【ラブライブ!】花陽「ソロライス!」
- 2020.04.01
- SS

花陽「だから晩御飯は一人」
花陽「凛ちゃんを呼ぼうか迷ったけど、一人っていうのも中々無い機会なのであえて呼ぶのをやめました」
花陽「本題に戻りましょう」
花陽「ということで、今夜のメニューはぁ……」
花陽「白米堪能フルコースデス!!どんどんぱふぱふ!」
ピーピーロピー
花陽「丁度ご飯も炊けましたっ!」
ムワァ
花陽「熱い! はああ……!この蒸気の熱さもまた格別…!」
花陽「うんっ!かに穴もできてるし、一粒一粒がちゃんと立ってる!今日も上手に炊けたよぉ!」
花陽「よいしょ。えへへぇ、こうやって、お茶碗に盛ってるときもまた幸せなんだよねぇ!」
花陽「山盛り!!」ドン!
花陽「うふふふふふふふ。にやけが止まりません」
花陽「さあて! うふふっ」
パンッ
花陽「いただきます!!!」
花陽「すっぱぁ!!」
花陽「『甘味?そんなもん甘え』おばあちゃまの名言です」
花陽「でもそれだけにご飯の甘味が引き立つ引き立つ。おばあちゃまわかってる」モグモグ
花陽「もう一個~♪」ヒョイパク
花陽「……」モグモグ
花陽「ぺっ」コロン
花陽「美味しかったぁ。はい、続いてのお友達!」
花陽「甘い!強烈な酸味のあとのこの甘さ!余計に甘い!」
花陽「でも、不思議とお米と喧嘩しないで一層美味しくなるんだよねぇ」モグモグ
花陽「なめたけがすごいのかな、お米がすごいのかな」
花陽「もちろんどっちもすごいんです」
花陽「はい次~!」
花陽「さっきから渋いチョイスなのはお父さんとおじいちゃんのおつまみ品が主だからです」
花陽「私はそんなの気にしません。ご飯が美味しく食べられればそれが正義」
花陽「塩辛って、コリコリだったりふにゃふにゃだったり、ひとつひとつ食感が違って、それもまた楽しくって」パクッ
花陽「ご飯が進みます」モグモグ
花陽「ところでこのピンク色はなんの色なんだろう……げそ……?」パクッ
花陽「……」パクッ
花陽「……」パクッ
花陽「あ、コリコリ♡」
花陽「実はこれもおばあちゃま特製なの……。一体どんな味付けなのか、もう想像つくよね……!」ゴクリッ
花陽「ぱくっ!」
花陽「ひ~!から~い!」
花陽「でもおいしーい!!」
花陽「ご飯で辛さをどんどん中和していく感覚!とても癖になりますっ!」モグモグモグモグ
花陽「そして!明太子に少しマヨネーズを乗せると、これがまた美味しいの!」
花陽「無骨な職人さんから朗らかな町長さんにへ~んしんっ」
花陽「うーん!明太子いいですね!」バクバク
花陽「あ、ご飯なくなっちゃった」
花陽「でもおいしーい!!」
中の人出てそう
花陽「山盛りデス!!」ドドン!
花陽「ここで一休み、のりたま!」
花陽「ふりかけと言えばなんと言ってもこれ」
花陽「このふりかける音だけでご飯三杯はいけちゃいそう」シャッシャッシャ
花陽「見てくださいこの風景。のりたまたちがご飯の上で湯気に包まれながら、私に食べられるのを今か今かと待ってるんですよ」
花陽「愛しさすら覚えちゃいます」パクッ
花陽「……! …っ!! !」モグモグ
花陽「あえて言葉にはしませんっ!」
花陽「優しいお味」パクパク
花陽「キムチってモノによって辛味も酸味も甘味も旨味もマチマチだよね」
花陽「私はどれも好きだけど、やっぱり辛いほうがキムチっぽいのかなって思う」パクッ
花陽「ん~!赤と白のデュエット!」
花陽「やんちゃなキムチ坊やを白米おじさんがたかいたかーいってあやしてる情景が目に浮かぶ…!」
花陽「……何言ってるんだろう私」モグモグ
花陽「NEXT」
花陽「私はわさびさんの声しか聞き慣れてないけど、マネしろって言われるとついこっちが出ちゃう」
花陽「瓶を開けると広がる磯の香り。ふう。思わず溜息が」
花陽「このつやつやの黒!」ウットリ
花陽「そして、これまたつやつやの白に被せて……!ああ素敵……!」パクッ
花陽「おいし~い……」ポワァ
花陽「どんな形になってもご飯に寄り添っていく姿勢、海苔はお米さんのことが大好きなんだねっ」
花陽「お米愛なら花陽も負けません」バクバク
花陽「さあペースが上がってきました!おかわり!」
花陽「真打ち鮭フレーク!」
花陽「握ってよしかけてよし混ぜてよし、ご存知ご飯の相棒さん!」
花陽「へっへっへ。もう留まるところを知らないぜ」ムシャムシャ
花陽「『美味しい』この言葉が最も似合う組み合わせ!」ガツガツ
花陽「……」モグモグ
花陽「それはちょっと言い過ぎか」
花陽「よぉし、まだまだ行くよ~!!!」
花陽「正直なところ、すじこといくらの違いってよくわからない」
花陽「お母さんが違うのかな?調理法が違うのかな?」
花陽「美味しければなんでもいいやって思うのは、花陽の良くないところなんでしょうか……」
花陽「そうです、御託はいい!口に運ぶっ!」パクッ
花陽「ぷちっと弾けるこの旨味!ご飯をコーティングする、少し塩分の濃いすじこエキスがたまりません!」バクバク
花陽「お次はなんでしょ~!」
花陽「残念なことに今日は大好物のおこぶがないので、代わりにこれで我慢」
花陽「この子も鮭フレークに負けず劣らずの名パフォーマー」パクッ
花陽「これぞご飯のお供」ウンウン
花陽「ダイレクトに響く塩気と甘さ。そして後をひく昆布の旨味」
花陽「お米さんを逃がすものかと最大限のアピールをしてます」
花陽「でも残念。君達はあれよあれよと私の胃袋へ流されていくのデス」バクバク
花陽「ああ、食べるって幸せだなぁ……!!」
うふふふふふふふ
凛「よっ、ほっ……ありゃりゃ」
凛「ここのステップ、いつまで経ってもできないな~……」
凛「明日絵里ちゃんに教えてもらおー」
プルルルル
凛「あ! かよちんだ!」
凛「もしもーし。かよちんどうしたの?」
花陽『りんちゃ……た、たすけ……けぷっ……』
凛「かよちん!? どうしたの!!?い、今いくから!何処にいるの!!?」
花陽『いえ……に…』
凛「お家だね!!わかった!!すぐいくよかよちん!!まってて!!!」ダダダダッ
凛「……」
凛「だめにゃ」
ガチャガチャ
凛「くっ!鍵が!」
凛「合鍵持ってきて良かった…!」ジャララ
ガチャリ
凛「かよちん!!」ダダダダッ
バンッ
花陽「り……ちゃん……」グッタリ
凛「!」
凛「かよちん」ダキッ
凛「何合……食べたの」
花陽「……」
凛「……」
花陽「…………なな……ごう……」
凛「なな!?凛が四人居ないと食べられないよ!!?」
花陽「えへへ……」
凛「食べ過ぎだよ!!お腹もこんなに大きくして!!」サスサス
花陽「……そ、それでも……花陽は……幸せ、でした……」ガクッ
凛「かよちん…? しっかりしてかよちん!!」
凛「か、かよちいいいいいいん!!!!!!!」
おしまい
いっぱい食べるかよちんがすき
凛ちゃんが慣れたように一瞬で状況を把握できたということはちょくちょくやってるということか
良い飯テロだった
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