【ラブライブ!】ことり「耳かきするね」海未「お願いします」
- 2020.04.04
- SS

海未「耳かきとはどう違うのですか?」
ことり「耳かきだけじゃなくて、全体的な耳エステみたいなものなの」
海未「エステ……初めて受けるのでドキドキします」
ことり「お耳のケアで大事なことは、なんといっても癒しです!」
海未「ただでさえ癒されることりからの癒しの手解きというわけですね」
ことり「お世辞はいいよぅ。海未ちゃんは思いきりリラックスして、たっぷり癒されてね」
海未「なんだか楽しみになってきました」ワクワク
ことり「海未ちゃんを思いきり癒してあげる♪」
海未「これでいいですか?」
ことり「背もたれ倒すね。よいしょっと」
海未「美容院でシャワーを浴びる時を思い出します」
ことり「最初は耳を泡洗浄しまぁす」
海未「泡洗浄……聞き慣れない言葉です」
ことり「泡で耳を包んで、綿棒やタオルで拭き取るの。お耳のお掃除だよ」
海未「綺麗になりそうです」
ことり「お耳のケアの特徴はね、ほら、耳だから、ケアされる時の音が醍醐味なんだよ?」
海未「音、ですか?」
ことり「実際されてみるとわかると思うから、目を閉じて、ゆっくりくつろいで、音に注目
してみてね」
海未「未知の体験を前にする緊張感です……」ドキドキ
海未「ああ……泡が、少しくすぐった、」
シュオシュオシュオ
海未「わわわわわっ!?」シュオシュオ
ことり「うふふっ、びっくりした?」
海未「右耳から泡が弾ける音がします……!」シュオシュオ
ことり「細かい泡がプチプチって弾けていく音なの」
海未「なるほど、耳周りに泡を塗されているので、音がハッキリ聞き取れるのですね」シュオシュオ プチプチ
ことり「これが音が醍醐味っていう意味だよ。音の癒し効果、たっぷり味わってみてね」
海未「右耳が聞き慣れない音の波に揉まれ、摩訶不思議な気分です……」シュオシュオ
ことり「貝殻を耳に当てると、耳が波の音に包まれて、不思議な気持ちになるよね」
海未「なるほど、それに近しい感覚かもしれません。この場にいながら、どこか遠くに意識が飛んでいくような……」シュオシュオ
ことり「ね? 気持ちいい音でしょ?」
海未「音に着目したケアを受けたことがないので、実に新鮮です」シュオシュオ
ことり「たまに大きな泡がパチ、パチ、って弾けて、アクセントになるよね」
海未「あ、あ、今しました。パチッて」パチパチッ
ことり「可愛い音だよねぇ」
海未「優しい音に包まれて、脳が緩やかに揺らされているみたいです……」シュオシュオ パチッ シュオシュオ
パチパチパチパチパチ
海未「ふおおおお!?」
ことり「あ、音ビックリしちゃった?」
海未「泡を拭き取る際に泡が一気に弾けたわけですか……」パチ シュオシュオ
ことり「耳元で色々されてると、小さな音や刺激でも凄い敏感に感じるでしょ?」
海未「はい。あと、音に意識が向いていましたが、耳を綿棒で撫でられるのも気持ちいいです……」サリ サリ
ことり「泡を拭く為だから耳の表面を綿棒でなぞる感じに動かしてるけど」
ことり「程よい圧でなぞると、お耳のマッサージにもなって、すっごく気持ちいいんだぁ」
海未「本当です……柔らかい綿棒による耳への丁寧な刺激が素晴らしいです……」サリ シュオ サリサリ シュオシュオ
海未「なるほど、デリケートなのですね」サリ サリ
ことり「扱いは難しいけど、ちゃんとケアしてあげれば、最高に気持ちいいんだよ」
海未「早くも心地良さに包まれています……ああ、綿棒の刺激、気持ちいい……」ササササ サリ
ことり「今は泡を拭くのがメインだけど、お耳のマッサージは後でちゃんとやるから、そっちも楽しみにしててね」
海未「はい、……」サリサリサリ サリサリサリ
ことり「うふふ、もう眠くなってきちゃった?」
海未「癒されます、極楽浄土です……幸せですことりぃ」サリ サリ
海未「ホットタオル越しに耳を揉まれるのも最高です……!」グニグニ
ことり「まだまだだよぅ。これが終わったら、オイルマッサージで徹底的に揉み揉みするね」
海未「もっとですか! 素晴らしいです」グニグニ
ことり「でもその前に、左耳も同じように泡で洗いまぁす」
海未「ああ、マッサージも魅力的ですが、やはり泡で耳を包まれる感覚も癖になりますね」シュオシュオシュオ
海未「まるで左耳が丸ごと泡になってしまった気分です……」
ことり「知名度は低いかもしれないけど、お耳のケアって最高に癒されるんだから」
海未「堪りません……泡と一緒に心が弾けてしまいそうです……」シュオシュオ
ことり「海未ちゃんがおかしなこと言ってるー、うふふっ。じゃあ綿棒で泡を拭きまぁす」サリサリ パチパチパチッ
海未「楽しい体験でした」
ことり「次はオイルマッサージだよ」
海未「オイルですか」
ことり「滑りがよくなるし、耳にも良いんだよ?」
海未「なるほど、これまた未体験です」
ことり「オイルを私の手で人肌になるまで捏ねて……」ピチャピチャ
海未「良い匂いがしますね。これはオイルの香りですか?」
ことり「そうだよ。アロマみたいな香りのものを使うのが効果的なの」ピチャピチャ
海未「心が安らぐ香りです……」フワーン
ことり「お耳のケアにはこういう癒しポイントもあるから、色々発見してみてね?」ピチャピチャ
海未「新鮮な驚きばかりで、既に楽しいです」
ことり「まずはオイルを耳全体に馴染ませるように万遍無く塗っていくね」
海未「あっ、あっ、ことりの指に触られて、いきなり耳が気持ちいいです……!」モミモミ ピチャピチャ
ことり「オイルがちゃぁんと浸透するように、もーみ、もーみ」
海未「あぁ~……あぁぁ~……」モミモミ ピチャピチャ
ことり「耳はね、体中のツボの密集地なんだよ」
海未「だから、あっ、こんなに、心地良いんですか……っ」ピチャ モミ ピチャ モミ
ことり「そうだよぉ。自分で揉んでみても気持ちいいんだから」
海未「それは、あっ、今後自分でやるのが、あっ、ハマってしまいそうです」モミモミモミ ピチャピチャ
ことり「虜になっちゃうよ。今度やってみてねっ」
海未「あ~~~」グニグニ
ことり「耳の穴の辺りに少し指を入れて、強めに押すね」
海未「ああ~~~~~」フニフニ
ことり「耳の上の方にある窪みに指を添えて、ギューってしちゃうよー」
海未「あああ~~~~~~~」ギュギュギュー
ことり「どう? 耳が熱くなってきたでしょ?」
海未「…………はっ、気持ち良すぎて少しボーっとしていました」モミモミ
ことり「うふふっ、そっか、嬉しいなぁ」
海未「確かに熱いです……これはどうなっているのですか?」モミモミ
ことり「耳の血行が良くなってるの」
ことり「ツボを刺激したのも合わさって、肩こりや睡眠不足の解消にも効果があるんだよ」
海未「なるほど、耳のマッサージは健康の塊ですね……」モミモミ
海未「耳かきの前段階ではありますが、正直名残惜しいくらいに気持ち良かったです……」トローン
ことり「今私がやった指の感触を思い出して自分で揉んでみても気持ちいいからね」
海未「なるほど、こんな感じでしたか?」グニュ ムニィ
海未「自分でやるには違和感があります……」
ことり「はぁい、今は私がしてあげるから、自分でやるのはまた今度でぇす」
ことり「次は耳の産毛と、耳穴の中の毛を剃りまぁす」
海未「剃毛ですか?」
ことり「心配しないでね、傷つけないよう注意してやるから」
海未「ええ、癒しと心地良さを提供してくれることりに身を委ねます」
ことり「頑張っちゃうよぉ!」
海未「わかりました」
ことり「じゃ、刃当てるよー」ピトッ
海未「ひんやりした刃が当たって……ああ、表面を静かになぞられています」ショリショリ
ことり「ツボを押してるわけじゃないけど、こういう刺激もいいでしょ?」
海未「ええ、耳の老廃物が削ぎ落とされていくような……」ショリショリ
ことり「耳かきはまだだから、老廃物の処理はこれからが本番だけどね」
海未「前座でこれですから、本番に至ってはどれほどの心地良さを感じられるのでしょうか」ワクワク
海未「そもそも耳の穴の中にも毛って生えているのですね」
ことり「実は結構生えてるものなんだよ。そうだなぁ、背の低い鼻毛みたいな感じ?」
海未「余りイメージしたくないですがよくわかる例です……」
ことり「でも鼻と同じで毛が生えてるのにも意味があるから、全部は剃っちゃだめだよ?」
海未「外部から侵入してきたゴミや菌を防ぐのですね」
ことり「今は耳かきをするから、邪魔になる部分だけ剃っちゃうね」
海未「施術を受けている間にも蘊蓄が溜まっていって楽しいです」
海未「わっ!? ……で、電動カミソリ、ですか?」ウィーーーン
ことり「さっきもカミソリ使ったじゃん。怖くないからねぇ、じっとしててねぇ」
海未「ですが、あの、急に刃物に関する機械を出されると……き、危険はないのですか?」ウィウィウィーーーン
ことり「だぁいじょうぶだよぅ」
海未「あっ、こっ、ことりっ、耳に近付けられると、おおお音がぁ」ヴイィーーーーーン
ことり「剃る為には近づけないと。海未ちゃん安心して? あ、でも動いちゃダメだよ?」
海未「動いたらどうなるのですかあぁぁぁ怖いですうぅぅぅぅ!」ヴィヴィヴィヴィヴィヴィ
ことり「はい、インサート♡」
海未「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」ヴィ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ン
ショリショリショリショリショリショリショリショリ
海未「」チーン
ことり「海未ちゃん、もう動いても平気だよ?」
海未「……ハッ! 耳はっ!? 私の耳は無事ですか!?」
ことり「自分で揉んで試してみたら?」
海未「あ、耳揉むの、気持ちいいです」グニィ ムニィ
ことり「ね? 平気だったでしょ?」
海未「ですがやっぱりことりに揉んでもらった方が気持ちいいです……」ムニョォ グニャァ
ことり「うふふ、お耳のマッサージ、そんなに気にいってくれたんだ。また今度揉んであげるねっ」
海未「本当ですか!? 嬉しいです!」ワクワク
海未「遂に本番ですね!」ワックワック
ことり「最初に登場するのは……泡洗浄でも活躍した、綿棒ちゃん!」
海未「日頃見慣れた白い柔肌が今では極上の癒しを与えてくれる特別な存在に見えます」
ことり「耳掃除されたことはあると思うけど、こうやってちゃんとケアしてからされると、もーっと気持ちいいんだから」
海未「ただ耳かきされる以上の癒しをこれから与えてもらえるのですね……!」
ことり「うんっ。じゃ、早速始めるね」
海未「よろしくお願いしますっ!」フンス
ことり「うふふっ、癒す為の耳かきなんだから、そんなに力まないで、リラックスしてね?」
海未「あ、そうでした」ユッタリ
海未「お借りします」メカクシ
ことり「じゃあ…………お耳のケアの醍醐味、音の癒し効果も本領発揮です!」
海未「音の……本領?」
ことり「そう。視界が利かなくなると、さっきより音に敏感になるでしょ?」
海未「確かに、いつも以上にことりの声が魅力的に響きます」
ことり「うふふ、お世辞でも嬉しいよ」
ことり「でね、そういう過敏になった聴覚部分もお耳ケアの癒しに取り入れるんだぁ」
ことり「耳かきする時って、耳の奥を見るために顔を近づけるから」
ことり「その時に……声を、囁き声にして……耳に息がかかるくらい近付いて……頭の中に語りかけるように、ゆっくりと……」
ネ…… ミミモトデ…… ササヤカレルノ…… キモチイイデショ……?
ゾワワワワワワワワワ
海未「うひぃ!?」ゾクゾクゾクッ
なにその殺戮兵器
海未「で、ですが今、ことりの声が……ぞわわって……吐息もかかって……」
ことり「いきなり耳元で囁かれて、息吹きかけられるの、ぞわぞわするよね」
海未「背筋にぞわぞわが走り抜けました」
ことり「でもね、そのぞわぞわ、気持ちよくなかった?」
海未「それは……」
ゾワワワワッ
海未「っ……思い返したら反応してしまうくらいには、その……気持ち良かったです」
ことり「癖になっちゃうでしょ?」
ことり「それがね、耳かき中に感じる音の癒しなんだよ」
ことり「囁き声で語り掛けられるのって気持ちいいの。それと一緒に耳かきをするの」
ことり「そしたらね、とーっても、癒されちゃうんだから」
海未「……っ」ゾワワワワ ワクワク
海未「は、はい……!」ドキドキ
ことり「ぅうんっ……よぅし……じゃ、いくよ……」
マズハ…… ミミノ…… イリグチカラ……
海未(っ……普段でも癒され力の高いことりの声が……耳元で囁いて……っ!)ゾクゾクッ
海未(これだけで昇天してしまいそうです……)ゾワワワワ
ヤサシク…… メンボウデ…… ナゾリマス……
海未(ああっ……囁き声と共に、柔らかい綿棒が、耳の入り口周りを広くなぞって……!)ザリ ザリ
ミミノ…… カタチニソッテ…… コスルネ……
海未(ことりの声が……! 普段から可愛らしい囁き声が……とても……蠱惑的です……っ!)ゾクゾクゾクッ
海未「な、なぜですか……!」ザリ ザリ
ソウシナイト…… イリグチノ…… ミミアカガ…… オクニ…… ハイッチャウカラ……
海未「理に適ってますね……!」カサカサ ザリ カサカサ
ダカラ…… マズハ…… イリグチヲ…… テッテイテキニ……
海未(あぁぁ……ことりの綿棒が、私の耳周りを、徹底的に擦っています……)ゾワワワワ
海未(万遍無く刺激が与えられて……優しい刺激でいっぱいで……夢見心地です……!)サリ サリ カサカサ
ソレカラ…… ダンダン…… オクニ…… イレテクネ……
海未(わわっ!? 綿棒が奥に、入って、入ってきましたぁ……!)ガサガサガサ
海未(声が、反響して……同時に綿棒の擦れる音もハッキリ聞こえて……くらくらしてきました……)カサ カサ
アナノヒョウメン…… ナゾラレルノ…… キモチイイ……?
海未「とっても、気持ちいいです……」カサカサ カサカサ
海未(ただの耳かきに、ここまで魅了されるなんて……!)ゾクゾク
アナノオクモ…… メンボウデ…… コスッテ…… マッサージ…… シチャウカラネ……
海未(綿棒で耳の奥の肌をなぞられて、くすぐったいような気持ちいいような、こそばゆい刺激が走ります……)カササササ カササササ
海未(ただの掃除では終わらない、耳奥のマッサージ……凄いです……!)カサ カサ サリ サリ
ミミノアナ…… オクマデ…… マルミエダヨ……
海未「その声で恥ずかしいことを言わないでください……っ!」カサカサ カサカサ
海未(な、なんだか、覗き込まれてると感じたら、急に恥ずかしく……///)ゾワゾワゾワ
海未(穴の中だけでなく、耳垢まで観察されている気分です……!)カサ カサ
ハイ…… ヒトトオリ…… キレイニ…… ナッタヨ……
海未「…………あ……終わり、ですか?」
ジャア…… サイゴニ…… シアゲヲ…… セーノッ……
ふ~~~~~~~~~~~っ
海未「ふわぁぁぁっ!?」ゾワワワワワワワワッ
海未「……い、息が……ことりの、息が……耳に……」
ことり「ふーって、息かけられるの、気持ち良かったでしょ?」
海未「不意打ちでそのようなことをされては、その……」
ことり「どうしたの? 不意打ちだと……我慢できなくなっちゃう?」
海未「な、何の我慢ですかっ! もう、そんな聞き方意地悪です!」
ことり「あはっ、ごめんね。でも耳かきするなら、吐息を耳に吹きかけるのは普通なんだよ?」
海未「本当ですか?」
ことり「うん。癒しの一環なの。これが目当てって人もいるくらいなんだから」
海未「そうなのですか。まあ、理解できるくらいには……その……」
ことり「気持ち良かった?」
海未「……///」コクリ
ことり「うふふっ。じゃ、次は反対側のお耳でぇす」
海未「や、やはり最後の吐息の凄まじさが……」ビクッビクッ
ことり「凄いでしょー。普段でも耳ふーってされるの弱い人がいるくらいだもんね」
海未「それを視覚を奪われた状態で、きちんとケアされて過敏になった時に、不意打ちでされますと……」
ことり「虜になっちゃいそう?」
海未「……悔しいですが、否定できません」
ことり「正直者ですねぇ、エライエライ♪」
ことり「じゃあ次は道具を変えて、お馴染みの竹の耳かき棒でお掃除しよっか」
海未「お願いします」ドキドキ
ことり「こうやって耳の奥に入れていくと……」
海未「……あ、綿棒よりも道具の存在感を強く感じる気がします」
ことり「堅い道具だし、形も曲がってるから、耳穴の壁に強く当たるの」
ことり「普段耳かきする時、道具の違いとかあまり考えなかったでしょ?」
海未「はい。ですがこうしてきちんとした形でケアされると……」
ことり「意識が変わるよね。それだけでも耳のケアを受けて貰った甲斐があったかなぁ」
海未「色々学べますし、何よりも癒されますし、耳のケアとはとても良いモノですね……」
ことり「そうだよぉ。じゃあこれから竹の耳かき棒で耳かき、始めるねっ」
ことり「だから少し力も入るから、こうして耳の穴の中を擦ると……」
海未「ふわあっ!? 先程よりもずっと大きな刺激がっ」コリコリッ
ことり「でしょ? その分お耳の穴のマッサージ効果も強いんだよぅ」
海未「ああ、ただ擦られているだけなのに、なぜこうも気持ちいいのでしょう……」カリカリ カリカリ
ことり「マッサージだけじゃなくて、耳垢もちゃんと取るね。ようし……」
ミミノオクヲ…… ヨウク…… ノゾキコンデ……
海未(まっ、また魅惑の囁き声がきました……!)ゾクゾク
コビリツイタ…… ガンコナ…… ミミアカヲ…… コスリマス……
海未(耳の奥から感じるハッキリした刺激と、ことりの柔らかな囁き声とのギャップが堪りません……!)カリッ カリリッ
海未(自分でやるならとても届かないようなところにまで入れられてる気がします……)カリカリ コリコリ
ア…… オオモノ…… ミイツケタ……
海未(っ!? あ、あ、同じ場所を、何度もカリカリされてます……!)カリカリカリカリカリカリ
ワア…… トレマシタア…… オオキナコデス……
海未(耳かきを耳奥から引き抜かれる際にも刺激がくるんですね……)ゾワゾワ
モウスコシ…… ツヅケルネ……
海未(そして奥に入る時にも……ああっ、どんどん奥にっ……)ゾワワワワワワ
ミミノオクヲ…… ヨウク…… ナゾリマス……
海未(耳が過敏になってきたのか、刺激がどんどん強く感じられてきました……!)カリカリ コリコリ
海未(お、終わりですか……すっかり撫でられ尽されて、耳穴全体が敏感になってしまいました……)
サイゴニ…… マタ…… イクヨ…… セーノッ……
ふ~~~~~~~~~~~っ
海未「ほわぁぁぁあぁぁっ!?」ビクビクッ
ウフフ…… キモチイイ……? ジャア…… モット……
ふ~~~~
ふっ ふっ ふ~~~~~っ
ふうぅぅぅぅぅぅぅぅ
ふ~~~~~……ふ~~~~~……ふ~~~~~~~~~~~っ
海未「」ビクンビクンッ
海未「……………………あ……あぁ、終わりですか……最後の吐息ラッシュで力が……」
ことり「あっ、海未ちゃん、よだれ出てるよ?」
海未「えっ!? 失礼しました、はしたない……」
ことり「いいんだよ、気持ち良かったってことだよね? 私が拭いてあげる」
海未「いえそんな、んぐっ」
ことり「ふーきふーき。はい、お口も綺麗になりましたぁ」
海未「すみません、こんなことまで」
ことり「いいのいいの、今の海未ちゃんは私のお客様なんだもん」
ことり「お客様には、ことりが精一杯お世話するからねっ」
海未「まるで本物のエステ店員のようです」
ことり「わ、素敵な褒め言葉だぁ。ありがとっ♪」
海未「竹の耳かき棒ではしないのですね」
ことり「普通の耳かき棒よりマイナーだけど、ちゃんと耳垢が取れる道具があるんだよ」
ことり「その名も……じゃん! スクリュー耳かきです!」
海未「名の通り、螺旋状の溝が付いている、棒? ですか」
ことり「素材はゴムなの。だから耳垢は良く取れるけど、柔らかいから耳穴が痛くなったりはしにくいんだよ」
海未「よく出来た道具です」
ことり「金属製のスクリュー耳かきもあるんだけどね」
ことり「海未ちゃんの耳が弱いかもしれなかったから今回はゴム製のものを選んだけど」
ことり「今のところ海未ちゃん、耳の刺激が気にいってくれたみたいだから、次は金属のものでもいいかもねっ」
海未「次の機会が早くも楽しみですが、まずは未知なるスクリュー耳かきなるものを味わってみたいです!」ワクワク
海未「はい、お願いします……!」メカクシ
ことり「そーっと……そーっと……奥の方に、ゆっくり……」
海未「耳奥に入れられる感覚も癖になってきました……!」ゾクゾク
ことり「奥に入ったから、耳かき、始めるね……」
ミミカキヲ…… コスルヨウニ…… ウゴカシマス……
海未(何度聞いてもことりの囁き声が……ことりの癒し声がぁ……っ!)ゾワワワワ
海未(……あ、この耳かき、刺激を強く感じられて良いですね)カリリリリ カリリリリ
ウズジョウノ…… ミゾガ…… ミミヲ…… コスルヨ……
海未(何重にもかけて、螺旋状の縁が耳奥に当たって……気持ちいい……)カリカリカリカリ
海未(普段の耳かき棒とはまた違う、しっかりした刺激です……)カリカリ コリコリ カリカリ コリコリ
海未「? はい……わ、凄いです」
ことり「螺旋状の溝に沿って耳かき全体に耳垢がこびりついてるでしょ」
海未「こういう取れ方をするのですね。そして私の耳にはこんなに耳垢が……」
ことり「誰にでもこれくらいあるんだよ。それをしっかり取ってくれるのがこの耳かきなの」
海未「これは、定期的に耳のケアしなければいけませんね」
ことり「そうだよぉ。だから、また今度もしてあげるね」
海未「楽しみです!」ワクワク
ことり「じゃ、続きしよっか。アイマスクして、また横になってくださぁい」
海未「わかりました」メカクシ
海未「そうですね」カリカリ コリコリ
ことり「ああいう耳垢って日本人特有なんだって」
ことり「海外の、欧米の方だったかな? あっちの人の耳垢は湿ってるみたい」
海未「お風呂上りの耳垢みたいな感じでしょうか」カリリリリ カリリリリ
ことり「うん。それでね、耳の中がしっとりしてると、酷い時はカビが生えちゃうんだって!」
海未「耳にカビですか!? 恐ろしいです(そして今は気持ちいいです……)」カリカリカリカリ
ことり「遺伝子的には湿った耳垢の方が優勢だから、未来には日本人の耳垢もしっとりしちゃうかも」
ことり「でも湿った耳にできるカビって移るものだから、耳かきの使い回しは厳禁です。気を付けてね?」
海未「なるほど、勉強になります」カリ コリ カリカリ コリコリ
ことり「うん? ……あ、もしかして……囁き声が良い?」
海未「よ、よろしければ、お願いしたいです……」カリカリ カリカリ
コウ…… デスカ……?
ゾワワワワ
海未「っ…………ああ、良いです……ことりの囁き声、本当に大好きです……吐息がかかるのも心地良いです……」ゾクゾク
ウフフ…… キニイッテクレテ…… ウレシイナ……
海未(本当、癖になってしまいます……)コリコリ コリコリ
海未(耳かきの新鮮な刺激、ことりの甘い囁き声、耳にかかるこそばゆい吐息)カリカリ カリカリ
海未(幸せの多重奏です……!)コーリ コーリ
ユックリ…… イヤサレテ…… クダサイネ……
海未「ふう……素晴らしい刺激でした」
ことり「と見せかけて」
ふ~~~~~~~~~~~っ
海未「うひぃっ!?」ゾクゾクゾクッ
ことり「息吹きかけるのを忘れちゃダメだよ?」
海未「も、もう……! ことりに弄ばれています……!」
ことり「人聞きの悪いこと言わないでぇ」
海未「知りません!」
ことり「お詫びに最後のとっておき、梵天してあげるからぁ」
海未「梵天とな?」ピクリ
海未「竹の耳かき棒の反対側についている、白い綿毛のことですよね」
ことり「うんうん。耳垢を取り終わったら、最後は梵天でコチョコチョするんだよ」
海未「細かい耳垢を綿毛で絡め取るのですね」
ことり「勿論そうなんだけど……それ以上に、感触がメインかなー」
海未「感触ですか?」
ことり「されてみたらすぐわかると思うよ。やってみよっか」
海未「耳かきの締め、とくと味わいましょう!」ワクワク
ことり「これから、海未ちゃんの耳の穴に、柔らかくて、ふわふわの綿毛が、ゆっくり入っていくんだよ」
海未「柔らかくて、ふわふわの……!」ゾワワワワ
ことり「細かな綿毛が、耳の奥を、激しく擦っちゃうんだよ」
海未「激しく……!」ゾクゾクッ
ことり「あぁ、入っちゃう、入っちゃうよ……」
海未「っ……」ビクンッ
ことり「ゆっくり、ゆーっくり…………そーっと、そーっと…………」
海未(梵天が……! 柔らかな綿毛が、じわじわと、耳の奥に入ってきます……!)ゾワワワワワワ
海未「さいっ……最、高、です……っ!」ゴソゴソ ガサゴソ
海未(くすぐったい……っ! でも綿毛が気持ちいい……っ!)ゴソゴソ ボソボソ
ボンテンヲ…… マワシテ…… クルクル…… クルクル……
海未(ことりの声に合わせて、梵天が回ります……!)ガササササ ゴソソソソ
海未(柔らかな毛の、一本一本が、撫でるように、耳の奥で、踊っています……!)ササッ サササッ
イリグチデ…… カサカサ…… オクニイレテ…… カサカサ……
海未(今までの中で、最も音の反響が大きい……その分、音による刺激もまた……!)カサカサカサカサ ガサガサガサガサ
海未(耳の奥の綿毛から、体中全体に、痺れのような刺激が走っていく……!)ゾクゾクゾクッ
サワサワ…… コチョコチョ…… キモチ…… イイネ……
海未(もう、これ、凄いです……)ガササササ ゴソソソソ
海未(耳穴の梵天、囁き声、吐息……感じるもの、全部、癒しです……!)ゾワワワワワワ
ウミチャン…… ネムク…… ナッチャッタ……?
海未「はい……最高の、癒しです……」ウツラウツラ
ふ~~~~~~~っ
海未「っ」ビクンッ
ウフフ…… ビクッテ…… シチャッタネ……
海未「そうやって、私で遊んで……ことりは、意地悪です……」ウツラウツラ
イインダヨ…… オヤスミナサイ…… ウミチャン……
海未「…………は、い……………………」スヤア
ことり「あ、もう起きたんだ」
海未「私……寝て……どれくらい眠っていました?」
ことり「ほんの少しだよ。ちょうど両耳の梵天が終わったところ」
海未「そうですか。なんだか眠ってしまったのがもったいない気がします」
ことり「うふふっ、じゃあ最後に特別サービスでぇす。せーのっ」
ふ~~~~~~~~~~~っ
海未「ああ~~~~~……………!」
ことり「どう? 気持ちいい?」
海未「気持ちいいです……最高です……もうやめられません……」
ことり「海未ちゃんの意外な弱点、発見しちゃった♪」
ことり「最初の方にやったマッサージ用のオイルとは違って、今度はクリームを塗りまぁす」
海未「クリームからまたいい香りがします。ミント系の香りですか?」
ことり「そうだよ。安らぐでしょ?」
海未「また眠くなってしまいそうです……」
ことり「寝てもいいけど、海未ちゃんが気にいってくれたお耳マッサージが待ってるよ?」
海未「本当ですか!? ではしっかり起きていなくては」ワクワク
ことり「うふふ。じゃあ両耳一緒に、クリーム失礼しまぁす」
ことり「これはね、お耳の保湿と、緊張緩和の為なんだよ」
海未「耳の緊張?」ヌリヌリ
ことり「耳の中に道具を入れられて自然と強張っちゃったお耳に、もう平気だよぉって緊張をほぐしてあげるの」
海未「そう説明されると、揉まれる度に耳がどんどんほぐれていくようです……」フニャァ
ことり「耳だけじゃなくて海未ちゃんの表情もほぐれていくね」
海未「耳を誰かに揉んでもらうのがこんなに気持ちいいとは知りませんでしたから」モミモミ
海未「いえ、もしかしたら、ことりだからこんなに気持ちいいのでしょうか」モミモミ
ことり「……お世辞言っても、何も出ませんよぅ」グニグニ
海未「本音ですよ。ことりの癒し効果、至高のものです……私はもう虜です……ゾッコンです……」モミモミ
ことり「もう……///」グニグニグニグニグニグニグニグニ
ことり「なぁに?」
海未「今日はどうして耳かきをしてくれたのですか?」モニュモニュ グニィ
ことり「海未ちゃんがね、疲れてそうだったからだよ」
海未「私がですか?」ギューッ
ことり「だって、いきなり耳かきしてあげるって言って、素直にわかりましたって返すくらいには疲れてたでしょ?」
海未「ああ、確かに……癒してあげると言われても、何も疑問を抱きませんでした」モミモミ モミモミ
ことり「それくらい疲れてたんだよ。そんな海未ちゃんを癒してあげたかったの」
海未「疲れて……私、疲れていたのでしょうか……」モミモミモミモミ
ことり「施術中に寝ちゃうくらいには、疲れてたんじゃないかな」
ことり「だけど私がしてあげられることなんて、あまりないから……」
海未「そんなことはありませんよ」モミモミ
ことり「そう言ってくれるけど、実際してあげられることって、あまり無いんだよ」
ことり「海未ちゃんって何でも自分でできちゃうから、私が手伝えることってほとんど無いんだもん」
海未「そのようなことは……」グニグニ
ことり「だからね、海未ちゃんの疲れを肩代わりするんじゃなくて、疲れた海未ちゃんを癒してあげよって考えたの」
ことり「私、最近お耳のケアに凝ってたから、海未ちゃんにしてあげたかったんだ」
ことり「あと海未ちゃんて、私の声のこと褒めてくれるでしょ?」
ことり「お耳の知識とか、声とか、色々使って、海未ちゃんを癒せたらなぁ……って」
海未「そう、でしたか……」モミモミ
海未「ありがとうございました。本当、気持ち良かったです……」
ことり「喜んでもらえたら何よりです♪」
海未「未知の快感過ぎて……今後忘れられそうにありません」
ことり「また、海未ちゃんが疲れちゃったら、いつでもしてあげるからね」
海未「そうですね……お願いしたいです……が……」
海未「あのですね、ことり」
ことり「なぁに?」
海未「一つお願いがあります」
ことり「もっとお耳揉んで欲しい? いいよぉ、頑張っちゃうよぉ」ワキワキ
海未「いえ……それもとても魅力的なのですが、そうではなくてですね……」
海未「よろしければ、私にも耳のケアの仕方を教えていただけませんか?」
ことり「道具とかも色々あって、やり方も工夫し甲斐があって、凝りだしたら止まらないの!」
海未「ええ、確かに興味は持ったのですが……」
海未「私も、ことりに耳のケアのお返しをしたいと思いまして」
ことり「え? 私に? 海未ちゃんが?」
海未「はい。今していただいた一連のケアが、もう本当に心地良かったです!」
海未「なので是非この心地良さを、私もことりにお返ししたいのです」
ことり「そんな、別にいいのに……私が海未ちゃんを癒してあげたかっただけだから……」
海未「私も同じ気持ちですよ。ことりだって人知れず気苦労を重ねていること、よく知っています」
海未「そんなことりを、私も癒してあげたいのです」
海未「ことり程起用ではありませんから、上手くできるかわかりませんけど……」
ことり「海未ちゃん……」
海未「ケア自体だけでなく、私への心遣い、本当に嬉しかったです」
海未「お陰で心の隅々まで癒してもらえました」
ことり「うん。どういたしましてっ」
海未「できることなら、次は私がことりを癒してあげたいので、どうか手解きの程お願いしたいのですが」
ことり「……わかった。じゃあその為にも、もっとお耳のケアを受けて、ノウハウを学んでねっ」
ことり「どうされたら気持ちいいのか、なにが癒しになるのか、まずは受け手の立場で知ることが大切です!」
海未「なるほど、勉強になります……ちなみにことりはどなたから学んだのですか?」
ことり「…………独学……です……」
海未「おや? それにしては、随分訳知り顔で話していましたが」
ことり「……///」
海未「……ふふ、わかりました。では私が施術の手順を学んで、最上の癒しをお返ししますよ」
ことり「なにが?」
海未「互いに同じものを与え合うことができる関係が、です」
ことり「……うん、そうだねっ」
海未「まずは私が耳のケアの知識をしっかり学ばなければ、お返しもなにもありませんけど」
ことり「私のテクニック、そう簡単には追いつかせないんだから!」
海未「ええ。本当にことりの施術は最高でした。世の中にこれ以上の癒しはありません」
ことり「もう、褒め過ぎだよぅ……///」
海未「私も知識や技術を得てことりにお返しできるよう、また今度耳のケアをよろしくお願いします」
ことり「わかった! また海未ちゃんに、とっておきの癒しをプレゼントするね♪」
海未「はい、楽しみです!」ワクワク
おわり
ネタ被りあったなら知りませんでしたすみません
耳かき知識や手順をどこまで鵜呑みにしていいかは自己判断で
ワロタ
いやあ上手いなあ
ことりちゃんの囁く声‥耳に触れる擬音
常に海未ちゃんの聴覚になりきって読めた
バイノーラルSSという新しい分野を
見た、いや聴いた気がする
今度はもっと溜め込んでそうな
穂乃果ちゃんを癒やしてあげてね
もう一度、乙
耳かきネタ好きだからありがたい
音源収録してくれんじゃねぇかなぁ・・・・
耳かき好きだから凄く良かった
俺も耳かきされたい
歴史的事件…圧倒的革命…!
何故かふと買った耳かき音声の洗浄パートでふぉぉぉお!となって以来、毎月2つくらい同人音声買ってるわ
こういうSSもっと見たいな
足つぼマッサージ編とか見たいな
他にもあったら教えて欲しい
海未ちゃんは性感帯をことりちゃんにいじられて気持ちよくなったんやで
耳かき音源とか絶対売れるやろうなぁ
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