【ラブライブ！】にこ「アンタたち、まだスクフェスやってんのね」希絵「……」ｼｬﾝｼｬﾝ

希「見たら分かるやん。やってるよ」ｼｬﾝｼｬﾝ

絵里「……」ｼｬﾝｼｬﾝ

にこ「ふ～ん、まぁ良いけど」

希「にこっちはもうやってないん？」ｼｬﾝｼｬﾝ

にこ「うん……何か飽きちゃった。あと、えくすぱーと？　ってヤツが難しいし」

希「あぁ、ウチもフルコン出来ないヤツが結構あるんよ」

希「でも、推しキャラのURとか来ると楽しいし、ズルズルやってる」

希「永遠にやれ……永遠にやれ……カードがウチにそう告げるんや！！」

にこ「あっそ」

絵里「……」ｼｬﾝｼｬﾝ

希「あっ！　にこっち見て！　ほらハートのヤツが５０個たまった！」

にこ「ハートのヤツって何……名前くらい覚えなさいよ」

希「さて、このSRが必ず出てくる１１連？　を……」

にこ「はいはい、URが出ればいいわねー」

希「うん。よし……いざ！」

希「とええええええええぇい！！！」ﾎﾟﾁ

にこ「ちょっ、うるさっ」

絵里「……」ﾊﾞｧﾝ

希「おぉっ！？　赤紫の！　アレ！　URきたよ！　にこっち！！」

にこ「ふーん……はいはい、良かったわね」

希「推しキャラ来い……推しキャラ来い」

希「ぬあぁあああぁぁあぁああ」

希「にこっちやったあああああああああ」

希「URにこっちやったああああああああああ」

にこ「ちょっ！　にこなら当たりでしょうがっ！！！！」

にこ「何悔しがってんのよ！！！」

希「にこっちかぁ……まぁ……あぁ、にこっちやったかぁ」

にこ「まぁって何よ！！　大当たりでしょ！！　見せなさいよ！」

にこ「めっちゃくちゃ可愛いじゃないの！！　何が不満なのよ！！」

希「にこっちかぁ……シールに」

にこ「シールにしようとしてんじゃないわよ！　置いときなさい、部室に置いときなさい！！」

希「う～ん、じゃあ……あっ、にこっちのUR覚醒できる」

にこ「そうなの？　じゃあ覚醒しときなさいよ！　ほら！　もっと可愛くなるから！」

希「う～ん」

希「じゃあ覚醒させる」

にこ「良い子ね。おお！　すごい！　覚醒後って、すごく可愛いじゃない！」

にこ「真夏の熱視線？　すっごい可愛い！　これ！！」

希「う～ん、そうやね。さっきよりは、まぁ」

にこ「何でそんなテンションなのよ！　失礼でしょうが！」

希「……」

にこ「だから無言で売っぱらおうとするな！！！！」

希「推しキャラが良かったんよ……」

にこ「どうでもいいけど、希の推しって誰なのよ」

希「ウチ？　希推し」

にこ「自分かい！！　希推しって自分かい！！！」

希「希が一番可愛い」

にこ「やめなさいよそれ！　自分でしょ！？　何で第三者視点で希って言ってんのよ！」

希「はぁ……希のUR欲しかったなぁ」

にこ「自分の、ね？　ウチのURね？」

希「はぁ」

希「あっ、今気付いたんやけどチケットみたいなので、回せるっぽいよ！」

にこ「そう、良かったじゃない。さっさと自分のUR出しなさいよ」

希「はぁ、でも希出てくるかなぁ」

希「一日置かないと、またにこっち出てきちゃうかもなぁ」

にこ「出てきちゃうって何よ！？　出しなさい！　にこをガンガン出しなさいよ！」

希「まぁ、大丈夫や……次は希が出るはず」

にこ「自分ね。ウチのURが出るはず、なのよね？」

希「いけえ！」

希「あああ！！　またにこっちUR出てきたぁ！！」

にこ「だから当たりだって言ってんでしょうが！！」

にこ「部室を空けときなさい！！　にこをセンターにライブを始めなさい！！」

希「もぉぉ、あんまりやぁ……」

にこ「ほら、新密度上げなきゃ！　メンバー変更して！」

にこ「現実の親密度も下がってんだから！」

希「しかもコレまた覚醒できる。無駄に」

にこ「全然無駄じゃない全然！」

希「にこっち覚醒した……うん、覚醒前よりは……うん」

にこ「もっと喜びなさいよ！　うん……じゃないわよ！」

にこ「覚醒前のにこも可愛いから、覚醒後のにこにしようか迷う～」

にこ「って考えなさいよ！！　キーッ！！！」

希「落ち着いてにこっち。ほら、端っこの方で親密度上げるから」

にこ「センターにしなさいよ……にこの覚醒後URを見せびらかしなさいよ……」

希「希……」

にこ「アンタはもう鏡でも見てなさい！！！」

にこ「はぁ……何なのよ希は」

にこ「ねぇ、聞いてた？　絵里」

絵里「っし！　イベント終わったわ！！　二枚SR取れたわ！！」

絵里「……何か言った？」

にこ「いや、何でもないわ……っていうか、必死過ぎるでしょ」

絵里「今回はどうしても二枚欲しかったのよ」

絵里「良かったわ、これで覚醒できるわ♪」ｳｷｳｷ

絵里「本当は３枚欲しいんだけど、まぁそこまで入れ込んでないし」

にこ「へぇ～」

にこ「それにしては、今までにないくらい喜んでたけど」

絵里「ｺﾎﾝ……まぁ、それはそれとして……」

絵里「はぁ、覚醒後の絵里は可愛いわねぇ」

にこ「って、アンタもかい！！！」

にこ「何自分のSR見てニヤニヤしてんのよ！！」

絵里「だってコレ見てよ！　この覚醒後のSR絵里！！」

絵里「KKEを体現したような絵でしょ！？」

にこ「実際の絵里はアホみたいになってるんだけど」

絵里「私だってこういう時くらいあるわよ……」

絵里「はぁ……宝物にしよう。お気に入りにしよう……」

にこ「まぁ、良かったわね……絵里はガチャ、やらないの？」

絵里「そうね……回せるし、１１連やってみようかしら」

希「エリち、今はやめたほうが良いよ？　よくない気が部室を包んでる」

にこ「よくない気って何よ！？　にこの事！？　にこのURがよくないって！？」

希「せやね」

にこ「ちょっとアンタ黙っときなさいよぉ！」

絵里「確かにUR絵里を狙う私としては、にこのURは避けておきたわいね」

にこ「アンタたち、覚えときなさいよ……」

絵里「でも、今の私はイベントを勝ち抜いた勝利の絵里」

絵里「この流れは、にこの流れを吹き飛ばすには充分でしょうね」

希「なるほど」

にこ「何吹き飛ばしてんのよ！　捕まえなさい！　キューティーパンサー捕まえときなさい！！」

絵里「１１連、UR絵里！！」

絵里「あっ……赤いの！　URよ、にこ！」

希「まだ喜ぶのは早いよ、エリち……この後、にこっちが話しかけてくるかもしれん」

にこ「にこ出なさい！　外野は無視して、にこURを出しなさい、絵里！」

絵里「……ああああああ！！！　にこのURうううううう……」

にこ「ガッカリするんじゃなわいよ！！　ほら、バンザーイってしなさい！！」

にこ「お気に入りにしときなさいよ！？　間違えて退部とかさせないように！」

にこ「って、違う違う！！　今退部させるんじゃなくて！　絵里！！！」

絵里「はぁ……あっ、私のURにこも覚醒できるみたい」

希「にこっちは、気付くと部室に住み着いてるからね」

にこ「にこを何だと思ってるのよ……」

にこ「さて、絵里。にこを覚醒させるしかないわね」

にこ「あっ、でも覚醒前のにこも可愛いわね。どうする？」

にこ「ちょっ、特に考えなしに覚醒させるのね……やけになってるの？　絵里？」

絵里「覚醒したわ……ふふっ、にこ可愛いわね」

にこ「でしょ！？　にこは可愛いんだから！」

にこ「絵里も可愛いけど、にこも悪くないでしょ？」

にこ「そうそう、スタメンに置いて、私の何かを上げなさい！」

にこ「親密度？　絆なのね、名前はまったく覚えてないけど、そう！」

絵里「ふふっ、大切に育てるわ」

にこ「ありがとう、絵里……にこをよろしくね」

絵里「絵里……欲しかったなぁ」

にこ「……希、にこはどうしてる？　元気？」

希「うん……今ライブしてる」

にこ「おぉ！？　にこセンターにしてるじゃない！　良い子ね、希♪」

希「点数低っ！　早くレベル上げないと使い物にならないなぁ」

にこ「何か微妙に傷つくけど……まぁ、良いわ」

にこ「希も良いとこあるじゃない……にこをよろしくね、希」

希「は～い」

にこ「そうだ……にこも久しぶりに起動させようっと」

にこ「あっ、５０個たまってたわ♪　早速ガチャを……」

ぽわんぽわんぽわーん

にこ「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

にこ「ぬぁんで、にこにURにこが来ないのよっ！！！！！！」

完

スクフェスやってないけど面白かった乙

シール機能を知らないままの彼女たちでいてほしい

イジられにこっち苦手なのにこれはテンポも良いし面白かった

これは笑えた
自分推しってなんか新しいな

3年ガチャ回してるのにSRもURもにこに偏る俺も共感できる
にこ好きだからいいんだがもう少し満遍なくな…

本人が目の前にいるのにシールに変えようとするぐう畜