【ラブライブ!】絵里(21)「…うん、やっぱり秋は読書よね!」 海未(19)「……飽きませんか?」
- 2020.04.05
- SS

http://hope.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1434463743/
http://hope.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1442752686/
の延長線上の話になりますが、上記は未読でも話はわかると思います。
※若干のキャラ崩壊注意
海未「そ、それは…そう、ですけど…その…」
海未「ここ3日ほど、絵里は本ばっかり読んでいるじゃないですか…だから…」ソワソワ
絵里「疲れないか、心配してくれてるの?ありがと」ナデナデ
海未「あ…///」
絵里「でも、大丈夫よ。面白いから、むしろ息抜きになっているの」
海未「ぅ…そ、そうですよね…すみません…」シュン
絵里「海未もたまには、図書館じゃなくて家で読書をしてみたら?けっこう落ち着けるものよ」
海未「あっ……そ…それもいいですね…!読書の秋…ですもんね…」トボトボ
絵里 (…ふふっ、可愛い♡)
海未「…」チラ
海未 (うぅ…)ウズウズ
海未「あ、あの、絵里っ」ピョコ
絵里「ん?なぁに?」
海未「何を読んでいるのですか?」
絵里「これ?たまにはロシア文学もいいと思ってね~。ドストエフスキーよ」
海未「あの、それって…そんなに面白いのですか…?」
絵里「当然よ、面白くてもう半分まで読み進めちゃった。今日中には読み終わるかも」
海未「…そ、そうですか…い、一日中…」シュン
絵里 (…っていうのは嘘だけどね♪)
『ーー海未ちゃんに甘えられたい?』
『だったら、ちょっと距離を置いてみるのがいいよ』
『寂しくなった海未ちゃんが自分から甘えてくること間違いなしやん☆』
絵里 (最初は、希のアドバイスを実行してみようと思って始めたのだけれど…)
絵里 (本当に、こうやって海未が構って欲しさにちょっかいをかけてくるものだから、それを横目で密かに眺めるのが楽しくて)
絵里 (3日間、海未にほとんど手出しをしなかった自分を褒め称えたいくらいだわ)
絵里 (でも…もうそろそろ限界かしらね)
海未「あ、あの…絵里…っ」ギュ…
絵里「…はぁ」
絵里「もう…仕方ないわね」クスッ
パタン
海未「…!」パァアア
絵里「…やっぱり続けようかしら?」
海未「えっ…」ピク
絵里「…なーんてね、冗談よ」フフッ
絵里「さ、おいで海未♪」パッ
海未「…! はい…っ!」パァアア
海未「えりぃ~っ!」ダキッ
絵里「きゃぁっ!おっと…」ギュッ
海未「ふふっ、絵里のにおいがします♡」スリスリ
絵里「も、もうっ、海未ったら…///」
絵里 (あ、あの海未がこんなに甘えてくるなんて…!)
絵里 (これは想像以上ね。ハラショーだわ、希…っ)
絵里「海未は甘えんぼさんね」ナデナデ
海未「…最近絵里が冷たかったからです…」イジイジ
絵里「あ…」
海未「本と私、どっちが好きですか…?」
絵里「それは…もちろん、海未よ」ナデナデ
海未「…ほんとですか?」
絵里「本当よ。…ごめんなさい、実は、海未の反応を見るのが楽しくて、読書のフリをしていただけなの」
海未「えっ…」
海未「そんな…っ!ひどいです…!」ペシペシ
絵里「あはは…ごめんね、何でも言うこと聞くから」
海未「…何でも…ですか?」ピク
絵里「ええ。何でも、よ。できる範囲でね」
海未「そ、それじゃあ……ぎゅーってしてください///」
絵里「え…そんなことでいいならいくらでもやってあげるわよ?」
絵里「海未、ぎゅーっ♡」
海未「ふふっ///」
絵里「さらに、ぎゅーっ♡」ギュ-ッ
海未「えへへ///」
絵里「そうね…。私も身体が温まってきたわ」
絵里「このままお昼寝しちゃう?」
海未「そうですね…それも魅力的ですけど…その…」
絵里「?」
海未「そ、その…久しぶりに、で、デートがしたいなって…///」
絵里「…そういえば、今日は寒いけどいいお天気よね」
海未「そうですよ、それなのに家に篭って一日中読書だなんて…」プク-
絵里「だ、だから、ごめんって…」アセアセ
絵里「でも…いいわね、デート」ニコッ
海未「!」パァアア
海未「絵里っ!大好きですっ♡」ギュ-ッ
絵里「う、海未、くるしいわよ~!///」
絵里 (……というわけでショッピングに来たのはいいけど…)
海未「この辺も久しぶりですね…♪」ギュ-ッ
絵里「ちょっと海未…その、くっつきすぎじゃないかしら…///」
海未「ダメ…ですか?」
絵里「ダメというか…こんな街中だと恥ずかしいし…///」
海未「でも、こうしているとあたたかいですよ♡」ギュ-ッ
絵里「…ちょっと前までは手を繋ぐのも恥ずかしがってたのにね」
海未「今は絵里と、少しでも長くくっついていたいんです///」ピタ
絵里「もう…これじゃただのバカップルじゃない…」ギュッ
海未「私とバカップルは嫌ですか?」
絵里「……ううん、むしろ本望ね」ナデナデ
海未「嬉しいです///」エヘヘ
絵里「ーーあ、ここのお店入ってもいい?そろそろ冬物が見たくて」
海未「はいっ、もちろん♪」ニコッ
絵里「…」
海未「はい…?」
絵里「この世でいちばん可愛いのは、誰でしょう?」
海未「そんなの…愚問ですね。正解は、絢瀬絵里です♪」
絵里「残念、不正解。正解は、園田海未よ」
海未「そ、そんなの納得がいきません…!絵里以上に愛らしい方などいるものですか」プク-
絵里「そうかしら?私は、その絢瀬絵里の腕にぴったりくっついて頬を膨らませているこの子以上の天使はいないと思うんだけどなぁ…」フフッ
海未「天使のような笑顔で言われても、説得力ありませんよ…」
絵里「まあでも、誰が何と言おうと出題者は私。正解は”海未”以外にありえないわ」
海未「えぇ…」ムゥ
絵里「と、いうことで海未、この服ちょっとあてみて!」バッ
海未「えっ」
海未「え、えぇっと…」オロオロ
絵里「海未はいつも地味な色が多いから、もうちょっと華やかな色でもいいと思うのよね~」
絵里「あ、これなんかどうかしら?」バッ
海未「はぇえ!?こ、こんなの無理で……///」
絵里「ハラショー!海未、とっても可愛いわ…♡」キラキラ
海未「そ、そんな…///」
絵里「ね、今度はこっち!王道の青ーー」
海未「あっ…ちょっと待ってください!」
海未「いえ…その服、絵里にも似合いそうだなと…」
絵里「え?そうかしら…?」
海未「はい、そうですよ!ーーほら、やっぱり…!」
海未「絵里、とっても素敵ですよ♡」ニコッ
絵里「お、おだてたって何も出ないわよ…?///」
海未「おだてるだなんて…本当のことですよ。ーーあっ、これなんてどうですか?」キラキラ
絵里「今流行りのやつね。これは明るめのカーディガンと合わせて……」
…………
海未「ですね~。でも、私は楽しかったですよ♪」ギュ-ッ
絵里「最初のほうで見たワンピース、本当は海未に買ってあげたかったんだけどなぁ…。給料日前はきついわ」ハァ
海未「だ、ダメですよ!大切なお金は自分のために使わなきゃ…」
絵里「ふふっ、私にとってはそれも自分のためよ。海未の喜ぶ顔が見られるならね」ニコッ
海未「え、絵里…///」
絵里「…だいぶ冷えてきたわね。もっと近づきましょう?」ギュッ
海未「は、はい…っ///」
絵里「ふふっ…あったかいわね♡」
海未「確かに、そうですね…」
海未「私も今は財布がほぼ空ですので、気持ちはわかりますよ」
絵里「…珍しいわね、海未っていつも最小限のお金だけは残しておくのに」
海未「あはは…恥ずかしながら、ちょっと使いすぎてしまったかもしれませんね」
絵里「海未でもそういうこと、あるのね。ちょっと意外」クスッ
絵里「ーーあっ。ねえ、あの店とか…どうかしら」
お砂糖いらず
甘々なんじゃあぁ^~
絵里「私も今初めて知ったわ。こういうの、見てるだけで楽しいのよね~♪ 海未は、退屈ではない?」
海未「はい!というか…絵里と一緒にいるのに、退屈なことなんてないですよ♡」ギュ-ッ
絵里「奇遇ね、私もよ♡」ギュ-ッ
海未「絵里は、よく来るんですか?パワーストーンのお店」
絵里「そうね~、アクセサリーなんかを作るときに参考に見に来たりするわ。たまにパーツも買ったりするの」
絵里「あっ、そういえば、今海未がつけてくれてる髪飾りの一部も、ラピスラズリのビーズを使っているのよ」
海未「もしかして、金箔が散りばめられたような紺色の石ですか?あれ、素敵ですよね!」
絵里「気に入ってくれたならよかったわ」フフッ
海未「”幸運の石”…。絵里とこうしていつも一緒にいられるのは、この石のパワーもあったりするのでしょうか」フフッ
絵里「そうだとしたら…海未がほぼ毎日それをつけてくれているおかげね、ありがとう」ニコッ
海未「絵里からの大切な贈り物ですから…。それに、とても気に入っているんです。こちらこそ、ありがとうございます」ニコッ
絵里「そう言ってもらえると、また作りたくなってきちゃった♪ 希じゃないけど、石のアクセサリーってパワーを感じるから好きなのよね」
絵里「ペンダントとかブレスレットは作るのも楽しいし……指輪とか、綺麗だから憧れるわ」
絵里「ーーあっ、シルバーリングのこれとか…素敵ね」
海未「…!」ピク
絵里「好き…というか、なんだか、惹きつけられる感じがするわ」
絵里「”マリン”から”海”…いや、”海未”を連想するからかもしれないわね」クスッ
海未「そ、そうですか…///」
海未「でも、わかります。私もアクアマリンには…絵里の瞳の色のようだと思って、惹きつけられましたから」クスッ
絵里「ふふっ♪ そう考えると、ますます素敵な石に見えてくるわね」
海未「はい…絵里には、きっと似合うと思います」ボソッ
絵里「…え?」
海未「い、いえ、何でも…!」
海未 (……ん?)チラ
海未 (ーー3月の誕生石…だったんですね…)
絵里「……海未?」
海未「は、はいっ!?何でしょう!?」ハッ
絵里「いえ、何でもないわ。ちょっとボーッとしてたみたいだけど…大丈夫?」
海未「す、すみません、大丈夫です!」アワアワ
絵里「…変なの」クスッ
海未「本当ですね…。そろそろ帰りますか?」
絵里「そうね。…今日は楽しかったわ、ありがと♪」ピト
海未「いえ、こちらこそ楽しかったです!」ギュ-ッ
絵里「海未、今日はほとんど腕から離れなかったわね。おかげでポカポカよ」クスッ
海未「今日の夕食はボルシチにしますから、もっと温まっちゃいますね♡」
絵里「ほんと?海未のボルシチ、久しぶりだから楽しみだなあ♪」
………
…
海未「絵里、あーん♡」
絵里「あ、あーん…///」パクッ
絵里「もぐもぐ…」
海未「ど、どうでしょうか…?」ドキドキ
絵里「ハラショーよ!また腕を上げたわね、海未♡」ナデナデ
海未「ほ、ほんとですか…?」パァアア
絵里「ええ!海未のボルシチは食べる度に美味しくなっているわ」
絵里「いつも美味しい手料理、ありがとね」チュッ
海未「は、はわわ…っ!?///」カァアア
海未「う、うるさいです…///」プク-
絵里「いちいち膨れないの。でもそれにしても本当に美味しいわ、これ」パクパク
海未「当然です、この日のために練習してきたんですから…!」
絵里「ふふっ、このままだと私も抜かされちゃうなぁ……って」
絵里「…………”この日のために”…?」
海未「……へ?」キョトン
絵里「な、何よ…そんな間抜けな声出しちゃって…」
海未「だ、だって…今日は10月21日ですよ…?」
絵里「21日がどうしたって…………あ」
海未「ようやく気付いたのですか…?今日は絵里の誕生日…。自分の誕生日くらい、覚えていてください」ハァ
絵里「べ、別にいいでしょ…?ていうか、海未だって今年自分の誕生日忘れてたじゃない…」
海未「うっ、そ、それは……今は関係ないです!とにかくーー」コホン
海未「ーー改めて、絵里。お誕生日、おめでとうございます」ニコッ
海未「絵里の誕生日なんか、忘れるはずがないですよ」
海未「え、えっと…それで…これを、プレゼントにと思って用意していたのですが…」
絵里「…!」
絵里 (青い小箱…これって…)
絵里「開けてみても、いい?」
海未「……はい…」
絵里「な、なんだか、緊張するわね…」ドキドキ
パカッ
絵里「あ…」
海未「……すみません…。これ、3月の誕生石だったなんて知らなくて…今日お店で初めて知って…」
絵里「…素敵ね、これ」
海未「え」
絵里「さっきお店で見たものより、デザインもずっと好みだわ」
絵里「…それにしても…海未もバカよね」ハァ
海未「え、え…?」
絵里「…持ってたお金使い果たしちゃったのって…これを買ってくれたからなんでしょう?」 クスッ
海未「あ…」
絵里「ーー海未」ギュッ
海未「ひゃ…っ!?」ポスッ
絵里「…これでまた、海未からもっと離れにくくなっちゃったわ」ギュゥウウ
海未「絵里…///」
絵里「さっき、アクアマリンの指輪はきっと私に似合う、って言ってくれたでしょ?今ようやく意味がわかったけど…」
絵里「私は、誕生石とか考えずに、純粋に私のことを考えて選んでくれたことが嬉しいの」
絵里「それに…さっきも言ったけど、私はこの石が好きだから」
絵里「…ありがとう、大切にするわね」
海未「は…はい…っ!」
絵里「だけどーー」
絵里「自分の誕生石を他人に贈るなんて…ちょっとおかしいわよね」クスッ
海未「う、うぅ…」
絵里「10月の誕生石ーーピンクトルマリンは、私には必要ないのよ」
海未「えっ…どうしてですか?」
絵里「あの石の効果は恋愛運や愛情表現の向上。私にはもう海未がいるし、石の効果なんて無くても、毎日とびっきりの愛情を注いであげるから、ね♡」ギュ-ッ
海未「えへへ…/// 私、これで充分幸せです♡」
絵里「ふふっ、私も♡」
海未「あ、絵里、冷めないうちにどうぞ」ア-ン
絵里「ええ、ありがと♪」パク
絵里 (なんだか…新婚さんみたいね、私たち♡)
絵里「ごちそうさま、はぁ、美味しかった…♪」
海未「ふふ、絵里は本当に美味しそうに食べてくれるので嬉しいです♡」
海未「それで…その、実はもう1つプレゼントがあるので…す、少し、目を瞑っていてくれませんか…?」
絵里「もう1つ?楽しみね。ーーこれでいいかしら?」
海未「は、はい…そのまま、お願いします…」
海未「…っ///」ギュッ
絵里「は、え、海未!?」
海未「まだ…まだ、ですよ?そのままで…」
絵里「う、うん、わかっーー」
チュッ…
絵里「…んむっ!?///」
絵里 (う、嘘…くち、びる…?///)
絵里「え、えっと…///」パクパク
海未「…///」
絵里「う、み…どう、して…///」
海未「そ、その…ケーキの、代わりです…。本当は、絵里の大好きなあそこの店のチョコレートケーキを買ってくるつもりだったのですが、お金が、無くて…」
絵里「ケーキの…代わり…?」
海未「は、はい…。やっぱり、で、デザートには…少々物足りなかったでしょうか…なんて…///」アハハ
海未「…す、すみません…っ/// 食器、片付けますね///」ガタッ
絵里「ま、待って…っ」ガシ
海未「え、えり…!?///」ドキッ
絵里「そ…その…っ」
絵里「物足りない、って…言ったら?」
絵里「…違うわ」
海未「え?」
絵里「キスだけはされるのすら未だに慣れない海未が、頑張って自分からしてくれたの…。ケーキの代わりには贅沢すぎるくらいよ」
絵里「私、今、幸せすぎて死んじゃいそうなんだから」フフッ
海未「えり…///」
絵里「でもーー」
絵里「…海未のせいで、なんかスイッチ入っちゃったっていうか…」
絵里「もっと…欲しいな、って…///」
海未「え…///」
海未「えり…」
絵里「…ごめんね、今のは忘れーー」
海未「絵里っ!」
絵里「な、なn………んむっ!?///」
海未「…///」スッ…
絵里「う、み…?///」
海未「…こ、これで…2回、です…」
海未「え、りも…して、ください…///」カァアア
絵里「…」
ガバッ
絵里「ねえ、海未」ズイッ
海未「は、い…///」
絵里「本当に…いいの?」
海未「…はい、もちろん…///」
絵里「このままいくと『2回』で終われる気がしないんだけど…それでも、いい?」
海未「もう…何度聞くんですか」
海未「…絵里」ギュ…
絵里「…!?///」
海未「私…絵里になら…食べられても、いいですよ///」ニコッ
絵里「…」プチン
絵里 (あ…理性の切れる音って、本当にするのね…)
絵里 (それじゃあ、遠慮なくーー)
ーーーーいただきます♡
アクアマリン: 幸せな結婚
あなたは最高です!!!乙でした!
-
前の記事
【ラブライブ!】マリオカートで異常に緑甲羅を当てるのが上手そうなメンバー 2020.04.05
-
次の記事
【ラブライブ!】このことりちゃん可愛すぎなんだがwwww 2020.04.05