【ラブライブ!】穂乃果「それは本当か、凛ちゃん刑事!?」
- 2020.04.10
- SS

※人によっては不快に思うかも知れないネタが出てきますので、注意してください。
※とあるアニメのキャラコメパロです。
凛「どうやら本当のようです。先程、本部から連絡が」
穂乃果「現場は?」
凛「そ、それが……」
穂乃果「どうした、言葉を詰まらせて?」
凛「老舗の和菓子屋……、穂乃果ちゃん刑事の実家『穂むら』です」
穂乃果「な、なんだって……!?」
真姫『……何で穂むら?』カミノケクルクル
花陽『手頃な場所が無かったからじゃないかな?』
穂乃果「現場へ急ぐぞ、凛ちゃん刑事!」ダッ
凛「行きましょう、穂乃果ちゃん刑事!!」ダッ
海未「皆さん! この人質が見えないのですか!!」ガシッ
ことり「きゃ~! 怖いよぉ~!!」ジタバタ
海未「……えーと……、あの。その……//」
ことり「海未ちゃん。次のセリフ言わないと」
海未「えぇ? えーと。私が要求を言うまで、警察は全員下がっていなさい!」
ことり「その調子だよ、海未ちゃん!」
海未「何故私がこんなことを」グスッ…
ことり「誰か~、助けて~♡」
真姫『いや。この場合のことりのセリフは、間違いじゃないから』
絵里『さぁ、みんな。配置につきましょう』
希『なぁえりち。これ、どういう状況かって説明しなくていいん?』
絵里『説明ってどういうこと?』
希『いや。ほら、見てる人たちが……』
絵里『見てる人って誰のこと? おかしな希ね』
希『うーん。まぁいっか!』
穂乃果「で、どうだ? 犯人の様子は?」
凛「ダメです。人質を取ったまま、まるで出てきません」
穂乃果「くっ。どうすればいいんだ……!」
凛「ですが、何とか犯人の要求を聞いてくることには成功しました」
穂乃果「本当か!? 流石は凛ちゃん刑事!」
にこ『あぁ、なるほど。凛の役回りは、言わばネゴシエーターなのね』
絵里『ネコだけに、ね!』ドヤァ
にこ『ごめん、絵里。そんなことをドヤ顏で言わないで』
希『それがえりちの良い所やから』
絵里『ふふん』ドヤァァァ
凛「1000万円です」
穂乃果「1000万円?」
凛「1000万円です」
穂乃果「そうか。金か……」チラッ
凛「金です……」チラッ
真姫「あら? もう私の出番?」
凛「そんな、危険です!!」
真姫「え? 私の出番なんだから、私がやるしかないじゃない」
穂乃果「真姫ちゃん……」
真姫「何で私がこんなこと……」スタスタ
真姫「え?」
海未「? いや、要求を」
真姫「私、出番だからここに来ただけだけど?」
海未「……お金は?」
真姫「ナニソレ イミワカンナイ」
海未「ラブアローシュート!!」バァン
真姫「ヴェェエ」ドサッ
穂乃果「イミワカンナイ刑事ぁあああああああああああ!!!!」
凛「イミワカンナイ刑事は、こうして殉職したのであった」
凛「ダメです。人質を取ったまま、まるで出てきません」
穂乃果「犯人の要求は?」
凛「とりあえず食料のようです」
穂乃果「そうか。食料か……」チラッ
凛「食料です……」チラッ
花陽「私の出番ですね!」
穂乃果「そんな、危険だ!」
花陽「ここは私に任せてください」
凛「かよちん……」
花陽「じゃあ、行ってくるね。凛ちゃん」スタスタ
花陽「はい。このお米を届けに来ました」
海未「米、ですか。じゃあ、それをこちらに」
花陽「え? 今からこの炊飯器で炊くので待っていてください」
海未「……どのくらいかかるのですか?」
花陽「下準備からじっくりやるので、美味しく食べられるのは4時間後です!」
海未「ラブアローシュート!!」バァン
花陽「ぴゃぁっ!」ドサッ
穂乃果「お米刑事ぁあああああああああああ!!!!」
凛「お米刑事は、こうして殉職したのであった」
凛「ダメです。人質を取ったまま、まるで出てきません」
穂乃果「犯人の要求は?」
凛「それが、怒り狂って要求を聞けるような状態では……」
穂乃果「くっ。怒りを鎮める交渉が別で必要だな……」
凛「くっ。凛にもっと交渉術があれば……」
絵里「この私、ハラショー刑事の出番のようね!」
凛「ハラショー刑事なら安心にゃ!」
絵里「ありがと。ここは任せなさい」
穂乃果「絵里ちゃ……、じゃなかった。ハラショー刑事には、もう1つの名が……」
絵里「それじゃ、行ってくるわね」スタスタ
穂乃果「あぁぁ……」
凛「?」
絵里「そうよ。まずは落ち着いて。じっくりと話し合いましょう?」
海未「いえ、結構です。下がってください」
絵里「え? いや、ちょっと。私、今、せっかく来たんだけど……」
海未「さっきの凛、って人に代わってください。彼女の方が良いです」
絵里「……そんなこと言わないでよ……」グスッ
海未「まだいたんですか? はやく帰ってください」
絵里「……。エリチカ、おうちかえる!!」ダッ
海未「ラブアローシュート!!」バァン
絵里「きゃっ!」ドサッ
穂乃果「ポンコツ刑事ぁあああああああああああ!!!!」
凛「ポンコツ刑事は、こうして殉職したのであった」
凛「ダメです。人質を取ったまま、まるで出てきません」
穂乃果「犯人の要求は?」
凛「それがもう、らぶあろーしゅーと? とやらを乱射している状態で……」
穂乃果「何!? それは大変な! ……事態なの?」
凛「大変、なんじゃないのかな? 3人の刑事が殉職してるし……」
希「ウチの出番のようやな」
穂乃果「そんな、危険だ!」
希「穂乃果ちゃん刑事。そして、凛二等兵。カードが告げるんよ。ウチしかいない、って」
凛「希隊長!」
希「じゃ、行ってくる」スタスタ
希「ふふっ。ウチには当たらんよ」
海未「なっ、どうして……?」
希「『運命の輪』。幸運の到来と解決。このカードが持つ意味や」スッ
海未「幸運と、解決……?」
希「理由があるんやろ? ウチに話してみ。そして一緒に、この状況を良くしていこ!」
海未「のぞ、み……」グスッ
希「海未ちゃん。……あ、『死神』のカードが重なってた」
海未「あっ。跳弾が」
希「ぐふっ!」ドサッ
穂乃果「スピリチュアル刑事ぁあああああああああああ!!!!」
凛「スピリチュアル刑事は、こうして殉職したのであった」
凛「ダメです。人質を取ったまま、まるで出てきません」
穂乃果「犯人の要求は?」
凛「それが、スピリチュアル刑事の殉職がショックだったらしく……」
穂乃果「だからって、面白いものを見せろ、って言われても……」チラッ
凛「面白いもの……」チラッ
にこ「このフリで私の出番!? まぁ、しょーがないわねー!」
凛「そんな、危険です! ……色んな意味で」
にこ「私が犯人を笑顔にさせて、そのまま自首させてやるわ!」
穂乃果「そんな、危険だ! ……色んな意味で」
にこ「色んな意味、ってどういうこと? もう行ってくるわよ!!」スタスタ
にこ「さて、と。見てなさい、海未……じゃなかった、犯人!!」
にこ「にっこにっ……!」
海未「ラブアローシュート!!」バァン
にこ「ぐはぁっ! ……って、私だけ早くない?」ドサッ
穂乃果「にこにー刑事ぁあああああああああああ!!!!」
凛「にこにー刑事は、こうして殉職したのであった」
凛「それが、犯人の姿が見当たらなくて……」
穂乃果「見当たらない!? じゃあ、人質は?」
凛「それが、人質も……」
穂乃果「え? どういうこと?? こんな流れ聞いてないよ!」
凛「それを言ったら凛もにゃ……」
海未「あの、穂乃果」
穂乃果「そんな、危険だよ海未ちゃん! ……って、海未ちゃん!?」
海未「申し訳無いのですが、こちら側もやってみたくなったのです……//」
凛「やってみたくなった、って海未ちゃん……」
穂乃果「え? じゃあ、犯人と人質は?」
真姫「ちょっと、にこちゃん。これ、キツく縛り過ぎ!」
真姫「手首に跡つきそうなんだけど!」
にこ「あ、ごめんね、真姫ちゃん。……とみせかけてぇっ!!」
真姫「痛っ! もう、イミワカンナイ!!」
希『あの2人は、どんな立場になってもMagnetic todayやな』
絵里『それ、あんまり上手くないわよ?』
希『まさかえりちにダメ出しされるとは……』
絵里『でもまぁ、私は嫌いじゃないけどね』ドヤァ
希『……バカ//』
凛『凛は、舞台裏で硝子の花園も良くないと思うにゃ』
海未「さ! 気を取り直していきましょうか!」
穂乃果「え? 海未ちゃんがそれ言うんだ……」
ことり「次もまだ控えてるからね!」
凛「ことりちゃんもこっちに来てるの?」
穂乃果「……よし、切り替えていこう! 気を取り直していくね!」
凛「ダメです。人質を取ったまま、まるで出てきません」
穂乃果「犯人の要求は?」
凛「とりあえずアイドルとしての決めポーズを披露して欲しいようです」
穂乃果「決めポーズか。それなら適任がいるね!」
凛「凛、知ってるよ。決めポーズに適任なのは海未ちゃんだって!」
海未「え? このフリで私がやるんですか!?」
凛「やってみたくなったんだよね?」
海未「それは、そうですけど……」
穂乃果「ファイトだよ!」
海未「……分かりました。行ってきます!」スタスタ
海未「そうです」
にこ「じゃあ、見せてみなさい。アイドルとしての決めポーズを」
海未「分かりました。では、しっかりと見ててくださいね」スーハー
海未「うっみうっみう~。みんなのハート、撃ち抜くぞ~! ばぁん!♡」
海未「ラブアロー……!」
にこ「ラブにこビーム!!」バァン
海未「ゔっ!」ドサッ
穂乃果「ラブアロー刑事ぁあああああああああああ!!!!」
凛「ラブアロー刑事は、こうして殉職したのであった」
凛「ダメです。人質を取ったまま、まるで出てきません」
穂乃果「犯人の要求は?」
凛「とりあえず着替えが欲しいようです」
穂乃果「着替え、か……」チラッ
凛「ファッションセンスの良い人が……」チラッ
ことり「ことりの出番ですね!」ドヤァ
凛「そんな、危険です!」
ことり「大丈夫! にこちゃんに着せたい衣装がいっぱいあるから!」
穂乃果「ことり、ちゃん?」
ことり「じゃ、行ってくるね!」ダッ
穂乃果「ことりちゃぁあああああん!! 何か違うぅううううううっ!!!」
にこ「ことりが凄い猛スピードで向かってくるんだけど!」
にこ「何で両手にあんないっぱい服、というか衣装を持ってる訳!?」
ことり「(・8・)」ドドドドドドドドドド
にこ「しかも一言も喋らず、凄い顔で向かってくるんだけど!」
ことり「(・8・)」ドドドドドドドドドドチュンチュン
にこ「ら、ラブにこビーム!!」バァン
ことり「うっ!」ドサッ
穂乃果「チュンチュン刑事ぁあああああああああああ!!!!」
凛「チュンチュン刑事は、こうして殉職したのであった」
凛「それが、犯人の姿が見当たらなくて……」
穂乃果「また!? もしかして、人質も?」
凛「」コクリ
穂乃果「え? どういうこと?? またこんな流れだよ!」
凛「あ! 新しい犯人と人質が出てきました!」
ことり「今回は犯人役なのです! ……あ、痛かったら言ってね?」
花陽「大丈夫だよ、ことりちゃん」
ことり「ホント? じゃあそうだ、花陽ちゃん。折角だし、いつものセリフ言っておく?」
花陽「え? あ……。ダレカタスケテー!!!」
μ’s「チョットマッテテー!!!」
海未『もうあれは伝統芸か何かですか……?』
凛『凛はそんなかよちんも好きだにゃー!』
にこ『そんな、って、どんなよ……?』
穂乃果「そんな、危険だ!」
凛「行っくにゃー!!」ダッ
穂乃果「ちょっと! 流石に凛ちゃんは、少しは聞いてよ!!」
凛「にゃにゃにゃにゃにゃぁあああああああ!!」
ことり「チュンチュン!!」バァン
凛「うにゃっ!」ドサッ
穂乃果「ネコ刑事ぁあああああああああああ!!!!」
凛「ネコ刑事は、こうして殉職したのであった」
にこ『あ。もう殉職した直後に自分でナレーションしちゃうのね』
希『もうずっとグダグダやし、ええんやない?』
真姫「まだよ、穂乃果」
穂乃果「イミワカンナイ刑事……?」
花陽「まだ、穂乃果ちゃんが残ってる!」
穂乃果「お米刑事……。でも私、自信が無いよ……」
絵里「いつものあなたの自信はどこに行ったのかしら?」
穂乃果「ポン……、ハラショー刑事。でも、既に刑事が8人も殉職してるんだよ?」
希「カードがウチに告げるんよ? 穂乃果ちゃんならきっと」
穂乃果「スピリチュアル刑事、そのカード重なってないか確認した?」
穂乃果「にこにー刑事……。何を根拠に……!」
海未「信じているからですよ。私たちが、あなたを。ずっと」
穂乃果「ラブアロー刑事……」
ことり「穂乃果ちゃんには、どんなことも可能にする力がある!」
穂乃果「チュンチュン刑事……」
穂乃果「私は……。私は……!」
海未『……少なくとも、犯人のことりまで応援って変じゃないですか?』
凛『海未ちゃん、しー! 海未ちゃん、しー!!』
穂乃果「人質も! 犯人も! 全部救い出してみせる!!」
穂乃果「よ~し、ファイトだよ!」
ことり「チュンチュン!!」バァン
穂乃果「いったぁ!」ドサッ
花陽「ファイトだよ刑事ぁあああああああああああ!!!!」
ことり「ファイトだよ刑事は、こうして殉職したのであった」
穂乃果「こうして、μ’s警察の全刑事が殉職したのであった」
μ’s「おしまい!!」
「こんな彼女たちと一緒に、夢、叶えてみませんか?」
「是非、アイドル研究部へ」
穂乃果「で、どうだった? 雪穂! 亜里沙ちゃん!」
雪穂「……あのさ」
亜里沙「ハラショー……」
穂乃果「アイドル研究部の新入部員勧誘のビデオを作れ、って言われてさ」
穂乃果「その際に、μ’sについて触れて欲しいってお願いされちゃったの」
穂乃果「でももう解散したし、新しく曲とか振りを披露、って違うと思った」
穂乃果「で! そこで考えたのがコント!」
最近知りましたが、それが元ネタみたいですね。
自分が最初に知ったのは、それをネタにしたキャラコメでした笑
穂乃果「μ’sってこんな9人だったんですよー、っていうのが伝えられるでしょ?」
雪穂「ところどころグダグダなのは?」
穂乃果「あぁ、あれ? がっつりやっちゃうと、テーマがテーマだし重くなるでしょ?」
穂乃果「だから、新リーダーの凛ちゃんと話し合って、脚本を虫食いにしたの!」
穂乃果「それに、裏の様子を撮っておいて、編集段階で組み込んでみました!」
穂乃果「身内感があった方が、温かい雰囲気が出るかと思って!」
穂乃果「……どうかな?」
雪穂「こんなのダメに決まってるでしょー!!」バンッ
穂乃果「えぇ!?」
雪穂「こんな動画のために、大学入学したてで忙しい絵里さんや希さん」
雪穂「それに、レッスンに通い始めたにこさんまで引っ張り出したの!?」
穂乃果「引っ張り出した、って大袈裟な……」
雪穂「もう撮り直し! お姉ちゃんに任せた私がバカだったよ……」
穂乃果「なっ!? バカって言った方がバカなんだよ!!」
雪穂「小学生か! もう高3でしょ? もっとしっかりしてよ!」
穂乃果「何ー!?」
雪穂「何よ!?」
希「で、どうだ? 犯人の様子は?」
凛「ダメです。人質を取ったまま、まるで出てきません」
希「犯人の要求は?」
凛「ビデオの撮り直しのようです」
希「分かった。これで部室内の現状を撮影して、新しい動画にしよう!」ガチャッ
凛「そんな、危険です!」
希「バァン! ぐはぁ!!」バタンッ ドサッ
凛「ホームビデオ刑事ぁあああああああああああ!!!!」
希「ホームビデオ刑事は、こうして殉職したのであった」
真姫「ま、こうなるとは思ってたけど」カミノケクルクル
にこ「撮り直すだろうって、今日も揃っておいて良かったわ」
花陽「ごめんね、忙しい時期なのに」
絵里「いいのよ。私も希もにこも、いつだって力になりたいんだから」
ことり「じゃあ。みんなで行こ!」ガチャッ
にこ「さぁ、あんたたち! 早速撮り直すわよー!!」
穂乃果「えぇー! にこちゃんまでそう言うの?」
雪穂「みなさん、来てたんですか!?」
絵里「まだまだ残ったみんなが危なっかしくてね」
希「そうやなー」
ワイワイ ガヤガヤ
ワイワイワイワイ……
ガヤガヤ……
亜里沙「じゃあ、またね」バタンッ
お わ り
こういうの好き
そういえばまっちゃんと内村がこんなコントしてたな
乙でした
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