【ラブライブ！】希「怖いのは」

凛「希ちゃんの弱点がわからないにゃ」

希「怖いの苦手なんよ」

凛「そうなの」

凛「じゃあ凛の家きて」

凛「怖いdvd見ようよ」

希「やだ」

凛「むー」

凛「かよちんも呼ぶから」

希「みんな呼んだらいく」

凛「そんなに部屋入らないよ」

希「じゃあなしやん」

凛「あっ、真姫ちゃんの家なら」

希「むー」

凛「真姫ちゃーん」

真姫「どうしたの」

凛「真姫ちゃんの家でホラー映画鑑賞会するにゃ」

真姫「中々面白そうじゃない」

真姫「LINEで都合つけましょう」

凛「わーい」

凛「希ちゃん、決まったよ」

希「もー」

希「ほんとうに苦手なんよ」

凛「一番怖いと思うやつ持ってきたにゃ」

真姫「じゃあ再生するわね」

希「うう」

ﾜｧ‼︎！！！

海未「ひっ！！」

絵里「もっ、もういやよ」

希「…」

凛(希ちゃん全然怖がってないにゃ)

希「うっ…」

凛(あっ、やっぱ怖いんだにゃ、反応が遅いだけだにゃ)

凛「二個目にゃ～」

穂乃果「はやくはやく！」

ことり「穂乃果ちゃん映画ならなんでも好きだね」

にこ「け、結構怖いじゃないの…」

絵里「話がよくわかんないから怖くないわね」

花陽「さっきみたいなビックリ系じゃないね」

希「うわ…」

希「…やば」

凛(いま怖いシーンなかったけど)

希「真姫ちゃん、トイレ借りてもいい？」

真姫「ええ、場所はわかる？」

希「うん、借りるね」

ｶﾞﾁｬ

凛(そんなに怖かったのかにゃ)

ｶﾞﾁｬ

ﾊﾞﾀﾝ

希「…」

希「目、合ったな」

希「直接はいってこなかったから…部屋か」

希「もうすぐ来るやろ…」

希「8人…うん」

希「真姫ちゃんが多分…」

ほのぼのかと思ったらホラーだった歓喜

メンバーに怖い映画見せて楽しむのかと思ったらホラーだった

花陽「…」

凛「かよちん顔色悪くないかにゃー」

花陽「…」

凛「かよちん？」

ことり「…」

絵里「…」

海未「…」

穂乃果「え？みんなどうしちゃったの？」

凛「穂乃果ちゃんは大丈夫みたいだにゃ」

穂乃果「…」

凛「え？穂乃果ちゃん？」

海未「…」

真姫「みんなどうしちゃったのよ…」

にこ「なんでみんな固まってるのよ…」

にこ「不気味じゃない」

にこ「…」

凛「ちょっとにこちゃんまで」

真姫「ホラーの見すぎ？…それでこんなことになるかしら…」

凛「ねえかよちん、ねえねえ」

凛「…あ」

凛「わかったにゃ、真姫ちゃん」

真姫「ん？」

凛「一回部屋出て！！」

真姫「え」

ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝ

凛「みんなの前では言えないけどね、多分ね、ドッキリだにゃ」

真姫「ドッキリ？」

凛「そう」

凛「みんなでいきなり固まって、凛たちを驚かそうとしてるんだにゃ」

真姫「驚かすっていうか心配しちゃうんだけど」

真姫「まあ、それ以外考えられないわよね」

凛「それっぽい演技しながら部屋入るにゃ、そのうちドッキリ大成功とか言ってくるから」

真姫「わかったわ」

ｶﾞﾁｬ

凛「え…」

凛「なんで誰もいないにゃ」

凛「…」

真姫「この部屋に隠れられる場所なんてないわよ…」

真姫「タンスは服が詰まってるし…」

凛「じゃ、じゃあどこなの…？」

真姫「わかんないわよ…」

凛(怖いよ…)

ﾃｸﾃｸ…

凛(足音？)

凛「ま、真姫ちゃん、この家って今凛たち以外誰もいないよね？」

真姫「ええ」

凛「じゃあ！！この足音はなに…！？」

ﾃｸﾃｸ…

真姫「え、多分…」

ﾇｯ

凛(影が…)

ｽｯ

凛「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ！！！！！！…え？」

希「ウチやん」

凛(あ…そういえばトイレにいたんだ)

凛「びっくりさせないでよ…」

希「させるつもりはなかったんやけどね」

真姫「…そう、希、いきなりみんなが「なぁ」

希「どっち？」

真姫「？」

希「どっちなん？」

凛「なにが？」

希「…」

希「足りんかった…？一つだけ足りんとかあるんか…」

希「二人…それはない…よな」

凛「ねえどうしたの希ちゃん…」

希「…凛ちゃん？」

希「本当に、凛ちゃんなん？」

凛「なに言ってるの…」

真姫「希、今怖がらせないでよ…」

希「怖いのはウチも一緒よ」

希「だって、どっちかは本物じゃないんだから」

真姫「本当になに言ってるのかわからないんだけど…」

希「そら溶け込めば自覚なんて薄れるよなぁ」

凛「怖いからやめてよ…」

希「どっち殺せばいいん？」

真姫「…は」

希「誤って殺すのは嫌だから、はやく告白して欲しいんよ」

希「無理だろうけど」

真姫「今なんて言った？」

希「だから、凛ちゃんと真姫ちゃんのどっちを殺せばいいのかなって」

希「自分から誘って…それで思惑がバレたらダメだから…凛ちゃんから誘ってもらって…」

希「凛ちゃんは違う…？じゃあやっぱり真姫ちゃんか？」

凛「さっきからなにもわかんないよ…」

希「うーんどっちかが本物だから、説明してあげないとやね」

希「ウチって、霊感とかそういうものが強いんよ」

希「そのウチが言うわ」

希「ホラー映画には絶対に本物が混じってる」

希「何気ないシーンに、いるんよ」

希「カメラに写っちゃった幽霊」

真姫「よく聞く都市伝説じゃない…本当だったわけね」

希「うん、で」

希「幽霊って、一般的に死者とか言われてるやん？」

希「あれ、違うんよ」

凛「え？」

希「あれは世界から切り離された人なんよ」

凛「？？？」

希「ホラー映画に移るその人たちはほぼ全員が悪いやつ…というか狙ってるやつ」

希「目があったらその人になろうとするんよ」

希「でも見つめ合うぐらいじゃないとなれんのよ」

真姫「…あなたはなにを言ってるの」

希「けどここで、世界のコンタクトが生まれる」

希「そいつらはこっちへくる」

希「それで、自分を見させた媒体から出てくる」

希「今回の場合は7人来たわけやな、それ以上きて欲しかったけど」

希「そいつらは穂乃果ちゃん達に乗り移る」

希「それで二人になったんよ」

希「ああ、なんで消えたか」

希「それはもう少ししたら、新しく構築されるからやん」

希「多分もう何回も構築され直してるけど誰も気づかんよ」

希「今消えたって、そんな記憶なくなる」

希「新しくなった彼女たちに誰も気づかない」

希「本人すら気づかない」

希「だからいいんよ、もうウチはそれでいい」

希「穂乃果ちゃん達が新しくなったって、気づかないからそれでいいんよ」

希「でもな」

希「ウチは気味が悪い」

希「真姫ちゃんか凛ちゃん、どっちかが気に入らん」

希「新しく構築されたものを、ウチはニセモノとは言わんよ」

希「そばにいて、気持ち悪いとも感じないから」

希「けど、違うんよ」

希「二人のうちどっちかが…本当に気持ち悪い」

希「明らかにニセモノ…構築とかそういうんじゃなくて…」

希「それで、それで気持ち悪いのが」

希「μ’sでいる時しか、それがこんのよ」

希「だから分からん…だれが気持ち悪いのか」

希「この世界でもあっちの世界でもないんよ、そいつは」

希「なあ、どっちなん？？？」

希「ほんと…はよ消えてくれ」

希「本当に気持ち悪いんよ…」

真姫「…」

凛「…」

希「なぁ…」

希「…」

希「あ…」

希「…ふふ」

希「違うやん」

希「やっぱ保身的になるもんなぁ…」

希「…」

希「そぐわないのは…」

希「ウチか｣ｸﾞｻｯ

希「」

………………………………………

穂乃果「ぶっかつー！！！」

凛「練習にゃーー！！！」

希「おー」

希(あー、やっぱ気持ち悪い…なんやろこれ)

おわり

乙
どういうことなの…

μ’sでいるときの希自身とか？

のんたんが違う世界の人間だったって話しか？

きしめんSSすき
おつ