【ラブライブ!】真姫「サンタは死んだ! もういない!」
- 2020.03.31
- SS

穴を掘るなら天を突く。
墓穴掘っても堀絵梨子、突き抜けたのなら私の勝ち。
私を誰だと思ってる……!
私はμ’sの財布じゃない。私は私だ。西木野真姫だ!
良いなこれ
凛「最近真姫ちゃんがロボットアニメにはまったらしいにゃ」
真姫「でたな獣人!」
凛「獣人!?」
真姫「私の巻き髪は天を突くドリルだ! くらえ」ペチペチ
凛「もーやめてよ真姫ちゃん」
真姫「そんな効かない!? もうおしまいだわ……」
花陽「諦めるな真姫ちゃん!」
真姫「この声は……」
花陽「合体だ!」
凛「合体!?」
続けて
壁があったら壊せるものさ
道がなければ奇跡の虹を渡るんだ!
孤独のヘヴンが照らせ情熱サンシャインレッド!
まきぱな合体! ラブライブ!
これが私たちだもん! よろしくよろしくしましょうっ!
才能を感じる
凛「これはどういうことなの……にこちゃん」
にこ「聞きたいか凛。人間とはどういうものか」
凛「にこちゃんもそっち側なのか……」
にこ「よかろう。ならば教えてやる……」
真姫「螺旋王にこちゃん!」
にこ「ついにここまで来たか」
凛「ちょっと待ってよ」
真姫「雑魚はすっこんでろぉおおおお!」
凛「にゃー……どうして凛の話が通じないの」
にこ「凛、お前を死なぬ体にしたのは人間に勝つためではない」
凛「そんな設定急に与えられても凛どうすればいいの……」
にこ「お前は語り部となるのだ。このにこの圧倒的な力を世に語り継ぐのだ」
凛「おとうさまぁ!?」
絵里「もうやめてください、お父様。どうして人間を地下に押し込めるのですか」
にこ「エリか……」
凛「絵里ちゃんまでどうなってるんだ」
凛「唐突ぅ!」
花陽「人類はかつての苦しみを忘れのうのうと暮らしています」
真姫「いいことじゃない」
花陽「ですが、かつて螺旋王にこちゃんが残した言葉が」
凛「え、にこちゃん死んだの?」
真姫「にこちゃんは死んだ! もういない!」
凛「説明ありがとう」
真姫「ちゃんとセリフいってよぉ」
花陽「ごめんね今度見返してくるね……」
真姫「そんなことより私、エリーに告白するわ」
凛「にこちゃんの娘の絵里ちゃんと真姫ちゃんがいつの間にそんなことに……」
希「ふふふ。ストーリーが気になってきたようやね凛ちゃん」
凛「えっ誰!?」
希「ウチやよ」
凛「そうじゃなくて希はなんの役なの!?」
希「ウチはウチや」
絵里「やだ」
絵里「真姫、私たちは一緒になることなんてできないと思うの。真姫は真姫で私は私でしょ? 二人の人間が一つになることなんてできないと思うの」
凛「なんだこのかしこい絵里ちゃんは」
海未「真姫はそんなことが言いたかったんじゃないですよ! あなたは真姫と一緒に居たいんじゃないんですか!」
絵里「そりゃ一緒には居たいわよ」
海未「ではその気持ちを今すぐ真姫に伝えなさい!」
絵里「なるほど」
海未「さあ行って下さい真姫が待っています」
花陽「月からよくわからない機械が攻めてきた!」
真姫「私が出るわ!」
花陽「ダメです! あなたは今は人類の、総司令官なんですよ!」
真姫「バカヤロウ! 私がやらないでどうするのよ!」
花陽「行ってしまった……仕方ない。にこちゃんの記憶を再現した整体コンピューターにどうすればいいか聞いてみよう」
にこ「にっこにっこにー。頭部だけになっちゃったにこでーす」
花陽「あの月から攻めてきたのはなんなんですか」
にこ「あれは人類殲滅システムよ。一週間後に月が地球に衝突して世界は終わる」
絵里「チカチカチカチカ」
真姫「あ、エリー。ふ、ふん。今頃になって私の告白を受けにきたのね全く」
絵里「チカチカチカチカチカチカ」
真姫「エリー?」
絵里「人類滅ぼすチカァ。こんなに繁栄するのは認められないわぁ……」
真姫「エリー!?」
絵里「にこちゃんの娘は仮の姿。私本当は人類の敵アンチスパイラルのメッセンジャーだったチカァ。思い出したチカァ」
真姫「イミワカンナイ!」
真姫「螺旋の力?」
絵里「あなたの癖っ毛のことチカ」
真姫「これが螺旋の力!?」
絵里「月を落として人類は終わりよ」
真姫「待ってエリー! ああ行ってしまった……みんなアドリブ入ってきて原作と展開変わってきてるじゃない……私は原作通りやりたかったのに」
花陽「真姫ちゃんを逮捕します」
真姫「どうして!?」
花陽「人々は混乱しています。誰かが責任を取らなければ」
真姫「わかったわ……」
花陽「死刑です」
真姫「ヴェエエエ!?」
希「んー、本当は真姫ちゃんと絵里ちは好き合ってることがわかってから絵里ちは悪い奴に操られてしまうんやけど、絵里ちは真姫ちゃんのプロポーズを受けないままやね」
凛「あとは? ずいぶん滅茶苦茶でわけわかんないけど」
希「あとは大体原作通り」
凛「これで!? あーあ。凛だけ蚊帳の外にゃつまんない」
真姫「うぅ花陽め……死刑執行まで投獄されてしまったわ」
絵里「真姫」
真姫「出たわね! あなたはもうエリーなんかじゃない!」
絵里「世界は終わりチカ」
真姫「いいえ。私は死ぬけど花陽が人類を地下に埋めたり宇宙に飛ばしたりしてるから大丈夫よ」
絵里「地下に潜っても無駄チカ。宇宙行っても私たち待ち伏せしてるチカ。諦めるチカ」
真姫「そんな……」
絵里「終わりチカ」
絵里「うっ! 撃たれたチカ! 逃げるチカ」
穂乃果「見ない間にずいぶんかしこい女になったね……絵里ちゃん」
真姫「穂乃果! 久しぶり!」
穂乃果「海未ちゃんたちも外に来てるよ。昔みたいにまた戦おう!」
真姫「あなたも来なさい。凛」
凛「えっ……!?」
真姫「今は一人でも優秀な人材が欲しいのよ」
凛「む、無理だよ凛はアニメ見たことないし……こんなに髪の毛も短くて……」
真姫「うるせぇ! 行こう!」ドン
凛「おう!」
花陽の電話で終わりを砕く! ほのかな願いをこの手で掴む!
りんまき合体! ラブライブ!
私は誰でしょう知りたくなったでしょう!
海未「腕が鈍ったんじゃないですか、穂乃果」
穂乃果「子供たちのためにも負けられない。経験でカバーするよ」
海未「け、経験!? 子どもぉ!? あなたいつの間に……」
真姫「凛! 降ってくる月を押し返すわよ!」
凛「さっそく命令かにゃ?」
真姫「提案してるだけよ」
凛「なら乗った!」
凛「ダメにゃパワーが足りないにゃ」
花陽「真姫ちゃん! 合体です!」
真姫「合体!?」
花陽「私たちが乗っている宇宙船と合体です!」
真姫「よぅし行くわよ!」
凛「おもしろいにゃ!」
μ’s合体! アークラブラァァァァイブ!
凛「にゃあああああ!」
花陽「これでも月は押し返せない……」
にこ「あの月も機械にこ」
花陽「え?」
にこ「月の中心に行けばコントロールできる」
花陽「聞きましたか真姫ちゃん!」
真姫「月の中心に行けばいいのね!」
凛「いっくにゃー!」
絵里「そこまでよ」
真姫「エリー!? そこを退いて!」
絵里「私ごとやればいいでしょ?」
真姫「くっ……」
絵里「私はあなたたちの敵よ」
真姫「じゃあどうして……あのときの証明写真をまだ持っているの?」
絵里「……! これは……」
真姫「私には……あなたが人類を鍛えているようにみえた。何度も私の前に現れたのは……助けを求めていたんでしょ!? あなたの本当にやりたいことってなに!?」
絵里「私は……」
真姫「私は止まらないから……そこを退きなさいエリーぃぃぃ!」
花陽「真姫ちゃんたちが中心に到達しました!」
にこ「どうやら月を制御できたみたいね」
凛「ふう」
真姫「エリー、必ず助けに行くから待ってて」
絵里「本当に?」
真姫「ええ」
・・・・・
花陽「真姫ちゃん……ごめんなさい私……責任とって自害します」
真姫「歯ぁ食い縛れええええ!」
花陽「ボヘーっ!」
真姫「間違ったら誰かにぶん殴られりゃいいんだ。自分で自分を罰する必要なんかないんだ」
花陽「真姫ちゃん……!」
真姫「行くぞ最後の戦いだ」
穂乃果「必ず生きて帰ろう」
海未「人類の力を見せてやりましょう」
凛「行くにゃ」
にこ「ついに千年の倦怠から目覚めたにこ」
花陽「私は残って地球を守ります」
凛「宇宙の海に沈むにゃああああ!」
海未「海未は私ですが?」
穂乃果「敵がくる。出るよ海未ちゃん! 真姫ちゃんと凛ちゃんは月の動力だから動けない」
海未「ええ……穂乃果」
穂乃果「なに?」
海海未「帰ったら、その、子どもたちとやらに会わせて下さい。子ども好きなんです」
穂乃果「うん……!」
凛「くそうみんなやられちゃう! 真姫ちゃん、月のパワーはまだ足りないの?」
真姫「宇宙の海に力を吸われているの……吸われるより多く出すことでなんとか維持出来てるけど……」
凛「そんな」
にこ「作戦があるにこ」
にこ「海を創り出してる核が深海にある。それを破壊すればいいにこ」
真姫「よし、ミサイルをぶち込みましょう!」
海未「頑張っていますね真姫」
真姫「まあね。ぜえぜえ」
海未「髪の毛が抜けていますよ」
真姫「それだけ頑張ってるのよ」
海未「この作戦は私たちに任せてあなたはあなたのやるべきことに集中してください」
真姫「ありがとう。信じてるから」
穂乃果「深すぎてミサイルの耐久が足りないよ……」
海未「そのミサイル、私のスペースキングウミミに乗せて下さい」
穂乃果「海未ちゃん……!?」
海未「圧に耐えられる装甲がない……そういうことでしょう?」
穂乃果「海未ちゃん……」
海未「チュッ」
穂乃果「……!」
海未「これも私のワガママです」
穂乃果「……好きでやってるんでしょ……止められない」
海未「あばよダチ公なんてキザなことはいいません! 行ってくるぜ野郎どもぉ!」
ベコン
海未「なんのこれしき。もう少しで射程距離内です」
ベコン
海未「私の矢は百発百中……」
ベコン……ベコンベコン
海未「必ず帰って……穂乃果に……」
ミシッ
海未「くっ……ああああああああ!」
ベコンベコベコベコベコ!
真姫「スペースキングウミミの反応が……消えた……」
凛「犬死かよ……!」
海未「まぁだキングウミミが残ってるぜぇ! 」
お守り代わりに拝借してきた真姫の巻き髪、使わせてもらいます!
これは真姫の! μ’sの! 人間のぉ!
いやこの私の魂だあああああああああ!
あなたごときに食い尽くせますかあああああああ!
海未「キング……ウミミ……! ラブ! ぅアロー! シューゥゥゥトおおおおおおお!」
――これが螺旋の力ですか……大したものです……フフッ。
真姫「海未……あなたの意思は受け取った……凛! 変形よ!」
凛「その言葉を待っていたァ!」
闇の香りを光纏う守護者に変える!
天上天下! 一騎九神! 大銀河宇宙ラブライブ!
希「無駄やん。その力が宇宙を滅ぼす」
凛「ハッタリにゃ!」
真姫「そんな……まさか……」
にこ「螺旋の力を持つ真姫ちゃんは直感でそれが事実であると理解したようにこ」
希「もうやめにしよ。みんなの理想の多元宇宙作っといてあげたからそこで眠ってればいいやん」
ことり「失くしたの? 癖っ毛」
真姫「ことり?」
ことり「すまねえ! すまねえ! 謝るから命だけは勘弁してくれ!」
真姫「ことりちゃん……なの?」
ことり「ほら真姫ちゃんも頭下げるんだよ! 見ないふりして謝るふりしてこの場を乗り切れ!」
真姫「私の……癖っ毛は……天を突くドリルだあああああ!」
ことり「ふっ……今度こそ本当にあばよだ。こっちには海未ちゃんもいるしね。行けよ、兄弟」
真姫「あばよじゃねえ。一緒だろ?」
ことうみ「ああ!」
真姫「行くぜ! ダチ公!」
穂乃果「ありがとう。ことりちゃん」
にこ「絵里の授業参観なんかしてる場合じゃないにこ!」
凛「凛も甘い夢を見たものだな……」
ファンの思いがトビラを開く!
映画の解散が阻もうと!
このタカラモノズが定めを決める!
天も次元も突破して!
新しい場所がゴールだね!
天元突破ラブライブ!
私たちを誰だと思ってやがる!
くすっときた
真姫「エリー……まさか」
絵里「いいの」
希「終わりや! ビッグバンスピリチュアル!」
穂乃果「でかすぎる!」
にこ「ここは任せてもらおうかぁ! 」
真姫「にこちゃん!?」
にこ「ニコニコニー・女子ロード!」
絵里「お父様!」
にこ「嘆くな娘よ」
希「無駄やん。そのまま量子分解やん」
にこ「それを待っていたぁ!」
希「なに!?」
にこ「受け取れ真姫ちゃーん!」
真姫「覚えておけ! この巻き髪はこの宇宙に風穴をあける!
その穴は後から続くものの道となる!
倒れていったものの願いと、後から続くものの希望!
二つの思いを二重螺旋に織り込んで明日へと続く道を掘る!
それがみんなで叶える物語!
それがラブライブ!
私のドリルは天を造るドリルだあああああああ!」
真姫「当然だ。人間はそこまで愚かじゃない」
・・・・・
凛「はー、楽しかったにゃ。グレンラガンごっこ」
花陽「あはは……うっ……うぅ……」
凛「ど、どうして泣くのかよちん、最後のシーンだよ、泣いちゃやだよ」
真姫「エリー……」
絵里「真姫……ありがとう……」
穂乃果「そんな……」
凛「むしろよくここまで持ったと言うべきか……」
穂乃果「なんで! 真姫ちゃんの螺旋の力を使えば絵里ちゃんの卒業を阻止できる! にこちゃんや希ちゃんだって!」
真姫「穂乃果……私の巻き髪にそんな力はないのよ」
いつもいい子の真姫より。
真姫「サンタは死んだ。もういない」
完!
正直ちょっと似合いそう
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