【ラブライブ!】穂乃果「海未ちゃんからメールだ!」
- 2020.04.03
- SS

穂乃果「みんなすごいな~」
穂乃果「ふんふふ~ん♪」
ピロリン♪
穂乃果「メール?」
穂乃果「海未ちゃんからだ、何だろう?」
==========
『穂乃果!ついに私もスマートフォンを手に入れました!
新しい携帯からの初めてのメールです
こんな時間にすいません、嬉しかったものでつい
ですが早く穂乃果に知らせたかったんです
ほんとうに嬉しかったんです
あぁ、それと最後に明日の5時間目に英語の小テストを行うと言っていましたよね
しっかり勉強していますか?
では失礼しますね』
=========
穂乃果「あの海未ちゃんが興奮してメール送ってくるなんて。それだけ嬉しかったのかな?」
穂乃果「海未ちゃんも可愛いところあるなぁ。まあいつも可愛いけどっ!」
穂乃果「最後の一文は見なかったことに……出来なさそうかも」
穂乃果「うぅ~、メールで言われっちゃったら知らなかったなんて言い逃れできないじゃん!」
穂乃果「海未ちゃん策士だね、作詞担当だけに」
穂乃果「……あぁ~、何とかしなくちゃ~」
穂乃果「うぅ……教科書開いた途端に眠くなってきた……」
穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん、おはよー!」
海未「おはようございます」
ことり「おはよう穂乃果ちゃん」
穂乃果「海未ちゃん、新しく買った携帯見せて見せて!」
ことり「ことりも見たいかも!」
海未「べ、別に大したものじゃないですよ……」
穂乃果「いいじゃん。海未ちゃんだって嬉しかったんでしょ?」
ことり「あの海未ちゃんが夜にメール送って来るくらいだもんね」
海未「つい興奮してしまいまして……恥ずかしいです」
穂乃果「そんなことないって、やっぱり嬉しいもんね」
ことり「そうそう」
海未「ま、まあ過ぎたことはしょうがないですよね。……これです」スッ
穂乃果「穂乃果も新しいの欲しくなっちゃうよ」
ことり「やっぱり人のを見てるといいな~って思っちゃうよね~」
海未「そういうものですよね」
ことり「海未ちゃんでも思うんだ」
海未「ま、まぁ」
海未「それより色々と使い方を教えていただけないでしょうか?なかなか慣れなくて」
穂乃果「もちろんだよ、家でも海未ちゃんとお話ししたいし」
ことり「最初は大変だよね、ことりも手伝うよ」
海未「ありがとうございます」
海未「それでよかったらなんですが穂乃果、メールに付き合ってもらえないでしょうか?」
穂乃果「メールに?」
海未「ええ、使い方に慣れるためもありますし作詞の役にも立ちそうな気がするんです」
穂乃果「なるほど」
ことり「そういう歌あるもんね。ほんと海未ちゃん真面目だねぇ」
海未「ことりは衣装作りなどで忙しいでしょうし」
穂乃果「穂乃果が暇人みたいな言い方だね」
海未「少なくともことりよりは暇があるでしょう?」
穂乃果「ま、まあそうかもしれないけど……」
ことり「海未ちゃんからのご指名だし付き合ってあげたら?」
穂乃果「うん、分かった!じゃあよろしくね海未ちゃん」
海未「こちらこそよろしくお願いします」
穂乃果「海未ちゃん嬉しそうだったなぁ~」
穂乃果「今夜メールするって約束したけどまだかな~」
キミヨサーイテアツイキボウノハテ♪
穂乃果「きたみたい♪」
穂乃果「えぇっと、なになに……」
==========
『こんばんは穂乃果
メールをすると言っても何を書くか迷ってしまい遅くなってしまいました
10分以上考えていたのですがこれ、というものが一つも浮かばなくて……
そこでなのですが何かいい話題はないでしょうか?
遅くなった挙句丸投げしているようで申し訳ないのですがいざ改まって考えると何も浮かばなくて……
私は穂乃果とお話しできれば何でも構いませんので何卒お願いします
やはり舞い上がっていたのでしょう
私から誘ったというのに申し訳ないです
ノープランで約束してしまってすいません
無理にとは言いませんのでそれならまた明日改めてにしますので
失礼します』
=========
穂乃果「なるほど……」
穂乃果「そんなに難しく考えなくてもいいのに、海未ちゃんらしいけど」
穂乃果「そうだなぁ、じゃあ今日の夜ご飯は何食べた?、これで行こう!」
穂乃果「こんなのでいいんだよっていう意味でも丁度いいしね」
穂乃果「♪」ポチポチ
海未「……」ソワソワ
海未「……」ドキドキ
ホラ、アイセイファイト!キミノタメニ♪
海未「!」
海未「穂乃果からです!」
海未「えぇっと……」ポチポチ
==========
『海未ちゃんこんばんわ♪
ずっと待ってたよ~(>_<)!
話題なんて何でもいいんだよ、今日の夜は何食べた?とかそんなので
海未ちゃんは何食べたの?
私は今日はハンバーグだったんだ♪
そしたらお父さんが自分の分少し分けてくれたんだ~
海未ちゃん家はやっぱり和食かな?
返信待ってるね♡』
=========
海未「なるほど……本当に何でもよいのですね……」
海未「今日の夕飯ですか、穂乃果らしいですね」クスクス
海未「とりあえず返信しなくては」
海未「えぇと今日のご飯は……」
穂乃果「う~ん、遅いなぁ」ソワソワ
穂乃果「こうやって返事を待つのもメールの楽しみの一つだよね~」
穂乃果「まだかな~」
キミヨサーイテアツイキボウノハテ♪
穂乃果「!」
穂乃果「待ってました!」
穂乃果「さてさて……」
==========
『お待たせしてしまいすいません
こんな話題でもいいんですね、明日からは何とかして見せます
それで今日の夕飯の話でしたね
私は今日サンマ一尾と筑前煮を食べましたよ
脂がのっていてとてもおいしかったです
こんなことなら写真でもとればよかったですかね?
カメラ機能も素晴らしいですからね
正直マナーとしてどうかとは思いますけど食べる前に作ってくれた方に許可を貰って手短に済ませれば問題ないでしょうか
それにしても話題も内容も穂乃果らしいですね
私は好きですよ、穂乃果のそういうところ
折角話題をくれたのですが明日も早いのでそろそろ失礼します
明日はもう少し早い時間、そうですね……8時頃を目標に努力します
ではおやすみなさい穂乃果』
=========
穂乃果「サンマかぁ、うらやましいな~。穂乃果も食べたくなってきちゃった」
穂乃果「この時間に食べ物の話題は避けた方がよかったかも……」
穂乃果「海未ちゃんも寝るみたいだし返事は手短にしとこう」
『サンマ私も食べたくなっちゃったよ~
海未ちゃんのお母さん料理上手だし筑前煮もおいしいんだろうな~
また今度ことりちゃんと一緒にお泊りに行って海未ちゃんのお母さんのご飯食べたい!
その時はお母さんによろしくね?
じゃあ海未ちゃんおやすみ♡』
=========
穂乃果「これで良し!」ソウシン
穂乃果「う~ん、まだ寝るには少し早いし漫画でも読んでよ~っと」
穂乃果「海未ちゃんも大変だよね朝からもお稽古があるなんて」
穂乃果「そうだ!明日の夜はサンマにしてってお願いして来よう!」
ドタドタ
オカアサーン
穂乃果「海未ちゃんおはよう♪」
海未「おはようございます、穂乃果」
海未「昨日はすいません。自分から誘ったにもかかわらず」
穂乃果「いいのいいの♪」
海未「なんだか機嫌がいいですね」
穂乃果「海未ちゃんのおかげだよ~」
海未「何かしましたっけ?」
穂乃果「今日の夜ご飯サンマなんだ~」
海未「なるほど、そういうことですか」
穂乃果「昨日メールしてくれたおかげだよ、ありがとう海未ちゃん」ギュッ
海未「べ、別に関係ないですよ……///」
穂乃果「そんなことないよ~」
穂乃果「それより今日は大丈夫?」
海未「えぇ、何とかしますよ。昨日のようなことはもうしません!」
穂乃果「そっか、じゃあ今夜も待ってるね」
海未「はい」
穂乃果「もうすぐ八時だね!」
穂乃果「どんな内容かな?海未ちゃんのことだからなぁ……」
穂乃果「勉強の話とかは勘弁してほしいかなぁ、海未ちゃんと話せるのは嬉しいんだけど」
穂乃果「……」ウズウズ
タビダツソノサーダメヨー♪
穂乃果「待ってました!」
穂乃果「おぉ、八時ぴったりだ……すごい」
『こんばんは穂乃果
最近冷えてきましたがしっかり暖かい格好をしていますか?
風邪を引かれては寂しいですからね
そこで今日はいつもの夜の過ごし方についてお話ししましょう
穂乃果はいつも家に帰ってからどうしているんですか?
勉強や宿題はあまりやっていないようですが普段何をしているんですか?
のっけから寝てる!とかはやめてくださいよ?
私は……まあ知っているかもしれませんが7時過ぎまでは稽古をしています
μ’sを始めてから少し時間が取れなくなってはいますがほんの一時間程度でもやっておかなくては体が鈍ってしまいますからね
アイドルの方も練習は大事ですからね
父と母も分かって下さっているので大丈夫ですよ
それに私も楽しいですから
ではお返事お待ちしていますね』
=========
穂乃果「メールまでこんなに丁寧なんて海未ちゃんらしいなぁ」
穂乃果「夜の家での過ごし方か~」
穂乃果「海未ちゃんは忙しそうだよね~」
穂乃果「なんか申し訳なくなってきちゃうよ、こんなことに巻き込んじゃって」
穂乃果「でも楽しいって言ってくれてるし実際見てても楽しそうにしてるもん、大丈夫だよね……?」
穂乃果「とりあえず返信しなくちゃね」
海未「あんな感じで大丈夫だったでしょうか?」
海未「少々無理矢理だった気もしますが……」
エガオデセナカオスヨ!♪
海未「!」
海未「返事が来たみたいです」
海未「えぇと……」ワクワク
==========
『海未ちゃんこんばんわ(*^0^*)
ほんと最近寒くなってきたよね~
私も風邪ひかないように気を付けてるよ
海未ちゃん達に会えないのは寂しいもん
私は帰ってきてからお店番をすることがあるから寝てはいないかなぁ
その後はご飯食べて漫画を読むかパソコンでいろんなスクールアイドルの動画を見てるかかな
店の手伝いなんて大変だな~って思ってたけど海未ちゃんはもっと大変なんだよね
もともと忙しかったのにさらに大変だよね……なんか申し訳ないよ
だから海未ちゃんも体調崩さないように気を付けてね!
そうそう、サンマおいしかったよ~(^_^)v』
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海未「ふむ、やっぱりメールの文面ですら穂乃果らしさが出てますね」
海未「忙しいのは事実ですが楽しめてますから全然問題無いんですがね」
海未「メールの文体、もう少し柔らかい方がいいのでしょうか……」
海未「少し聞いてみましょうか」
穂乃果「まだかな~」
穂乃果「わくわく~」
タビダツソノサーダメヨー♪
穂乃果「!」ビクッ
穂乃果「来た来た♪」
==========
『店番ですか、ご苦労様です。また今度寄らせていただきますね
他のアイドルグループを見て勉強するのもいいですが学校の勉強もある程度はやって下さいよ?
メールでまでこの文体は少し堅苦しかったりしませんか?
この言葉づかいは癖みたいなものですが……
変えた方がよいなら変えてみます
もうメールも5通目ですし今さらかもしれませんが……
穂乃果とは楽しくお話ししたいので他にも何かあったらアドバイスなどお願いします』
=========
穂乃果「う~ん、そんなことないんだけどな~」
穂乃果「ふふっ、海未ちゃんは真面目だな~」
穂乃果「このままでもいいのに」
穂乃果「とりあえず返信返信♪」
海未「うぅ……なんだか緊張します」
海未「こんなことまで聞いていてはしょうがない気もしますがやはり慣れていないと……」
海未「穂乃果に頼りっぱなしですね」
エガオデセナカオスヨ!♪
海未「返ってきましたか」
==========
『私は文章がどうとかは全然気にならないしい今のままでいいと思うよ♪
むしろ今の方が海未ちゃんらしいし
実際に海未ちゃんと話してるみたいって思えるからさ
海未ちゃんの優しくて丁寧なところとかダイスキだよ♡
でももっと顔文字とか記号とか使えば感情とかも伝わりやすいと思うなぁ
まぁ海未ちゃんの考えてることとかは文字だけでも伝わるし必要ないかな
私のは癖みたいなものだし
とにかく自由でいいと思うよ!そんなに固くなる必要もないからね』
=========
海未「……なるほど私らしい、ですか」
海未「穂乃果が好きだと言ってくれているならそれでいいですかね?なんだか嬉しいです」
海未「さて、返信ですが……」
穂乃果「遅いな~」
穂乃果「やっぱり悩んでるのかな?穂乃果は今のままでいいと思うんだけど……」
穂乃果「そんなこと気にするなんてなんだか可愛いなぁ。いつも可愛いけど」
タビダツソノサーダメヨー♪
穂乃果「やっときた!」
穂乃果「なになに……」
==========
『ありがとうございます穂乃果
こんな堅い私でも好きと言ってくれて嬉しいです
ともかく私は私らしく今のままでいきますね
穂乃果のメールも穂乃果らしくて私は好きですよ
思ったより時間が掛かってしまいこちらからは3通しか送れませんでしたね……
すいません
また明日よろしくお願いします
返信は大丈夫ですので穂乃果も早めに休んでください
では、おやすみなさい』
=========
穂乃果「うん、どんな海未ちゃんも素敵だけど今の海未ちゃんが一番だよね!」
穂乃果「じゃあ穂乃果も寝ようかな……」
穂乃果「海未ちゃん、おやすみなさい」
穂乃果「ふふっ、なんだか本当に一緒にいるみたい」
ことり「穂乃果ちゃん、海未ちゃんメールはどんな感じ?」
穂乃果「いい感じだよ」
海未「私はまだまだですかね……」
穂乃果「そんなことないよ~」
穂乃果「なんか寝る前にああしてると付き合いたてのカップルみたいじゃない?」
海未「な、何を言ってるんですか!?///」
穂乃果「みたいって言っただけだよ。そんなに動揺しなくても……」
ことり「でもいいんじゃない?そういう方が歌詞の参考になりそうだし」
海未「そうですか?」
ことり「うん、毎日夜にメールでやり取りして……なんだかロマンチックだよ!」
ことり「それはそれで嬉しいよね~」
穂乃果「まあね」
海未「私にはよく分からないです……」
穂乃果「うん、難しいよね……」
海未「わざわざ付き合わせてしまいすいません」
穂乃果「気にしない気にしない。穂乃果も楽しいし♪」
海未「そうですか?ありがとうございます」
ことり「今度は私ともしようね、海未ちゃん」
海未「はい、もちろんです!」
穂乃果「さて今日もそろそろかなぁ」
穂乃果「まだかな~」
カガヤキハカゼノカーナター♪
穂乃果「あっ!来た来た」
穂乃果「今日はどんな内容かなぁ」
==========
『こんばんは
今日はしっかり話題を用意してますよ
実は今ミステリー小説にはまっていまして
この前読んでいたものがとても面白かったんです
ガールズトーク?とやらとはだいぶ遠い気がしますが聞いてもらえますか?
誰かとこの面白さを共有したいんです
わずか5日で読み切ってしまうほどだったんですよ』
=========
穂乃果「なるほど最近読んだ本の内容かぁ、海未ちゃん読書好きだからね」
穂乃果「また海未ちゃんが興奮してる。そんなに面白かったんだね」
穂乃果「でも穂乃果はあんまり本は読まないんだけど穂乃果相手でいいのかな?」
イチバンニナロウソーレガーキミサ!♪
海未「返ってきましたか」
海未「あまり穂乃果が好きそうな話題ではないので断られたらどうしましょうか……」
海未「まあとりあえずメールを見てみましょう」
==========
『海未ちゃんこんばんわ
私あんまり本とか読まないんだけど大丈夫かな?
ちゃんと海未ちゃんの話し相手にふさわしいか心配だよ……
ミステリーとか難しそうだしさ
なるべく話は聞いてあげたいよ?せっかく海未ちゃんも楽しそうだし
でもやっぱりそういうのは私なんかより真姫ちゃんとかのほうが話も合いそうだし……
なんかごめんね?でも何とか聞いてみるよ!』
=========
海未「この話は穂乃果に話したいんですがどうしましょうか」
海未「だいぶ自信なさげですよね」
海未「ここは……」ポチポチ
==========
『大丈夫ですよ、そんなに難しいものでもありません
こちらも簡単に話しますのでお話ししましょう
すごく楽しめましたし穂乃果にもこの気持ちを味わってほしいんです
もちろん無理にとは言いませんけど
簡潔に話しますとある3枚の手紙から物語が繰り広げられていく割とアクション要素もある冒険活劇みたいなものです
そう考えれば少しは親しみやすいのではないでしょうか?
もう一度言いますが無理強いはしませんからね。お返事お待ちしています』
=========
海未「こんなところでしょうか」
海未「穂乃果は優しいですし付き合ってはくれそうですが……」
海未「優しさに付け込んでいるみたいでなんだか申し訳ないですね」
海未「そう思うと送る勇気が……」
海未「ここは覚悟を決めて……はっ!」
海未「送ってしまいました。もう後戻りはできません」
イチバンニナロウソーレガーキミサ!♪
海未「さてどうでしょうか……」
==========
『海未ちゃんありがとう、嬉しいよ♡
わざわざ私に話すぐらいだから本当に面白かったんだよね?
それなら聞きたいな。海未ちゃんと同じ気持ちを味わいたいし
じゃあ待ってるね♡』
=========
海未「あぁ、本当に優しい子ですね穂乃果は」
海未「とりあえず穂乃果も楽しめるように……」
『わざわざありがとうございます
なんだか無理矢理で申し訳ないですが穂乃果も楽しめるように努めさせていただきますね
きっと楽しめると思いますよ
全体としては3百頁ほどのお話なのですが手短に
主人公が見つけた三枚の手紙に書かれた地図と暗号をもとに宝探しに出かけるという話です
八人の仲間を誘って出かけるのですが誘った仲間の内の一人が主人公の幼馴染でその幼馴染も似たような手紙を四枚持っていたんです
ですが宝のある場所へと向かう道中に行く先々で不可解な出来事が起こり次々と仲間が消えて行ってしまうんです
そして主人公と幼馴染の手紙をもとに宝がある場所に辿り着いた時にはその幼馴染と二人になってしまうんです
そして最後に今まで起こった出来事の謎が明かされるんです
どうでしょうか、ワクワクしてきませんか?』
=========
海未「こんなところでしょうか」
海未「結構難しいですね……」
海未「とりあえずこれで送信です」
カガヤキハカゼノカーナター♪
穂乃果「おぉ、返ってきた」
穂乃果「えぇっと、なになに……」
穂乃果「ふむふむ……」
穂乃果「なるほど……300ページって海未ちゃん一体いつ本読む時間あるんだろう?」
穂乃果「でもこうやって聞くと確かにワクワクしてくるかも」
穂乃果「最後がどうなったのか気になる~」
穂乃果「早く返信しよ!」
==========
『なるほど~
九人で出かけてそのうち幼馴染もいるってなんだか私たちみたいだね!
まあ私たちは幼馴染は二人いるけどね
でもどんどんみんながいなくなっちゃうのは嫌だな~
それで最後はどうなったの?
すっごい気になっちゃうしワクワクするよ!』
=========
穂乃果「これで送信っと」
穂乃果「続きが気になっちゃうよ~」
穂乃果「早く返ってこないかな~」
カガヤキハカゼノカーナター♪
穂乃果「!」
穂乃果「やっときた~!待ちくたびれたよ~」
穂乃果「わくわく」
==========
『そうですか、よかったです
では話の続きですね
目的地に辿り着いた2人は最後の手紙を見つけます
その手紙にはこれは暇つぶしに作ったゲームだ、ここまで付き合ってくれてありがとう
そして途中でリタイアした者も皆無事だ、と書かれていたんです
それを見て拍子抜けしてしまったんですが物語はまだ終わってなかったんです
その手紙を書いた主は誰なのか、そして本当の目的はなんだったのかというのが明かされ物語はひっくり返ります
何と手紙を書いたのは……最後まで残った幼馴染だったんです
すべて幼馴染が一緒に出掛けた仲間たちと作ったゲームだった、こんな感じの話です
オチまで語ってしまいましたがいかがですか?』
=========
穂乃果「お~、まさかの展開だね」
穂乃果「そんなことするなんてなんかすごいなぁ」
穂乃果「でもなんでそこまでしたんだろう?」
穂乃果「気になる~。聞いてみよう!」
海未「随分と反応も良かったですし気に入ってくれたのでしょうか?」
海未「穂乃果も偶には本を読んでみたらいいと思うんですがね」
イチバンニナロウソーレガーキミサ!♪
海未「返信が来ました!」
海未「えぇっと……」
==========
『へ~、なんかすごい話だね~
なんでわざわざそんなことしたんだろう?
何か理由はあったの?
でもみんなも無事だったんだね、よかった~
300ページはちょっと読むのは大変そうだけどなんだか面白そう!』
=========
海未「なかなかな食いつきですね。よかったです」
海未「さて、ここからですよね……」
カガヤキハカゼノカーナター♪
穂乃果「返ってきた!」
穂乃果「なかなか焦らしてくるね~」
穂乃果「返信を待つ数分間がすごいドキドキする」
穂乃果「な、なんか本当に恋人同士みたいかも……」
穂乃果「え、えぇっとそれより内容は……」
==========
『ええ、もちろん理由はありますよ
最後の手紙と合わせて全部で8枚の手紙
それに秘密が隠されていたんです
暗号というものですね
その暗号を解き明かすとすべてが見えてくるんです
暗号にはあなたが好きだと書かれておりそれを解いた主人公は幼馴染と結ばれるんです
実はこの話自体がラブストーリーだったという訳です
すごく素敵じゃないですか?』
=========
穂乃果「おぉ、なんかすごいどんでん返しだね~」
穂乃果「好きって伝えるためにそこまでしたんだ……」
穂乃果「それだけ主人公のことが好きだったってことだよね?」
穂乃果「確かに素敵かも……」
海未「なんだかドキドキしますね……」
海未「落ち着きましょう」
海未「ゆっくり深呼吸を……」
海未「ふー……」
海未「……少し落ち着きました」
イチバンニナロウソーレガーキミサ!♪
海未「!」ビクッ
海未「丁度いいタイミングですね」
海未「ふむ……」
==========
『手紙の中に暗号ってなんかすごいね
そこまで考えて手紙を書いたりしてたってことだもんね
それだけ相手のことが好きだったんだね~
そういえば海未ちゃんもメールの返信が遅かったりしたけど何か考えてたりして?
あはは、そんなわけないか』
=========
カガヤキハカゼノカーナター♪
穂乃果「返信だ!」
穂乃果「いつもより返ってくるのが少し早い?」
穂乃果「まあいいや。内容は……」
==========
『さあどうでしょうね?
ちなみに暗号を解くカギは数字でした
その手紙には順番に一から八までの数字が振られていてその数字の行数の頭文字を並べるというものでした
良かったら今度お貸ししますので偶には本でも読んでみてはいかがですか?
ではそろそろいい時間ですので失礼しますね
また明日会いましょう。おやすみなさい』
=========
穂乃果「へ~、なんか面白そうかも」
穂乃果「借りて読んでみようかな~」
穂乃果「どうでしょうねってどういうこと……?」
穂乃果「とりあえず海未ちゃんにおやすみって言っとこ!」
イチバンニナロウソーレガーキミサ!♪
海未「!」ビクッ
海未「……」ソワソワ
==========
『とっても面白そうだね、よかったら読んでみたいかも
それじゃあ海未ちゃんおやすみ
それと、私も海未ちゃんのこと大好き!
私たちも小説のお話みたいに結ばれちゃおうよっ♡』
=========
海未「///」カァァ
海未「こ、これって……」
海未「メールの中の暗号が伝わったってことですよね……?」
海未「結ばれちゃおうってつまり……///」
海未「あぁっ、自分でこんなまどろっこしいことをしておきながらなんだか分からなくなってきました」
海未「そうだ!メ、メールで聞いてみましょう!」
海未「……あぁ、手が震えて上手く文字が……」プルプル
穂乃果「うぅ、海未ちゃんも面倒なことするなぁ……」
穂乃果「直接言ってくれればいいのにわざわざ暗号なんて使って……」
穂乃果「それに気付かせるためにこんな話したんだろうなぁ」
穂乃果「普段本とか読まない穂乃果にそういう話なんてあんまりしないし」
穂乃果「気付いたからよかったけど気付かなかったらどうするつもりだったんだろう?」
カガヤキハカゼノカーナター♪
穂乃果「あっ、海未ちゃんからだ!」
穂乃果「な、なんかすごいドキドキする……///」
穂乃果「えぇっと……」
==========
『穂乃果、最後のはつまり……
気付いてくれて受け入れてくれるということでいいんですよね?
自分でまどろっこしいことをしておきながらなんだか自信がなくて……
勘違いだったら相当恥ずかしいです……』
=========
穂乃果「うぅ///」
穂乃果「いざ意識するとすごい恥ずかしいよぉ///」
穂乃果「なんでこんなこと確認してくるのさ!海未ちゃんがやり始めたことじゃん!」
穂乃果「こっちだって勘違いだったら相当恥ずかしかったし……」
イチバンニナロウソーレガーキミサ!♪
海未「!」
海未「あぁドキドキします」
海未「手の震えが止まりません……」
==========
『もう!最後にそんなこと聞いてきたらカッコ悪いよ!
海未ちゃんがやり始めたことなんだから自信持っててよ!
私も海未ちゃんが好きなの!分かった?
いつも好きとか言ってるから分かりにくかったなら謝るけど……
とにかく私も海未ちゃんと同じ気持ちだからね!』
=========
海未「怒られてしまいました……」
海未「直接言える勇気さえあれば……」
海未「でも気持ちは通じあったみたいですね」
海未「///」
海未「へ、返信しておきましょうか」
海未「……」ポチポチ
海未「こんなものでしょうか……///」
海未「恥ずかしいですが穂乃果への気持ちをしっかり伝えておかなくてはなりませんからね」
海未「うぅ~、送信です!」ポチリ
カガヤキハカゼノカーナター♪
穂乃果「!」
==========
『すいませんでした
でもいつも好きと言ってくれて嬉しいですよ
では今度こそおやすみなさい
穂乃果、大好きですよ♡』
=========
穂乃果「海未ちゃん……」
穂乃果「海未ちゃんがハートマークを使うなんて……」
穂乃果「相当恥ずかしかったんだろうなぁ、ああやっぱり可愛いな~♡」
穂乃果「海未ちゃん大好きだよ~!」
かなり雑なのは分かってる
時間あったら書き直してみる
乙
元ネタにしたかは知らないけど意味怖でこの暗号あったね
メールの暗号やっと分かったわw
寝る前に良いもの見れたぜ
おもしろかったわ
海未ちゃん可愛いよ
か。すごいな、元ネタとかあったりするの?
穂乃果ちゃんは気づかなそうだがww
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