【ラブライブ！】にこ「お金ほしいにこ」

凛「えー、今日も帰っちゃうの？」

にこ「スーパーアイドルにこにーは忙しいのよ」

希「どこ行ってるん？」

にこ「どーでもいいでしょどーでも。大したところじゃないわよ。じゃまた明日」ﾊﾞﾀﾝ

希「あっ…」

真姫「…あやしい」

花陽「ずいぶん急いでたみたいだね」

海未「最近は特に多いですね」

ことり「用事って言ってたけど、教えてくれないし、どんな用事なのかな」

絵里「心配ね…」

穂乃果「ぅよし！こっそりにこちゃんを追いかけよう！」

海未「そうですね。メンバーの方がずっと大事です」

凛「楽しそうだにゃ」

希「楽しそうやん」

穂乃果「出発進行、μ’s偵察隊、穂乃果に続けー！」

────

──

にこ「…」ｳﾞｨｰﾝ

絵里「スーパーね」

ことり「ただのお買い物？」

希「にこっちのうちはお母さんが働いてるから、忙しいんよ」

花陽「つまりお手伝いってことだね」

絵里「さすがにこね」

穂乃果「さすがにこちゃん」

凛「さすがにこちゃんだにゃー」

真姫「…店の奥の部屋に入ったわよ」

凛「もしかして、スタッフオンリーって書いてある部屋じゃ」

穂乃果「ええー！」

海未「バイトですか？」

真姫「でしょうね」

ことり「でも、お小遣い稼ぎじゃないよね」

絵里「ええ、自分のお小遣いのためににこが部活を早退するとは思えないわ」

希「ん、にこちゃん出てきた」

海未「早いですね」

ことり「制服にエプロンのにこちゃん、かわいい♪」

穂乃果「お、お肉のコーナーだね」

凛「しゃべってるみたい。お肉の宣伝？」

花陽「耳を澄ましたら少し聞こえるよ」

真姫「…あのポーズって」

希「あれバイト中にするん?!」

海未「は、破廉恥です！」

絵里「…静かに」

　にっこにっこにー！！

　今日はぁ、お肉が特別価格で販売されるにこ♡

　お買い得だからみんな買うにこよ♡

　そ♡し♡て、今なら2つ買うと、大サービスでぇ、なんと、にこにーのスマイルをプレゼント♡♡

　キャー！！大赤字にこ！！買うしかないにこ！！

　お肉がにこであなたもにこもにっこにっこにー！！

　あなたのハートににこにこにー♡

　どぅぇ〜？私の名前え？仕方ないわねぇ〜

　にこの名前はぁ、お肉届ける矢澤にこにこ♡

　お肉のにこにーって呼んでいいにこよ！

8人「…」

希「…きっと、辛かったんや」

花陽「何かあったんだよ」

絵里「頑張ったのね…」

凛「助けなくちゃ」

穂乃果「にこちゃん救出隊、結成だね」

────

────

希「なあにこっち、お金があったら、どうしたい？」

にこ「そうねえ、まずはお母さんを楽にさせてあげたいわ」

希「自分のものより先に？」

にこ「だって宇宙ナン」

────

希「なんよ！」

真姫「…本心なのかしらそれ」

穂乃果「よくやった！！」

絵里「お金の理由はそれね」

海未「しかし、私たちは何をすれば」

花陽「お小遣いを寄付するのも…」

ことり「にこちゃんのエプロン来たいなぁ♡」

穂乃果「そんなの決まってるじゃん、みんなでバイトするんだよ、にこちゃんのために！」

凛「でも部活の時間が減るのは寂しいよ」

絵里「そうね…それに、期待されている部活だし、おろそかにはできないわ」

穂乃果「そんなの決まってるじゃん、みんなでバイトするんだよ、にこちゃんのために！」

凛「でも部活の時間が減るのは寂しいよ」

絵里「そうね…それに、期待されている部活だし、おろそかにはできないわ」

穂乃果「にこちゃんが接客は大切だって言ってたじゃん！
　　　　にこちゃんのためにも、あのスーパーでバイトすれば、寂しくもないし！」

真姫「ゔぇぇ」

ことり「8人も一度に雇ってくれないんじゃ…」

穂乃果「バイト戦士隊だよ！」

海未「いくつ部隊をつくるのですか」

凛「楽しそうだにゃ」

希「楽しそうやん」

真姫「ゔぇぇ」

────

8人「お願いしますっ！」

　うーん…

穂乃果「どうしても、どーうしても、働きたいんです！」

ことり「エプロンかわいいですね♪」

海未「…私からも、お願いします(木刀)」

希「私たちの親友のためなんや…」

絵里「ふふ…この金髪は、人を魅了し引き寄せるわよ…」

凛「働きたいにゃー！」

花陽「不器用ですけど、お米の販売なら得意ですっ」

真姫「べ別に、働いてあげてもいいけどっ」ｸﾙｸﾙｸﾙｸﾙ

　…でもさあ

8人「お願いしますっ！」

　…いやしかし

8人「お願いしますっ！」

　…あのさ

8人「お願いしますっ！」

　ふぇぇ…

──

にこ「にっこにっこにー！！
　　　お肉でにこにこ！新鮮なお肉にこよ♡
　　　25個買ってくれた人にはぁ、♡ラブにこ投げキッス♡にこっちゃうにこよ♡♡」

穂乃果「よってらっしゃい見てらっしゃい、特安価格のピーナツッツが今だけほむまんのおまけ付だよ〜」

ことり「このエプロンかわいい♪ああー、写真はだめー。撮影するならマカロンを一つ買ってね♪」

海未「お客様ようこそおいで致されました心より私共々涙を流しながらご喜びさせて頂きますさて私の取り扱うお客様方へのご粗品ですがまずなぜ私がこの商品を販売させて頂いて」

凛「猫型クッキー、1枚100円です。いかかですかー」

花陽「青森県産のつがるロマンです！！まさに世界平和の象徴です！そしてなんと今から10分間だけもりのくまさん200グラムを付けて、お値段たったの9980円！お買い得ですよ〜」

真姫「ゔぇぇ、買ってほしい訳じゃないんだからっ。か、買いたかったら勝手に買っていきなさいよ。私の顔がトマトですってぇ!?」ｸﾙｸﾙｸﾙｸﾙ

絵里「このボルシチ美味しいわね！ハラショー」

希「くくく…あなたさん、240分以内にこのうどんさん食べへんと、何が起こるか、分からへんでぇ…。くくく…」

にこ「で、どうしてあなたたちがここにいるのよ！」

凛「ちょ寒にゃ」

希「超寒やん」

穂乃果「だって、にこちゃん、お母さんのために働いてるんでしょ？」

にこ「えっ、どうして…」

絵里「最近部活を早退すること多かったじゃない」

花陽「みんなでここをつけたんだ」

にこ「でも」

希「こっちとしてもそう休まれても困るしな？」

にこ「…希」

海未「あの破廉恥な販売方法の原因も解決です！」

ことり「一人で抱え込まないで？」

凛「μ’sは9人にゃ！」

にこ「みんな…」

──

海未「この後のライブに参加する方は2000円以上のレシートが必要ですよー」

ことり「もう間もなく満席です、みんな急いでー」

にこ「にこにーたちの限定ライブ、始まるにこよ♡」

　ｳｱｱｱｱｱｱｱｱｱｧｧｧ

穂乃果「スーパーの人口密度がすごいや」

真姫「食材傷まないのかしら」

　ｳｱｱｱｱｱｱｱｱｱｧｧｧ

　ｳｱｱｱｱｱｱｱｱｱｧｧｧ

絵里「ハラショー…」

希「食材が殆ど空や」

花比「最高級500グラム2万円の御コメも完売です！」

凛「超暑にゃ」

　ｳｱｱｱｱｱｱｱｱｱｧｧｧ

　ｳｱｱｱｱｱｱｱｱｱｧｧｧ

　ｳｱｱｱｱｱｱｱｱｱｧｧｧ

にこ「いいじゃない…。
　　　行くわよ！お客様を笑顔にするために！」

ｳｱｱｱｱｱｱｱｱｱｧｧｧ

　いらっしゃいませ！宇宙スーパー系スーパーアイドル、μ’sです！

　食材と歌とダンス、思い切り楽しんでください！！
　
ｳｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｧｧｧ　

──

many福沢s「ｳｲｯｽ」

穂乃果「おおお…」

にこ「…ほんとにもらっちゃって良かったの？」

真姫「…？」

希「全部もうてけ言うたのに遠慮したやん」

にこ「ｳｲｯｽ」

many福沢s「ｳｲｯｽ」

絵里「遠慮なんていらないわ」

海未「にこのためにバイトしたのですらか」

ことり「エプロンもらえた♪」

凛「おっかねーにゃー！」

にこ「うぅ、ありがとうぅ…」

many？福沢s「ｳｲｯｽ」

真姫「…」

──

つづく

真姫「ねぇ、にこ」

にこ「なに？」

真姫「…どうして、あんな一日の食費にも満たないような残念なお金で喜んだの？」

にこ「ってぇ！なによそれ！みんなで汗水垂らして働いたのにその言い様は！
　　　それに福さん100あったっての」

真姫「そもそも、部活休んでまで働く意味って何よ」

にこ「…にこの家はそんなに裕福じゃないから」

真姫「何に使うのよ」

にこ「うちの妹たちが日々成長してるの。馬鹿にならないお金を、大学でとられるでしょ。そのため」

真姫「え？だって、4年間通ってたったの2000万円くらいでしょ？」

にこ「いやいやいやいやそんな軽々払える額じゃないわよ」

真姫「うぅぅぅ…うっ…」

にこ「ま、真姫?!」

真姫「にこちゃんちをホームレスのようなビンボーに仕立て上げたのは誰よ!!!お父さん？お父さんね？逃げられたのね!?」

にこ「違うからっ！」

真姫「でもお父さんはいないんでしょ?!だからお母さんが働いてるんでしょ?!」

にこ「…」

真姫「……ごめん」

にこ「…気にしないで」

真姫「…もう一つ、聞きたい。お父さんは、生きてる？」

にこ「ええ。出てったのよ」

真姫「ありがとう」

──

──

真姫「ねえ執事Σさん、機密事項の調べものをお願い。2億ボーナスしとくから」

Σ「ははあ真姫様」

真姫「矢澤家から闘争した男の行方を教えて頂戴
　　　あと黒スーツ2人用意しておいて」

──

──

真姫「ここね…随分とひどいアパート…」

黒スーツA「私がドアを開けるでガス」

黒スーツB「私は後方をガードさせていただくでありんす」

真姫「よろしく」

ｷｨｰ

「え、誰ですかってひぇっ」

黒スーツA「西木野家の使いです」

真姫「私は西木野真姫。元矢澤さんで合ってるわよね？」

「ひぃぃ…」

真姫「合ってるのか聞いてるんだけど」

黒スーツA「…」ｷﾞﾛ

「…そうです」

真姫「なら、どうして矢澤家を捨てて出て行ったのよ!!!」ﾄﾞﾝｯ

黒スーツA「…」ｷﾞﾛ

「おおおお許し下さいふかふかふかいいわけけががが」

真姫「カツ丼食べる？お腹すいたでしょ」

「………はい」

真姫「なら禿げ!!吐きなさい!!!!」

「………ぁ……ぁ…」

──

真姫「本当かしら」

「はい」

真姫「…その会社名は？あとそいつの名前」

「円円社です。◎◎という人です」

真姫「……もしもし、例の男なんだけど──

Σ「はい、確認したところ、騙されたようです。それから、◎◎は言われたとおり死刑にさせて頂きました」

真姫「ありがとう。で、あなた、疑って悪かったわ。騙されて借金って、何兆騙されたのよ」

「な、兆って…。2500万円程です。とてもとても払いきれませんでした」

真姫「ゔぇぇ?!?どうしてそんなのが払えないのよ？そんなんで一人背負うとか言って出てったの？
　　　意味わかんない！」

「いや…」

真姫「もういいわ！黒スーツB、トランク1つ寄越しなさい」

黒スーツB「どうぞでやりんす」

真姫「はいこれあげる。十分足りるから」

「いやいやいやいやなんすかこの福沢さんのエベレスト山脈！こんなの貰えないですよ！！」

真姫「私ね、矢澤にこちゃんの親友なの」

「…にこの」

真姫「…にっこにっこにー///」

「…にこにこにー。ぅぅ…うあぁ…うっ」

真姫「こんなお金なんともないから、気にしないでいいの。
　　　それより、はやく、にこちゃんに、帰ってあげて。追手があーだこーだで、会ってないんでしょ？」

「ああ…ありがとう……悪かったな、にこ、ここあ、こころ…帰るよ」

真姫「それ、笑いなさいよ、にっこにっこにー」

黒スーツA「にっこにっこにーでガス」

黒スーツB「にっこにっこにーでありんす」

「…にっこにっこにー！」

ﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞ

真姫「車の排気音？柄悪いわね」

「あああああ」ｶﾞｸｶﾞｸ

ﾊﾞﾀﾝ　ｶﾂｶﾂｶﾂ

オォォォォラァ!今日こそ金返せやｵｵｵｵｫｫｫｫｳﾗｱｱｧｧ!

「うううううう」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

真姫「…ふふ」ﾆﾔﾘ

ガチャン

オラァ！あと2000万返せやタコ殴りにしてやんぞ！

黒スーツA(くそ厳つい)「ふふふでガス」

黒スーツB(2.4m筋肉質)「ニヤリでやりんす」

ナナナなんだアイツラ…

真姫「やってしまいなさい」

黒スーツA「おう逃げんなやコラァ！貧乏人から金巻き上げやがってガス」ﾄﾞｽｯﾊﾞｺｯ

黒スーツB「騙して不幸に陥れるのがそんなに楽しいかならおんなじ思いさせてやりんす」ﾎﾞｷｯｸﾞﾁｬｯ

「強え…」

真姫「後始末は任せて。そのトランクだけ持って早く帰りなさい、自分の足で」

「…ありがとう」

真姫「さあ早く、にこちゃんが待ってる！」

「…帰るよ!!」

──

　…ただいま……っ！

　…う、うそ、パパ？パパなの？

　…そうだ、パパ、だっ…

　うぅ…パパ…パパぁっ！

真姫「…ふふ。泣けてきちゃう」

黒スーツA「美しいでガス」

黒スーツB「綺麗でやりんす」

真姫「…そうだ、どうして、2500万なんて払えなかったのかしらね」

黒スーツA「不思議でガス」

真姫「…でも、そんなのはいいの。お金より、お父さんをもらったほうが嬉しそうだなんだから。にこちゃん」

黒スーツB「不思議でやりんす」

真姫「私も、お金なんかは、いらないわ」

黒スーツA「そうでガスね」

黒スーツB「やりんす」

真姫「あら、じゃ、給料いらない？」

黒スーツA「ガス…」

黒スーツB「やりんす…」

真姫「ふふっ、冗談よ。私たちも、帰りましょう」

─おわり─

驚く程ゴミ作品でした
読んでくれてどうもごめんなさい

ハッピーエンドね！

面白かった おつ

乙
俺はこういうの好き

良さげなコメディ漫画っぽくてよかった
乙

エリートヤンキーみたいな絵で再生された

クソワロタ乙

乙
ものすごい勢いを感じた