【ラブライブ!】善子「東京のラーメン屋に行かない?」
- 2020.04.22
- SS

6人「……」
曜「えっと….これからどうする?」
千歌「う、うん、一応行きたいところは行けたし…後はお土産があったら買いに行く….とか?」
6人「……」
善子(く、空気が重い…何か….あっ!!)
善子「ね、ねえ!お昼食べましょうよ!」
千歌「え?」
ルビィ「そ、そうだね!」
花丸「確かにちょっとお腹空いてきたズラ~」
梨子「東京で美味しいもの食べて帰るのもありかもね」
曜「じゃあ梨子ちゃんのオススメ教えてよ!」
梨子「うーん、そうね….ここからだと….」
善子「まーーーった!!」
「「「?」」」
ルビィ「善子ちゃん….」
花丸「東京、やっぱり楽しみだったんだね….」
善子「う、うるさいっ!あと善子ゆーなっ!」
千歌「それでどこに行くの?」
善子「ふふっ、闇の力を秘めしラーメン屋よ」
曜「ラーメン?」
花丸「なんか意外ズラ」
ルビィ「なんて名前のお店なの?」
善子「くくっ、闇に刻まれし店の名は….」
善子「『二郎』よ!!」
曜「二郎?」
梨子「っ!!?」
善子「豚骨醤油らしいわね、しかもインパクトが凄いことで有名らしいわ」
花丸「インパクト!!なんか都会っぽいズラ~」
善子「ふふっ、私も楽しみで仕方ないわ、さあ行きましょ
梨子「ま、待った!!」
善子「?」
梨子「と、東京に来てラーメン屋なんてもったいないわ、美味しいスイーツのお店があるからそこに行かない?」
曜「おお~、スイーツ!」
善子「い、嫌よ!ヨハネの中に眠る闇の力が二郎を欲しているの!!」
ルビィ「スイーツなら私も行きたいかも…」
花丸「え~、マルはラーメン食べてみたいズラ」
善子「それが良さそうね、席数も少ないって聞いたし」
曜「千歌ちゃんは?」
千歌「私は….ごめん、ちょっと食欲ないからラーメンは遠慮しようかな」
ルビィ「千歌ちゃん….」
梨子「ね、ねえ、だから善子ちゃんもスイーツに行こう?」
善子「東京なんていつも行けるものじゃないし後悔したくないのっ、あとヨ・ハ・ネ!」
千歌「なんでそんなにその二郎って場所に行きたいの?」
善子「よく聞いてくれたわね…」
善子「二郎にはその店特有のあるワードが有名なの」
曜「ワード?」
善子「そう、それは….」
善子「『ギルティ』!!」
善子「『ギルティ』….なんて甘美な響き…!この堕天使ヨハネに相応しい名だわ…」
善子「だから絶対に」
梨子「待って」
善子「?」
梨子「…..わかったわ、二人で行ってきなさい」
善子「っ!やっと理解してくれたのね!」
梨子「ただし….」
善子「?」
梨子『絶対に麺は小、または半分にすること!』
善子「….なんであんなに念を押してきたのかしら?」
花丸「まーまー、食べたらわかるズラ」
善子「あっ、ここを曲がるとすぐね」
ズラリ
よしまる「っ!?」
善子「こ、こんなに並んでるなんて….」
花丸「流石東京ズラ….」
善子「お、臆することはないわ!!行くわよっ!!」
花丸「うんっ!!」
花丸「や、やっと、入れるズラ….」
善子「なんか、ずっと待ってたからお腹空いちゃったわ」
花丸「じゃあ、大盛りにしちゃう?」
善子「うーん….」
梨子『絶対に麺は小、または半分にすること!』
善子「…..まあ、ここは小で行きましょ」
花丸「じゃあ、マルもそうするズラ」
善子「了解。あっ、ここ食券制なのね」
花丸「あっ、前の人が進んだから入れるよ」
善子「じゃあ、行きましょうか」
花丸「うん!」
ガラッ
善子「っ!?」
花丸「へっ!?」
花丸「脂…?の匂いが凄いズラ….」
善子「なんか….この匂いだけでお腹いっぱいになりそう….」
花丸「….善子ちゃん、今からでも梨子ちゃんの方へ行く?」
善子「何言ってるのよズラ丸!私たちどれほど並んだと思ってるのよ!あと善子じゃなくてヨ・ハ・ネ!」
花丸「そ、そうだね」
ガラッ
花丸「あっ、ちょうど二席空いたね…」
善子「….行くわよ」
善子(麺、小にして良かったわ….いや、半分でも良かったのかしら….)
花丸「ねぇ、善子ちゃん….」
善子「ヨ・ハ・ネ!どうしたの?」
花丸「あそこの人…」
「ニンニク入れますか?」
「ヤサイマシマシ」
「ヤサイニンニクマシマシ」
「普通で」
花丸「あ、あれは何ズラ?」
花丸「や、闇の呪文!?」
善子「そう、それを唱えることで真の力が目覚め、漆黒の堕天使へと生まれ変わるのよ!」
花丸「っ…..」ゴクリ
善子「さあ、行くわよズラ丸!私に続きなさい!!」
花丸「りょ、了解ズラ~!!」
「ニンニク入れますか?」
善子「ヤサイニンニクアブラカラメマシマシ!!」
花丸「や、ヤサイニンニクアブラカラメマシマシズラ!!」
千歌「美味しい~!」
曜「うわあ、千歌ちゃんのみかんケーキ凄い美味しそう!」
千歌「えへへ~♪曜ちゃんは?」
曜「私のは何と、野菜を使ったケーキなのです!」
千歌「えー、凄い!」
曜「ルビィちゃんは?」
ルビィ「えへへ、ルビィはですね….」
ワイワイキャッキャッ
梨子「…..」
梨子(みんな少し元気になったみたいで良かった….)
梨子「そういえばあの二人は大丈夫かな…」
梨子(私も行ったことないからよくわからないけど友達に必死に止められたところだし…)
梨子(コールとかはよくわからなかったから教えなかったけど…)
梨子「あっ」
曜「どうしたの?」
梨子「ちょっと二人に伝え忘れてたことがあるからラインしなきゃ」
梨子「これを守らないと恐ろしいことが起こるって友達が震えてた…」
曜「へ?」
千歌「ラーメン屋さん、だよね?」
梨子「…..友達曰く二郎は」
梨子「戦いよ」
改行減らしたら書き込めた
ありがと
花丸「そ、そろそろ来る頃ズラか?」
善子「ええ、楽しみよ」
花丸「東京、ラーメン、きっとスペシャルなラーメンズラ!!」
善子「ギルティ….そして闇の呪文。全てを備えし闇のラーメン屋二郎…..」
善子「その全ての力を解放し我、堕天使ヨハネにその全てを授けよ!!」
「ほいっ」コトッ
ヤサイニンニクアブラカラメマシマシジロー
よしまる「」
花丸「や、野菜が多すぎて麺が見えないズラ….」
善子「ふ、ふふふっ、しかしこんなものゆっくりと時間をかけて我が体内に取り込めば…」
ブブブ
善子「….?梨子からラインだわ」
花丸「どうしたズラ?」
梨子『ねえ、本当に大丈夫?私も友達に聞いただけだけど二郎のラーメン、食べるのが凄い大変らしいのよ』
梨子『しかも、ラーメンを残したりずっと残っていたりすると【ギルティ】されるって聞いたわ』
よしまる「」
花丸「ず、ズラっ!!」
善子(まず、野菜をどかさなきゃ!!)
花丸(野菜凄いけど….でも、マルは麺から食べたいズラ)
よしまる「…..」ゴクリ
パクッ
善子「っ!」
花丸「っ!」
花丸(凄く強い味だけどなんか癖になりそうズラ)
花丸「善子ちゃん、これだったら行けるかも!」
善子「そうね!あと善子ゆーな!」
善子「ふんっ、この程度の術式っ!!」
善子「この堕天使ヨハネには効かないわ!!逆に取り込んであげる!!」
善子「さあ、行くわよ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
善子「」チーン
花丸「」チーン
花丸(い、いきなり食べるが辛くなってきたズラ….)
善子(更に….)
花丸「時間が経って野菜が汁を吸っちゃってるズラ….」
善子「私なんて麺が伸び放題よ….」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
善子「う”っ….」
花丸「善子ちゃん!?」
善子(ちょ、ちょっと今危なかった….)
善子「だ、大丈夫よ….」
善子「そうね…でも」
よしまる(まったく箸が進まない!!)
カタッ
花丸(あっ、隣の人マル達より後なのにもう食べ終わって)
花丸「」
善子「…花丸?どうし」
「……」ゴクゴクゴク
コトッ
「….ふぅ」
よしまる(す、スープを全部飲んだああああ!?!?)
花丸「で、でも他の人でスープは残してる人だから大丈夫….だと思う、ズラ….」ヒソヒソ
善子「というより私たち食べるの遅くて迷惑になってる!?」ヒソヒソ
花丸「わからないズラ….でも…..」ヒソヒソ
花丸「ギルティって….何なのズラ?」
善子「ぎ、ギルティ….」
善子(ギルティ…罪….罰!)
善子「それって、つまり…」ワナワナ
屈強な男A「よう嬢ちゃん、さっきから見てりゃあ、箸が止まってるじゃねぇか」
善子「ひっ、す、すみませ」
屈強な男A「まさか残すなんてこたぁ言わねぇよなぁ!?」
屈強な男B「食べられないってんなら、俺たちが無理矢理食わしてやるよ、ヘヘっ」
善子「や、やめてっ…!」
屈強な男A「おらおら、早く食えよ!」
ガシッ
善子「がっ!?」
屈強な男B「ほらっ、ちゃんとよく噛んで呑み込みな!!」
善子「あっ…っっ、う”っ」
善子(む、無理っ、こんなのっ….!!)
善子「う”っ、ヴえっ!!」
ビシャ
屈強な男B「きったねえな」
善子「す、すみませっ….」グス
屈強な男A「こいつは『ギルティ』だな」
屈強な男B「ああ、紛れもなく『ギルティ』だ」
善子「ぎ、『ギルティ』…?」
屈強な男A「ああ、別に悪いことはしねえよ、なあ?」
屈強な男B「ああ、そうさ。これはサービスさ」
善子「さ、サービス….?」
屈強な男A「ああ、ゆっくり楽しんでくれ」
カタッ
善子「」
屈強な男B「もう一杯追加だ、今度は吐くなよ(^ー^)?」
よしまる「」
善子「わ、我が失われし全ての力を解放し堕天の真の力を知れっ!」
花丸「善子ちゃん!?」
善子「そう、私はヨハネ…先ほど食べていたのは善子….仮の姿よ」
花丸「善子ちゃん?そんなことしてる場合じゃ」
善子「う、うるしゃいっ、『別の人間が食べてる』なんて妄想でもしなきゃもう食べれにゃいのよぉ!」ブワッ
花丸「な、なるほど….?」ズラ
善子「行くわよズラ丸!!最終決戦よ!!」
花丸「な、なんかわからないけどやってやるズラ!!」
花丸「マル….今日はもう何も食べなくていいズラ….」ゼェハァ
善子「….何か壁を越えた気分ね」
花丸「うん、マルも今生まれ変わった気分ズラ」
善子「生まれ変わった….そうね、我、ヨハネは神の試練に打ち勝ち、堕天使として次なる境地へとその身を進化させたのだわ!」
花丸「ま、マルもこの経験によって都会の女へ一歩近付いたズラ!!」
善子「そうね、私たちの勝利だわ!!」
花丸「うん、善子ちゃん!!」
よしまる「アハハハハハハハ!!」
通行人(何だろうあの子達)
旅行者(やっぱり都会には変な人多いな…)
…..
善子「笑いすぎて吐きそう….」グッタリ
花丸「やっぱりまだ少し休んでから行こうズラ….」グッタリ
善子「えーっと、そこの交差点で右へ曲がったら駅だわ」
花丸「そこで、千歌ちゃんたちと合流だね」
花丸「東京、凄いところだったね…丸、大変だったズラ…」
善子「まあ、ライブにラーメンに色々あったけど、もう何も無いでしょ。帰るだけだし」
花丸「うん….」
曜「あっ、善子ちゃーん、花丸ちゃーん!!」
善子「いたわね」
千歌「おーい、こっちこっち!」
善子「すぐ行くわよー!あと善子ゆーな!!」
曜「いやー、やっと合流できっ….っ!?」
善子「?」
千歌「ラーメン屋はどうだっ….っ!?」
花丸「ズラ?」
善子「善子じゃなくてヨ・ハ・ネ!….何か様子が変ね」
梨子「あっ、着いたのね….っ!!これは…」
ルビィ「電車の時間は….ピギィ!!?」
善子「どうしたのよ、みんな同じ反応して」
花丸「マルたち、何か変ズラか?」
曜「う、うん、ちょっと…」
善子「うーん、まさかあの経験を経て大きくなった私たちに気付いた?」
花丸「なるほど、都会の女になった丸たちにびっくりしてるズラか!」
千歌「いや、そーいうワケじゃなくて…」
ルビィ「あ、あのね、花丸ちゃん、善子ちゃん….凄く言い辛いんだけどね….」
ルビィ「あのぉ….ちょっと…..ううん、物凄く….」
ルビィ「ニンニク臭い」
よしまる「」
このあとめちゃくちゃファブリーズかけたあとブレスケアめちゃくちゃ飲んだ
終わり
凛「真姫ちゃん、ラーメン食べに行こうにゃ」
というssを書いたんだけど知ってる人はいないだろうか….
サンシャイン版も書いてみました
読んでいただきありがとうございました
ちなみにインスパイアはよく行くけど二郎に行ったことはないので屈強な男が出てくるかどうかは知らない
よしまる「」
の上が二行空いてたから妄想だと思ってたんだけど本当はどちら…?
妄想のつもりで書いたけど個人の解釈でどうぞ
>>61
たぶんそれです
きっと麺なんだろうけど
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