【ラブライブ!】ルビィ「ダイヤモンドシスターの憂鬱」
- 2020.04.13
- SS

よく「変わった名前」って言われちゃうんだ
からかわれたりもするけど、一度 自己紹介したら忘れられることはないからラッキー…かな?
ルビィは大好きなんだ、アイドル
アイドルってね?かわいくって!キラキラしてて!それで、えっと…やっぱりかわいくって!!
もしルビィがアイドルになれるってなったら嬉しすぎて「今ここで死んじゃってもいいぐらい!」…なんて考えちゃうかも
…そんなこと言ったらお姉ちゃんに怒られそうだけどね、えへへ
…そう!アイドル!
私が今なりたいのは普通のアイドルじゃなくて『スクールアイドル』って言うんだけど…
『μ’s』って知ってるかな…?
…!
知ってる!?
やっぱり凄いんなぁ…スクールアイドルを始めるならμ’sみたいになりたいって思ってるんだ
今のルビィには『スクールアイドル』になる
ことそのものが難しいんだけど…
一歩を踏み出したらすぐにでも
『スクールアイドル』になれるのかもしれない
だけど…私にはその一歩を踏み出す自信がない
きっとパパもママもそんなこと許してくれないと思うんだ
「ルビィちゃんは、いつもメソメソしてるオラを明るい世界に引っ張りだしてくれるずら」…なんていってくれるんだけど
別に私は偉くなんてないんだ
暗いところから明るいところに出るための
一歩は、間違いなくマルちゃんが出していて
本当に偉いのはマルちゃん自身なんだ
後は「いいなぁ…」って羨ましそうに見ているだけで…どこかで救いの手が来ることをどこか待っている自分がいて………何も行動を起こさないで
あのキラキラした衣装に負けないぐらいの
キラキラの笑顔がなによりも輝いて見えて…
それでもやっぱり何もできなくて
男の人の前では緊張してモゾモゾしちゃって
アイスだって落としちゃうし…しまいには私自身が海に落ちそうになったこともあるし…
お姉ちゃんは…うーん…
才色兼備…っていうのかな?
美人で頭もよくって私が入学する浦の星女学院では生徒会長に任命されたらしくて
ルビィとは大違い…まるで月とスッポン
…自分でいってて悲しくなっちゃう
え?なんでお姉ちゃんも
スクールアイドルをする前提なのか?
だって…
「アイドル?ならば、ワタクシが側にいないといけませんわね…あなたのことだから練習中に滑って頭を強打して意識不明の重体…なんてことがあってもおかしくないないのだから、見張り役がいるでしょ?」
って言って
ルビィが心配でついてくると思うんだ
ん?似てた?えへへ…お姉ちゃんに知られると怒られそうだから内緒にしててね?
ルビィは『もしも』より『もっと』の方が好きなんだけどな…
ん?さっきのどこか聞いた気がする?
き、気のせいじゃないかな!
やっぱりルビィはスクールアイドルにはなれないのかな…?
わっ!お、お姉ちゃん!?
うぅ…ご、ごめんなさい…もう寝るよぉ…
…ね?とっても怖いの…ルビィのお姉ちゃん
ひっ…な、なんでもないよ…
もうこんな時間かぁ…
明日にはルビィもとうとう高校生
浦の星女学院の…最後の一年生
こんな時…μ’sだったらどうしてたのかな…?
…もう考えるのはやめよう
明日も朝早いし…スクールアイドルになれないのは残念だけど、楽しい高校生活が送れるといいな
「ん、なにを?」
「なんと!我が浦の星女学院に転校生がくるんだって!」
「へぇー」
「しかも私と同じ二年生!もしその娘にその気があったら一緒にスクールアイドルやってもらおっと♪」
「あはは…本当にやる気なんだ」
「うん!スクールアイドルは私の憧れだから!」
「それにほら!」ピラッ
「…なにこれ?」
「ちゃんと勧誘用の紙を作ったんだ!」ピラッ
「…」
「どう?どう?」
「32点って…」
「わぁあ!?そっちは見たらだめだって!」
「い、いいもん別に…どーせポンコツチカッチですよーだ…」
「ま、私も海に潜ってばかりだから文句言えないんだけどね」
「頼りないなぁ…」
「スクールアイドルの件、無かったことにしてね」
「あぁっ!嘘、冗談!スッゴく頼りになる!かしこそう!いよっ、流石3年生!」
「はいはい」スタスタ
「ちょ、どこ行くの!?待ってってば~!」タッタッタッ
「……えへへ」タッタッタッ
「もう少しで…私もスクールアイドルになれるんだ…!」タッタッタッ
~ fin ~
感想などいただけたら幸いです
すみません…わざと隠してるんです…
AqoursSS増えてきて嬉しい
かなりルビィっぽいわ。
よく性格つかんでると思う。
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