【ラブライブ！】海未「なんなんですかね…あれ」花陽「ジュース奢りって…ねえ？」希「1000円ちょいかかるし」にこ「懲らしめましょ」

海未「困りますね～、本人が楽しそうなのがまた…」

真姫「私は別に痛くも痒くもないけど、ああも奢り連発されると普通に腹立つわね」

にこ「ここは正攻法で懲らしめましょ」

凛「どうするにゃ？」

にこ「だいたい言い出しそうなタイミングはもう皆分かるでしょ？」

ことり「うん」

にこ「クラウチングスタートよ！」

凛「今日も疲れたにゃ～」

穂乃果「わー！夕焼けきれー！」

海未「ほんとですね～……」ﾁﾗｯ

花陽「………………………………」ﾁﾗｯ

絵里「ようし！」

真姫「……………………………」ﾁﾗｯ

ことり「…………………………」ﾁﾗｯ

絵里「じゃああの夕日に向かって」

希「っしゃあ！！」ｲﾁﾆﾂｲﾃ

海未「始まりますか」ﾖｰｲ

絵里「競争よ！負けた人ジュースおごり～！」

にこ「ドン！」

絵里以外「いっけえええええ！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

絵里「～♪」

絵里「…………………………」

絵里「……………………へ？」

希「ひゅー！」

にこ「言いだしっぺがビリにこお」

凛「ふへへみっともないにゃ～」

穂乃果「……っごーり」

海未「おっごーり」

花陽「はい！」

凛「おっごーり」

花陽「それ！」

真姫「おっごーり」

花陽「あい！」

ことり「おっごーり」

絵里「待ちなさいよ！！！！！！！！！（マジギレ）」

穂乃果「？」

絵里「あんたたちずるいわよ！！！！！！！！！」

にこ「なにこの屈託の無い逆ギレ」

絵里以外「…………………………………」

絵里「こら！！！！！！！！！！」

絵里以外「…………………………………」

にこ（………え、論破係だれいく？）ﾋｿﾋｿ

穂乃果（ここは穂乃果が）ﾋｿﾋｿ

真姫（頼むわ）ｶﾐｸﾙｸﾙ

穂乃果「……あの～、絵里ちゃん？」

絵里「うっ………！ぐすっ………！あによお……………」ｸﾞｽｸﾞｽ

穂乃果「えー17歳がそんなことで泣くの」

穂乃果「ちょ、ごめんごめん！泣き止んでよ？ね？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

絵里「ああああああ！！！ああああああ！！！」ﾋﾞｴｴｴｴﾝ

希（号泣じゃん）

凛（号泣じゃん）

海未（号泣じゃん……）

絵里「クラウチングしたあ………ずるい………ずるい………ああああ！！」ﾋﾞｴｴｴｴﾝ

穂乃果「ごめん、ごめんね！クラウチングだね？クラウチングしたよ！うん！」

ことり「だからスタンディングにすべきだったんだよお～」

クラウチングかスタンディングかってそんな大事？

にこ（号泣したとき特有の咳がでてる）

穂乃果「ほら、絵里ちゃん最近ジュース奢りって言うから……」

絵里「それはあ………グスッ………負けた人が悪いんだもん…………オエッ………」

にこ（えづくほど泣くことか？）

穂乃果「で、でもほら！いつも絵里ちゃんだけがスタートの音頭とれるでしょ？それじゃあフェアじゃないでしょ？それとズルいでしょ？だからちょっと皆でイタズラしたっていうか……」

絵里「…………………………………」

絵里「…………………………………」

絵里「…………………………うう」

凛（絵里ちゃんが穂乃果ちゃんに論破されたにゃ）

花陽「ごめんね………？絵里ちゃん」

希「ごめん、エリチ」

海未「……これはあれですね」

ことり「うん♪……皆で絵里ちゃんにジュース奢ってあげよ？それで仲直り♪」

絵里「………うう、ありがとうみんな、ごめんなさい…………」

穂乃果「もおしょおがないなあ、よしよし♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

絵里「ヨーグリーナね……………」

絵里「ヨーグリーナおいしい♪」

にこ「よ、よかったわね………」

絵里（よくもハメてくれたわね………見てなさい…………目に物見せてやるんだから）ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｸｺﾞｸ

にこ「今度のライブの会議にこ」

穂乃果「衣装が可愛いと思いまーす！」

海未「たまには投げキッスしてもいいですか？」

凛「たまに？……たまにって言った？」

ｶﾞﾔｶﾞﾔ

絵里（…思うにね、タイミングを読まれてたのが悪いのよ、うん）

絵里（ならば簡単、突発的、例えばこういった会議のタイミングなんかに言い出せば誰も反応できない）

絵里（かしこいわね♪）

絵里「……ようし！」

この瞬間、絵里が何を言い出すか瞬時に理解できたのは、類希なる反射神経を持つ凛だけであった
しかし言い出すことは分かっていたが今この場でその発言をする意味が全く分からなかったので、結局常人を超えた反射神経の活用は徒労に終わったのである

絵里「理事長室まで競争！負けた人アイス奢りー！」ﾀﾞﾀﾞｯﾀﾞｰｼｭ

絵里以外「……………………………？？？」ﾎﾟｶｰﾝ

絵里「ふふふ、アデュー！」ｶﾞﾁｬ

絵里以外「………………………………………」

絵里以外「…………………………………？？？」

絵里「ふふふ……………………………」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

絵里以外「……………………………………は？」

絵里「へへへ……………………………」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

花陽「………………………………………はい？」

絵里「流石に反応できなかったようね…」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

穂乃果「？？？？……………、………？？」

絵里「一番は貰ったわ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

先生「くおらあーーー！！！！！」

絵里「！！！？？？」ﾋﾞｸｯ

先生「絢瀬！絢瀬か！？廊下を全力疾走とは何事だ！ちょっと理事長室までこい！」

絵里「あ！今行くとこだったんですよ！丁度！」

先生「意味がわからん！ついてこい！」

希「ど、どしたん」

ことり「…な、なんかお母さんが怒ってる声が聞こえる…………珍しい………」

にこ「いま何が起きたか察したわ」

凛「頭の整理ができてきたにゃ」

穂乃果「……あ、ホントだ。理事長、怒ってるねえ」

海未「ハーゲンダッツってなんですか！！…………って聞こえましたね」

希「エリチ……………………………………」

絵里「…………………………………………」ｶﾞﾁｬ

絵里以外「…………………………………」

絵里「……ぐすっ、うええ………約束だから………皆、ハーゲンダッツ奢りだから………ぐすっ」ｸﾞｽｸﾞｽ

にこ「もうこの際いいわよ……」

絵里「……………お腹冷えてきたわ」

希「8つも食べるのは無茶や」

凛「太るよ～？」

にこ「もう！なんだってあんたはそんなに奢らせることにこだわるのよ！」

花陽「後輩に奢らせるものは美味しい……とか？」

絵里「…………………………………」ﾌﾙﾌﾙ

穂乃果「じゃあ、なに？趣味？」

海未「どんな趣味ですか」

絵里「……………………だって」

絵里「ジュース奢りとか……仲良しっぽいじゃない」ﾑｽｯ

完