【ラブライブ!】鞠莉「全国理事長会議よ!」
- 2020.04.24
- SS

アニメと展開違うのでご了承ください
果南「はい1、2、3、4!」パンパン
果南「千歌、腕が落ちてきてるよ!」
千歌「う、うん!」
果南「ルビィはもう少し動きをダイナミックに!」
ルビィ「わ、分かりました!」
善子「1、2、さん…し…!」ヨロヨロ
善子「ぐふぅ…堕天使、陥落…」ドサッ
果南「善子はその黒い服を脱ぎなっての!」
俺は禿げてない!やめて!
千歌「ふぁー!疲れたー!」バタン
ダイヤ「千歌さん、寝そべったらはしたないですわよ」
花丸「ずらぁ~…」ゴォオオオ
ルビィ「ぴぎぃ~~…」ゴォオオオ
善子「よはぁ~~~…」ゴォオオオ
梨子「ちょっと、こっちに扇風機の風こないんだけど!」
曜「あれ?そういえば今日は鞠莉ちゃんいないんだ?」
ダイヤ「ええ、東京で行われてる全国理事長会議に出席しておりますわ。午後には戻ると言ってましたが」
果南「はあ…鞠莉ったらお偉いさん方とうまくやれてるか心配だよ」
ダイヤ「それに…すごい理事長の方とお知り合いになったようですし」
曜「すごい理事長って?」
梨子「それって誰なんですか?」
千歌「はいっ!南ことりさんです!」
ダイヤ「ピンポーン!ですわっ!」
果南「へー、ことりさんのお母さんが理事長なんてすごいね」
ダイヤ「あのことりさんのお母様とお話ししたんですわよ!?羨ましい!」
ダイヤ「わたくし鞠莉さんからお会いした時の話を聞きましたわ!それはもう根掘り葉堀り!」ドヤァ
千歌「いいなー…私も聞きたい!」
ダイヤ「ふふふ、いいでしょう。話は4月!前回の全国理事長会議に遡りますわ!」
――――
―――
――
司会「えー理事会の皆様方、本日はご多忙の中お集まりいただきありがとうございます」
司会「本日は私立、公立、国立問わずの特別な会議となります。」
司会「まずは少子化に伴う統廃合を中心とした話し合いを行い…」
鞠莉『だーかーら!私は本当に浦の星の理事長なんだってば!』
警備員『馬鹿なことを言うんじゃない!どう見ても未成年じゃないか!』
理事長A「…なんだ?廊下の方がうるさいな」
理事長B「浦の星女学院の理事長が遅れて到着したみたいですが…」
南(ずいぶんと騒がしい人のようね)
鞠莉「私が浦の星女学院の新理事長、小原鞠莉!みなさんよろしくね!」ヨコピース
鞠莉「あやうく警備員さんに摘み出されるとこだったわ!ベリー失礼よね」
理事長達「無理もないな、まだ子供じゃないか。しかしあの金髪…外国人か?」ザワザワ
理事長達「あの子、あの小原家の娘らしいぞ」ザワザワ
理事長達「しかし理事会はここまで人手不足だったのか…」ザワザワ
南(ことりよりも4~5つ年下かしら?それにしてもすごく美人な子ね)
鞠莉「ホワイ?なんだか皆さん騒がしいデースネー?」
司会「えー、では小原さんは南さんの横に座っていただいて…」
鞠莉「ハーイ!」
鞠莉「イェース!こちらこそ!」
鞠莉「私以外にも若い理事長さんがいたんですね♪」
南「あらありがとう。でも私はあなたが思っている以上におばさんよ?」フフ
司会「それでは会議を再開いたします。皆様、お手元の資料をご覧くださいませ」
鞠莉「あ、私つい先日アメリカから帰ってきたの。だから日本の事情に疎くって」
南「そうでしたか。実は私が在籍する音ノ木坂学院も一時期、廃校に追い込まれたんですよ」
鞠莉「ワォ…それは大変でしたネェ~」
鞠莉(音ノ木…オトノキ…?んー、どこかで聞いたような…)
司会「浦の星女学院も統廃合の話が出ておりまして…」
鞠莉「へぇ~そうなんだ…浦の星もねぇ…それは大変ねぇ…」ペラッ…ペラッ…
鞠莉「へ?」ピタッ
司会「い、いえ…以前からお知らせしておいたはずなんですが…」
鞠莉(そう言えば…少し前にそんな話がチラホラ出ていたような…。でも急すぎるわよ!)
鞠莉(そんな…果南やダイヤと過ごした思い出の学校が無くなる…!?)
鞠莉「ウーン、それはそうかもしれないけどね…」
理事長A「そしたら、沼津にあるうちの学校と合併するでしょうなあ…」
理事長A「いやー!こんな美しい理事長がいる学校と一緒になれるとは夢のようだ!」
理事長A「グフフ…ひとつよろしくお願いしますよ?」ニタニタ
鞠莉(うわぁお…なんか典型的なスケベオヤジ!って感じだわ)
鞠莉(あんまり目を合わせないようにしましょ)
鞠莉「んー…!ようやく休憩ね。会議っていうのは疲れますネェ~」ノビー
鞠莉「ジュースでも飲んでこようかしら。南さんも行かない?」
南「ええ、書類を整理してから向かいますわ。先に行っててください」
鞠莉「ハ~イ☆」
鞠莉「やっぱり疲れた時はコーラよね!」ピッ
ガコンッ
鞠莉(それにしても…浦の星が無くなるなんてベリーショックだわ…)プシュ
鞠莉(どうにかして学校を存続できないかしら…)ゴクゴク
理事長A「おや、小原理事長もこちらで休憩中でしたか」
鞠莉(ゲッ、さっきのスケべそうなオヤジだわ)
鞠莉「お疲れさま~☆会議って疲れますネェ~」
鞠莉(とりあえずナチュラルに振舞っておきましょ)
鞠莉「よく言われるわ。私のパパはイタリア系アメリカ人なの♪」
理事長A「なるほど、しかし引き締まった素晴らしい身体ですな。何かスポーツを?」
鞠莉「んー、大抵のスポーツはやってきたかしら。今は乗馬とゴルフにハマってるけど…」
理事長A「ほう!私もゴルフは得意ですぞ!」
理事長A「どれ、ここは一つスイングでもレクチャーしてあげましょうか」
鞠莉「え~、いいわよそんな~」
鞠莉「! ちょっと!どこ触ってるのよ!」
理事長A「おや、少し触れただけじゃないですか。アメリカにいた割にはスキンシップに不慣れだね」サワサワ
鞠莉「そういう問題じゃないわよ!触るのをやめて!」プンプン
理事長A「…」
理事長A「…どうだね小原くん、私の愛人にならんかね?」
鞠莉「ホワッツ?何言ってんのよアンタ…」
理事長A「私から提案すれば廃校を白紙にできるかもしれないよ?」
理事長A「ん?どうだね?愛人になるなら悪い条件ではないだろ?」カミノケサワサワ
鞠莉「…」
理事長A「へ?」ガシッ
鞠莉「ないわよっ!」ブンッ
グルンッ
理事長A「ぶひぃっっっ!?」ドサッ
鞠莉「アンタなんかに頼らなくても…私は自分で愛する学校を守ってみせるわ!」
鞠莉「小原鞠莉をナメないでよね!」
理事長A「小原グループだか知らんが、私がその気になればお前の会社など潰すことも出来るんだぞ!」
理事長A「私を怒らせるとは馬鹿な小娘め!お前はもう終わりだ!」ガハハハ
南「いいえ、終わるのはあなたの方よ」スッ
鞠莉「南さん!」
理事長A「ふん、馬鹿め!そんな証拠はどこにも…」
南「証拠ね…。2人の会話を録音してたのは証拠になるんじゃないかしら?」スマホチラッ
理事長A「なっ…!?」
南「ふふ、処罰を楽しみにしててくださいね?」ニコッ
理事長A「そ…そんなぁ…」ヘナヘナ
南「いいのよ。あの人は以前から女子生徒へのセクハラ疑惑もあったし、私も警戒していたの」
南「これを機に洗いざらい調べられると思うわ」
鞠莉「そうだったのね…ってもうこんな時間?そろそろ休憩が終わるわ」
南「戻る前に何か飲もうかしら。私も久々にコーラにしましょうか」ガコン
南「ちょっと待っててね。すぐ飲んじゃうから」プシュ
ゴキュゴキュゴキュゴキュ…
鞠莉(ワォ、すごい飲みっぷり。絶対この人、酒豪だわ…)
理事長B「ふぅー終わったー。ん…?そういえば理事長Aはどこに行ったんだ?」
理事長C「なんか青ざめた顔で出て行ったようだが…」
南「まあまあ、彼の事はいいでしょう。それよりも皆さん、遅くなる前に帰りましょうか?」ニコニコ
理事長達(絶対この人が関係してるな…)
南「あら、小原さん?他の人は帰ったわよ。あなたはまだ帰らないの?」
鞠莉「…南さん、さっき音ノ木も廃校になるところだったって言ってたわよね?」
鞠莉「でも音ノ木は今も存続しているわ。一体どうして?」
南「…“μ’s”って聞いた事ない?」
鞠莉「ミュー…ズ…?」
鞠莉「ミューズ…オトノキ…ん!?」ハッ
鞠莉「あーーーー!」
鞠莉「音ノ木坂学院ってどこかで聞いたことあるって思ったのよ!廃校を阻止したμ’sがいたとこだったのね!」
鞠莉「えっ、じゃあ南さんって…?」
南「私は南ことりの母よ」
鞠莉(ワォ…!これはダイヤが聞いたら羨ましがるわねぇ…)
南「そんな…私はなんにもすごくないわよ?」
鞠莉「…」
鞠莉「…南さん、少し話をしてもいい?」
南「ええ、どうぞ?」
南「あら…そうだったの?」
鞠莉「でも…いざ歌う時にある事が起きて…失敗しちゃったのよ」
鞠莉「友達ともわだかまりが出来たまま、結局私はアメリカに行ってしまった…」
鞠莉「しかも帰国して早々、在籍していた学校が無くなるかもしれないなんて…」
鞠莉「はぁ…バッドなことは重なるものね…」
南「小原さん…」
鞠莉「そうよ!そうすれば生徒数が増えて廃校も防げるわ!かつてμ’sがそうしたように!」
鞠莉「南さん、音ノ木坂学院を案内して!μ’sがどうやって成功したか掴めるかもしれないわ!」
南「…」
南「小原さん、残念だけどそれは無駄かもしれないわ」
南「彼女達は何も残していないわ。本当に何も…」
南「物なんか無くても心は繋がっている、それでいいんだって。そう言っていたわ」
鞠莉「そ、そんな…」
鞠莉「…え?」
南「彼女達も迷って、失敗して、傷ついて、友達と言い合って…」
南「それでも諦めずに最後までやり遂げたわ。彼女達9人は“ひとつの光”のように輝いていた」
鞠莉「ひとつの光…」
南「…私は彼女達にスクールアイドルを…μ’sを続けて欲しいと言ったわ」
南「そうすれば今後も生徒数が増えるし、何よりスクールアイドルの更なる発展に繋がると思ってたから」
南「私は後悔してるわ。大人の都合で子供達を混乱させたんだもの」
鞠莉「南さん…」
南「μ’sの後を追わないでほしいの。あなたにはあなたにしか出来ないことがきっとあるはずだから」
南「がんばって、鞠莉ちゃん」ニコ
鞠莉「シャアアアイニィーーーーー!」
南「ま、鞠莉ちゃん?どうしたの?」
鞠莉「南さん!やっぱりμ’sはすこいわ!」ガシッ
鞠莉「廃校阻止だけじゃない、自分達の信念を貫いて最後までやり遂げる!なかなか出来ることじゃないわ!」
鞠莉「ノンノン、南さんだってすごいわ。さっき助けられた時の迅速な行動、なかなか出来ないわよ?」
南「ふふ、そうかしら?ありがとう鞠莉ちゃん」
鞠莉「…」
鞠莉「…私、もう一度やってみる。成功するか分からないけど…私にしか出来ないやり方で…」
鞠莉「ちゃんと友達とも向き合う。そして…もう一度、大切な仲間とスクールアイドルとして輝きたい!」
南「ええ、応援してるわ!」
―――
――――
ダイヤ「…という話でしたわ」
果南「鞠莉…そんなことを話していたんだ…」
梨子「理事長になった時からそこまで考えていたんですね…」
善子「なによ…マリーがそこまで熱かったなんて…聞いてないわよぉ…」グスッ
花丸「あはは、善子ちゃん泣いてるずら」グスッ
善子「ヨハネよ!ず、ずら丸だって泣いてるじゃないの!」
千歌「廃校阻止とかラブライブ優勝とか…今はまだどこまで出来るか分からないけど…」
千歌「鞠莉さんと…!みんなと!最後まで必ずやり抜くよ!」
曜「千歌ちゃん…!うん、やろう!みんなで!」
ルビィ「ルビィも頑張ります!」
鞠莉「たっだいま~☆みんなー、練習がんばってる~?」ガラッ
曜「鞠莉ちゃん!絶対にラブライブ勝とうね!」
梨子「同じユニット同士、頑張りましょう!」
鞠莉「え?え~!?急にどうしたのみんな、何かホットじゃない?」
ルビィ「鞠莉さんの熱い気持ちが伝わりましたから!」
善子「1人で悩んでたなんて水くさいわよマリー!」
鞠莉「あっ…!ダイヤ~?南さんの話、喋ったわね?」ジロッ
ダイヤ「ぎくっ!」
鞠莉「口笛できてないよ?」
果南「鞠莉…ありがと。そこまで考えていてくれたんだね」 ギュッ
鞠莉「わあっ!///果南、苦しいよ///」
花丸「あれ?鞠莉さん、そのテープは はなんずら?」
鞠莉「DVDには収録されてない映像やメンバーの楽屋裏も入ってるみたいよ♪」
ダイヤ「な、なんですって…!?超お宝映像ではないですか!」
千歌「す、すごいよそれ!うぅ~、見たい見たーい!」
鞠莉「ええ、午後からみんなで見ましょ?」
全員「やったぁー!」
鞠莉(南さん!私にもμ’sと同じ、大切な仲間がいるわ…!)
鞠莉(もう迷わない…。AqoursはAqoursにしかできないやり方で…必ず最後までやり遂げてみせる!)
南「光になろう~未来を照らしたい~♪」フンフン
ことり「お母さん何見てるの?あっ、Aqoursのライブだ!」
ことり「最近、人気だよね!ことりも気になってたんだ♪」
南「一緒に見る?」
ことり「うん!お母さんは誰を応援してるの?」
南「私?それはもちろん…」
南「小原鞠莉ちゃんよ♪」
―光になろう 未来を照らしたい
―今はもう 迷わない
おわり
こんなハゲのSSを読んでくれた人がいたらありがとう
口笛できないダイヤさん可愛いぞ
こういうの好きだわ
こんなSSもっと流行れ!
ハゲは関係ないずら
よかったずら
最高ずら
ありがとう
こういうSSって少ないよなあ。。
鞠莉推しだからなお嬉しかった!
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