【ラブライブ！】にこ｢μ’sでさるかに合戦！｣

むかーしむかし、あるところにとても働き者で娘思いのかにがおったそうな

にこ(かに)｢はぁ～、今日もバイト疲れたわ……そうだ｣ｺﾞｿｺﾞｿ

にこ｢あった！花陽(子がに)が作ってくれたおにぎり！ん～美味しそう！｣

にこ｢いっただっきまーす！｣ｱｰﾝ

？？？｢ちょーっとまったー！｣

にこ｢誰！？｣

凛(さる)｢にこちゃんにこちゃん、そのおにぎり凛も食べたいにゃ｣

にこ｢えー？これ1個しかないのよ｣

凛｢じゃあこのカキの種と交換しないかにゃ？｣

にこ｢カキの種？｣

凛｢そう！このカキの種を植えて育てればいつでもカキが食べ放題にゃ！｣

にこ｢カキが……食べ放題！？乗った！｣

凛｢交渉成立にゃ！｣

ｶﾞｼｯ

こうしてにこ(かに)と凛(さる)はおにぎりとカキの種を交換したのであった

にこ｢さっそく植えるにこ～♪｣

にこは大喜びで家に帰るとさっそくカキの種を撒きました。

ﾓｿﾓｿ

にこ｢芽を出せ芽を出せカキの種♪出なきゃハサミでちょんぎるにこ～♪｣

なんて歌っているとなんという事でしょう。カキの木がみるみる成長していくではありませんか

ﾆｮｷﾆｮｷﾆｮｷﾆｮｷ

にこ｢うわ～！すごい！一気に木がなったわ！よーし！｣

にこ｢実を出せ実を出せカキの種♪出なきゃハサミでちょんぎるにこ～♪｣

今度はカキの木に実がたくさんできました

にこ｢これでカキが食べられるわ！｣

しかし、にこの身長ではカキの実に届かず実を取れません。

にこ｢うーん、どうしましょう？｣

困っていると、凛がやってきました

凛｢え！？もう木になってる！？｣

にこ｢そうなの、でもにこでは実が取れないわ。凛、代わりに取ってきてくれないかしら？｣

凛｢お安い御用にゃ！｣

すると凛はスルスルと木に登ると、自分だけ赤い実を食べ始めました。

凛｢うんめぇにゃ～！｣ﾑｼｬｺﾗﾑｼｬｺﾗ

にこ｢凛～！1人だけズルイわよ！私にも取ってちょうだい！｣

凛｢うるさい！青柿でも食べてるにゃ！｣ﾎﾟｰｲ

にこ｢にごぉ！｣ﾊﾞｷｨ

凛はにこに硬い青柿をぶつけました。

凛｢にゃははは！カキは凛の物だにゃ！｣

にこ｢痛いにこぉ……｣ｸﾞｽﾝ

にこは泣きながら家に帰ると、部屋に引きこもってしまいました

花陽(子がに)｢にこちゃ～ん。ご飯ですよ～｣

にこ｢いらないにこ……｣

花陽｢うーん……最近凛ちゃんのイタズラが酷くなって来てるなぁ……懲らしめないと……｣

花陽は凛を懲らしめることを決意しました

花陽｢懲らしめるにはまず仲間が必要だね……｣

花陽はまず仲間を集めるためにポスターを作り募集を始めました

花陽｢仲間……来てくれるかな…｣

今日は集合日。花陽は人が来てくれるか不安でした……すると

？？？｢｢｢こーんにーちわー！！｣｣｣

花陽｢あ！来てくれた！｣

花陽｢いらっしゃい！｣ｶﾞﾗｯ

そこにいたのは

希(くり)｢こんにちは～！ポスターを見て来ました！｣

真姫(蜂)｢凛を懲らしめるのね！協力するわ！｣

海未(臼)｢共に凛を懲らしめましょう！｣

穂乃果(うんこ)｢あ……ども…｣

花陽｢……｣

思ってたのと違ったようです。

花陽｢えっと……自己紹介してくれるかな？｣

希｢じゃあまずはウチから！ウチは栗！｣

真姫｢次は私ね！私は蜂よ！どんな悪者もこの針でイチコロよ☆｣

海未｢次は私ですね。私は臼。特技は餅つきです｣

穂乃果｢……｣

花陽｢えっと……あなたは？｣

穂乃果｢……う…です｣

花陽｢……えっと、聞こえなかったからもう一度お願いできる？｣

穂乃果｢……うんこ…です｣

花陽｢……は？｣

花陽｢え……うんこ？｣

穂乃果｢……はい｣

花陽｢えっと……うんこが何しにきたの？｣

穂乃果｢凛ちゃんを懲らしめるために……でも大丈夫！情熱だけは誰にも負けないから！｣

花陽｢ああ……うん…そうだね｣

穂乃果は熱いうんこだったそうな

花陽｢それじゃあこのメンバーで凛ちゃんを懲らしめたいと思います。なにか作戦がある人は居ますか？｣

希｢はーいはーい！｣

花陽｢元気だね……じゃあ希ちゃん｣

希｢ウチは焼肉が好き！｣

花陽｢……うん、今は好物の話はしてないからね？｣

希はとてもマイペースなヤツだった

真姫｢はい｣

花陽｢あ、じゃあ真姫ちゃん｣

真姫｢私にはこの立派な針があるわ｣

花陽｢おお！それで！？｣

真姫｢作戦はこうよ｣

まず、誰かがなんとかして凛を捕まえて

そこに私が

真姫｢この注射で猛毒を流し込み永遠の眠りについてもらうわ｣

真姫はとても残忍で外道な性格だった

花陽｢怖いよ！真姫ちゃんの針を使うんじゃないの！？｣

真姫｢こう見えて私は医者なのよ！｣ﾄﾞﾔｧ

花陽｢蜂関係ないよぉ！そんな怖い作戦は却下だよ！｣

希｢それにあのすばしっこい凛ちゃんをどうやって捕まえるん？｣

真姫｢そうね……｣ｼｭﾝ

海未｢はい｣

花陽｢はい、海未ちゃん｣

海未｢まず餅米を用意します｣

花陽｢それ餅つきがしたいだけだよね！？却下！｣

海未｢｣ｼｭﾝ

穂乃果｢ねぇ、ちょっといい？｣

花陽｢はい、穂乃果ちゃん｣

穂乃果｢凛ちゃんがすばしっこいのが問題なら、まず凛ちゃんの家に先回りをして隠れておいて、帰ってきたところを懲らしめるっていうのはどう？｣

花陽｢……おお！すごい！うんこのくせに！｣

希｢えらい頭がええやん！うんこのくせに！｣

真姫｢やるじゃない、うんこのくせに｣

海未｢穂乃果のくせにやりますね、うんこのくせに｣

穂乃果｢はは……もう帰っていいかな……｣ｸﾞｽﾝ

穂乃果はうんこのくせに頭が良かったそうな

穂乃果｢私の考えた作戦はこうだよ！｣

まず、凛ちゃんが帰ってきたら希ちゃんが熱で弾けてバーン！

やけどに薬を塗ろうとしたところに真姫ちゃんがチクリ！

その傷を冷やそうと水桶に近づいたところに花陽ちゃんがチョキン！

たまらず外に飛び出したところに私を踏んずけてズルリ！

その上から海未ちゃんがドシーン

穂乃果｢ってのはどうかな？｣

花陽｢す……すごい！天才です！｣

希｢よし！それでいこ！｣

真姫｢凛に冷たいやけどを教えてやるわ！｣

海未｢餅つきなら任せてください！｣

花陽｢よーし！決行は明日！気合入れて行くよ！｣

｢｢｢おーーーー！！！！｣｣｣

凛｢にこちゃん……大丈夫かな…｣

ｺﾝｺﾝ

凛｢にこちゃん、いる？｣

<…ﾅﾝﾉﾖｳ?

凛｢ちょっとお話がしたくて……｣

にこ｢……｣ｶﾞﾗｯ

凛｢にこちゃん……！｣

にこ｢……寒いでしょ？中に入って｣

凛｢おじゃまするにゃ｣

にこ｢……で？何のよう？｣

凛｢昨日の事…謝りたくて……｣

にこ｢……謝るくらいなら最初からしないでくれる？｣

凛｢……ごめんなさい…｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

にこ｢泣くんじゃないわよ。なんであんな事したの？｣

凛｢…寂しくて……いつもイタズラばかりして友達も居なくて……｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

凛｢それで友達がいっぱいいるにこちゃんが羨ましくて……｣ｸﾞｽｸﾞｽ

にこ｢……はぁ、私は凛友達のつもりだったんだけどな｣

凛｢ふぇ……？｣

にこ｢私は凛の友達だって言ってんの｣

凛｢……でも、凛、にこちゃんに酷いことしちゃったよ？｣

にこ｢バカねぇ、そんな事でこの私が友達じゃ無くなるとでも？あいにく私は友達は大切にするタチなのよ｣

にこ｢それに友達なんて、これから作っていけば良いじゃない。私も紹介してあげるわ｣

凛｢……にこちゃーん！ごめんねぇぇ！！｣ﾀﾞｷｯ

にこ｢よしよし……これに懲りたらもうイタズラなんてしちゃ駄目よ？｣

凛｢うん……うん……！｣ｸﾞｽｸﾞｽ

にこ｢ねぇ、もし良かったら一緒に暮らさない？｣

凛｢……いいの？｣

にこ｢ええ、大歓迎よ！｣

凛｢うん！凛もにこちゃんと一緒に暮らしたい！｣

こうしてにこと凛は幸せに暮らしましたとさ

めでたしめでたし

cast

にこ……かに
凛……さる
花陽……子がに
希……栗
真姫……蜂
海未……臼
穂乃果……うんこ
絵里･ことり……語り部

えっ…

えっ

なんだ、にこりんぱな結成秘話か