何よ」
真姫「ありがとね」
にこ「……っ」ドキッ
真姫「にこちゃんと話してたら、ちょっと元気出てきた」
にこ「そ、そうね! なんてったってみんなのアイドルにこにーですもの!
もっと感謝しなさいよ!」
真姫「ええ? だからお礼は言ったでしょ?」
にこ「そ、そうだけど……」
にこ「ばっ……!」
真姫「あはは。なぁんて冗談よ」
にこ「わ、分かってるわよ!」
真姫「ふふっ。……そろそろみんな来る頃ね」
にこ「……ていうか普通に笑えるじゃないの、あんた」
真姫「にこちゃんといるとね、なんか自然体でいられるって言うか」
にこ「……何よ、それ」ドキドキ
穂乃果「あああー! ようやく終わったー!」ドサッ
海未「大丈夫ですか、穂乃果。最近疲れてるようですが」
穂乃果「やっぱそう見える? たくさん寝てるのに寝た気がしなくてねぇ」
希「穂乃果ちゃん、もしかしてダイエットしてる?」
穂乃果「ええっ!? なんで分かったの!?」
希「ちゃんと食べないと疲れ取れないんよ。一日に必要な栄養素くらいは取らんとねぇ」
穂乃果「そ、そうだったの」
穂乃果「真姫ちゃん!」
真姫「? 何よ、穂乃果」
穂乃果「ご飯食べて帰ろう!」
真姫「嫌よ、買い食いとかみっともない」
穂乃果「たくさん食べないと疲れ取れないんだって! 希ちゃんが言ってたんだけど」
真姫「……はぁ?」
穂乃果「真姫ちゃんも疲れてるでしょ? 今日はなんだか元気ないよ」
穂乃果「ほら! 行こうよ! 私もうおなかペコペコで」
真姫「ちょっと……。引っ張らないでよ……!」
別に疲れてもいないし、おなかもすいていなかったが、穂乃果の心遣いが純粋にうれしかった。
真姫は>>38
A 穂乃果について行くことにした。なんだか、誰とでもいいから話したい気分だった。
B 断って帰ることにした。別に無理に付き合うことも無い。
C 凛も誘うことにした。少し気まずいが、早いうちに謝っておきたい。
それに、穂乃果がいれば大丈夫だろうという考えだった。
穂乃果「……そっか」
真姫「というか、なんで私なの? 海未とかことりとか他にもいるじゃない」
穂乃果「真姫ちゃん、なんだか元気無さそうだったし」
真姫「そう。心遣いありがと」
穂乃果「それに、私ね、真姫ちゃんのこと」
真姫「?」
穂乃果「……ううん。なんでもない。それじゃあね」タタタッ
真姫「……なんなのよ」
真姫「にこちゃん」
にこ「昨日の凛と同じじゃないの」
真姫「だって……」
にこ「だっても何もないわよ。真姫はほんとそういうところダメよね」
真姫「私……、人付き合いとかよく分からなくて」
にこ「な、なんでそこで真面目になるのよ」
真姫「……みんながうらやましい」
真姫「え」
にこ「ちょっと私に付き合いなさい! 真姫にこの世の仕組みを叩きこんであげるわ!」
真姫は>>43
A 今日は帰ることにした。穂乃果の誘いを断った手前、にこについて行くのも悪い気がしたからだ。
B 藁にもすがる思いでついて行くことにした。
C どうせ行くなら、と穂乃果にも声をかけることにした。
にこ「だから真面目にならないでっての。
穂乃果のこと気にかけられたんだから、あんたにしたら合格よ」
真姫「ええっ。もしかしてにこちゃん、……私のこと、試したの?」
にこ「なんのことかしらー? じゃあね、また明日」
真姫「……もう。じゃあね、にこちゃん」スタスタ
にこ「……真姫の馬鹿」
真姫「にこちゃんのあの感じから察するに、穂乃果も怒ってるのかな……」
~凛宅~
凛「結局真姫ちゃんと一言もしゃべれなかったにゃー……。
凛が悪いのに……。明日は謝れるといいなぁ……」
~穂乃果宅~
穂乃果「少し誘い方が無理矢理過ぎたかなぁ……。次はもっとうまくやらないと」
~にこ宅~
にこ「真姫は鈍感よねぇ。もっと強引にいってもいいのかしら」
真姫はスマートフォンを取り出すと、>>52
A 凛にメッセージを送った。『昨日はごめんね』
B 穂乃果にメッセージを送った。『今日は都合が悪かったの。明日行きましょう』
C にこにメッセージを送った。『相談に乗ってくれてありがとね、にこちゃん』
D しばらく画面とにらめっこをして、ベッドに放り投げた。
E 三人にメッセージを送ることにした。
真姫「あ」ガチャッ
凛「あ、真姫ちゃん!」ダキッ
真姫「ちょ、ちょっと……。なんであんたはすぐに抱き付いてくるのよ」
凛「私の方こそごめんなさい!」
真姫「あ……? ああ、昨日のメールの……」
凛「私もずっと謝りたくて……、でもなんか気まずくて……」
真姫「……私もよ」
真姫「な……。凛、まさか泣いてるの……?」
凛「泣き顔見られるのは恥ずかしいから、しばらくこのまま抱き付いてていいかにゃ……」
真姫「……しょうがないわね」
凛「ありがとう……」グスグス
真姫「……」
凛「……」スンスン
真姫「……」
凛「……真姫ちゃんいい匂いがするにゃ」スンスン
真姫「って何匂い嗅いでるのよ!?」
真姫「あ」
凛「ああっ! 穂乃果ちゃん!」ババッ
穂乃果「……」
真姫「こ、これは違うのよ。えー……、っと」
凛「そ、そうだよ! ちょっと凛がバランス崩して、それで……」
穂乃果「ん? 別にいいよ。仲がいい友達同士なんだし、抱き合ってても変じゃないでしょ?」
真姫「ほ、穂乃果」
凛「穂乃果ちゃん……」
穂乃果「じゃあみんな来るまでストレッチでもしてようかなー」
希「穂乃果ちゃん、まだ疲れてるみたいやね?」
穂乃果「ううん。そんなことないよ?」
真姫「あの……、穂乃果……」
穂乃果「なぁに、真姫ちゃん」
真姫「つ、疲れてるなら。このあと食事でも」
穂乃果「行かない」
真姫「……っ」
穂乃果「買い食いはみっともないんでしょ? 無理して付き合ってくれなくてもいいよ」
真姫「穂乃果……」
真姫「ううん……。私が一方的に怒らせちゃっただけ」
希「それはあかんねぇ。うちが占ってあげるよぉ」
真姫「遠慮するわ」スタスタ
希「カードが言うには、ってどこ行くのん!」
絵里「どうしたの? 希」
希「あ、エリチ。カードが言うにはねぇ」
絵里「カードとかどうでもいいから帰るわよ」
希「……みんな冷たいなぁ」ショボーン
真姫「凛……」
凛「ど、どうしたの? 目が真っ赤だよ! もしかして、……泣いてた?」
真姫「うん……。ちょっと……」
凛「水臭いよ! 悩みなら凛が聞くにゃ!」
真姫「……ありがと」
真姫「うん……。きっと、穂乃果の誘いを冷たくあしらったのに、
凛と仲良くしてたのが嫌だったんだと思う……」
凛「……ごめんにゃ」
真姫「べ、別に凛のせいにしてるわけじゃないわよ」
凛(凛、実は知ってるよ……。穂乃果ちゃんが怒ってる本当の理由……)
真姫「……どうしよう」
凛「きっと、大丈夫にゃ!」
真姫「……っ!」ビクッ
真姫「凛……」
凛「だから、大丈夫にゃ!」
真姫「……ありがと」ダキッ
凛「な……、ななななな……」ジタバタ
真姫「凛のおかげで、ちょっと元気出た」
凛「そ、それは良かったにゃ……」
(自分から抱き付くのは平気なのに、抱き付かれるとすごくドキドキするのはなんで……?)
真姫「凛もああ言ってたし、こっちから謝れば大丈夫だよね。……多分」
真姫はスマートフォンを取り出すと>>68
A 穂乃果にメッセージを送った。
『ごめんね、穂乃果。なぜだか分からないけど、穂乃果にああいう態度取られると、私すごくつらいのよ』
B 穂乃果に謝罪する前に、凛に感謝を伝えておこうと思った。
C とりあえずにこに相談した。
真姫「ごめんね、にこちゃん。呼び出したりして」
にこ「別にいいわよ。みんなが屋上にいるのに部室に呼びつけたってことは、聞かれたくない話なんでしょ。
大方、穂乃果のことかしら。
真姫「……すごいね、にこちゃんは。全部お見通しで」
にこ「当然でしょ、みんなのアイドルにこにーなんだから。
……で、最近のあんたは少し変よ。妙にしおらしくなっちゃって」
真姫「希にいろいろ言われたときから、私ずっと考えてたの。自分を変えなくちゃ、って」
真姫「私はみんなと仲良くしたいんだけど……。
誰かと仲良くすると、一方がおろそかになるような気がして……」
にこ「分かるわ。真姫は放っておけないというか、愛され上手だものね」
真姫「ええっ……。そんなこと初めて言われたわ。
ずっと、不愛想だとか言われてたから」
にこ「だってかわいいもの。まっ、私ほどじゃないけどねぇ」
真姫「……そうね。私は、にこちゃんみたいにかわいくなれない」
にこ「だ、だからなんで真面目に取るのよ……」
にこ「にっこにっこにー!」
真姫「え……」
にこ「はい! にっこにっこにー!」
真姫「に……、にっこにっこにー……」
にこ「もっと元気よく! はい!」
真姫「に、にっこにっこにー!」
にこ「笑顔で!」
真姫「にっこにっこにぃー!」
真姫「にっこにっこにー!」
にこ「かわいい!」ダキッ
真姫「ちょ……!」
にこ「笑顔よ! 一番大事なのはね!」
真姫「にこちゃん……」
にこ「真姫は笑ったらそんなにかわいいじゃない。私には少し劣るけど」
真姫「……うん。ありがと」ギュウッ
にこ「そ、そこで抱きしめ返すのは反則じゃないの……」
にこ「……それって嫌味?」
真姫「ううん。ちょうど腕に収まる感じというか……。凛も小さかったけど」
にこ「……凛のこともこうやって抱きしめたことがあるの?」
真姫「あ……。そういうわけじゃないんだけど……」
にこ「……まぁいいわ。もうみんな練習はじめてるだろうから」ガチャッ
真姫「ま、待ってよ! にこちゃん!」
にこ「……真姫の馬鹿」
絵里「遅いわよ! 何やってたの!?」
にこ「別になんだっていいじゃないの」
真姫「少し話し込んじゃってて……、ごめんなさい!」ペコッ
絵里「う……」(かわいい)
真姫「?」
絵里「ま、まぁ、いいわ。さっさと位置について。始めるわよ」
真姫「はいっ!」
希「うちなぁ、新しいカード買ってなぁ」
花陽「こ、ことりさん! それって……」
ことり「うん。昨日もらったの」
花陽「伝説のアイドル……、その初回限定版の超超激レアプレミアムカードじゃないですかっ!」
にこ「なんですって!?」
希「うちもカード買ったんよ」
ことり「も、貰い物なんだけど……、そんなにすごいの?」
花陽「すごいなんてものじゃないですよっ! この宇宙に3枚しかないと言われる伝説のカードです!」
希「うちもなぁ」
にこ「その希少性から、”都市伝説”とすら言われる幻のアイテムなのよ!」
ことり「ええっ! すごい!」
希「カード……」ションボリ
穂乃果「真姫ちゃん……」
真姫「本当に悪かったわ! この通りだから……」
穂乃果「私の方こそ、ごめん……」
真姫「じゃあ、許してくれる……?」
穂乃果「ううん……」フルフル
真姫「え……」
穂乃果「許すとかじゃなくて……、私が勝手に拗ねてただけだし。
真姫ちゃんは気を使ってくれたのに、大人気なくて、ごめんね」
真姫「穂乃果……」
真姫「……馬鹿ね。私は誰のものでもないわよ」
穂乃果「……うん。そうだねっ!」ニコッ
真姫「……」ニコッ
穂乃果「あ」
真姫「ん?」
穂乃果「真姫ちゃんの今の顔……、すごくかわいかった!」
真姫「ええ……。面と向かって言われると、ひどく恥ずかしいんだけど」
真姫「ありがと。じゃあね」
穂乃果と別れ、真姫は>>81
A 思い返して、穂乃果を追いかけた。今日こそは一緒に食事をしよう。
B 先程の態度が少し気にかかる。にこの姿を探すことにした。
C いつものように凛と帰ることにした。
真姫「……」
凛「……」ニコニコ
真姫「ねぇ」
凛「んー? なんだにゃ」
真姫「最近、あなたあまり喋らなくなったわね」
凛「そうかにゃー?」
真姫「うん。前はずっと一人で喋ってたのに」
凛「あー。あの時の凛はね、少し無理をしていたのかも」
凛「真姫ちゃんを退屈させちゃいけないって思って」
真姫「そう。ありがと」
凛「でもねでもね、今は自然体でいられるようになったの。なんでだと思う?」
真姫「……さぁ。なんでかしら」
凛「真姫ちゃんの表情が明るくなったからだよ。黙って凛と一緒にいても、全然退屈そうに見えない」
真姫「……前の私は、そんなにつまらなさそうに見えてたの?」
凛「ち、違うにゃ! そうじゃにゃーにゃ!」
真姫「ふふっ。少し落ち着いて」
真姫「……そうね」ギュウッ
凛「……」
真姫(なんだか、凛抱きしめてると、にこちゃんのこと思い出しちゃう)
凛「真姫ちゃん変わったにゃ」
真姫「な……! ななな何がよ!?」
凛「そ、そんな慌てないでよ。いい意味でだよ、いい意味で」
真姫「いい意味……?」
真姫「……そうだったかしら」
凛「今だと真姫ちゃんの方から抱きしめてくるでしょ?」
真姫「……」
凛「なんだか真姫ちゃんとの距離が縮まったみたいで、凛は嬉しいんだにゃ」ギュウウウー
真姫「……私もよ」
(……にこちゃんのこと思ってただなんて言えない)
凛「お別れが寂しいにゃー……」
凛「……そうだね。バイバイ、また明日」
真姫「……」
凛の体温が身体から離れると、真姫は異様なほどの寂しさに襲われた。
そして、真姫は>>88
A 去りゆく凛の背中をじっと見つめていた。
B もう少し一緒にいたい。自分の家に呼ぶことにした。
C もう少し一緒にいたい。凛の家に行こうと思った。
凛ちゃんルート開拓したい
凛「! 真姫ちゃーん! バイバイにゃー!」ブンブン
真姫「ふふっ。あの子ったら、あんな大きな声で」フリフリ
凛「……」チラチラ
真姫「……」
凛「バイバイにゃー!」ブンブン
真姫「……私がここにいると、あの子ずっとあそこでウロウロしてそうね」フリフリ
凛「……」ブンブン
真姫「……帰ろ」スタスタ
真姫「ふふっ。あの時の凛ったら」
ベッドに横になり、枕に顔をうずめながら、真姫は先程のことを思い返していた。
真姫「凛……」
ここのところ、気付くと凛を頭に思い浮かべている自分がいることを、真姫は認めていた。
しかし、それは妙に居心地のいいものでもあった。
真姫「凛……」
その日、凛のことを考えながら、真姫は眠りについた。
絵里「今日はここまでね」
希「……」
ことり「どうしたの? 希ちゃん。なんだか元気ないけど」
希「あ、あんなぁ。昨日カードが言ってたんやけど」
ことり「あっはははー! そっかぁ!」
希「もっと」
ことり「じゃあ、私は帰るからね。バイバイ」
希「人との距離感を……」ショボーン
真姫「あ……、でも……」
真姫がちらりと凛の方を見ると、花陽と何やら楽しげに話しているのが目に入った。
ずきん。なぜか、心の奥が痛む。
穂乃果「? 何か用事でもあるの?」
真姫「いえ……」
真姫は>>94
A 穂乃果の誘いに乗ることにした。『……凛の馬鹿』
B 穂乃果の誘いを断った。『今日も凛と一緒に帰りたいな……』
C どうせなら、と他のメンバーも誘った。
穂乃果「ううん! いいよ! 急に言われても困るよねぇ」
真姫「……本当、ごめんなさい。この埋め合わせは今度、必ず」
穂乃果「いいってば! 真姫ちゃんは真面目だなぁ」
真姫「……」
穂乃果「じゃあね、真姫ちゃん」スタスタ
真姫「……じゃあね」
花陽「笑い事じゃないよ!」
真姫「あの……、凛……?」
凛「あ、真姫ちゃんだにゃー」
花陽「もう! 真姫ちゃんも聞いてよ!」
真姫「どうしたのよ、いったい」
花陽「凛がね、『女のくせに女のアイドルに夢中になるなんておかしい』って言うんだよ!」
凛「だっておかしいよ。かよちんは女の子が好きなの?」
真姫「え……」
凛「ええー。かよちんは変態さんだにゃー」
花陽「ううう……っ!」
真姫「私も、別に変じゃないと思うけど」
凛「え、そうかな……?」
花陽「真姫ちゃん……っ!」
凛「ま、真姫ちゃんがそう言うなら……、そうかも……」
真姫「……」
花陽「……?」
凛「かよちん。さっきはごめんね」
花陽「い、いいよ! 別に! じゃ、じゃあねっ!」パタパタパタッ
凛「バイバイにゃー……」フリフリ
真姫「じゃあね……」フリフリ
凛「……」
真姫「……」
凛「あの……、真姫ちゃん……?」
真姫「何?」
真姫「何が?」
凛「女の子が好きなの、ヘンだとか言って……」
真姫「それでなんで私が怒るの?」
凛「ち、違うんだよ。さっきのは、かよちんをからかってただけで。私は……」
真姫「だから何の言い訳なのよ、それ。別に私は」
凛「私は、真姫ちゃんが好きにゃ!」
真姫「!?」
ずっと頭の隅に真姫ちゃんがいて、片時も離れてくれないんだよ……」
真姫「凛……」
凛「でも……、こんなこと言ったら嫌われちゃうって……、ずっと友達として、
μ’sでやっていければいいなって思ってたんだけど……」
真姫「……」
凛「もう……、思いが溢れだしちゃって止まらないにゃ……。
胸が苦しくて……、痛くて……、どうにもならないんだよ……」ポロポロ
真姫「……泣かないでよ」
真姫「……ううん。そんなことないわ」
凛「じゃあ……、ぎゅってしてほしいにゃ……」スッ
真姫「……」ギュウッ
凛「……真姫ちゃん」
真姫「……なあに?」
凛「真姫ちゃんは、優しいね」
真姫「……あなたもね」
ずっとずっと……、真姫ちゃんと一緒にいたいにゃ……」
真姫「凛……」
真姫は>>104
A 「私もよ」耳元でそう囁くと、ゆっくりと顔を離し、そして、唇をそっと、重ね合わせた。
B 「私もよ」耳元でそう囁くと、ゆっくりと顔を離し、「友達としてね」そう付け加えた。
C 「私もよ」耳元でそう囁いたが、どうしていいか分からず、ただただ凛の身体を抱きしめ続けた。
真姫「……」
突然の出来事に、凛は固く目を閉じ、身体を硬直させていた。
真姫はというと、そんな凛の反応がたまらなく愛おしく思えて、その小さな体をさらに強く抱きしめる。
二人だけの時間が止まったのかと錯覚するほど、口づけは長い時間続いた。
凛「ぷはっ。……ま、真姫ちゃん」
真姫「これが、私の答えよ」
凛「……んふっ! んふふふふっ! あははははははっ!」
真姫「な、何よ……」
凛「ごめんごめん。なんだか、すごくうれしくて」
真姫「……なぁに?」
凛「もう一回……、してほしいにゃー」
真姫「まったく……、凛ったら」チュッ
凛「……んっ」
真姫「っ!? きゃあっ!!!」ドンッ
凛「な、何するにゃ!」
真姫「こっちのセリフよ! なんで舌入れてくるの!? 意味わかんない!」
真姫「もう……。そんなにくっつかないでよ」
凛「えー。付き合ってるんだからいいでしょ?」
真姫「……本当、甘えん坊ね」
凛「にへへ。……んーっ」
真姫「……また?」
凛「……」コクコク
真姫「……っ」チュッ
凛「真姫ちゃん! 大好きだにゃっ!」ガバッ
真姫「……ふふっ。私も大好きよ、凛」ギュウッ
終わり
本当はにこ真姫にしたかったのですが、凛ちゃんも悪くないですね。
よかったよ!
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