【ラブライブ！】ダイヤ「Aqoursお笑い選手権…？」

☆部室☆

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ダイヤ「千歌さん、突然部室に呼び出すなんて一体何の用ですの？」

千歌「あ、ダイヤさん！　遅いですよ、早くこっちに！」

ダイヤ「な、なんですの！？」

梨子「ダイヤさん、今日はよろしくお願いします」

ダイヤ「は、はぁ？」

千歌「ここに座ってください」

ダイヤ「まったく状況が呑み込めないのですが…」

梨子「そのうち慣れます」

千歌「はい、今週もやって参りました！　Aqoursお笑い選手権！」

千歌「司会進行兼審査員はいつもの如くこの高海千歌が！」

梨子「解説及び審査員は桜内梨子が」

千歌「そして特別ゲスト審査員は黒澤ダイヤさん。今回はこの三人で進行して行きたいと思います」

ダイヤ「ちょっ、どういう…お笑い、選手権…？」

千歌「それでは早速梨子ちゃんに話を聞いていきたいと思います」

千歌「梨子ちゃんが今回注目している選手は誰ですか？」

梨子「そうですね…やはり前回優勝の果南さんでしょうか。彼女の攻めのボケはAqoursの中でもトップクラスだと思います」

千歌「なるほど～」

梨子「しかし他の選手も果南さんにあと一歩及ばなかったものの、ポテンシャルという点ではまったく引けをとっていません」

梨子「今回はいかに前回の課題を克服してくるかが勝負の鍵になりそうですね」

千歌「今回の選手権、一体誰が優勝を勝ち取るのか益々期待が高まりますね！」

千歌「それでは一番はいつものこの方…どうぞ！」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

善子「エントリーナンバー１番津島ヨハネ」

善子「まだAqoursに入りたてでキャラがブレていた頃の私をやります！」

千歌「ふっｗ」

善子「ｺﾎﾝｯ…」

善子「あなたを永遠に燃え盛る恋の地獄に落としてあげちゃう堕天使アイドルの津島ヨハネですっ♡」

ダイりこちか「ぶはっｗｗｗ」

梨子「善子ちゃん十八番の自虐芸ですね。今回も素晴らしかったです」

千歌「１番から良い滑り出しです。今回はレベルが高いのではないでしょうか」

千歌「特別ゲストのダイヤさんはどう思いますか？」

ダイヤ「毎回こんなことをやっているのですか…？」

千歌「えっと…はい」

ダイヤ「………………」ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

ダイりこちか「………………」

千歌「は、はい！　続いては今回の優勝候補、前回優勝の果南ちゃんです。お願いします！」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

果南「エントリーナンバー２番、松浦果南」

ダイヤ「(なんで果南さんまで参加しようと思ったのでしょう)」

果南「チカは私の好きな食べ物って覚えてる？」

千歌「ええっと…確かワカメだっけ？」

ダイヤ「確かそれともう一つ…」

果南「」ｺｸﾝｯ

果南「サザエでございまーすっｗｗｗ」

ダイヤ「ンブッｗｗｗ」
千歌・梨子「ブッｗｗｗ」

ダイヤ「んｗ…んふふｗｗｗ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

千歌「ダウンするダイヤーさん…果南ちゃんはダイバーさん…」

梨子「ち、千歌ちゃんやめてｗｗｗダイヤさん大丈夫ですか？」

ダイヤ「全然…んふｗ問題ありませんわっ」

千歌「さすが前回優勝者。その肩書きに恥じないものでしたね」

梨子「まだ二名と一組が後に控えていますから。良いプレッシャーを与えられたのではないでしょうか」

千歌「さて、お次は一年生トリオの挑戦です！」

梨子「正確には花丸ちゃんの発表ね。善子ちゃんとルビィちゃんは花丸ちゃんのお手伝い」

千歌「えへへ、そうでした。ルビィちゃんはこの後にちゃんと出番を控えてるからね」

千歌「それでは花丸ちゃん、お願いします！」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ルビよしまる「………………」ｿﾞﾛｿﾞﾛ

花丸「エントリーナンバー三番、国木田花丸です」ﾍﾟｺｯ

善子・ルビィ「」ﾍﾟｺｯ

千歌「なんで花丸ちゃん幼稚園生が着るようなスモック着てるの？」ﾋｿﾋｿ

梨子「さぁ…」ﾋｿﾋｿ

善子「ｺﾎﾝｯ」

善子「毎日、総合格闘技の動画を欠かさず観ている私に死角はないわよ！」

ルビィ「ひっ！」

ルビィ「ピギィィィ！」ﾀﾞｯ

善子「とりゃあああ！」

善子「堕天使奥義…アンクルホールド！」ｶﾞｼｯ

ルビィ「ピギィィィ…」

花丸「」ｽｯ

千歌「あれって」

梨子「子供用滑り台…？」ﾎﾞｿｯ

花丸「」ﾆｺﾆｺ

花丸「よいしょ…よいしょ…よいしょっ…！」ﾆｺﾆｺ

花丸「わーーーい！」ｽｰ

花丸「やめるずら♪」ﾊﾟｧｧｧ

千歌・梨子「んはっｗｗｗ」

千歌「どういうことｗｗｗ」

梨子「カオスだわｗｗｗ」

ダイヤ「善子さん…」

善子「善子じゃなくてヨハネっ」

ダイヤ「可愛いルビィに絞め技をキメた件について後でゆっくり私と話し合いましょう」ﾆｺｯ

善子「ひっ！　ネ、ネタだからぁ！」

千歌「気を取り直して次は曜ちゃん！」

梨子「二年組で唯一の出場、同じ学年としてぜひ頑張ってほしいですね」

千歌「それではどうぞ！」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

曜「ヨーソロー！」

千歌「ヨーソロー！」

曜「エントリーナンバー４番、渡辺曜です！」

曜「今回はモニターを使わせてもらうね」

千歌「うん、いいよ」

曜「それじゃあ早速だけどこれを観て」ﾎﾟﾁｯ

曜『スクールアイドルってこんな水着姿でも大丈夫なのかな――？』

梨子「(これって確か雑誌に載った…)」

曜「………………」

千歌「………………」

梨子「………………」

ダイヤ「………………」

曜「いやダメでしょ…」ﾎﾞｿｯ

梨子「ンブッｗｗｗ」

ダイヤ「ちょっ、こちらに唾が飛びましたわっｗｗｗ」

梨子「ごめんなさいｗ」

ダイヤ「まったく…」

ダイヤ「というか、ルビィは出るんですの？　あと出てないのは鞠莉さんとルビィだけですわよね？」

千歌「ふふふ…実は、次の選手はルビィちゃんと鞠莉さんのコンビなんです！」

ダイヤ「ルビィと…鞠莉さん」

梨子「確かに想像しにくいコンビですよね」

千歌「その辺りにも期待したいですね！　それでは…どうぞ！」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ルビィ「エ、エントリーナンバー５番、黒澤ルビィと小原鞠莉です」

ルビィ「よろしくお願いしますっ」ﾍﾟｺｯ

千歌「鞠莉さんは？」

ﾀｯﾀｯﾀｯ!

ｶﾞﾗｶﾞﾗ!

鞠莉「オ～ウ！　プリティボンバヘ～ッ！」

ルビィ「姉様この子馬鹿ぁ？」

千歌・梨子「ぶふっｗｗｗ」

ダイヤ【優勝】ﾊﾟﾈﾙﾀﾞﾝｯ!

ダイヤ「圧倒的ですわ」

梨子「公平にジャッジしてください」

千歌「んｗ」

☆一週間後　部室☆

梨子「今週もやって参りました、Aqoursお笑い選手権」

梨子「今週の司会進行兼審査員はこの桜内梨子が」

花丸「解説及び審査員は国木田花丸と」

ダイヤ「先週に引き続き、私、黒澤ダイヤで進行していきますわ」

梨子「それでは始まる前にお二人に話を聞いていきたいと思います」

梨子「花丸ちゃんが今回注目している選手は誰でしょうか」

花丸「うーん、やっぱりルビィちゃんずら。注目…というか前回、ダイヤさんの独断と偏見と一存でルビィちゃんのコンビが優勝したから」

梨子「あれは酷かったですね…選手権後に
AqoursのSNSグループが大炎上しましたし…」

ダイヤ「別に私はルビィが一番だと思ったから最優秀に選んだまでですわ」

梨子「今回はいかにダイヤさんの機嫌を…いえ、ダイヤさんの心をつかむかが勝負の鍵になりそうですね」

花丸「ここからの景色は新鮮だから、とっても楽しみです」

梨子「そうですね。それではトップバッターはいつものこの方…お願いします」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

善子「エントリーナンバー１番っ！　津島ヨハネ。絶対に失敗する入学初日の自己紹介を教えます！」

善子「ｺﾎﾝｯ…」

善子「堕天使ヨハネと契約して、あなたも私のリトルデーモンに…」

善子「――なってみない？」

ダイりこまる「ぶほっｗｗｗ」

花丸「日に日に善子ちゃんのメンタルが強くなってる気がするずら」

梨子「善子ちゃんはいつも安定しているのでこちらも安心して見ることができますね」

ダイヤ「実体験だと思うと何とも…」

梨子「はい、次は今回の優勝候補の鞠莉さんとルビィちゃんコンビです」

花丸「もう見せるまでもなく優勝でいいんじゃ…」

ダイヤ「何言ってるんですの。ルビィの晴れ舞台ですわよ！」

花丸「はぁ」

梨子「それではダイヤさんが痺れを切らす前に…どうぞ！」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

鞠莉「ヘロー！」

ルビィ「こ、こんにちは！」

鞠莉「エントリーナンバー２番、小原鞠莉と」

ルビィ「黒澤ルビィですっ！」

鞠莉・ルビィ「よろしくお願いします」

ダイヤ「」ｳｽﾞ…

梨子「ダイヤさんはとりあえずそのパネルをしまって下さい」

ルビィ「………………」

ルビィ「今回も優勝できるんじゃないかな…？」

鞠莉「甘いわよ…very sweetよ、ルビィ！」

ルビィ「そ、そうかな。でもお姉ちゃん優しくしてくれるし…」

鞠莉「まあ…」

ルビィ「あのね、ルビィ、前から聞こうと思ってたんだけど……」

ルビィ「ルビィと組んでるのってお姉ちゃんに甘く見てもらえるから…？」

鞠莉「何言ってるの！」

ルビィ「ふぇ…？」

鞠莉「私がルビィを想う気持ちを甘く見ないで！」

ルビィ「うぇっ！？　ルビィ甘いの！？　甘くないの！？」

鞠莉「強いて言うならしょっぱいんじゃない？」

花丸「…ふっｗ」

梨子「ダイヤさん、しっかりジャッジしてくださいね」

ダイヤ「わ、わかっていますわ」

ルビィ「やっぱりCYaRon！ネタは審査員にCYaRon！のメンバーがいないと…」ﾋｿﾋｿ

鞠莉「ミステイクね」ﾋｿﾋｿ

鞠莉・ルビィ「………………」

ダイりこまる「………………」

鞠莉「嫉妬ファイヤァアァアァ！(低音域ビブラート)」

梨子「ぶふっｗｗｗ」

花丸「前回優勝者ってフィルターをかけて見ると、どうしても弱かった感が否めないずら」

梨子「鞠莉さんの土壇場やけくそ芸に妙にツボって…っふｗ」

ダイヤ「さらっと酷いことを言っているような…」

梨子「さて、次は千歌ちゃんの出番」

花丸「本当によく出ようと思ったずら…そのお陰でオラが審査員席に座れたわけだけど」

梨子「私も止めたんだけどどうしても出たいって…」

ダイヤ「…？　確かに千歌さんのは見たことがなかったですわね」

花丸「千歌ちゃんは強制司会進行役なんだ」

ダイヤ「どうしてですの？」

梨子「見ればわかりますよ」

ダイヤ「は、はぁ」

梨子「それでは千歌ちゃん、どうぞ」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

千歌「エントリーナンバー３番、高海千歌！」

千歌「よろしく、４×６×４×９でハローヨー(８６４)ソロー！」

ダイりこまる「………………」

千歌「………………」

千歌「あっ！　キセキって反対から読んでもキセキなんだよね…」

千歌「奇跡だよ～～！！」

ダイヤ「………………」

梨子「………………」

花丸「………………」

千歌「………………」

梨子「ンフッｗｗｗ」

花丸「なんで笑っちゃうずらぁ」

梨子「ち、沈黙が…ふっｗ」

ダイヤ「これは酷いですわね…」

梨子「だから止めたのに…」

梨子「これはなかったことにして次行きますね」

花丸「賢明ずら」

梨子「次は同じく二年生の曜ちゃん。同じ二年として期待です」

花丸「あわよくば千歌ちゃんの醜態まで取り返してくれることを願うずら」

梨子「それではお願いします」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

曜「し、失礼しますっ！」

曜「花ヨーソロー」

梨子「は、花陽そろー…？」

花丸「花陽ちゃんのモノマネ？」ﾋｿﾋｿ

梨子「コスプレまでして…完全に笑いよりダイヤさんの機嫌をとりにいってるわね」ﾋｿﾋｿ

ダイヤ「………………」

曜「どうもこんにちは、エントリーナンバー４番の小泉花陽です」

曜「今日は朝ごはんを８、７杯…？　いや４杯？　くらい食べてきたから元気百倍！」

梨子「だいぶ減ったわね」

花丸「そこまでして８７４にこじつけなくても…」

曜「朝はやっぱり米粉パンと米油を使ったオイルおにぎり、極めつけにお米スムージーだよね」

曜「うぅ…でも昨日、夜遅くまでコメニウスのことを調べてたせいか、コメかみが痛いよぉ」

花丸「ふっｗ」

曜「お肌も荒れちゃうし、こんなときはコメのとぎ汁でパックしないと…って」

曜「ああっそうだ！　何か芸を見せないと」

曜「それじゃあ早口言葉を言います！」

曜「ｺﾎﾝｯ…」

曜「生籾生米生ライス、そこのシコメはよくコメ食うシコメ！」

梨子「フフンッｗｗｗ」

曜「あ、もうそろそろコメフェスの時間！」

曜「それでは最後に花陽から愛をコメてコメントを送ります」

曜「…米ナスは嫁に食わすな」ﾄﾞﾔｧ

ダイヤ「」ﾌﾟﾁﾝｯ

ダイヤ「誰かこのにわかを締め出しなさい！」

曜「なんで！？」

☆一悶着あって☆

梨子「は、はい、少々荒れましたが気を取り直していきましょう」

ダイヤ「花陽さんを馬鹿にしているとしか思えません。出禁ですわ、出禁！」

梨子「まあまあ、落ち着いてください」

ダイヤ「これが落ち着いていられるとでも思います！？」

梨子「次はルビィちゃんが」ﾎﾞｿｯ

ダイヤ「え？」

梨子「ルビィちゃんがリベンジしたいって。果南さんとコンビ組んで出るそうです」ﾎﾞｿｯ

ダイヤ「ん、まあ曜さんも悪気があったわけではなさそうですし、早く次にいきましょうか」

梨子「」ﾎｯ

花丸「んｗ」

花丸「それにしても、優勝候補筆頭の果南さんとルビィちゃんのコンビ…」

花丸「優勝は決まったようなものずら」

ダイヤ「それではお願い致しますわ！」

梨子「それ、私の役目…」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

果南「どうもこんにちは」

ルビィ「こ、こんにちは！」

果南「エントリーナンバー５番、松浦果南です」

ルビィ「同じくエントリーナンバー５番、黒澤ルビィです」

果南・ルビィ「よろしくお願いします」

果南「いやぁ、それにしても前回は悔しかったな～」

果南「純粋にまだまだなんだって思い知ったよ。それに比べてルビィちゃんは…」

ルビィ「ルビィが前回優勝できたのはたまたま…今回はダメダメでなんとかもう一回って状況だし…」

果南「そんなことないよ！　すごく面白かった」

ルビィ「そ、そうかな？　えへへ」

果南・ルビィ「はぁ…」

果南「今回は優勝したいなぁ…」
ルビィ「今回も優勝したいなぁ…」

ルビィ「でも面白いことを考えないといけないし…」

梨子「(即興芸…？)」

ルビィ「あ、そうだ！」

ルビィ「果南さんがルビィになれば！」

果南「えっ！？」

ルビィ「だから、果南さんがルビィの真似をしてルビィと一緒に説得するの！」

果南「えぇ～！？」

ダイヤ「………………」

果南「私が？　ルビィちゃんの！？　そんなこと…！」

ルビィ「できますって！」

ルビィ「ほら、ルビィが前に出るから向こうから果南さんは見えないし！　それに二人は昔から一緒なんだから」

果南「でも…」

ダイヤ・花丸「(物凄い既視感が…)」

ルビィ「果南さんも優勝したいんだよね？　だったら」

果南「うぅ……ふぅー」

果南「こ、こんにちは！　ルビィです！　…こんな感じ？」

ルビィ「そっくりです！」

果南「そ、そう？　じゃあ二人で説得してみようか」

ルビィ「今から果南さんはルビィってことで、はいっ」

梨子「ダイヤさんの目の前で打ち合わせ…」

梨子「……っふｗ」

ルビィ「え、えっとお姉ちゃん！」

果南「私です…ルビィです！」

ダイヤ「………………」

ルビィ「…………うゅ」

果南「………………」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

梨子「(いや流石に無理があるんじゃ…)」

ダイヤ「聞けばわかりますわ。ルビィが二人ですわよね」ﾊﾅﾁﾞ

梨子「んん？」

ルビィ「お願い、お姉ちゃん！」

果南「ルビィたちを優勝させてぇ！」

ダイヤ【優勝】ﾀﾞﾝｯ

ダイヤ「言われるまでもありませんわ」

梨子「ダイヤさん！」

花丸「はふっｗｗｗ」

これが再び大炎上して審査員の権利を剥奪されたダイヤは選手の世界に身を投じていくのであった。

☆後日☆

ダイヤ「エントリーナンバー６番黒澤ダイヤ」ﾘﾝｯ

ダイヤ「エリーチカが絶っ対に言わなそうなことを言いますわ」

ダイヤ「ｺﾎﾝｯ…」

ダイヤ「よーし、UTXまで競争！」

ダイヤ「負けた人ジュース奢り～!!」

終わり

言うんだよなぁ

途中から俺の理解を超えた作品だったおつ

なおいうもよう
乙

終始笑った乙

こころちゃん

乙乙
かしこいかわいいエリーチカがそんなこと言うわけないからね