【ラブライブ！】絵里「ハラショーしか言えない呪いにかかった」

絵里「希、助けて！私ハラショーしか言えなくなっちゃったっ！」

希「…………え？」

絵里「どうしよう！」

希「いや……え……？」

絵里「だから、朝起きたら私ハラショーしか言えなくなっていたの」

希「いやだから」

このかしこさに困惑

これがスタンド攻撃ですか？

？？？

絵里「混乱するのはわかるけど、事実なの。今朝の様子を話すわね」

希「絵里ち……」

絵里「ふあ……今日もよく寝たわ。……アレ？」

絵里「どうして！？声が出ないっ！」

亜里沙「ハラショー(どうしたのお姉ちゃん)！？」

絵里「亜里沙助けて！ 声が出ないの！」

亜里沙「ハラショー！」

絵里「……というわけなの」

希「どういうことなの……」

絵里「私にもわからないわ」

希「どういうことなんや……普通に喋れてるし……」

穂乃果「どうかしたの？絵里ちゃん」

希「ああ穂乃果ちゃん。それが」

絵里「それが、希がハラショーとしか言えない呪いにかかっちゃったみたいなの」

穂乃果「え！？希ちゃんが！？」

希「え！？ウチが！？」

穂乃果「大丈夫？希ちゃん」

希「いやウチ普通に喋れるからね！？」

絵里「本人はそう言って聞かないんだけど……」

穂乃果「無理しないで希ちゃん私たちにはなんでも話してよ」
希「だから話してるやん！？」

穂乃果「そんな……希ちゃんがハラショーしか言えないなんて」

絵里「ちなみに私もよ」

穂乃果「そ、そんな……どうして……」

絵里「私の呪いが移ったのよ」

穂乃果「そうなの！？」

希「絵里ちもウチも普通に喋ってるし！穂乃果ちゃんも聞こえてるし！会話成立してるし！」

穂乃果「実は私もなの」

希「なんやって！？」

海未「みんなどうしたんですか」

ことり「それが……」

花陽「絵里ちゃんと希ちゃんと穂乃果ちゃんが……」

凛「ハラショーしか言えなくなっちゃったんだって」

絵里「そうなのよ」

穂乃果「他の言葉が出てこないの」

希「もうわけわかんねえ」

真姫「ふざけてないで練習いくわよ」

希「よかったまともな人がいた……」

凛「そんな言い方ないよ真姫ちゃん！みんなは真剣に悩んでるんだよ」

真姫「うぇ……」

凛「かよちん、許してあげて」

花陽「凛ちゃん……？」

凛「凛知ってるよ。真姫ちゃんも……ハラショーしか言えない呪いにかかってるんだよね」

真姫「……！」

絵里「まさか！そうなの真姫」

真姫「……隠しててごめんなさい」

穂乃果「そんな、真姫ちゃんまでハラショーしか言えないなんて」

希「だからああああああああああああああウアアアアアアァァァああああ」

凛「気持ちはわかるけど落ち着いて、のぞ……ぅ」

ことり「凛ちゃん？」

凛「う……そ……声が……出ない」

ことり「え！？」

凛「ハラショー以外、声が出ない！」

希「出てるよ！」

わろた

出てるよ！

真姫「この呪いの恐ろしいのは……かかったことに気がつかないことよ」

ことり「そんな」

真姫「そして、周りの人間に移るということよ」

花陽「それ早く言ってよ！？」

絵里「大変……このままじゃ……このままじゃみんなハラショーしか言えなくなってしまう……！」

次に貴様は「ハラショー！」という

希「それおかしいじゃんかかったことに気がつかないんでしょなんでみんな自覚してるのよ」

真姫「ごめんなさい凛……私が無理したばかりにあなたに移してしまった」

凛「ううん。いいんだよ。真姫ちゃんは悪くない」

ことり「どうすれば治るの……？」

真姫「感染源を見つけるのが先決よ」

穂乃果「そんなの無理だよ」

絵里「そうよ、これだけハラショーしか言えない呪いにかかった人がいる中で源を特定するなんて……何人いると思ってるの？」

希「一人もいないと思うんですけど」

感染源そもそもえりちかだろｗ

真姫「それは……」

絵里「もう無理よ……私たち一生ハラショーしか言えないんだわ……」

花陽「諦めるのは早いかもしれません」

凛「かよちん？」

花陽「少なくとも……絞り込むことは出来ます」

ことり「いったいどうやって！？」

花陽「考えてみて下さい。希ちゃんは絵里ちゃんから移った。凛ちゃんは真姫ちゃんから移った……」

ことり「うん」

花陽「つまり、希ちゃんと凛ちゃんは感染源ではない！」

穂乃果「なるほど！」

凛「すごい！」

ことり「た、確かに」

絵里「天才か」

真姫「そこまで絞り込めれば完璧よ。花陽、ご苦労」

花陽「真姫ちゃん頼もしい！」

真姫「たちつてと！」

花陽「じゃああとは任せたよ！私は用事があるから」

凛「こんなときに？」

花陽「うん。じゃあね……」

穂乃果「あ……行っちゃった」

ことり「どうしたんだろう？」

花陽「コフっ……まさか……私までハラショーしか言えない呪いに感染してしまうとは……」

花陽「でも……みんなに悟られるわけには……私が頑張らないと……」

希「花陽ちゃん」

花陽「……！」

希「ダメだよ、そんなの」

花陽「希ちゃん……」

希「自分だけ頑張るなんて、なしだよ」

花陽「でも！」

希「戻ろう。みんなで……μ’sやん」

花陽「うん……ごめんなさい」

希「それでこそ小泉花陽！」

花陽「そうだよね。私一人でなんとかしようなんて、思い上がりだった」

希「自分の口で言える？ハラショーしか言えなくなった……って」

花陽「うん！」

希「よし！」

希「あれ……？」

希「……そうだよ。ウチ、どうしちゃってたんだろう。

どんなみんなでも……μ’sはμ’sやん！

ハラショーしか言えなくたって……ハラショーしか言えないって言いながら普通に会話してたって……。

みんなはみんなやん！そうだ。まちがったのはウチのほうやった。

こうなったら、とことん付き合ってあげよう。

それが……東條希なんだから！

おーいみんなー！ウチも何かできることないー？」

こんなバカげたみんなと日常が、私は大好きなのだ。

にこ「…………。みんな練習こないわね……。

まったく何やってんだか！迎えに行ってやるんだから！」

にこ「ちょっとみんなーっ！にこをほったらかしで何やってんのよーっ！」

絵里「ハラショー」

穂乃果「ハラショーハラショー」

ことり「ハラショー？」

海未「ハラショー、ハラショー」

凛「ハラショー？」

真姫「ハラショー」

花陽「ハーラーショ～！」

希「ハラショーハラショーハラショー」

にこ「なにこれ…………

みんな……なにをやっているの…………？」

完

ﾋｪｯ…

あっ……
おつ

хорошо!!

ハラショー

ホラーエンド…？

こわい

お馬鹿SSだと思ったらホラーだったでござる