【ラブライブ！】優理「何だこれ。下駄箱に手紙が入ってるぞ」ココ「！！？」

宮下ココ
御堂優理

どことは言わんがでけぇ

ココ（どうして彼女の私の前でそんなものが平気で開けられるんですかね～？）

優理「ああ、やっぱりかさねか」ﾎﾞｿｯ

ココ「えっ」

ココ（かさねちゃん…！？酷いです！私達のこと応援してると見せかけてずっと優理ちゃんのこと狙ってたんですね～）

ココ（しかも、それをわざわざ私と優理ちゃんが一緒の時に見せつけるように手紙でアピールしてこようなんて…鬼です！悪魔ですよぉ…）ｷﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘｯ

ココ「なんでもないですよ～…ただ、かさねちゃんが人の彼女を誑かす悪女だってことが悲しかっただけで…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

優理「はぁっ！？何言ってるんだよ。かさねがそんな悪いやつなわけないだろ！」

ココ「だって、その手紙…」

優理「これか？これは私とココのデュオの時に着る衣装の案をまとめたやつだよ」

ココ「えっ？」

優理「まったく…そもそも、他の女に誘惑されたって私がココ以外の女のところに行くわけないだろ？」

ココ「あぅ…///そ、そうですよね～」

ココ（お昼を買いに行った優理ちゃんの帰りが遅いのでお迎えに行っちゃいますよ～）

ココ「あれっ？あそこにいるのって…」

彼方「ごめんね、優理ちゃん。運んで貰っちゃって…」

優理「まったく…保健室に行けばいいのか？」

彼方「うん。お願い」

ココ「何…あれ……」

ココ（酷いです優理ちゃん！お昼を買いに行くフリをして彼方ちゃんと逢引なんて～！）

ココ（しかも、おんぶだけじゃ飽き足らず保健室なんて…）

ココ（きっと2人きりで○○なこととか××なこととかする気なんだ…私とだってなかなかしてくれないくせに…！）ｷﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘｯ

ココ「！」ビクッ

優理「どうしたんだ、ココ？教室で待ってるって言ってたのに」

ココ「どうしたもこうしたもないですよ…信じて送り出した彼女が先輩に寝取られてるなんて、私思いもしませんでしたよ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

優理「ちょっ、おま、寝取られるって…とにかく落ち着けって」

ココ「うん…そうだよね…負け犬は黙って去るのがお似合いだよね。わかったよ…」ｸﾞｽｯ

ココ「…ホント？」

優理「こんなことで嘘ついてどうすんだよ。ほら」

ココ「この手は…？」

優理「心配ならついてきたらいいだろ。保健室までだからちょっと遠いぞ」

ココ「あ…はいっ♪」ｷﾞｭｯ

彼方（仲良いなぁ…）

ココ（優理ちゃんは用事があるって断られちゃったけど…たまには一人でゆっくり回るのもイイですよね～）

ココ「あれ？あそこにいるのって…」

優理「これは？」

遥「そうだね…こっちもいいんじゃないかな？」

優理「お？いいなそれ！向こうも見て来ていいか？」

遥「私もついてこっか？」

ココ「う…そ……」ｶﾞｸｯ

ココ（ああ、考えてみたらこの前掃除当番があるって言ってた時も先生に呼ばれたって言ってた時も、きっと全部遥ちゃんとイケないことしてたに違いないよ…）

ココ（悔しいよぉ…友達だと思ってた子が彼女を奪うような女狐だって知ってこれからどう接したらいいのかわからないですよぉ…）

ココ（いっそ、このまま尾行して事を致そうとしたところを写真にでも抑えて…）ｷﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘｯ

ココ「…帰りましょう」ﾌﾗｯ

優理「おっ、もう来てたのか。悪いな待たせちゃって」

ココ「えっと、優理ちゃん。話ってなんでしょうか～？」

ココ（きっと遥ちゃんと付き合うことを伝えて別れるつもりなんですね～…）

ココ（私は常に最悪の事態を想定してました…大好きな彼女が敵に寝取られることも考えながら！）

ココ（でも、たとえ奪われたとしても私は決して諦めません。彼女は…優理ちゃんは、必ず奪い返します！）ｷﾞﾘｨｯ

ココ（でも、そのほうがイイかもしれませんね～。捨てられた後はきっと泣いちゃいますから…）

ココ（う…うぅっ……）

優理「目開けていいぞ」

ココ「えっ…髪に何かついてる」

優理「見てみるか？はい、手鏡」

ココ「これって…！」

優理「髪飾りなんてありきたりだったかな。ほら、今日ってココと付き合ってちょうど半年になるだろ？」

優理「だから、何かあげようと思って昨日遥に手伝ってもらってプレゼントを選びに行ってたんだ」

優理「いや、途中からほとんど遥を置いて選んじゃってたからな。それはアタシが見つけただよ」ﾌﾌﾝｯ

ココ「そっか…優理ちゃんが……」

優理「喜んで貰えたか？」

ココ「はいっ！…でも、ごめんね。私、何も用意してなくて」

優理「なんだ、そんなことか」

優理「その必要はないぜ」

ココ「でも…！」

優理「んっ……」ﾁｭｯ

ココ「んぅっ……！？」

優理「……ぷはっ。へへっ♪ココからは唇を貰ったから、これでお返しは完了。それでいいだろ？」

優理「おっと、油断してるのが悪いんだぜ？」

ココ（優理ちゃんのことが好きすぎてたまに嫌な子になっちゃうこともある私ですけど…）

ココ（これからはもっと優理ちゃんを信じて傍に居られるかな、と思えるような素敵な記念日でした♪）

～完～

クリスティーナ「あっ、見つけましたよ～！優理さんっ！」ｷﾞｭｯ

ココ「！！」ｷﾞﾘｨｯ

このセリフ見た瞬間にみんなも えっ！？ ってなったよね