【ラブライブ!】凛「行ってきま~す」凛ママ「お、おう……」
- 2020.04.07
- SS

凛ママの喋り方、性格が、「凛ママこんなんじゃねぇだろ!」と感じるかもしれません。
それが許せる人はどうぞ。オナシャス※
凛ママ「……どこ行くんだ?」
凛「え?友達のところだよ」
凛ママ「そ、そうか。気をつけてな」
凛「は~い」
~~~
凛ママ「……」
凛ママ「……最近な、凛がやたらおめかしして遊びに行ってるんだ」
花陽ママ「あらあら、そうなの?」
凛ママ「しかも毎週……」
凛ママ「いやそれはいいんだけどさ」
花陽「じゃあ、別に問題はないんじゃあないの?」
花陽ママ「凛ちゃんに、ボーイフレンドでも出来たのかと不安になってるの?」
凛ママ「べべべべつにんなことないいいぞ?」
花陽ママ「昔から変わらないねぇ、そういうところ」
凛ママ「うっせ……」
花陽ママ「まあきっと、花陽と遊びに行ってるのよ。それと、お友達の真姫ちゃん、だったかな。三人で」
凛ママ「ふぅむ……」
凛ママ「なーにいってんだ」
凛ママ「もっと、だよ」
花陽ママ「……親馬鹿ねぇ」
凛ママ「うるさい」
花陽ママ「まあ、やっぱり、何かの影響はあるよね……花陽も、変わった」
花陽ママ「今まで、あの子を育ててきて、あんなに楽しそうなのは、初めて」
凛ママ「……私もだよ」
花陽ママ「本人たちは……気付いてないんでしょうね」
凛ママ「だろうな」
花陽ママ「そうね」
~~~
凛ママ「おいおい見てみろよこれ。凛のグッズまた増えてるぞ!」
花陽ママ「かよちゃんのも増えてるわ!」
店員(あの人たち毎週来てるなぁ)
花陽ママ「女の子から女の顔になってるわね……」
凛ママ「凛も大人になっていくんだなぁ、私のような……」
花陽ママ「それはないかな」
凛ママ「あんだとぅ!?」
花陽ママ「絶対ないと思う」
凛ママ「そんなに?」
花陽ママ「ええ」
花陽ママ「……それにしても、かよちゃんは何かを……っていうかおにぎりを食べてるブロマイドが多いわね」
凛ママ「それはそれで花陽らしいんじゃ?」
花陽ママ「それもそうね……ん?」
花陽ママ「って、な、な、ななな、こ、これは……!?」
『新発売!スクールアイドルμ’s、小泉花陽ちゃんおっぱいマウスパッド!』
花陽ママ「破廉恥な……」ゴゴゴゴ
凛ママ「まあ花陽大きいじゃん」
凛ママ「まあまあ、それだけ需要があって人気があるってことじゃねぇの?」
花陽ママ「うむむ……」
凛ママ「まあそう怒りなさんな……ん?」
『凛ちゃんまな板発売中』
凛ママ「ぶっころ」
花陽ママ「やめてぇ!?」
凛ママ「や、でも……」
凛ママ「まな板……」
花陽ママ「そ、そろそろ出よう?」
凛ママ「むう……」
花陽ママ「ほら、もう時間も時間だし、どこかレストランにでも行きましょう?」
凛ママ「ああ……」
~レストラン~
凛ママ「ふう……」
凛ママ「……ん?」
凛「でね、お母さんってばさ~」
真姫「なに?」
花陽「うんうん」
花陽ママ「あらあら……」
凛ママ「偶然だな……」
凛ママ「だな……」
凛ママ「人が少ないから声がよく聞こえる」
凛「凛がさ、お風呂から上がって、着替えようとして、下着を手にとったらさ」
凛「明らかに凛のじゃないの」
凛「でお母さんに聞いたら」
~~~
凛ママ『あ?……あ』
パッ
凛ママ『ごめん、いま履いてた』
~~~
真姫「っ……っ……!!」ピクピク
凛「え、そんなに!?そんなにおかしかった!?」
真姫「む、娘と自分の下着間違えるってなによ……っっ」
真姫「ありえないでしょ……」フフフッ
凛ママ「……」
花陽ママ「……」
凛ママ「ない?」
花陽ママ「ないわね」
花陽ママ「基本的にあなたは少しがさつなのよ……」
凛ママ「う、うーん……」
花陽ママ「もう少し気をつけていればそんな事には……」
花陽「そういえばこの間、家で」
~~~
花陽ママ『かよちゃん、かよちゃん。お母さんの読書用のメガネ、どこにあるか知らない?』
花陽『……え?』
花陽ママ『?』
花陽『かけてるよ?』
~~~
凛「こ、古典的……っ!」アハハ八八ノヽノヽノヽ
真姫「ほ、本当にいるのね……」ウフフ
花陽ママ「……」
凛ママ「……人の事言えないな」
花陽ママ「はい……」
凛ママ「もっと、こう、なんだ?びしっと出来ないの?」
花陽ママ「そうは言われてもねぇ……」
花陽ママ「あ、かよちゃん達、もう行くみたいね」
凛ママ「お、そうか……この後、どこ行くんだろうな」
花陽ママ「女の子らしく、ショッピングとかかしら?」
凛ママ「カラオケとか」
花陽ママ「ああ、それもあるわね。私達もあの子達くらいの時はよく行ってたわよね……」
凛ママ「高かったよなぁ、あの頃は、カラオケ」
花陽ママ「いま安いもんね」
※だったはず※
凛ママ「上手かったよなぁ、歌」
花陽ママ「あらあら、いまでもまだまだ、いけるよ?」
凛ママ「へえ、そりゃいいね。……行く?」
花陽ママ「久しぶりに、いいかもね」
凛ママ「安室ちゃんー」
凛ママ「またHEY!HEY!HEY!始まって安室ちゃん出てくれないかな……」
~~♪
凛ママ「むげぇええんだぁぁあいなぁぁあゆっめのあとのぉぉおおお」
凛ママ「何もない世の中じゃぁぁあああああ」
花陽ママ「凛ちゃん、ずっとテレビでデジモンみてたねぇ……」
~~~
花陽ママ「ありがとうってーあーふれだーしてるよー……♪」ユメガー
凛ママ「うっま。そっくり……」
~~~
凛ママ「んじゃ私も」
花陽ママ「えー?流石にそのハスキーボイスじゃ……」
凛ママ「とってもとってもMIRACLE♪」リンリンッ
花陽ママ「!?」
花陽ママ「途中からマイク離さないで一人で歌ってたね」
凛ママ「いやだって歌っていいよって言うからさ」
花陽ママ「でもあの後延長3回もするとは…… 」
凛ママ「悪かった悪かった。その分の金はだしたし許してよ」
花陽ママ「もう……」
凛ママ「……もうこんな時間か」
凛ママ「晩飯ももうどっかで済ませるか。凛たちも今日は食べてくるだろうし」
花陽ママ「そうねぇ、かよちゃんもそんな事言ってたし……そうしましょうか」
凛ママ「じゃあ行こう。魚が旨い店に行こう。普段なかなか行けないからさ……」
凛ママ「きたきたそうそうこれこれ!」
凛ママ「ホッケ!」
花陽ママ「魚が美味しいお店って……」
花陽ママ「居酒屋じゃないの……」
凛ママ「下手な店に行くよりここで食べたり飲んだりした方が絶対安上がりだしなにより美味い」
凛ママ「あ、生ビールください。ジョッキで」
花陽ママ「私は……まあ明日はお仕事だし烏龍茶で」
凛ママ「んなこたぁ気にすんなよ~」
花陽ママ「いやいや……」
~~~
ッシャシターナマビールデース
凛ママ「そう!これ!」
凛ママ「かんぱーい!」カチャン
花陽ママ「はいはい」カチン
凛ママ「んっ、んっ、んぐっ……」ゴクッゴクッゴキュッ
凛ママ「――だぁぁぁあ!!!びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛ぃ゛」イヒーー!
花陽ママ「うるさい」
花陽ママ「まあどうしてもダメなものはダメなんじゃない?」モグモグ
花陽ママ「……あ、すみません。お刺身の盛り合わせください」
凛ママ「さんきゅ」
花陽ママ「うん。……そういえばかよちゃんも、どうしてもご飯が炊けなかった時にサトウのごはんとかで済ませようとしたら、すごい悲しそうな顔するの」モグモグ
凛ママ「んー、私でもあんまりかな。晩飯にサトウのごはんは」
凛ママ「生ビールください」
ハイヨー
~~~
凛ママ「つってもさあ!?わたしゃ最初何事かと思ったわけよ、あの頑なにスカートを履こうとしなかった凛が急に『スカート、買ってほしいな……』ってさ?」
凛ママ「買っちゃうだろそりゃ」
花陽ママ「親馬鹿ねぇ……」
ハイヨー
花陽ママ「かよちゃんもねぇ、眼鏡止めてからなんだか明るくなったのよ……」モグモグ
凛ママ「自分の好きな事に素直になったからなぁ、いいこといいこと……ヒック」ゴクゴク
~~~
凛ママ「……っでさぁ、ヒック、職場のハゲじじいが私のしり触ってさあ気持ち悪いんだよぉ……ヒック」
凛ママ「わたしゃもう3×歳だぞぉ、もうすぐ40だぞぉ、見境無さすぎだァろ……ヒック」ゴクゴク
花陽ママ「ちょっと、もうそれくらいにしたら……?」
凛ママ「んあ……?ああ、酔ってない酔ってない。ちっとも酔ってない」
花陽ママ「酔ってる人はみんなそういうんです」
花陽ママ「はいはい。もう出ようね」
凛ママ「頼むから変な男にだけは騙されないで欲しいんだよぉ……」
花陽ママ「そうね……わかるよ。あ、11円あります、はい……」
アリガトゴザシター
凛ママ「えーもう帰るの……」
花陽ママ「そろそろ帰らないと、あの子達も家には入れないでしょ」
凛ママ「うえーい……」
~~~
凛ママ「寒い~寒い~……」
花陽ママ「もう少しでつくから頑張って~……ん?」
ナア、イイジャンカヨ
タノシイヨー
イ、イヤデス!ヤメテクダサイ!
~~~
凛「結構です……」
チャラ男「いいじゃんいいじゃん、どっか行こうぜ?」
ヤンキー男「君たち、μ’sの一年生組だよね?可愛いね~」
不良男「この子意外と胸でかいじゃ~ん、ぎゃはは!」
花陽「や、やめてください……どいてください……」
真姫「ちょっと、こんな事してただじゃ……」
花陽ママ(な、なんてことなの!?)
花陽ママ「ほ、星ちゃん……」スッ
花陽ママ「ってあれ、星ちゃん!?」
~~~
凛「い、嫌、離して!」
ヤンキー男「へへやだね……」ガシッ
ヤンキー男「あ?なにすんだよお前ら」
チャラ男「え、だれこの女……ってぶっ!?!」バキィッ!
不良男「は?……えっが!?!」ドスッ!!
ヤンキー男「な、お、お前らどうした!?」
凛「……!」
凛「お、お母さん!?」
凛ママ「ぶっころぉおおお!!!」
ヤンキー男「え、まっ、ちょ、めうっ!?」ゴキャッ!!
~~~
花陽ママ「ちょちょちょちょっと!?なにしてるの~!?」
花陽「お母さん!どうして……」
花陽ママ「そ、それより、さっさと退散しましょ、このままじゃ誰がどう見ても星ちゃんが悪いから!」
凛ママ「う~ん、むにゃむにゃ……」
花陽ママ「寝ないでーー!?!?」
凛「ああもうなにがなんだか」
凛ママ「……」
凛ママ「ん、いてて……頭いたぁ……」
凛ママ「……ん?」
凛ママ「家……?」
凛ママ「いててて頭いた……」
~リビング~
凛「あ、おはよう、お母さん」
凛ママ「ん、ああ。おはよう……」
凛「……昨日は……ありがとう」
凛ママ「……」
凛ママ(……昨日なんかあったっけ?)
凛ママ(覚えてねぇや……)
凛ママ「ああ……うん。どういたしまして」
凛ママ「……今日も練習?」
凛「うん。もうすぐライブなんだー」
凛ママ「そうか……」
凛ママ「……頑張れ」
凛「……うんっ!」
イッテキマース!
凛ママ「……」
凛ママ「……さっ、洗濯でもしようかね」クスッ
おしまい
花陽ママ「おはよう、かよちゃん」
花陽「おはよう……」
花陽ママ「今日も確か練習よね?……あ、お弁当、もう出来てるからね」
花陽「ありがとう」
花陽ママ「それじゃ、お母さん先に出るね」
花陽「……お母さん」
花陽ママ「ん?なに?」
花陽「……今日も、頑張ってね」
花陽ママ「……」
花陽ママ「ええ、頑張る」ニコッ
花陽ママ「いってきます」
今度こそおしまい
凛ママかわいい
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