【ラブライブ!】海未「プラトニックな関係なんて知りません!」
- 2020.04.01
- SS

希「海やー!」
凛「うみー!」
海未「連呼しないでください!」
真姫「お約束してないで、さっさと荷物置きに行くわよ」
穂乃果「はぁーい」
海未「まったくもう……」
ことり「大変だね海未ちゃん」
ことり「んー……疲れてる海未ちゃんに、ことりがプレゼントしちゃいます」
海未「プレゼント……?」
ことり「えへっ、最高の笑顔です♪」ニコッ
海未「………!」
絵里「ほら、そこのカップル。いつまでもいちゃついてると置いて行っちゃうわよ」
ことり「あ、ごめんねー絵里ちゃんー」タッ
海未「………!」
海未「ことり……あぁ……ことり……」
海未「ことりの笑顔も素敵ですが……やはりもっと先に行きたいです」
海未「ようやく恋人になれたというのに、手もつないだことがないなんて…」
海未「………嫌です」
海未「プラトニックな関係なんて知りません!私はことりともっと仲良くしたいです!」
海未「今回の合宿で手を繋ぐ事を目標に……!」
海未「──── という事で、午前は海を満喫して、午後から練習とします」
海未「本当は午前も練習にしたかったのですが……」
希「どうせ穂乃果ちゃんや凛ちゃんに邪魔される。って思ったからやろ?」
海未「穂乃果と凛と希に、です」
にこ「そんなことどうでもいいでしょ。さぁ、時間は限られてるわ。思いっきり楽しみましょう」
絵里「そうね。にこの言う通りよ」
凛「という事で穂乃果ちゃん行くにゃー!」タッ
穂乃果「おー!」タッ
海未(って違います!いつもみたいにしていてはことりとの時間がなくなってしまいます!)
海未(ですが、穂乃果や凛にもしもの事があったら……!?)
海未「あぁ……私はどうすれば…!?」
希「海未ちゃんなに悶えてるん?」
海未「はっ…!?希!?って皆いません!?」
希「皆もう行ったよー?」
希「それより……ことりちゃんの水着みてどう思ったん?」
海未「な、なんですかいきなり…!」アタフタ
希「そりゃ気になるよー。恋人目線からのことりちゃんの水着姿」
希「もう襲いたい!って感じになっても仕方ないしなー」
海未「の、希っ…!///」
希「くすっ、冗談冗談。……あ、ことりちゃーん!」
希「海未ちゃんに水着ちゃんと見てもらったん?恋人の感想欲しいんやないん?」
海未「希っ……!」
ことり「海未ちゃんどうかな……?」
海未「い……いいと思います。その、クリーム色の水着に……パレオがとても似合っています///」プイ
希「どこ見て言ってるんよ。ほらちゃんと見て」グググ
海未「やめ…っ!希……!」グググ
海未(殿方は水着姿は目の保養と言うみたいですが、私にとっては毒です…!)
海未(ことりを見ていたら……私は……!)
ことり「ん……?」ニコニコ
海未(顔……赤く……!もう……だめっ……!)
海未「わ、私は少し遠泳してきます!あそこの島までっ!それでは希ことり!」ダッ
ことのぞ「あっ…!」
希「行っちゃった……。ことりちゃんいいん?あんなヘタレな海未ちゃんで」
ことり「…………」
海未「はっ、はっ、はっ!」
海未(いい調子です。もう少しで折り返し地点。このペースなら1時間以内にも……)
海未「って違います!」
海未「ああもう、恥ずかしがり屋な私のバカ!」
海未「このままでは本当にことりと話すこともなく……」
海未「今からでも戻って……」
ことり『こっちだよ?海未ちゃん』
ことり『海未ちゃん……ことりの水着…どうかな?』
海未「………ダメです!このままだと水着姿のことりに遭遇してしまいます!」
海未「やはりもう少し……」
海未「はぁ……はぁ………」
凛「あ、海未ちゃんおかえりー」
希「ずいぶん見かけなかったけど……まさか本当にあの島まで行ってたん?」
絵里「大丈夫?」
海未「はい……大丈夫ですが、少し疲れました」
海未「先に戻りますね」フラフラ
ガチャ
ことり「すぅ……すぅ……」
海未「ことっ…!?」
海未「ソファで寝ています…?」
海未「まったく着替えもしないで、風邪をひきますよ?」
海未「何かかけるものを……」
海未「………」チラッ
ことり「くー……すー…」
海未「ことり……」
希『もう襲いたい!って感じになっても仕方ないしなー』
希『もう襲いたい!って感じに──── 』
希『もう襲いたい!』
希『襲いたい!』
海未「…………ごくっ」
海未「あぁ……ことり…」スンスン
海未(潮の香り……シャワー浴びていないんですね…)
ツー
ことり「………ん…」ピク
海未(肌……柔らかいです。それにすべすべで……)
ことり(うみ……ちゃ……?)
海未「ことり……ことりぃ……」
ことり「………」
ことり(ふふっ……)
海未「ことり……あなたの手に触れることがどれだけ大変で」
にこ「あー疲れたー」
海未「!?」ビクッ
凛「あれ?海未ちゃんとことりちゃんなにしてるの?」
希「あ、もしかして寝込み襲ってたとか―?」
海未「に、にこっ!?凛、希!?」
にこ「え、なにその驚き様……まさかあんた本当に…?」
海未「ち、違いますっ!これはええと……その…!」
海未「!?」
ことり「ことりが海未ちゃんにマッサージお願いしてたんだ」
ことり「海未ちゃん上手でちょっと眠っちゃってたの」
ことり「だよね?海未ちゃん?」
海未「え、ええ……」
凛「なんだー。びっくりしたにゃー」
にこ「もう、驚いたじゃない。やるならにこ達のいないところでしなさいよね」
ことり「ごめんね。ありがとう海未ちゃん」
海未「は、はい…」
海未「…………」テクテク
ことり「ふんふーん♪」テクテク
海未(あああああああああっ!)
海未(まさかことりとふたりきりで買い出しに行くことになるなんてっ!)
海未(気まずい……すごく気まずいです!)
海未(昼間の件…なんて言えば…!?)
海未(ことりが庇ってくれたってことは、つまりことりは私がしていた事に気づいてるんですよね?)
ことり「海未ちゃーん」
海未(素直に謝罪を…?いえ、恋人なんですから謝らなくても…?)
ことり「うーみーちゃーん」
海未(いえ、恋人とかそういう問題ではありません。ここは誠心誠意──── )
ことり「うーみーちゃーん!」
海未「はっ…!?」
海未「え?あ、す、すみません」
ことり「珍しいね。疲れちゃったかな?」
海未「いえ……そんなことでは…」
ことり「ふふ、でも海未ちゃんとふたりでお買い物って久しぶりだね」
海未「そうですか?先週洋服を買いに行ったではありませんか」
ことり「よかった♪」
ことり「海未ちゃん。ずうっとボーってしてたんだよ?」
ことり「もし、そうですね。なんて言ってたらどうしようかなって…」
海未「すいません。心配をかけて」
ことり「いえいえ。海未ちゃんが元気ならことりは満足です」
海未「………あのっ。ことりっ」
ことり「いい天気だね」
海未「えっ、はい」
ことり「ことり夏が大好き」
海未「…ことりが夏が好きだなんて初耳です」
ことり「えへへ、そうかな?なんだか夏って昔の事思い出しちゃうんだ」
海未「小学生の時ですね。あの時はホームシックにかかったことりをあやすのが大変でしたよ」
ことり「そうそう。なんだか急にお母さんに会いたくなって、迷惑かけちゃったね。ごめんね」
海未「いえ、もう過ぎたことですし………あれも夏休みだったんですね」
ことり「うん……いつまでも色褪せないことりの大切な思い出」
ことり「海未ちゃんだけじゃないよ?穂乃果ちゃんや絵里ちゃん真姫ちゃんも」
ことり「みんなみんな。ことりの大切な人」
ことり「これから何があってもこの関係壊したくないな。って思ってるの」
ことり「変化することが怖い──── 臆病なことりのワガママ」
スッ
海未「ことり…?」
ことり「それはね」
チュ
ことり「海未ちゃんとの関係」
海未「な、なななななっ!?///」カアァ
ことり「だって……手の温もりだってまだ知らないんだよ?」
ことり「最初に知りたいのは……キスの味。なんて」
ことり「海未ちゃん?」
海未「なっ…こ、こと…っ///」
ことり「海未ちゃーん?おーい?」
海未「……///」ウツムキ
ことり「はぁーい。海未ちゃんあーんっ」
海未「ちょっ……ことりっ」アタフタ
ことり「あーんっ。ですよー?♪」
穂乃果「ほほぅ…海未ちゃんアツいねー」
希「みてるこっちが恥ずかしいなー」
海未「穂乃果っ、希っ!///」
ことり「うん。海未ちゃんヘタレだもん」
ことり「だからね。ことりから近づこうかなって」
ことり「待ってるだけはもうやめようって」
ことり「だっていつまでも待ってたら、何年経つのかわからなくなっちゃうもん」
真姫「って言われてるわよ」
海未「うぅ……返す言葉もありません」
絵里「ホント、あんなアツアツなのずっと見せられると嫉妬心沸いちゃうわね」
穂乃果「いいなぁ…穂乃果も恋したーい!」
花陽「でも、なんだかあの二人。見てるだけで幸せな気持ちになっちゃう」
凛「だね」
ことり「あ、ほっぺたについてるよ?とってあげるね」ガシッ
海未「え、ちょ、ことり?どうして頭を押さえるのですか…?」
ことり「暴れたらぁ……唇にいっちゃうかも♪」
海未「こ、ことり…?や、やめっ………///」
海未「~~~~~~~~っ!?///」
おしまい
乙です
乙でした
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