【ラブライブ！】テレビ『今日の最下位は天秤座のあなた！』絵里｢げっ｣

テレビ『今日は散々な目に合うでしょう。気をつけて行動することを心掛けましょう』

絵里(随分とザックリとした占いね……)

テレビ『そんな天秤座の今日のラッキーカラーはオレンジ！』

絵里(まぁ、こういう占いは信じてないし、どうでもいいか……)

絵里｢亜里沙ー！朝ごはん出来たわよー！｣

<ﾊｰｲ！

亜里沙｢わ～！目玉焼きにお味噌汁にごはん！今日の朝ごはんは豪華だね！｣

絵里｢ええ、たまにはいいでしょ？｣

亜里沙｢うん！いただきまーす！｣

絵里｢いただきます｣

亜里沙｢すごい！美味しい！｣mgmg

絵里｢うん、我ながらいい出来ね♪｣

亜里沙｢目玉焼きにはケチャップ～♪お姉ちゃんもいる？｣

絵里｢ううん、私はコショウで食べるから良いわ｣

亜里沙｢分かったー。おお！黄身がハンジュク！おいしそう！｣

絵里｢さて、私も食べようかな｣

ｽｯ

ﾊﾟｶｯ

ｻｯ

ﾎﾞｯﾌｧ

絵里｢ああああああああああ！！！！｣

亜里沙｢どうしたのお姉ちゃ……うわっ！かけ過ぎだよ！！｣

絵里｢た、大変！片付けなきゃ……は、ﾊｯｸｼｮﾝ！ﾊｯｸｼｮﾝ！｣

亜里沙｢わわわ！こっちに飛ばさないで……ﾊｯｸﾁｭ!ﾊｯｸﾁｭ!｣

絵里｢ごめん亜里沙！今片付けるから！ﾊｯｸｼｮﾝ！｣

<ﾀﾞｶﾗｺｯﾁﾆﾄﾊﾞｻﾅｲﾃﾞｰ！ﾊｯｸﾁｭ!
<ﾜｻﾞﾄｼﾞｬﾅｲﾉﾖｰ！ﾊｯｸｼｮﾝ！

ｷﾞｬｰｷﾞｬｰﾜｰﾜｰ

────────
────
──

絵里｢はぁ……朝から酷い目にあったわ……｣ｽﾞｽﾞｯ

絵里｢結局何も食べられなかった……｣ｷｭﾙﾙﾙ

絵里｢お腹空いたなぁ……｣ﾃｸﾃｸ

人←バナナの皮

ｸﾞﾆｭｯ←バナナの皮を踏んだ

ﾂﾙｯ←滑った

ｶﾞﾝｯ！←後頭部を強打

絵里｢…………っ！………………っ！！！｣ｺﾞﾛﾝｺﾞﾛﾝ←言葉にならない痛みで悶絶

絵里｢痛ったぁぁぁぁい！！な、なんでこんなところにバナナの皮が……｣ﾅﾐﾀﾞﾒ

絵里｢はっ……！｣

<ｸｽｸｽ
<ｽｹﾞｰ、ﾏﾝｶﾞﾐﾀｲﾆｺｹﾀｿﾞ
<ﾊﾊﾊ

絵里｢////｣ｶｧｰ

絵里(は、恥ずかしい……///)

絵里｢うぅ……まだ頭が痛いわ…｣ｻｽｻｽ

絵里｢もうっ！今日は朝から散々よ！何なのよ！｣ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

～←野良犬の尻尾

ｸﾞｯ←踏んだ

犬｢っ！！バウワウ！グルルルル！！｣ﾊﾞｯ

絵里｢え！な、何！？｣ﾋﾞｸｯ

犬｢がるるるるる！！！がぁぁぁ！！｣ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

絵里｢い、いやぁぁぁぁぁ！！！ごめんなさい！！ごめんなさいぃぃぃぃ！！！｣ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

<ｶﾞﾙﾙﾙﾙﾙﾙ！！
<ﾀﾞﾚｶﾀｽｹﾃｰ！！

絵里｢な、何とか撒いたわ……｣ｾﾞｪ……ｾﾞｪ……

絵里｢早く学校に行かないと……｣ﾖﾛﾖﾛ

ﾌﾞﾙﾙﾙﾙﾙ

ﾊﾞｼｬ!

絵里｢……｣ﾋﾞｯｼｮﾘ

絵里｢……もういやぁぁぁぁぁ！！！｣

絵里｢うぅ……やっと学校に着いた…｣ﾎﾞﾛｯ

絵里｢今日はなんて日なの……｣

『今日の最下位は天秤座のあなた！今日は散々な目に遭うでしょう』

絵里(まさかあの占い……いや、まさか……)

穂乃果｢あ！絵里ちゃんだ！おはよー……ってどうしたの！？ボロボロだよ！？｣

絵里｢あ……穂乃果……｣

海未｢穂乃果！いきなり走らないでください！！って絵里ではありませんか……どうしました？ボロボロですよ？｣

ことり｢穂乃果ちゃん海未ちゃん早いよ～……！あ！絵里ちゃん……ってどうしたのその格好！？｣

絵里｢ちょっといろいろあってね……｣ﾊﾊｯ

穂乃果｢何があったか分かんないけど……ファイトだよっ！｣

絵里｢はは、ありがとう穂乃果……｣

『ラッキーカラーはオレンジ！』

絵里(オレンジ……オレンジ？)

穂乃果｢？？｣

絵里｢……あっ！！｣

穂乃果｢ど、どうしたの？｣

絵里｢穂乃果っ！！｣ｶﾞｼｯ

穂乃果｢うぇっ///な、何！？///｣

絵里｢お願い！ずっと私と一緒にいて！！｣

穂乃果｢…………ええええええええっ！！？？////｣

海未｢！？｣

ことり｢！？｣

穂乃果｢えええ、絵里ちゃん！？///いきなり何を！？///｣

絵里｢私には穂乃果が必要なの！！だからお願い！｣ｽﾞｲｯ

穂乃果｢あわ、あわわわわ……///｣

海未｢ちょ、ちょっと絵里！！///｣

ことり｢もっと場所を考えて！注目の的だよぉ！///｣

絵里｢えっ｣

<ﾋｭｰﾋｭｰ
<ｷｬｰｾｲﾄｶｲﾁｮｳｶｯｺｲｰ
<ｱ､ｶｴﾙｶﾞｲﾙﾆｬ

絵里｢……ちょっとこっちに来て！｣ｷﾞｭ

穂乃果｢う、うん///｣

穂乃果(あ……///手を繋いじゃった///)

絵里『いい？今日は出来るだけ私と一緒に居てね？帰りも一緒に帰るの、いいわね？』

穂乃果『う、うん///わかったよ絵里ちゃん！』

絵里｢ふぅ……これで大丈夫ね｣

絵里｢でも流石に教室には連れて来れないわよね……｣

絵里｢まぁ、学校内だし、何か起こることも無いでしょ｣ｶﾞﾗｯ

ﾎﾞﾄｯ

ﾓｯﾌｧ……

絵里｢……｣

にこ｢っしゃぁぁぁぁ！！｣

希｢イタズラ成功やね！｣

のぞにこ｢いえーい！｣ﾊﾟｰﾝ

絵里｢……にこぉ！希ぃ！｣

ー授業中ー

先生｢……で、あるからして～｣

絵里(まずい……教科書忘れた…)

先生｢～で、あるからして～｣

絵里(まぁ、当たることは無いでしょ……)

先生｢じゃあここを……絢瀬、答えてみろ｣

絵里｢……ゑ？｣

先生｢どうした？早く答えろ｣

絵里(なんでこんな時に限ってぇぇぇ！！)

ー昼休みー

絵里｢……はぁ｣

希｢えりちが教科書忘れるなんて珍しいね｣

絵里｢朝ちょっとバタバタしてて……｣

にこ｢怒られてる絵里ってなかなか見れないわよね｣

絵里｢うぅ……｣

希｢さ、ご飯食べよ～♪｣

にこ｢絵里、どうしたの？食べないの？｣

絵里｢……お弁当、忘れてきちゃった…｣

にこ｢え、大丈夫なの？にこの分けてあげるわよ？｣

希｢ウチのも食べてええよ？｣

絵里｢いえ、いいわ……購買でパン買ってくるから…｣

────────
────
─

購買のおばちゃん｢ごめんねー？パン売り切れちゃったのよ｣

絵里｢…………｣ｷｭﾙﾙﾙ

絵里｢うぅ……お腹空いた……｣ﾖﾛﾖﾛ

絵里(どうしよう……教室に戻ってにこと希におかずを分けて貰おうかしら……あら？あれは……)

穂乃果｢～♪｣

絵里｢……穂乃果？｣

穂乃果｢え？｣ｸﾙｯ

絵里｢……穂乃果ぁぁぁぁぁぁ！！！｣ﾀﾞｷｯ

穂乃果｢ふぇえええええ！？////なにっ！なにっ！？///｣

絵里｢うぅ……ありがとう穂乃果…｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

穂乃果｢どういたしまして///｣

絵里｢……ふぅ、美味しかった。穂乃果、ごちそうさま｣ﾆｺｯ

穂乃果｢う、うん///｣

絵里｢はぁ～、やっぱり穂乃果が傍に居ると安心するなぁ｣

穂乃果｢ふえっ！？///｣

絵里｢ずっと穂乃果と一緒に入れたらいいのに……｣

穂乃果(どどど、どうしたの今日の絵里ちゃん///グイグイ攻めてくるよぉ///)

絵里(やっぱり授業中は一緒に入れないわよねぇ……そこはもう諦めるしかないか…)

ー放課後ー

穂乃果｢……｣ｿﾜｿﾜ

穂乃果(絵里ちゃんまだかなぁ……)

海未『穂乃果！今日は練習はありませんから！絵里と上手くやるのですよ！』

ことり『穂乃果ちゃん！頑張ってね！』

穂乃果｢……///｣

穂乃果(うん！穂乃果頑張る！ファイトだよっ！)

<ﾎ､ﾎﾉｶ……

穂乃果(き、来た……！)

絵里｢お、おまたせ……｣ﾎﾞﾛｯ

穂乃果｢ええええっ！？またボロボロになってる！？何があったの！？｣

絵里｢いやぁ……あはは…｣

ー回想ー

体育！

絵里(やっぱりパンだけじゃ足りないわね……お腹空いてきた…)

希｢にこっちいくよー？そい！｣ﾎﾟｲｯ

にこ｢ふん！甘いわ！｣ｶｯｷｰﾝ

希｢うわ！大きい！えりち！そっち行ったで！｣

絵里｢……｣ﾎﾞｰ

希｢えりち！？｣

にこ｢ちょっ！何ボーッとしてるの絵里！危ない！！！｣

絵里｢……え？｣

ﾋｭｰﾝ

ｺﾞｽｯ

絵里｢ぐっ……！？｣ﾄﾞｻｯ

希｢えりちぃぃぃぃ！！！｣

にこ｢絵里ぃぃぃぃぃ！！！！｣

絵里｢……まぁ、その後も窓の外からサッカーボールが飛んできたり何故か廊下にバナナの皮が落ちてて踏んだりと…色々あって…｣

穂乃果｢そ、それ大丈夫なの……？｣

絵里｢ええ、もう大丈夫よ。今は穂乃果が居るもの｣

穂乃果｢へっ？そ、そう？///なら良かった///｣

絵里｢それじゃ、帰りましょうか｣

穂乃果｢うん///｣

絵里｢……｣ﾃｸﾃｸ

穂乃果｢……｣ﾃｸﾃｸ

穂乃果(どうしよう……///緊張して何を話していいか分かんないよぉ///)

絵里(やっぱり穂乃果が居ると何も起きない……さすが今日のラッキーカラーね)

絵里｢ねぇ、そういえば穂乃果、なんか顔赤くない？｣

穂乃果｢そ、そうかなぁ///多分夕日のせいだよ///｣

絵里｢そう？ならいいけど……｣

穂乃果(どーしよー！///顔赤くなってたよぉ///)

絵里(やっぱり赤いわよね……どうしたのかしら？風邪？)

絵里｢あ、じゃあ私こっちだから｣

穂乃果｢え？あ、そうなの……？｣

穂乃果(うぅ…結局何も無いまま終わっちゃった……)

絵里｢穂乃果、今日はありがとう！｣ﾆｺｯ

穂乃果｢う、うん！どうしたしまして！｣

絵里｢それじゃ｣

穂乃果(やだよぉ……離れたくない…もっと一緒に居たい…)

絵里｢……｣ﾃｸﾃｸ

絵里(あれ？ちょっと待って？このまま家に帰ったらまた酷い目にあうんじゃ……)

ｺﾝｯ

絵里｢いった……小石が飛んできた…｣

絵里｢……やばい｣

穂乃果｢はぁ……絵里ちゃん…｣ﾃｸﾃｸ

穂乃果(海未ちゃんもことりちゃんも背中を押してくれたのに……穂乃果の意気地無し…)

穂乃果(一言、｢好きです｣って言えたらなぁ……)

穂乃果｢絵里ちゃん……好き……｣ﾎﾞｿｯ

<ﾎﾉｶｰ！

穂乃果｢？｣ｸﾙｯ

絵里｢穂乃果ー！！！！｣ﾎﾞﾛｯ

穂乃果｢ぅ絵里ちゃん！？なんかさっきよりさらにボロボロになってない！？｣

絵里｢さっきまた犬に襲われました……｣

穂乃果｢そ、そうなんだ……｣

穂乃果(てか、さっきの独り言きかれちゃったかも///)

絵里｢それでね穂乃果！単刀直入に言います！｣

絵里｢今夜、家に泊まりに来て！｣

穂乃果｢お、お邪魔します……///｣

絵里｢ええ、私の部屋はそこだから。ゆっくりしてて良いわよ｣ﾆｯｺﾘ

穂乃果｢う、ん……///｣ｺｸｯ

穂乃果(絵里ちゃんのお部屋……///)

絵里(お茶っ葉あったかしら……あとお菓子も……)

ー絵里部屋ー

穂乃果｢ほええ……｣

穂乃果(凄い……綺麗……ちゃんと掃除してるんだなぁ…)

穂乃果(本も小説とか参考書ばかりだ……しかもちゃんと揃ってる…穂乃果とは大違いだ)

穂乃果(それに……)

穂乃果｢｣ｽﾝｽﾝ

穂乃果(いい匂い……って何やってるの！これじゃ変態だよ！///)ｶﾞﾝｯ

穂乃果(でも……ん？あれは？)

←絵里のパジャマ

穂乃果(絵里ちゃんのパジャマかな……どんな匂いがするんだろ)

穂乃果｢……ちょっとだけ…｣

穂乃果｢……｣ｽﾝｽﾝ

穂乃果｢ほわぁぁぁ……絵里ちゃんの匂いだぁ……｣ｸﾝｸﾝ

絵里｢穂乃果ー、おまたせー！｣ｶﾞﾁｬ

穂乃果｢ほにゃああああああ！！！///｣ﾋﾞｸｩ

絵里｢え！？なに！？どうしたの！？｣

穂乃果｢ななな、///何でもないよ！？///｣

絵里｢そ、そう？あら、それ……私のパジャマ？｣

穂乃果｢あっ！？ちちち、違うの！///これは……！｣

絵里｢そういえば今朝バタバタしててちゃんとしまってなかったわね…ごめんね？すぐ片付けるから｣

穂乃果｢！！ま、待って！｣ｷﾞｭｯ

絵里｢へ？｣

穂乃果｢えーっと、ちょっと着てみたいな～？なんて……///｣

絵里｢……え？｣

穂乃果(いやぁぁぁぁぁ！！！私何言ってるの！！？///)

穂乃果(やっちゃった……変な子って思われたらどうしよう…)

穂乃果｢……///｣

絵里｢いいわよ？｣

穂乃果｢え！？｣

絵里｢着たいんでしょ？別にいいわよ？｣

穂乃果｢い、いいの！？｣

絵里｢ええ、穂乃果だもの。断る理由はないわ｣

穂乃果(やっ、やった……！)

穂乃果｢それじゃ、失礼して……｣ｺﾞｿｺﾞｿ

絵里｢ちょっ///ここで着替えるの？///｣

穂乃果｢そ、そうだった！///洗面所で着替えてくるね！///｣ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝ

絵里｢まったく……///穂乃果ったら……///｣

絵里(あれ？よくよく考えたら着替えなんて部活でよく見てるじゃない……なのに)

絵里(何でこんなに……意識しちゃうんだろう？)

穂乃果｢お、おまたせー……///｣

絵里｢ハラショー！可愛いわよ穂乃果！｣

穂乃果｢そ、そうかな///えへへ……///｣

穂乃果(ブカブカだ……それに……絵里ちゃんの匂いが全身に……///)

絵里｢そういえば、さっき亜里沙から電話があってね、今日は雪穂ちゃんの家に泊まるー！って｣

穂乃果｢え、そうなの？｣

穂乃果(ってことは……絵里ちゃんと二人っきり！？///)

穂乃果(うわー///どうしよう！///すっごい緊張してきた///)

絵里｢ねぇ、穂乃果って何が好きなの？｣

穂乃果｢へっ！？好きっ！？///何って何が！？｣ﾄﾞｷｯ

絵里｢え、ごはんの事だけど……穂乃果は何が好きな食べ物は何かなって｣

穂乃果｢あ、もうそんな時間か……うーん、ハンバーグかな！｣

絵里｢ハンバーグね！よーし、まかせて♪｣

穂乃果(やった！絵里ちゃんの手料理だ///)

ー1時間後くらいー

穂乃果｢いただきまーす！｣

絵里｢召し上がれ♪｣

穂乃果｢もぐもぐ……！絵里ちゃん！｣ｶﾞｼｯ

絵里｢おっとと……何？｣

穂乃果｢おいしい！すっごく美味しいよ！絵里ちゃんの手料理なら毎日食べたいよ！｣ｷﾗｷﾗ

絵里｢そう？それは良かった♪｣

穂乃果｢～♪｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

絵里(喜んでくれたみたい……穂乃果の食べてる姿って子犬みたいで可愛いわね)

穂乃果(ほんとに美味しい……料理も出来ちゃうなんて絵里ちゃんってホントにすごいなぁ……あれ？)

『毎日食べたいよ！』

穂乃果｢///｣

穂乃果｢ごちそうさまでした！｣

絵里｢お粗末さまでした｣ﾍﾟｺｯ

穂乃果｢あー、美味しかった～♪｣

絵里｢さっきからおいしいしか言ってないわね｣ｸｽｸｽ

穂乃果｢だって本当に美味しかったんだもん！｣

絵里｢そんなに喜んでもらえるなんて……作ったかいがあったわ♪｣

穂乃果(ホントに……美味しかった…。やっぱり絵里ちゃんはすごいな……)

穂乃果(穂乃果に無いもの、全部持ってる……やっぱり憧れちゃうよ……)

穂乃果(……伝えなきゃ、穂乃果の気持ち！)

穂乃果｢あの！絵里ちゃん！///｣

穂乃果(お願い神様！勇気をください！)

穂乃果｢穂乃果……絵里ちゃんの事が……！すっ……///｣

絵里｢いやー、今日は穂乃果が来てくれてよかった！｣

穂乃果｢……へ？｣

絵里｢穂乃果がラッキーカラーで助かったわぁ！ありがとね穂乃果！｣

穂乃果｢ラッキー……カラー……？｣

絵里｢そうなの！今日の占いで天秤座は散々な目に遭うって言われてね、そしたらほんとに酷い目にあったのよ！｣

絵里｢それでふと、ラッキーカラーを思い出して……あ、これ穂乃果だ…て思ったの。それで穂乃果と一緒に居ればホントに酷い目に合わなくなったのよ！｣

穂乃果(そっか……それだけのために穂乃果は呼ばれたんだ……)

絵里｢いやー、バナナの皮を踏んでコケるわ犬に襲われるわ散々だったわー｣ｱﾊﾊ

穂乃果(変に期待して……馬鹿みたい……)

絵里｢それでねー？……って穂乃果！どうしたの！？なんで泣いてるの！？｣

穂乃果｢へ……？｣ｸﾞｽｯ

絵里｢も、もしかして私、何かしたかしら？！｣

穂乃果｢なんでもないよ……絵里ちゃんは悪くないから……｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

絵里｢で、でも……｣ｵﾛｵﾛ

穂乃果｢……ごめん、絵里ちゃん…。穂乃果、帰るね？｣ｶﾞﾀｯ

絵里｢えっ……｣

穂乃果｢……絵里ちゃんの馬鹿、大ッ嫌い｣ﾎﾞｿｯ

絵里｢……っ！｣ｽﾞｷｯ

絵里(え、さっき穂乃果に大嫌いって言われた……？)ｽﾞｷｯ

絵里(あれ？何だろ？胸が痛い……)ｽﾞｷｽﾞｷ

絵里(その前に、なんで穂乃果は怒ったんだろう……)

絵里(思い出すのよエリチカ……今日の行動を…穂乃果に言った言葉を……！)

『お願い！ずっと私の一緒に居て！』

絵里(……おや？)

『 はぁ～、やっぱり穂乃果が傍に居ると安心するなぁ 』

絵里(おやおや？)

『 ずっと穂乃果と一緒に入れたらいいのに…… 』

絵里｢…………｣

絵里｢！！！////｣

絵里(ちょ///ちょっと待って！///あの時は無意識に言ってたけどこれって……///)

絵里(ってことは……！)

穂乃果『あの！絵里ちゃん！///』

穂乃果『穂乃果ね……絵里ちゃんの事が……！///』

絵里｢……穂乃果っ！｣ｶﾞﾀｯ

穂乃果｢……はぁ…絵里ちゃんの馬鹿…｣ｸﾞｽｯ

穂乃果｢……うぅ…絵里ちゃんに大嫌いって言っちゃったよ……｣

穂乃果｢嫌われちゃったかな……？｣

穂乃果｢うっ……うぅ……ｸﾞｽｯ｣

<ﾎﾉｶｰ！

穂乃果｢！？｣

絵里｢穂乃果ー！！！｣ﾎﾞﾛｯ

穂乃果｢ぅ絵里ちゃん！？なんでまたボロボロなの！？｣

絵里｢はぁ……！はぁ……！穂乃果！｣ﾀﾞｷｯ

穂乃果｢ふぇっ！？///｣

絵里｢ごめんね……私、穂乃果の気持ちを弄ぶような事をして…｣

穂乃果｢なっ……///何言って……///｣

絵里｢ねぇ、穂乃果は……私のこと、好きなんでしょ？｣

穂乃果｢！？//////｣

絵里｢今更気づいても遅いのにね……私ってばホント馬鹿……｣

穂乃果｢……そうだよ！ホントだよ！絵里ちゃんの馬鹿！｣

穂乃果｢穂乃果はずっと絵里ちゃんの事が好きだった……でも、それは叶わない恋だと思ってた……だって、女の子同士だもん……でも、｣

穂乃果｢ずっと一緒に居てなんて言われたら……嫌でも期待しちゃうよ……｣

絵里｢穂乃果……ごめんね…何も考えて無かった…｣

穂乃果｢うん……｣

絵里｢それで、返事なんだけど……｣

穂乃果｢……うん｣ｸﾞｽｯ

絵里｢私ね、穂乃果に大嫌いって言われたとき、胸がｽﾞｷｽﾞｷして痛くなったの｣

絵里｢でもね？さっき穂乃果に好きって言われた瞬間にその痛みが消えた……｣

絵里｢それってやっぱり、私も穂乃果のことが好きだから……なんだと思う｣

穂乃果｢……｣

絵里｢それに見て、穂乃果が居なくなった瞬間このザマよ｣ﾎﾞﾛｯ

絵里｢……私には、やっぱり穂乃果が必要なの。ずっと……｣

絵里｢穂乃果。好きです。私のそばにずっと居てください。｣

穂乃果｢……ｸﾞｽｯ｣

穂乃果｢｣ｺﾞｼｺﾞｼ

穂乃果｢うん！穂乃果もずっと！絵里ちゃんのそばに居たい！｣

ー翌日ー

穂乃果｢ふぁ～……｣ｺﾞｼｺﾞｼ

絵里｢穂乃果、おはよ♡｣

穂乃果｢あ、絵里ちゃんおはよう///｣

絵里｢さ、支度して。朝ご飯出来てるわよ｣

穂乃果｢うん！｣

穂乃果｢わぁ～！美味しそう！いただきます！｣

絵里｢ええ、召し上がれ♡｣

テレビ『それでは今日の占いです！』

テレビ『今日の1位は天秤座のあなた！……』

絵里｢あら、今日は1位なのね｣

テレビ『そして、今日の最下位は獅子座のあなた！……』

穂乃果｢あ、今日、穂乃果最下位なんだ……｣

テレビ『そんな獅子座のラッキーカラーは水色！』

穂乃果｢！｣

絵里｢！｣

穂乃果｢穂乃果の今日のラッキーカラー、水色だって｣

絵里｢ええ、そうね｣

穂乃果｢水色といえば、絵里ちゃんだよね｣

絵里｢そうね｣

穂乃果｢それじゃあ、今日は絵里ちゃんが穂乃果のそばに居てね♡｣

絵里｢ええ！もちろんよ♪｣

おしまい

あなたは最高です！！

最下位の開運のおまじないがさも1位のように紹介されるのきらい
よかった

乙乙
状況描写が斬新すぎてそこでも笑いを誘う
二人とも可愛い

絵里ちゃんは穂乃果を乙女にするための宝具