【ラブライブ!】花陽「ヤンデレなるものがあるらしいです!」
- 2020.04.14
- SS

花陽「にこちゃんによると、重い人って意味らしいよ」
真姫「体重が多い人のことかしら」
花陽「そうかも!」
真姫「太ってる人のことをヤンデレっていうなんて初めて聞いたわね…」
花陽「専門用語?それとも外国語かなぁ?」
真姫「辞書を引いても出てこないわね…」
花陽「これは怪しいですね…」ムムム…
真姫「こんなときのためのインターネットよ!」
.
.
.
真姫「ぜんぜん違うじゃない…」
花陽「太ってる人じゃなかったね…」
真姫「難しいわね…花陽は?」
花陽「う~んと…やっぱり重い!って感じるほどに愛情を与えてくれる人だよね」
真姫「だいたいそんな感じね」
花陽「私が間違っても許してくれて、いつも心配してくれそうな…ことりちゃんとか?」
真姫「んー…」
花陽「なんか好きな人をダメダメにしちゃいそう」
真姫「それって重いかしら」
花陽「じゃあ真姫ちゃんは?」
真姫「そうね、エリーとか似合うんじゃないかしら」
花陽「そうかなぁ…」
真姫「常々自分のこと好きか確認してきたり、ちょっとしたことで嫌われたとか言ったり、私よりも神社やにこやリリホワを優先するのね、とか」
花陽「真姫ちゃんの中での絵里ちゃんってそんな感じなんだね…」
花陽「真姫ちゃんのはデレてないよ…」
真姫「花陽のは重くないでしょ!」
花陽「…意外と難しいね」
真姫「思ったよりね…」
花陽「まぁ、μ‘sにはそんな人なんていないし」
真姫「それもそうね」@
花陽「じゃあ逆に、一番ヤンデレにならなそうな人は?」
真姫「凛ね」
花陽「凛ちゃんだよね」
真姫「逆にきくけど、凛にそんな要素なんてあるかしら?」
花陽「ないです」
真姫「デッショー」
花陽「ほんとに軽すぎるよ…」
花陽「私に抱きついたかと思えば海未ちゃんのところにいったり…」キリキリ
真姫「困ったものね、仲がいいあらゆる人に大好き大好きの連続…」イライラ
花陽「どうかした?」
真姫「凛にもヤンデレらしい要素があるなと思って」
花陽「リンチャンヤンデレダッタノォ!?」
真姫「たとえば…」
凛『かよちんに嫌われたよ…』
『なんでだろ、ずっと一緒にいるっていってたのにな…』
『きっと、凛がかわいくないから嫌われたんだよね』
『でも凛なんてかわいくならないよ』
『かわいくない凛といままで一緒にいてくれたかよちん』
『なにか迷惑かけちゃったりしたよね…』
『もう迷惑かけたくないよ…だってかよちんは、凛の大切な友達だもん…』
『なら、何をしたらいいんだろ?…かよちんのために…』
『…凛なんて死んじゃったほうがいいのかな』
花陽「はなよが凛ちゃんのこと嫌いになるなんてありえないよ!」
真姫「たとえばっていってるでしょ!」
真姫「じゃあどうすればいいのよ…」
花陽「それはですね…」
凛『かよちんお風呂はいれるよ?』
花陽『ほんとに!?凛ちゃんありがとう!』
凛『ゆっくりしてくるにゃ』
花陽『凛ちゃんは一緒に入らないの?』
凛『ちょっと部屋を片付けたいかなーって』
花陽『そっか、じゃあ先にいただいちゃうね』
凛『…ふぅ』
凛『えーっと、かよちんのケータイはっと』ガサゴソ
凛『…あったにゃ』
花陽『忘れ物しちゃったよー』ガチャ
凛『あ』ロックカイジョ
花陽『…凛ちゃん何してるの』ドンビキ
凛『いやっ…ちが…』ウルウル
花陽「ありだね」
真姫「どこがよ…」
真姫「一切ないと思ってたけどね」
花陽「あれだよ、よくあるやつ、一番それっぽくない人が実は…って」
真姫「なるほどね…対極する二つの事柄は違うようで本質的には同値ということ…」
花陽「純粋さはときに狂気を孕む…凛ちゃんは素直すぎるよ…」
真姫「そこがいいとこでもあるけど…」
凛『ねぇ真姫ちゃん、最近凛とお昼ご飯食べてくれないね』
真姫『どうしても都合が合わないのよ…』
凛『がんばって料理の勉強したんだけどな』
真姫『…』
凛『あ、もしかして凛のお弁当がおいしくないから?…調理も下手だし安い食材だしね…』
真姫『違うわ!』
凛『何が違うの?』
真姫『凛のお弁当はおいしいわよ…』
凛『それでも食べてくれないんだ?…』
真姫『違うのよ…ほんとに…今日だけだから…』
凛『それ昨日も聞いたよ』
真姫『お願い…』
凛『…じゃあ凛からもお願い、これをやってくれたら真姫ちゃんのお願いも聞いてあげるよ』
凛『じゃあ吐いてきてよ』
真姫『え…』
凛『そうしたら!凛のお弁当も食べれるよね?おねが~ぃ』
真姫『…吐くなんて無理よ…』
凛『どうしても?凛が手伝ってあげるにゃ』
真姫『…』フルフル
凛『そっか…なんでもしてくれるんじゃなかったんだ…凛にうそついたんだ…』
凛『…いまここで、凛のお弁当残さず食べてくれたらいいよ』
真姫『ぅ…』
凛『できるよね?』ガンッ
真姫『………』ポロポロ
凛『やった!まきちゃん大好き!』
真姫『…』パクパク
真姫「ありね」
花陽「ええ…」
花陽「まきちゃんのだってぜんぜんデレてないよ!」
真姫「最後にデレたでしょ!」
花陽「凛ちゃんは暴力もしないし」
真姫「それはまぁ…」
タダイマー
花陽「…あ、帰ってきた」
真姫「ようやく来たわね…」@
凛「…あれ?ふたりとも来てたんだ」
花陽「凛ちゃんのお姉さんに入れてもらったの」
真姫「どこ行ってたのよ…」カミノケクルクル
凛「ことりちゃんと遊びにいってきたにゃー」
凛「ことりちゃんのためにがんばったんだよ!クレーンゲーム!…でもぜんぜんとれなかったにゃ」
凛「そのあと偶然会ったにこちゃんと三人でカラオケいったり…」
凛「…でもことりちゃんってさ、見てるとすっごく危なっかしいっていうか」
凛「穂乃果ちゃんのいうこともわかった気がするよ…守りたくなるね!」
花陽「楽しかった?」キリキリ
凛「うん!ことりちゃんってノリいいからさ!」
真姫「よかったじゃない」イライラ
凛「こんどはみんなで行こうね~」
真姫「たまには3人でゆっくりしたいじゃない?」
花陽「凛ちゃんケータイでないからさ、家に訪ねに行ったんだけど…そのままあがらせてもらっちゃった」
凛「凛のこと待ってたの!?」
真姫「そうなるわね…連絡ぐらいあってもいいんじゃないの…?」
凛「ごめんなさい!」
真姫「別に怒ってるわけじゃないのよ?勝手に来たのも私たちだし」
凛「ほんとにおこってない?
花陽「怒ってないよ」
凛「よかったぁ…」
凛「じゃあ凛は飲み物とってくるから、ゆっくりしててね」
花陽「………はぁ」イガイタイ
真姫「………」
花陽「………」
真姫「…花陽」
花陽「…?」
真姫「…来週は私たちよ」
花陽「…そうだね」
凛「かよちんはいつものっ」
花陽「ありがと、凛ちゃん」
凛「真姫ちゃんはこれ」
真姫「?」
凛「とまとジュースだよん、真姫ちゃんがそのうち凛の家にくるだろうなーって準備してたんだ」フフン
凛「あ、賞味期限も大丈夫だし…ほかのもあるよ?」
真姫「平気よ…///」カミノケクルクル
凛「とまとみたい」
真姫「ダレガトマトヨ!」
凛「それから、ちょっとシャワー浴びてきてもいいかにゃ?なんかいろいろ動き回ってて汗かいたんだよね」
花陽「そうなの?行ったほうがいいよ」
凛「遅くならないようにするから!ちょっとまってて!」
花陽「………」
花陽「…みぃ~つけた」
真姫「凛のケータイじゃない」
花陽「…」ロックカイジョ
真姫「なんか通知が来てるわよ」
花陽「ことりちゃんからだ…来週も誘われてるよ…」
花陽「勝手に断っちゃおうかな…」
真姫「大丈夫よ、私たちが先に誘えばいいんだから」
花陽「そうだね…」
花陽「にこちゃんからも来てる」
真姫「何についての話かわからないわね…」
花陽「…これくらいかな」
真姫「異常はないみたいね」
花陽「抜かりないね」スッ
真姫「もちろんよ」
凛「ふいーっ…おまたせ~」
真姫(あら^~)
花陽(薄着キタコレ)
真姫「早かったわね」
凛「そうかにゃ?」
花陽「さっぱりした?」
凛「さっぱりした!」
花陽「時間的にはそろそろお昼だけど…」
真姫「…そういえば、お弁当を持たせてくれたんだったわ」
真姫「3人分あるから、みんなで食べない?」カミノケクルクル
花陽「ほんとぉ!?ありがとうまきちゃん!」
凛「凛はさっき食べてきたよ!」
真姫「…え」
凛「もうおなかいっぱいだにゃあ…」ゴロン
真姫「セッカクツクッタノニ…」
凛「ん?」
真姫「ちょっとは食べれるでしょ!手伝いなさいよ!」
凛「えーことりちゃんが残した分まで食べたからなぁ」
真姫「そんな…」
花陽「………」
凛「あ!ほんとだ!」
真姫「食べてくれる…?」
凛「…がんばる」
真姫「残してもいいから…」
凛「ぜんぶ食べるにゃ!まきちゃんありがと!」
花陽「よかったね、まきちゃん」
真姫「ほんとによかったわ」
真姫「凛に手を上げずに済んで」
凛「どゆこと?」
真姫「お弁当を食べれる状態にするってことよ」
凛「なるほど!」
真姫「まぁ過ぎたこと」
真姫「和木さんよ」
凛「そう!和木さんが作ってくれたんでしょ?こんどお礼しとこ」
真姫「別にいいわよ」
凛「すっごい偶然だけど、こんなことされちゃったらね…」
花陽「そうだね」チラ
真姫「…」プイ
花陽「ごちそうさま!ほんとにありがとね」
真姫「いいのよ…」カミノケクルクル
凛「…あ、メール来てるや」
まきぱな「!!」
真姫「凛、ちょっと」
凛「どうかした?」
真姫「来週だけど…予定ある?」
花陽「3人で遊ばない?」
凛「いいよ!」
真姫「私の家ね」
花陽「おっけい」
凛「でもさぁ…3人で遊ぶっていってもすることある?ゲームとかは遊びつくしたよ!」
真姫「出かけるにしても遠出は…」
花陽「近場もだいたい行ったよね」
凛「勉強はいやにゃ」
花陽「あはは…」
花陽「ほとんどおしゃべりしてたよね」
真姫「そうね、これといって曲作りとかもしてないし」
凛「じゃあなんの話してたの?」
真姫「ヤンデレについてよ」
凛「やんでれ?」
花陽「重い!…って感じるぐらい愛してくれる人のことだよ」
凛「そうなんだ!」
真姫「凛、ヤンデレには注意しなさいよ?」
凛「なんで?」
凛「愛してくれるんでしょ?いい人にゃ」
真姫「そうでもないらしいのよ」
凛「??」
凛「んー、まず凛には重いっていうのがいまいちわかんないにゃ」
花陽「えっと、たとえば凛ちゃんが入院したとして、それでもずっとつきっきりでそばにいてくれる人、みたいな?」
真姫「違うわ、自分の好きな子がほかの誰かにとられないように閉じ込めたりする感じよ」
凛「そ、そうなんだ…真姫ちゃんが言ったほうはμ‘sにいないと思うけど…」
花陽「確かにそんな人μ‘sにはいないよ…」
真姫「もしそうだったらって話で、そしたら誰がそれっぽいかってことよ」
凛「な、なるほど…」
花陽「ふむ」
凛「なんか、好きになった人のことだけしか見えなくなりそうっていうか…」
真姫「そうかしら?意外と押しに弱いからそうでもないんじゃない?」
凛「そっか…やっぱり難しいにゃ」
花陽「私は凛ちゃんかな」
真姫「私も」
凛「あ、メール忘れてた」
真姫「聞きなさいよ」
花陽(大丈夫だよね…?)コソコソ
真姫(問題ないわ)b
凛「おっけーっと」
まきぱな「!?」
真姫「ちょっと凛!ことりと何するきよ!」
凛「来週も遊ぶんだよ?」
花陽「私たちとじゃ…」
凛「4人で遊ぼう!」
花陽「3人っていったじゃん!」
真姫「もういいわ…」
凛「だから違うって言ってるのに…にこちゃんのばかっと」
花陽「凛ちゃん、それなんの話?」
凛「聞いてよかよちん!にこちゃんね、りんのこと、ドMだろっていってくるの!」
花陽「リンチャンドエムダッタノォ!?」
凛「だからちがうってば!」
真姫「なんでそう言われてるのよ」
凛「なんか、3年生で集まった時にそういう話になったんだって…」
希『凛ちゃんやろなあ』
絵里『そうね、ピッタリだわ』
にこ『でしょ??』
希『放置プレイとかもいけそうやん?』
絵里『落ち着きがないからね、向いてるわよきっと』
にこ『手錠とかお似合いじゃん、選んであげようかしら』
希『それあかんwwwww』
絵里『ハラショーwwwww』
凛「…ね?ひどいでしょ?」
花陽「ひどい!許せないね!」
真姫「そうよ!にこちゃんは何もわかってないわ!手錠じゃなくて首輪でしょ!」
凛「味方だと思っていたのに…」
真姫「冗談よ」
凛「真姫ちゃんが言うと冗談に聞こえないにゃ…」
花陽「いろいろ大変だったんだね…」
凛「そうにゃ!もう今日はほんっとに疲れたよ!」
凛「ことりちゃんまで変なこと言ってくるんだもん…」
真姫「ことりが?」
凛「そう!このあいだ2年生で集まった時に…」
穂乃果『お父さんの部屋にあったんだけどさ…このシーン見てよ!』
ことり(ホモビデオ…?)
海未『は、破廉恥です!…///』チラチラ
穂乃果『…それでさ、穂乃果思ったんだ』
TV『お兄さん許して!』
TV『にゃーにゃーにゃーにゃー』
穂乃果『この人、裸だよね?』
穂乃果『この人、猫の真似してるよね??』
ことり『………それがどうかしたの?穂乃果ちゃん』
穂乃果『裸ってことは変態ってことで、猫の真似ってことは凛ちゃんだから…』
ことり『あ…』
穂乃果『凛ちゃんは変態なんだよ!』チーン
海未『………///』
花陽「リンチャンヘンタイダッタノォ!?」
真姫「これはさすがに…」
花陽「想像しづらいよね」
凛「しなくていいよ!」
真姫「ま、私はどんな凛だろうとずっとそばにいてあげるけどね」
花陽「凛ちゃんがアブナイ人でも、花陽が一緒にいます!」
凛「なにこの流れ…」
凛「かよちんのばか…」
花陽「凛ちゃんはドMでも変態でもないよね!」
真姫「そうね!」
凛「ヤンデレでもないよ?」
まきぱな「え」
真姫「μ‘sにいないだけかもしれないじゃない」
花陽「校内にいるかもしれないね」
真姫「つまり…」
花陽「凛ちゃんがヤンデレの人によって被害を受ける可能性もある…!?」
真姫「考えておいた方がいいかもしれないわね…」
花陽「ヤンデレから凛ちゃんを守るには………」
真姫「隔離しなきゃ…」
凛(もうついていけない…)
花陽「それじゃあ凛ちゃんが!」
真姫「じゃあどうするのよ!」
花陽「生徒一人ひとりを調べる…」
真姫「限界があるわ!」
花陽「どうすればいいのぉ!?」ダレカタスケテー!
真姫「ははは…終わりね………」イミワカンナイ…
凛「この調子じゃμ‘sも長くないにゃ………」
真姫「まだ可能性が残ってるというの…!」
花陽「可能性のあるものは全て試験します」
凛(これまだ続くの…)
真姫「可能性に殺されるわ!」
花陽「それでもっ!…花陽はもう迷いません…迷いはしません!」
真姫「…星の輝きさえあれば、私たちは迷いなく歩める」
花陽「小さな私たちにとって、大きな道標になってくれる」
凛(なんかはじまったよ)
真姫「そんな星も、日の光には隠れてしまう」~♪
花陽「どんなに目を凝らしても、見えなくなってしまうときがある」~♪
凛(あ、もしかしてふたりの新曲?)
真姫「君は、いまもここにいるのに」~♪
花陽「星の在り処は?…教えてよstargazer…」~♪
真姫「心のレンズが汚れているの…」
花陽「いくら覗いても君が見えない…」
凛(暗い感じの曲でもふたりには似合うにゃ♪)
花陽「黒い衝動に呑まれてfalling」~♪
真姫「愛の前にはすべてが無力」~♪
花陽「あの星を、どうしても私のものにしたいの」~♪
真姫「危険な光に照らされてdancing」~♪
花陽「愛の為ならすべてが正義」~♪
真姫「女の子は恋の奴隷なの」~♪
花陽「君はこの気持ちしらない」~♪
真姫「どこにいけば」チラ
花陽「わたしだけの」チラ
凛「?」
まきぱな「君に会えるの…」~♪
.
.
.
凛「結局これなんだったの?」
真姫「凛は私と花陽の共同財産ってことでしょ?」
花陽「凛ちゃんはヤンデレでもありだねってことだよ!?」
凛「どっちもなしだよ!」
花陽「読んでくれてありがとねっ!!」
真姫「みんなもヤンデレには気を付けなさいよ?」
凛「ポエマーにもねっ!」


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