【ラブライブ！】善子「もう帰るから！」ルビィ「だめ！！」

よしルビ

放課後

ルビィ「ってことで、善子ちゃんのこと好きなのでした」

善子「え？」

ルビィ「ルビィ、善子ちゃんのこと好きなの」ｸﾞｲｸﾞｲ

善子「ちょ、落ち着きなさい！押し寄らないで！」ﾝｺﾞｺﾞ

ルビィ「当ててんの」

善子「いや当たってないから」

ﾄﾞｽｯ

善子「うごっ！？」

ルビィ「今イラっとしました…ルビィ今ちょっとイラっとしました」ﾑｽｯ

善子「いや…その…ごめん」

ルビィ「さっ、帰ろ帰ろー」ﾆｷﾞｯ

善子「手握らないで」ﾍﾟｲｯ

ルビィ「やーなんでー！」

善子「子供の引率じゃないんだから繋ぐ必要ないでしょ」

ルビィ「ルビィはこどもじゃない！」

善子「ん、いやだから…え？うん、繋がなくていいでしょ？」

ルビィ「でも、善子ちゃんのこと大好きなルビィとしては繋ぎたいのですが」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

善子「…」ｼﾞﾄｯ

ルビィ「えへへ」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

善子「さっきからもじもじしてどうしたの、トイレ？トイレ行きたいの？」

ルビィ「ちょっぷ！」ﾍﾟｼｯ

善子「いだっ！」

ルビィ「まったく…善子ちゃんにはガッカリです！まったくまったく！まったくもぉです」ﾑｽｯ

善子「叩くことないでしょ！」

ルビィ「DVよくないと思うなぁルビィ」

善子「DVしてんのはあんたのほうよ、いやそもそも私ら付き合ってすらないけど」

ルビィ「がーん！」

善子「付き合ってない」

ルビィ「んーんー！」

善子「んーじゃわからん！」

ルビィ「ん」ｸﾞｲｯ

善子「ひっぱるな」

ルビィ「好きです、付き合ってください」ﾍﾟｺﾘｯ

善子「うぐっ」ﾄﾞｷｯ

ルビィ「だめなんだ…善子ちゃんにはルビィのこの気持ち、届かないんだ…うゆゆ」

善子「めんどくさ！今日のルビィめんどくさ！！」

ルビィ「手を握っても振りほどかれるし、声をかけても邪険にされるし、想いをぶつけても…」ｸﾞｽﾞｸﾞｽﾞ

善子「届いてるわよ、嫌ってほどあんたの気持ち届いてるわよ」

ルビィ「伸ばした腕は届かないの、お腹から出した声も届かないの、攻めても攻めても想い届かないの」

善子「届いてるっての！！」

ルビィ「出前なら届くかな…善子ちゃんちに今夜出前するね、へいらっしゃいって」

善子「意味わからん！」

ルビィ「そしてデザートにはルビィを食べてもらって…えへへへへ」

善子「こんのっ！」ﾍﾟｼｯ

ルビィ「いだっ！！」

善子「うだうだワケわからんこと言ってないで帰るわよ」

ルビィ「せっかく人が楽しい妄想膨らましてたのに！邪魔するなんてひどい堕天使！！」

善子「あっ、堕天使っぽい？よっし！」

ルビィ「むぅむぅ！ばか！ヨハネなんてネオ堕天使ルビィが葬り去ってやる！」

善子「なにそれかっこいいわね…リトルデーモン風情が」

ルビィ「んっ！！」ﾆｷﾞｯ

善子「だから握るなっての！恥ずかしいでしょーが！」

ルビィ「好きだから良いの！」

善子「よくない！回りの目が気になる！」

ルビィ「もうだれもいないよ、ほらこの教室にだって誰も…はっ！」

善子「？…どうしたの？」

ルビィ「むふふ…二人っきりだね、善子ちゃん」ﾋﾟﾄｯ

善子「帰る」ｻｯ

ルビィ「あー待ってぇ」

善子「待たない」ﾃｸﾃｸ

ルビィ「っっっ！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

善子「ちょ、なんて素早しっこい！」

ルビィ「ふふふ、この部屋からは出さん」ｶﾞｰﾄﾞ

善子「なんでよ！」

ルビィ「ねぇーもっと二人っきりの時間たのしもーよぉー」

善子「嫌よ」

ルビィ「むっ」ﾌﾟｸｯ

善子「膨れてもだーめ」

ルビィ「んじゃなんでルビィのこと待ってたのさ」

善子「…」

ルビィ「みんな先帰ってるのに…ルビィの日直のお仕事終わるまで、どうして善子ちゃんは待っててくれてたのさ」

善子「そ、それは…」

ルビィ「なに」

善子「気まぐれよ、私もちょっと用事あったし」

ルビィ「うそつき」

善子「ほんとよ！」

ルビィ「…ルビィ、嬉しかったのに」

ルビィ「みんな先行っちゃって…正直寂しかった」

善子「そりゃ、今日はたまの練習お休み日だからね、みんな忙しいのよ」

ルビィ「でも、善子ちゃん待っててくれたもん」

善子「私はーそのぉ、暇だから」

ルビィ「ほーら、さっき用事あるって言ってたのに…うそつきは堕天使のはじまりなんだー」

善子「いやもう既に堕天使だから…というか痛いとこ突いてくるわね」

ルビィ「ん」ﾋﾟﾄｯ

善子「ちょ、ルビィ、誰か来たらやばいわよ」ｱｾｱｾ

ルビィ「ありがと…居てくれて」ｷﾞｭｯ

善子「うぅ」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ルビィ「…」

善子「…」

ルビィ「善子ちゃん…うるさい」

善子「んなっ、なにがよ」

ルビィ「ここ…ドキドキしてるの？」

善子「ううううう聞かないで！！もういいでしょ、離れなさいよ」

ルビィ「やだ」

善子「なっ、あんたねぇ」

ルビィ「このままルビィは木っ端微塵になる呪文を唱え、善子ちゃんもろとも…ふふふ」

善子「こわい！！こわすぎる！！」

ルビィ「まぁ冗談はこれくらいにして」ｻｯ

善子「はぁ」

ルビィ「ん、今日はこんなとこで勘弁してあげます」

善子「なぜ上から目線なのか」

ルビィ「帰ろっか」ﾆｺｯ

善子「…」

善子「うん」

…

ｶﾞﾗﾗ

ルビィ「夕焼け、窓の外は真っ赤だねぇ」

善子「そうね」

ﾃｸﾃｸ

ルビィ「…」

善子「…っ」ﾆｷﾞｯ

ルビィ「？」

善子「とくべつ」ﾎﾞｿｯ

ルビィ「え？」

善子「ルビィは特別だから…その」

善子「て、手くらい握ってあげてもいいかなって…廊下、誰もいないし」ﾌﾟｲｯ

ルビィ「ふふっ、ありがと♪」

善子「ふんっ、とっとと行くわよ、バス遅れちゃうわ」

ルビィ「善子ちゃん、顔赤いよ？ねぇねぇ」ﾆｺﾆｺ

善子「しらん、夕焼けのせいでしょ」

ルビィ「そっかぁ」ｸｽｯ

善子「そうよ」

ルビィ「今日うちにお泊まりくる？」

善子「え、いいの？」

ルビィ「お姉ちゃんいるけどね」

善子「それはまずいわね…いろいろと」

ルビィ「あー善子ちゃんルビィになーにする気だったのかなぁ」ﾆｺﾆｺ

善子「なにもしませんが」

ルビィ「善子ちゃん嫌い」

善子「なんでよ！」ﾋﾞｼｯ

ルビィ「ふふっ」

善子「あの生徒会長がどこまでなら許してくれるやら」

ルビィ「バレなければいいと思います！」

善子「あんた結構悪い子よね」

ルビィ「リトルデーモンだもん！」

善子「ふふっ、やるわね…まぁ」

善子「一緒に寝るくらいならいいでしょ」

ルビィ「善子ちゃん好きー」

善子「知ってる」

ルビィ「うん！帰ろ帰ろーう♪」

ﾆｷﾞｯ

おわり

乙乙
このルビィちゃん可愛すぎる

ええなぁこのルビィちゃん

最高
こういうルビィちゃんしゅき

ええな

乙！よしルビも素晴らしいな

乙、小悪魔ルビィちゃんとヘタレ堕天使善子ちゃん可愛い