【ラブライブ!】海未「第73回!」穂乃果「ことりちゃん可愛い会を!」ことり「始めます」
- 2020.04.01
- SS

海未「その挨拶はいいですから。始めますよ」
穂乃果「え~。今日はゆっくりお話ができるんだし、言わせてよぉ~」
穂乃果「そう、なんたって今日は!」
穂乃果「前回の流れで、ことりちゃんをこの会合に呼んでしまいました!」
ことり「呼ばれちゃいましたっ♪」
穂乃果「うん! もっと褒めて褒めて~」
海未「あなたのお陰です。あなたは最高です!」
ことり「穂乃果ちゃんかわいいっ!」
穂乃果「えへへ~、褒めてもお饅頭しか出ないよ?」スッ
海未「これで前回に引き続き、可愛いと言われて悶えることりを見る事ができるのですね」
穂乃果「うんうん」
ことり「お饅頭おいしい♪」モグモグ
ことり「あのぉ……」
穂乃果「はい、ことりちゃん!」
ことり「」ビクッ
ことり「はい」
ことり「この会なんだけど……やっぱりことりを呼ばなくても良いんじゃないかなぁ?」
ことり「いつも通り、二人でやってくれてて良いんだよ?」
穂乃果「うむぅ……」
海未「その件については私から」スクッ
穂乃果「みんなお静かに~。親衛隊長から一言あるから聞いて~」
ことり「3人しかいないような気がするんだけど?」
海未「え~、ことりちゃん可愛い会は、今まで何度も開催されてきました」
海未「主に、ことりに用事がある事で、私と穂乃果と二人きりになる時ですね」
穂乃果「うんうん」
海未「なので、決してことりを除け者にしていた訳ではありません」
海未「穂乃果と一緒に、ことりの可愛い場面を共有したかった……それだけなのです」
海未「その思いを、ことりには分かって欲しい……以上です」
穂乃果「はい、ありがとうございました~」パチパチパチ
ことり「うん、それは別にいいんだけどねぇ」
ことり「もちろん除け者にされたなんて思わないもん」
ことり「でも、ことりが反応に困っちゃうから、二人でやってくれた方が良いかなぁって思って」
海未「ことり……優しいのですね」
穂乃果「ダメだよ! この3人は一心同体だよ!」
穂乃果「というわけで……会合を始めよっか」
海未「そうですね」
ことり「あれっ……誤魔化してない?」
海未「まぁ……そこは……意図を汲んでいただいて」
ことり「えぇっ!?」
穂乃果「うぅっ、ことりちゃんの悶える顔が見たいよぉ~」
ことり「穂乃果ちゃん……」
海未「私達は昨日のことりが忘れられないのです。ことりのとりこなんですよ」
ことり「海未ちゃん……」
穂乃果「そうなの?」
ことり「そっ、そんな事ないよ! 二人とも大好きだもん!」
ことり「ことりを思ってくれてる以上に、ことりも二人の事を思ってるよっ!」
穂乃果「な~んてね、そんな事知ってるけどね~」
海未「分かってて聞いてしまいました」
ことり「もうっ、二人とも何なのぉ~?」ポカポカ
穂乃果「えへへっ、あいたたた」
海未「あの……私にも」
ことり「……」
ことり「……」ポカポカ
海未「ふふっ」
穂乃果「(はい、かわいい)」
海未「(怒ってる風のことり、かわいいです)」
ことり「それに……ことりは、そんなに可愛いって言われるような所なんて無いよ」
ことり「それだったら、穂乃果ちゃんと海未ちゃんの方が……」
海未「」ニヤニヤ
穂乃果「」ニヤニヤ
ことり「何も面白いこと言ってないよっ!?」
穂乃果「だってことりちゃんが変な事言うんだもん」
海未「そうですよ。逆に、ことりが可愛くない時なんてありません」
ことり「いやぁ、それはさすがにあるよ?」
海未「なるほど……つまり、少しは自分で可愛いなと思う所があるわけですね?」
ことり「……」
ことり「ないよぉ~」
海未「今の間は何ですか?」
穂乃果「じゃあ、今日はことりちゃんから挙げていこっか」
ことり「自分で自分の可愛い所挙げるってどうなのかなぁ」
海未「お願いします」
ことり「えぇ~」
ことり「う~ん、そうだなぁ」
穂乃果「(言うんだ)」
海未「(言うんですね)」

海未「はい、かわいい」
ことり「えぇっ!?」
穂乃果「お寝坊さんのことりちゃん……可愛い」
ことり「まだ話の途中なんだけど……」
ことり「それでね? あんまり起きたくないからゴロゴロしてたんだけど」
ことり「ゴロゴロしてる時に、頭を壁にぶつけちゃったの」
海未「はい、かわいい」
穂乃果「はい、かわいい」
ことり「むしろ今のは可愛くない所なんだけどなぁ」
海未「そうでしょうか……では続きをお願いします」
ことり「痛いの痛いのとんでいけぇ~ってやってもらうの」
ことり「そうしたらいつの間にか痛みが治まってるんだぁ」
ことり「気のせいか、その時の穂乃果ちゃんが満足気に見えるの」
ことり「その時の穂乃果ちゃんが、すっごぉく可愛くって……」
ことり「あっ、これじゃあ穂乃果ちゃんのぬいぐるみが可愛い所だねっ」
ことり「えへへ、しっぱいしっぱい」
海未「(ことりが可愛過ぎるせいでしょうか……)」
海未「(穂乃果が目を閉じて、ことりの可愛さを噛み締めていますね)」
穂乃果「モグモグ………………はっ」
海未「でも、自分で可愛い所を発表する所が一番可愛いですね」
ことり「二人が挙げてって言ったんだよね!?」
穂乃果「普通は無いって言うところだけど、ことりちゃんは違う」
穂乃果「無意識のうちに私達を可愛さで包み込んでくれる……天使だよ」
海未「天然の天使ですね。とても可愛いです」
ことり「もう何も言いませんっ」
穂乃果「(ことりちゃんが目を閉じてほっぺた膨らまして、いじけたフリしてる)」
海未「(どっ、どうしましょう)」オロオロ
ことり「(……)」チラッ
海未「(かわいい)」
穂乃果「(かわいい)」
だれか絵にしてくれまいか
もう想像だけで悶えそう

よくわからんがこういうことか
わろた
ことり「?」
海未「ごめんなさい、ことり」ぷにぃっ
ことり「ぷすぅ……」
穂乃果「えへへっ」
海未「ふふっ」
ことり「もぉ~」
ことり「えへへっ」
穂乃果「なになに!?」
海未「ことりが部室で一人、鼻歌を歌っていたので見ていたのですが」
ことり「気にしないで入ってきちゃって良いんだよ?」
海未「はい。ですが、邪魔しても悪いなと思いまして」
海未「歌っていることりは、とてもかわいいですし」
ことり「う~ん、ありがとう?」
海未「しばらく可愛い声だと思って聞いていたのですが」
穂乃果「うんうんっ」
海未「気持ちよくなっていたのか、少しずつ普通に歌うようになっていきまして」
穂乃果「盛り上がっちゃったんだね」
ことり「うぅ///」
ことり「そっ、そうだっけ?」
海未「そうですよ、私は覚えていますから」
海未「そして2番も歌いきり、最後の『もうひとりじゃなくていい』の所で」
海未「ことり、歌詞を忘れてしまったようで」
海未「ふふふふんふふ~ん、ふんふふんふんふ~ん」
海未「と、ごまかしていたのがとても可愛かったです」
穂乃果「かっわいいぃ」
ことり「最後なんだっけって思ったんだけど、思い出せなくって///」
海未「最後の鼻歌は強めに歌っていて……自然と微笑んでしまいました」
ことり「えへへ///」
海未「嫌な予感がしますね……なんでしょうか」
穂乃果「この前ことりちゃんに少女漫画を貸したんだけど」
ことり「あっ、あの漫画すごく面白かったよ♪」
穂乃果「ことりちゃんのしおりが挟まってたくらいだもんね~、はい」
ことり「あれ? そうだっけ。ありがとう穂乃果ちゃん」
穂乃果「でも、しおりが挟まってたページがちょっと。ここなんだけど」
ことり「えっ、あっ///」
海未「なっ///」
穂乃果「ちょぉっと、いかがわしいシーンだったんだよね~///」
ことり「きゃああ///」
ことり「決して何度も見返したりしてるわけじゃないよっ!?」
ことり「あっ、でも仮に、そのページをしおりに挟んでたんだとしてもねっ。ことりは、その……」
ことり「右のページのキスシーンが良いなって思ってねっ!?」
海未「(必死ですね)」
穂乃果「はい、かわいい」
ことり「うぅ、違うの……ことりはそういうのはちょっと苦手で///」
ことり「今日の会合おわり~!」
穂乃果「えぇっ!? もう!? ことりちゃんおねがぁい」
ことり「めっ! だってこういう流れは苦手なんだもん」
ことり「今日は終わりですっ」
海未「まぁ、私も穂乃果も苦手な話題ですが」
穂乃果「うぅ、そんなぁ~。でも恥ずかしがることりちゃんも見れたし……」
海未「今日は良い日でしたね」
穂乃果「うんっ」
海未「ふふっ、ありがとうございます」
穂乃果「ことりちゃん、穂乃果も穂乃果も~」
ことり「はぁい」ヨシヨシ
穂乃果「それはぬいぐるみの穂乃果だよ!?」
ことり「うそだよぉ~、穂乃果ちゃんいい子いい子」
穂乃果「えへへ、じゃあ、最後に恒例の言葉を」
海未「そうですね」
ほのうみ「せーの」
ほのうみ「ことりちゃん可愛い!!」
ことり「えへへっ///」
ほのうみ「(はい、かわいい)」
完だよぉ~
ニヤニヤ~
74回が待たれる
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