【ラブライブ!】真姫「私、ことりの事ちょっと苦手なの」
- 2020.04.25
- SS

真姫(なんでも褒めてくれるし、嫌な気分ではないんだけど…その…)
真姫(正直、恥ずかしいというか…照れくさいというか…)
真姫(絵里や希は何となく、からかってるのかなって感じがする時もあるんだけど)
真姫(ことりは純粋に褒めてくれたり、屈託のない笑顔で、か…かわいいとか言ってくれるから余計に困るのよ…)
真姫(別に自分の容姿に自信がないって訳でも無いんだけど)
真姫(正直、ことりの笑顔の方がよっぽどかわいいって思ったりもするし)
真姫(…)
真姫(わ…私、何言ってるのよ!?)
真姫(これじゃあ、ことりの事を独占したいって思ってるみたいじゃない!)
真姫(それに、最近ことりの事ばっかり考えてる気がするし…)
真姫(私、どうしちゃったのかしら…きっと疲れてるのね…)
真姫(そうと決まればさっさと家に帰りましょうか、練習休みなのに部室に来ても何にもならないし)
真姫(本当、私ってバカね…)
真姫「こ…ことり!?」
ことり「ごめんね、おどろかせちゃった?」
真姫「別に大丈夫よ…」
真姫(こういうタイミングもいいんだか、悪いんだか…)
真姫「私にできる事ならいいわよ」
ことり「本当?良かった♪」
ことり「じゃあ、真姫ちゃん…ことりとデートしてくださいっ♪」
真姫「で…デート!?いきなり何言いだすのよ!」
真姫(だって、デートって…こ…恋人同士がする…///)
ことり「えへへ、デートっていっても二人でお出かけするだけだよ」
真姫「そ…そう…?」
真姫(何舞い上がってるのよ…私…)
真姫(はあ…どうして私ってこうなのかしら…)
ことり「今日は二人とも忙しいんだって」
真姫「それで私のところに来たってわけ?デートなんて紛らわしい事言わないでよ」
ことり「ごめんね、真姫ちゃん。怒らせちゃった…?」
真姫「い…いや…そういう訳じゃ…」
ことり「ことりが無理言っただけだから気にしないでね」ニコッ
真姫「別に、行かないなんて言ってないでしょ…」
ことり「えっ?」
真姫「デート…付き合ってあげるから…これでいいでしょ!」
ことり「本当!?良かった♪」
ことり「それじゃあ、早速行きましょ~♪」
真姫「こ…ことり…引っ張らないで!」
ことり「あ、ごめんね」
真姫「あっ…」
真姫(ことりの手、温かいから…放すとちょっと寂しい…)
ことり「真姫ちゃん?」
真姫「な…なんでもないわ…///」
ことり「今日は色々な服屋さんに行こうと思ってますっ」
真姫「買い物かしら?季節の変わり目だしいいかもしれないわね」
ことり「違うよ?」
真姫「?」
ことり「なんと…今日は…」
真姫「いや…意味わかんないんだけど」
ことり「次の新曲は真姫ちゃんがセンターでしょ?」
ことり「だから色々な服を見て、真姫ちゃんに合った衣装作りの参考にしようかなって思ってますっ!」
真姫「なるほどね…それじゃあよろしく頼むわ」
ことり「任されました!」
真姫「ここって…私こんなかわいい服着ないんだけど…」
ことり「真姫ちゃんはかわいいからきっと似合うよ!」
真姫「そ…そう…///」
ことり「じゃあ、選んでくるからちょっと待っててね」
真姫(かわいい…ね)フフッ
ことり「どうしたの?」
真姫「でもね、こんな量を試着したらお店にも迷惑が…」
ことり「え~」
真姫「え~じゃなくて…」
ことり「真姫ちゃんに似合いそうな服選んできたから大丈夫だよ?」
真姫「大丈夫って…なんで、私が買う事前提なのよ…」
真姫(ああ見えて、穂乃果と海未も苦労してるのね…)
ことり「確かに、お店に迷惑かかっちゃうし、鏡の前で合わせるだけにしよっか」
真姫「それぐらいなら…」
真姫「こ…これは…」
ことり「とってもかわいいよ♪」
真姫(あ…この服…結構いいかも…)
ことり「その服、このお店の中で真姫ちゃんに一番似合うと思ったんだ♪」
真姫「そ…そう…?」
ことり「良かったらそれだけ試着してみたら?」
真姫「そうね」
真姫(私好みのデザインの服を選んでたって事は、それなり私の事分かってくれてるのね)
真姫(そう考えると、ちょっと悪くないかなって思ったりもするんだけど)
真姫(でも…ことりはみんなに同じ事できるのよね…)
真姫(はあ…私一人で落ち込んでバカみたい…)
ことり「真姫ちゃーん、そろそろ着替え終わった?」
ことり「かわいい!真姫ちゃんにとっても似合ってると思うよ♪」
真姫「そ…そう…?ありがと…///」
真姫「それじゃあ、お会計してくるわ」
ことり「うん♪」
ことり「ちゃんと参考になってるよ」
真姫「そうかしら?」
ことり「真姫ちゃんがどんな服が好きなのかわかったもん」
ことり「どんな服やデザインの服を手に取ったり、どんな顔で服を見てるのかとかね」
真姫「へえ…ちゃんとそういうところも見てたのね」
ことり「うん!真姫ちゃんはどうだった?」
真姫(それなり…か…素直にとても楽しかったって言えることが出来たらいいのに…)
ことり「本当?良かった♪」
ことり「それじゃあ、今日は遅いし解散しようか」
真姫「…そうね」
ことり「真姫ちゃん、じゃあね」
真姫「あ…ことり…」
真姫「…行っちゃった」
真姫(思いを伝えるって難しいのね…だから私なりに…)
ことり「真姫ちゃん、新しい衣装できたよ!」
真姫「…」
ことり「もしかして…気に入らなかった…?」
真姫「いや…そうじゃなくて…とても良いと思うわ…」
ことり「えへへ、良かった♪」
真姫(本当にいいと思う…ありがとう、ことり)
ことり「どうしたの?」
真姫「良かったら、お礼させて」
ことり「お礼なんて大丈夫だよ?ことりは好きな事をしてるだけだし」
真姫「いいから、お礼って言っても大したことじゃないし」
ことり「そう?」
真姫「曲、まだちゃんと聞いてないでしょ?」
ことり「うん…イメージだけしか聞いてないけど」
ことり「でも、いいの?みんな呼んできた方が」
真姫「いいの、ことりは私の事を考えてこの衣装を作ってくれたんだから」
真姫「私も、ことりだけの為に歌うわ」
真姫(この曲のテーマは、届かない恋に悩む女の子…私の想いが詰まっているみたい…)
真姫(こんな形でしか自分の想いを伝えられないなんて、私らしいけど)クスッ
ことり「真姫ちゃん?」
真姫「それじゃあ、聞いてちょうだい。ことりの為に歌うから」
おわり
ことまき大好き
スクフェス走らなきゃ
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