【ラブライブ!】真姫「穂乃果はどこの大学目指してるの?」
- 2020.03.30
- SS

真姫「ふぅんマーチ(嘲笑)」
穂乃果「もう3年生だし、ちゃんと目標定めなきゃね!」
真姫「まぁ、マーチなら基礎を抑えれば楽々通れるわよね~、第一志望にして滑るのはあり得ないわよ」
穂乃果「う……そうなんだ、頑張らないと……」
真姫「穂乃果なら出来るわ、頑張って!」
穂乃果「うん!」
洋菓子の
花陽「真姫ちゃんが勉強辛いなんて、珍しいね」
真姫「医学部は大変よ、花陽はどこ志望だっけぇ」
花陽「うーん、国立の農学部あるところ……とりあえず北海道大学かな」
真姫「北大ねぇ、まあ、なかなか良いんじゃない?旧帝の中じゃ下の方だけど、十分だと思うわ」
凛「真姫ちゃん、言い方が悪いよ、下の方とか十分とか……」
真姫「……ごめん、でも事実じゃない!大丈夫よ花陽、旧帝理系はひじょーにゆうしゅーだとおもうわ」
花陽「まだまだ成績上げないと!」
絵里「全落ちやん?」
にこ「そりゃ三年の終わりまで部活やってたらね」
絵里「でも早稲田の指定校推薦貰えたから特に問題無いんだけどね」
希「うちも同志社の推薦貰ったで~、やっぱり国立高校は最高やな!」
絵里「にこはどこの大学いくの?」
にこ「大学は行かないわ、大会優勝の功績、今使うのがチャンスよ。きちんとした事務所からスカウトされたから、矢澤にこは4月からはプロデビューよ!」
絵里「ハラショー、素晴らしいわ」
希「頑張りやにこっち」
にこ「な、なによ」
真姫「大学行かないって本当!?」
にこ「そうよ、プロデビュー……」
真姫「だ、だめよ!この大学全入時代を目前にして、最終学歴が高卒なんて!」
にこ「でも忙しくて大学なんか行ってる暇ないわよ、良いんじゃない?行きたい人が行けば……」
真姫「もぅ、違うの!もし、にこちゃんが事故で怪我をしたりして、アイドルを続けられなくなったりしたら……高卒じゃまずいでしょ!?まともな就職できないわよ!」
にこ「事故なんて起こるときは起こるし、そもそもアイドル引退するくらいの事故なら他の仕事も出来ないわよ」
真姫「にこちゃんの分からず屋!ばか!低学歴!」ダダダ
にこ「ええー……」
絵里「真姫ちゃんの様子がおかしいね」
ことり「私は卒業したら、今度こそ留学!海外の大学行って、洋裁の勉強するんだぁ」
真姫「なるほどね、海外経験は強いわ!言語習得さえしてしまえば、幾らでも潰しが効くものね」
ことり「でも、私はプロのデザイナーになりたいんだよ」
真姫「あくまで第一目標はそれで良いと思うわ。けれど競争の激しい世界よ。ドロップアウトは前提にしておかなきゃだめよ」
海未「ちょっと脅しすぎじゃないですか?ことりなら大丈夫ですよ」
真姫「たしかに、ことりの能力は国内レベルで見れば同年代で並ぶ者はいないと思うわ。だからこそ井の中の蛙に過ぎないかもしれないことは覚悟しておかなきゃだめよ!」
ことり「心配してくれてるんだね、ありがとう♡でも頑張るよ!」
真姫「うう、不安だわ」
海未「なんでそんなすごい剣幕なんですか?鬼気迫る感じが恐ろしいです、まるで赤鬼です」
真姫「気になって仕方ないのよ!」
海未「ふむ……そうですね、学部については、文学部を志望しますね、歴史や古典を学んでみたいです」
真姫「大学名は?」
海未「なるべく、レベルの高いところに挑戦してみたいですね、この一年で自分がどれだけやれるか試してみたいんです」
真姫「なら東大を受けるのをオススメするわ!海未は基礎学力は十分あるんだから、今から問題形式に慣れて行けば射程圏内よ!」
海未「と、東大は流石に厳しいのでは……?」
真姫「だめよ!文学部という時点で相当なハンデなんだから……東大でもアドバンテージになるかどうかってところなのに……」
海未「はぁ……そういうものですかねぇ」
真姫「くぅ~……その手があったのね、ズルいわっ!」
海未「真姫だって継ぐ病院があるじゃないですか」
真姫「全然違うわよっ!状況が違うわっ!お医者さんになるにはね!医師免許を取るにはねっ!医学部を卒業しなきゃいけないのよぉぉぉぉっ!!!」
海未「わっ!びっくりしますよ、急に大きな声を出して……」
真姫「あなたたち二人もどうやらイレギュラーのようね……全く、μ’sは進学意欲が薄いわっ!」ピュー
ことり「行っちゃった……」
海未「ふむ……学歴に妙に拘りますね、なにか変な影響でも受けたんでしょうか」
真姫「凛!!」
凛「わっ!」
真姫「ちゃんと大学行きなさいよっ!勉強しなさいよっ!今からなら間に合うわよっ!」ガクガク
凛「うわ~~っ!めまいがするにゃー!そんなに揺すらないでーっ!」
真姫「あっ、ごめん、つい……」
凛「急にどうしたの?いつもは勉強しないのをもっとやんわりと注意するのに!今日は妙にハイテンションだよ?」
真姫「私の中の危機感がやばいのよ!凛!2年のこの時期から勉強すればどこへだって行けるわ!意識を変えるならいまがチャンスよっ!」
凛「そ、そんなこと言われても、まだ二年になったばかりだよ……三年になってからでも……」
真姫「あ~~っ!遅いわよっ、そんなんじゃ遅いの!凛は一年の遅れがあるんだから、みんなと同じじゃだめなの!」
東條→皇學館大文学部神道学科
小泉→農工大農学部
南→留学
矢澤→高卒
園田→ 園田学園女子大学短期大学部生活文化学科製菓クリエイトコース
高坂→明治大文学部指定校推薦
西木野→順天堂大医学部三浪
絢瀬→上智大法学部
真姫「両立できれば問題無いんだけどね……凛の場合は偏ってるのよ!ほら、discuss!」
凛「でぃすかす……?うーん、うーん?」
真姫「議論する、よ!だめじゃないこんな簡単なのも分からないんじゃ!センター試験も二割しか取れないわよっ!Fラン行きよっ!」
凛「え、Fラン……?やだぁ!凛はかよちんか真姫ちゃんと同じ大学に行きたいよー!うわーん!」
真姫「なら勉強しなさい!今すぐ!由々しき問題よ!」
凛「うっ、うっ……」
真姫「最低マーチ、願わくば駅弁くらいね」
凛「駅弁って?」
真姫「駅弁大学の略よ、また後で説明するわ」
凛「ううっ、北海道大学に行きたいよぉ」
真姫「今のままじゃ8浪しても無理よ!ほら!ペンを握りなさいっ!」
凛「うわーん!」
真姫「だめよ!今が人生の分かれ目なの!大学でなにをしたかじゃなくて、どの大学に入ったかで評価されるのっ!だから高校卒業時の成績は一生ものなのよっ!?」
凛「本当にそうなのかなぁ……凛のお母さんは、そんなこと無いって言ってたけど……社会に出たら学歴なんて関係無いって……」
真姫「それは何か都合の悪いことがあるから目をつぶってるだけよっ!出来ない人間より出来る人間の方が良いに決まってるじゃないっ!」
凛「うわーん!真姫ちゃんのバカー!勉強だけできるバカーっ!」
真姫「り、凛……待ちなさいっ!」
凛「べーっ!」
真姫「はぁ、はぁ……なんて早いの……」
凛「真姫ちゃんが、勉強しろ勉強しろって虐めるの!」
花陽「うーん……勉強はした方が良いと思うなぁ、私も」
凛「で、でも……」
花陽「分からないところあったら、教えるよ?だから、一緒に頑張ろっ」
凛「うう~~、かよちんは優しいにゃ~~っ」
真姫「ここにいたのねっ!」
凛「うわっ!」
真姫「どうどうどう!おとなしくしなさいっ!」
凛「うわーっ!悪霊退散悪霊退散!」
真姫「誰が悪霊よっ!」
凛「……」
真姫「……」
花陽「……喧嘩はいけませんっ」
凛「はい……」
真姫「はい……」
花陽「まず、真姫ちゃん……凛ちゃん、すごく嫌がってるから、もうちょっと優しくしてあげたらどうかなぁ……」
真姫「う、うん……」
花陽「あと凛ちゃんも、最近ちょっと勉強サボってるんだから、少しは真姫ちゃんの言うことも聞いてあげたほうが良いと思うよ……」
凛「う~~っ、でも今日の真姫ちゃんはおかしいよ」
真姫「何がおかしいのよっ!」
凛「ふんっ!凛と喋るとバカがうつるよっ!」
真姫「むむむ……」
花陽「なんで仲良く出来ないのぉ、もう!」
凛「んーっ……でもそんなに突然がむしゃらにやれやれ言われても、出来ないよお!」
真姫「だから教えてあげるって言ってるじゃないっ!」
花陽「ちょっと、ちょっと!二人とも、ストーップ!ちょっと、落ち着いて!」
凛「ぶすー…」
真姫「ふん……」
花陽「あわわ……私じゃ手に負えないよぉ……」
凛「うん……賛成ー!かよちん、どっちが正しいと思う!?」
花陽「んんん……」
真姫「ゴクリ……」
凛「……」
花陽「どっちも、間違ってるよ!もうお終いっ!!」
ガラガラピシャン
凛「あっ!かよちん!」
真姫「出て行っちゃった……」
凛「……」
真姫「……うう」
凛「……」
真姫「なんでみんなわかってくれないのよぉ……」ボロボロ
凛「……真姫ちゃん?」
真姫「私だって、勉強なんてそんなに好きじゃ無いわよ……でもやらなきゃいけないんじゃない……だからみんなで頑張りたいだけなのに……」
凛「……」
花陽「……」
凛「真姫ちゃんは悪くないよ、間違ってたのは凛のほう」
花陽「……ちゃんと仲直りした?」
凛「うん」
花陽「良かった……」
凛「真姫ちゃん、凛とかよちんと一緒に受験勉強したかったんだよ」
花陽「……」
凛「自分だけいっぱいやらなくちゃいけなくて……寂しくなってきたんだと思う……」
花陽「凛ちゃん、じゃあ、真姫ちゃんのところ一緒に行こっか」
凛「うん」
凛「真姫ちゃん」
真姫「……」
凛「凛も、一緒に勉強頑張るよ………真姫ちゃんみたいに頭良くないから、いっぱい変な質問して迷惑かけるかもしれないけど……最後まで頑張る」
真姫「凛……」
花陽「はい、握手!」
凛「ぎゅーっ……」
真姫「……ふふふ」
花陽「はぁ、良かったぁ……」
穂乃果「うーん、やっぱり推薦はいいよね!早稲田だよ、早稲田!良かったぁ!」
海未「穂乃果……私はとても嬉しいです」
穂乃果「いやぁ、流石にラブライブ三連覇は効いたね!何処でも自己推薦できるよ!」
ことり「穂乃果ちゃん、早稲田、かっこいい~」
穂乃果「うう、でも名前が重い……一般で入って来てる人に馬鹿にされたらやだなぁ」
海未「そんな人のことなど気にしなくて良いですよ、きちんと入学を認められたんだから、穂乃果は堂々としていれば良いんです」
穂乃果「うん、そうだね!絵里ちゃんもいるし、楽しくなりそうだよ!」
穂乃果「むーっ、でも海未ちゃん一橋行くんでしょ」
海未「ええ、なんとか合格できましたから」
ことり「すごい……」
海未「真面目にコツコツやってきた甲斐がありましたね」
穂乃果「文学部じゃなくていいのー?」
海未「勉強しているうちに社会科学に興味が湧いてきたんです」
ことり「私は来週フランス行くんだぁ」
穂乃果「うう、元気でね、ことりちゃん、今度は思う存分行ってらっしゃい……」
海未「ことり……頑張ってください!」
花陽「そうだよぉ、凄いね海未ちゃん!」
凛「ひとつばし??」
花陽「凛ちゃん、いくら理系だからって、一橋くらいは知っとこうよ」
凛「へぇー、文系しか無い大学なんだ」
真姫(一橋なら……まぁ、文系にしては、やるわね……ふふふ)
凛「あーっ!また真姫ちゃんが学歴厨の笑みを浮かべてるにゃ!」
真姫「そ、そんなこと無いわよ」
凛「絶対『所詮文系』みたいなこと考えてたでしょ!」
真姫「もう!もうそういうのは言わないって言ったじゃないの!」
真姫「そうよそうよ」
凛「むー」
真姫「それより、ちゃんと単語覚えたの?はい、dispute」
凛「ですぴゅーと??」
真姫「論争する、よ!何回言ったとおもってんのよ!」
凛「英語なんて嫌いだにゃー!」
花陽「凛ちゃん、ファイト!」
花陽「やったぁー!!北大受かったよぉおおぉ!」
凛「かよちんおめでとう~~!ぱふぱふ!」
花陽「凛ちゃんは?」
凛「千葉大に受かったにゃー!わーい!」
花陽「わおーっ!すごいよ凛ちゃん!」
真姫「……」
凛「……真姫ちゃんは?」
真姫「ふふふ……まぁ、予想はしてたけどね、人生、甘くないのよ……」
凛「あっ……」
花陽「えーっと……」
真姫「なんてね!!東京医科歯科大学、医学部医学科よーー!!やったわよーーー!!!」
凛「どひゃーーーー!!!」
花陽「ぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
凛「三人とも現役合格なんて、すごいにゃ!」
花陽「三人だから出来たんだよ!」
真姫「うっ、うっ、凛、花陽ぉ……」
凛「真姫ちゃん、かよちん……」
花陽「凛ちゃん、真姫ちゃん……」
まきりんぱな「わーーーーい!!!」
でも真姫ちゃんの学歴厨っぷりは大学に入っても治らなかったにゃ
あらゆる文系を見下している感が今でも半端ないよ
「実質、東大にも偏差値では勝ってるわね」とか5回くらいボヤいてるのを聞くと、ちょっと苦笑いしか出来ないよ
けれどそうやって調子に乗ってる真姫ちゃんをおちょくるのも楽しいにゃ
かよちんも真姫ちゃんも三人は今でも仲良しだよっ!
あ、そうそう、理事長先生は明治卒だって
おわり
まきちゃんの学歴厨っぷりがウザかったけどなんだかんだハッピーエンドで良かった!
学区トップレベル公立(戸山、希望ヶ丘、浦和一女、佐倉)の成績中位者の標準的進学先→明治、立教、青学、中央、東京理科大
実際こんなもんやで
音ノ木坂学院が学区トップレベル公立以上の学校だとはとても思えん
・親の期待に応えて医大に進む
・夢を追いかけて音大に進む
・凛や花陽と同じ大学に進む
の三択ですごく悩みそう
受験とか大学とか学歴とかがスレタイに入ったスレ普段はスルーするのに…
ありがとう面白かった!
-
前の記事
【ラブライブ!】オリコンデイリーランキング1位キタ━━(゚∀゚)━━!!!本日発売「μ’s Best Album Best Live! Collection Ⅱ」 2020.03.30
-
次の記事
【ラブライブ!】スクフェス限定勧誘に『2年生限定』登場!5/31(日)15時まで!! 2020.03.30