【ラブライブ！】絵里「がんばらねーば」ﾈﾘﾈﾘ

音楽室前

ﾈｰﾊﾞﾈﾊﾞｷﾞﾌﾞｱﾌﾟﾅｰﾅﾅﾅｰﾅ

真姫「エリーはもう来てるのね」ｶﾞﾗｯ

絵里「 なーりたいなー」ﾈﾘﾈﾘ

真姫「遅くなったわエリー…ってなにしてんのよ」

絵里「あら、真姫、来てたのね」

真姫「ついさっきね、で？何してたのよ」

絵里「ネリケシよ」

真姫「ネリケシ？なにそれｲﾐﾜｶﾝﾅｲ」

絵里「あら？知らないのね」

真姫「知らないわよ…、何よその汚い物体は」

絵里「汚いとは失礼しちゃうわ」

真姫「だって消しカスの集まりみたいな色してるじゃないのよ」

絵里「消しカスの集まりよ」

真姫「えぇ…」

絵里「まぁ、ちょっと持ってみて」ｽｯ

真姫「うーん、エリーが言うなら…」ﾓﾁ

真姫「？」ﾓﾁﾈﾁﾑﾁﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

真姫「…」ﾑﾆﾑﾆ

絵里「あげるわよ、それ」

真姫「貰えるなら貰っておくわ、ありがとう」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆﾈﾘﾈﾘ

絵里「まだ作るけど、真姫も作る？」

真姫「興味あるわ」ﾑﾆﾑﾆ

絵里「そう、なら隣に来て」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

真姫「分かったわ」

ーーーーーー

ーーー

ー

にこ「不味いわね、遅れちゃったわ」ﾀﾀｯ

音楽室前

ｶﾞﾝﾊﾞﾗﾈｰﾊﾞﾈｰﾊﾞﾈﾊﾞｷﾞﾌﾞｱﾌﾟﾅｰﾅﾅﾅｰﾅ

にこ「ごめん！遅れたわ！」ｶﾞﾗｯ

えりまき「なーりたいなー」ﾈﾘﾈﾘ

にこ「なにこれ」

絵里「あら？重役出勤ね」

真姫「…」ﾈﾘﾈﾘ

にこ「それについては謝るわよ、で？なにしてんのよ」

絵里「ネリケシよ」

にこ「ネリケシｨ?仮にもにこたちアイドルでしょうよ」

絵里「そうね」

にこ「アイドルがネリケシって…」

絵里「まぁ、ちょっと持ってみて」

にこ「いや、いらないわよ」

真姫「…私と…絵里は」

にこ「え？」

真姫「ネリケシという…共通の話題に…よって…もっと…仲良くなる…わ…」ﾈﾘﾈﾘ

にこ「…」

真姫「にこちゃんは…仲間…外れ」ﾈﾘﾈﾘ

絵里「にこ」

にこ「…やるわ」

絵里「にこ…、貴女…」

真姫「ちっちゃいにこちゃんが出来てる」ﾈﾘﾈﾘ

にこ「まぁ、ちび達にもネリケシ作ってあげてるしね、これくらい朝飯前よ」

絵里「流石にこね」

真姫「私のも作って」ﾈﾘﾈﾘ

にこ「しょーがないわねー」

絵里「私も」

にこ「はいはい」

ｶﾞﾝﾊﾞﾗﾈｰﾊﾞﾈｰﾊﾞﾈﾊﾞｷﾞﾌﾞｱﾌﾟﾅｰﾅﾅﾅｰﾅﾅｰﾘﾀｲﾅｰ

さすにこ

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ーーー

ー

音楽室前

希「えぇ…、なにしてんあの三人」ﾉｿﾞｷﾐ

凛「ネリケシかぁ、凛も小学生の時に作ってたにゃ」ﾉｿﾞｷﾐ

海未「穂乃果も小学生の頃に作ってましたね」ﾉｿﾞｷﾐ

希「あの子ら女子高校生やで」

凛「精神が小学生並みかなにゃ？」

海未「ユニット別の活動を偵察に来たら、見てはいけないものを見てしまいましたね」

希「でも、にこっちの意外な才能やね」

凛「凛、ちょっと欲しいにゃ」

海未「凛は正直ですね」

希「もう見てられないからプランタンの所に行こか」

凛「賛成にゃ」

海未「プランタンは部室でしたね」

部室

希「着いたね」

凛「あれ？にこちゃんたちじゃない？」

海未「本当ですね…、絵里と真姫もいます」

希「え？そんなわけ…ほんとや…」

凛「でも凛、にこちゃんたちが音楽室にいた所を見たにゃ」

海未「そうですよね…」

希「え？怖っ」

凛「凛、話しかけてくるね」

海未「気を付けてくださいね」

凛「にこちゃーん、いつのまに部室に来たんだにゃ？」

にこ？「」

凛「にこちゃん…っ！？」

凛「これにこちゃんじゃないにゃ！」

凛「紙で出来てるにゃ！」

のぞうみ「なっ、なんだってー！」

穂乃果「あっ！凛ちゃん！海未ちゃんに希ちゃんも！」ｶﾞﾁｬ

海未「ほっ、穂乃果？奥の部屋にいたんですね…」

希「いや、それより紙で出来たにこっちや！」

凛「近くで見てもにこちゃんと瓜二つにゃ」

穂乃果「それ花陽ちゃんが作ったんだよ！」

海未「え、花陽が…？」

穂乃果「こっちこっち！」

花陽「…」ｵﾘｵﾘ

ことり「はい、また折り紙持ってきたよ」

花陽「…」ｵﾘｵﾘ

ことり「わぁ、折り紙でありがとうの文字を折ったんだ～！」

希「えぇ…」

海未「これは…」

凛「凛はこっちのかよちんも好きだにゃ」

穂乃果「花陽ちゃんが折り紙得意って聞いてたけど、ここまでだとは知らなかったよ」

ことり「凄いよね～」

希「凄い何てもんやないやろ、にこっちのネリケシが笑えてくるレベルやん」

海未「よく見たら周りに私達の形の折り紙がありますね…」

希「うわっ、怖っ！」

穂乃果「他にも恐竜や、ロボット、ゆーま？もいるよ！」

凛「今にも動き出しそうにゃ～」

ことり「だよねー」

希「どうなってんねん」

海未「この穂乃果の折り紙貰って良いですか？」

希「こらこら」

ｶﾞﾝﾊﾞﾗﾈｰﾊﾞﾈｰﾊﾞﾈﾊﾞｷﾞﾌﾞｱﾌﾟﾅｰﾅﾅｧｧｧ!

希「この声…、にこっち達や！」

真姫「あわわわわわ…」ｶﾞｸｶﾞｸ

絵里「真姫、ネリケシよ」ｽｯ

真姫「…」ﾑﾆﾑﾆ

にこ「にこのネリケシが笑えてくるレベルじゃないのよ」

希「にこっち達！」ｶﾞﾁｬ

絵里「あっ、希、このネリケシいるかしら？」

希「いや、いらんよ」

花陽「…」ｵﾘｵﾘ

絵里「凄い集中してるわね」

真姫「…」ﾑﾆﾑﾆ

希「真姫ちゃんも凄い集中してるやん」

海未「結局、全員集まりましたね」

ことり「そうだね」

穂乃果「凛ちゃん雪だるま発進！」

凛「それは凛の雪だるまにゃ～」

にこ「花陽のより大きいネリケシにこを…」ﾈﾘﾈﾘ

ｶｻ…

絵里「にしても、本当に似てるわね」

希「ちょっと不気味やけどね」

ことり「ホラー映画だったらこれが動き出して人間たちを襲うってパターンだよね」

海未「こっことり！」

穂乃果「秘打！穂乃果アターック！」ｽﾞﾄﾞﾝ!

凛「秘剣！キュートスプラーッシュ！」ｽﾞﾊﾞｧ!

にこ「人と同じくらいのネリケシ練るなんて無理ね」

真姫「にこちゃん…もう一個ネリケシ真姫ちゃんつくって…」ﾑﾆﾑﾆ

ｶｻ…ｶｻ…

絵里「あら？何か聞こえないかしら」

海未「ちょっと、止めてくださいよ」

絵里「いや、ｶｻｶｻって音しない？」

希「確かに…」

海未「希まで…」

にこ「まったく、小心者ねぇ」

真姫「…」ﾈﾘﾈﾘ

ことり「もう、怖がりすぎだよぉー」

穂乃果「ほんとだよ～」ｶｻｶｻ

凛「そうにゃそうにゃー」ｶｻｶｻ

六人「…」

ことり「うわぁ、よく見たら紙で出来てる！」

海未「ヒィ！なんで動いてるんですかぁ！」

絵里「おおおお落ち着くのよ！」

希「えっ、えりちもや！」

にこ「どどどどうすんのよ！」

真姫「…」ﾈﾘﾈﾘ

折り紙穂乃果「なんでって、ねぇ？」ｶｻｶｻ

折り紙凛「それだけ精巧だってことだにゃ」ｶｻｶｻ

希「はっ！本物の穂乃果ちゃんと凛ちゃんはどこや！？」

絵里「あっ！外で遊んでるわ！」

ﾏﾀﾞﾏﾀﾞｰ!ﾏｹﾅｲﾆｬｰ!ﾊﾞﾝｶｲ!

海未「えぇ…」

ことり「あわわ、どうしよう！」

にこ「とりあえずにこたちも外に出ましょ！」

真姫「…」ﾑﾆﾑﾆ

ーーーーーー

ーーー

ー

外

海未「外に出ましたがどうするんですか！」

希「どうするって言ってもなぁ」

折り紙穂乃果「外に出たって何も変わらないよ」ｶｻｶｻ

折り紙凛「そうにゃそうにゃ」ｶｻｶｻ

折り紙ﾐｭｰｽﾞ「…」ｶｻｶｻ

希「どうしてこうなったんや…」

絵里「そうよ…、私達は柔らかい空間の中、ネリケシを練ってただけなのに」

にこ「ラブノベルズを歌いながらね」

真姫「…」ﾑﾆﾑﾆ

希「ウチらはユニットの偵察をしてただけやで…」

凛「そうにゃそうにゃ、もっと柔らかい感じで進むと思ってたにゃ」

海未「ゆるゆるな感じじゃないんですか」

穂乃果「穂乃果たちだって折り紙折ってただけだよ」

ことり「キャッキャウフフだと思ってたよぉ」

花陽「…」ｵﾘｵﾘ

海未「いったい誰のせいで…」

花陽「…はぁ」ｵﾘｵﾘ

六人「！？」

真姫「…」ﾑﾆﾑﾆ

花陽「あの子達を折ったのは誰かな？」

凛「かよちんだにゃ…」

花陽「そうだよ」

海未「もしかして…」

花陽「創ったものを分解するなんて容易いことなんだよね…」

折り紙穂乃果「へぇ」

折り紙凛「言ってくれるにゃ」

折り紙穂乃果「花陽ちゃんの癖に生意気だね！」ﾀﾞｯ!

折り紙凛「凛なしじゃ生きていけないかよちんの癖に！」ﾀﾞｯ!

穂乃果「花陽ちゃん！穂乃果そんなこと思ってないからね！」

凛「かよちん！凛はかよちんなしじゃ生きていけないにゃ！」

花陽「…」ｽｯ

分 解

ﾊﾟｻﾊﾟｻ

絵里「ハラショー」

希「え？一枚の折り紙から作られてたん？」

にこ「ほんとに、にこのネリケシが笑えてくるレベルじゃない」

折り紙絵里「全く…、あの子たちは馬鹿ね」

折り紙希「たった二人で敵うわけないやん」

折り紙海未「私達は全員で行きましょう」

折り紙ﾐｭｰｽﾞ六人「死にさらせぇ！」ﾀﾞｯ!

花陽「…はぁ」

分 解

花陽「創造主様…だよ」

卍解みたいに書くな

希(なんや、この展開)

花陽「さて、あとは…、あなただね」

折り紙花陽「…」

花陽「最後に聞いておこうかな、何で花陽達を襲うの？」

折り紙花陽「さぁ？自分でも分からないよ」

折り紙花陽「いっそのこと、にこちゃんのネリケシみたいに笑えるレベルだったら違ったかもね」

にこ「そんなにひどいのかしら」

真姫「にこちゃん….もう１体…」ﾑﾆﾑﾆ

折り紙花陽「折り紙はね、折り紙の域を越えちゃいけないんだよ」

折り紙花陽「人間が人間を越えちゃいけないようにね」

花陽「…」

希(そんな真面目な話やったか…)

花陽「話はそれだけかな？」

花陽「そろそろ分解される時間だよ」

折り紙花陽「ふふっ、良いよ…、来なよ」

真姫「…」ﾑﾆﾑﾆ

花陽「行くよ…！」ﾀﾞｯ!

折り紙花陽「負けないよ！」ﾀﾞｯ!

分 解！

真姫「…」ﾑﾆﾑﾆ

ーーーーーー

ーーー

ー

穂乃果「わぁ、すごーい！」

ことり「凄い可愛い♡」

絵里「ほんとにね」

花陽「えへへ、これくらい朝飯前だよ」

穂乃果「この穂乃果折り紙部屋に飾ろーっと」

ことり「雛祭りの時にも飾れそうだよね！」

絵里「次は私のも折ってくれないかしら？」

花陽「お安いご用だよ！」

希「にっこちー、次はウチのネリケシ作ってー」

にこ「しょーがないわねー」ﾈﾘﾈﾘ

凛「懐かしいにゃ～」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

海未「癖になりますね」ﾋﾞﾛｰﾝ

真姫「…」ﾑﾆﾑﾆ

真姫「ハッピーエンドね！」ﾑﾆﾑﾆ!

終わり

さすがにっこち

練りキチまっきー

ほんわかかと思ったらバトルかと思ったらやはりほんわかだった
乙乙

乙おもしろかった