【ラブライブ！】花陽「にこちゃんのこと好きなんですけどねぇ」にこ「あそ」

にこぱな

放課後　部室

にこ「んで、相談って？」

花陽「実はですね…はなよ、どうやら恋してるみたいなんです、にこちゃんに」

にこ「あそ、んじゃ帰るわ」ﾉｼ

ｸﾞｲｯ

にこ「うごごっ！？」

花陽「実はですね…はなよ、どうやら恋してるみたいなんです、にこちゃんに」

にこ「…」

花陽「どう思いますか？」

にこ「どうも思わない」

花陽「照れてますね」

にこ「照れてない」

花陽「照れてますよ」

にこ「照れてない」

花陽「はなよはこんなににこちゃんのこと好きなんですけどね、何故かにこちゃんははなよの想いに気づいてくれないんです、ぐすん」

にこ「いや気づいてるんじゃない？ただ無視してるだけだと思うわよにこ」

ﾍﾟｼｯ

にこ「いたっ、なんで叩くのよ」

花陽「はなよ、帰りますが」ﾑｽｯ

にこ「？…うん、んじゃまた」ﾉｼ

花陽「はなよ、帰りますが！！」ﾌﾟﾝｽｺ

にこ「だからバイバイって！！」

花陽「一緒に帰りませんか？」

にこ「嫌」

花陽「どうしても？」

にこ「どうしても」

花陽「…」ｽｯ

花陽　ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

にこ「？」

花陽「もしもし絵里ちゃん、はなよです」

にこ「おい」

花陽「ぐすっ…実はですね絵里ちゃん…はなよ今にこちゃんからひどいこと…ｸﾞｽｯ」

にこ「おい！！」

ｺﾝｺﾝ

『にこ～？』

にこ「ひっ！？」

花陽「あ、絵里ちゃんきました」

にこ「怖すぎるわよあんたら！！」

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

絵里「開けなさいにこー！」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

にこ「え？」

花陽「鍵かけときました」

にこ「なんで！！？」

花陽「にこちゃんに閉じ込められてる設定です」

にこ「わかった、一緒に帰るから！だから誤解解いて！！」

花陽「んー…でもこれはこれで面白いですね」

にこ「おい！！」

絵里「こらぁ！にこー！！」

—–
—
–

にこ「はぁ…まったく、あんたのせいで30分も絵里と言い争いになったじゃない」

花陽「面白かったです」

にこ「私は必死だったわよ！」

花陽「仕方ないですねぇ、仕方ないですから手繋いで一緒に帰ってあげます」

にこ「いらんわ！」

花陽「がーん！」

にこ「ほら、とっとと帰んなさい、部室の戸閉まりしとくから」

花陽「にこちゃんにこちゃん」ｸﾞｲｸﾞｲ

にこ「なによ」

花陽「一緒に帰ろ？…おねがいです」ｳﾙｳﾙ

にこ「その攻撃やめて！卑怯よ」

花陽「うぅ」ｳﾙｳﾙ

にこ「…はぁ」

にこ「今日だけね…今日だけ」

花陽「やった！」

にこ「特別よ？」

花陽「やりました…やはりにこちゃんはチョロイです」

にこ「やっぱ一人で帰る」ﾌﾟｲｯ

花陽「冗談です、はなよじょーく」

にこ「もぉ」

花陽「えへへー」ｷﾞｭｯ

にこ「…」

—–
—
–

３年生教室

にこ「ってことが昨日あってね」

絵里「にこと花陽に騙されたわ」

にこ「私は悪くない」

希「花陽ちゃんかぁ…おもしろ…じゃなくて恐ろしい子やなぁ」ﾆﾔﾆﾔ

絵里「いいじゃないにこ、後輩に好かれるなんて良い先輩の証拠よ」

ｶﾞﾗﾗｯ

花陽「にこちゃーん！」

にこ「？」

花陽「お昼のはなよがやって来ましたよ」ﾆｺﾆｺ

にこ「そうね、はいさよなら」ﾊﾞｲﾊﾞｲ

花陽「一緒にお昼ご飯食べてあげます」

にこ「いらん」

花陽「にこちゃん一人ぼっちで寂しそうなので」

にこ「よく見て、絵里と希がいるでしょ、よーく見て」

希「花陽ちゃんは優しいなぁにこっち」

絵里「都合の良いことに今日の私と希はにこを意地悪して省っているから、にこは１人ぼっちよ、仲良くしてあげて」

にこ「おい」

花陽「ほらやっぱり」

にこ「やっぱりじゃない」

希「天気もええし、屋上で食べてきたら？」

花陽「うん！」

にこ「いやよめんどくさい」

花陽「しゅん…」

にこ「がっかりを声に出すな」

絵里「ひどい先輩…」

希「見損なったわにこっち」

にこ「あんたらねぇ」

花陽「うぅ」ｳﾙｳﾙ

にこ「あーもぉ鬱陶しい！行けば良いんでしょ行けば！」

花陽「仕方ないですねぇ」ﾆｺﾆｺ

にこ「仕方ないのはどっちよ…」

屋上

にこ「うぅ…流石に天気よくても空気が冷たい」

花陽「にこちゃんこっちですこっちです」ｷﾞｭｯ

にこ「いちいち手握らないの」ﾍﾟｲｯ

花陽「あー…」ｶﾞｯｸｼ

にこ「ねぇ、やっぱり中で食べない？寒いし」

花陽「屋上のほうがはなよ好き」

にこ「そんなに？」

花陽「誰もいないしにこちゃんと二人っきりです♪」

にこ「…」

花陽「ふふふっ…何をしてもバレません」

にこ「なにされる予定なの私…」

花陽「これが今日のお弁当です」ﾊﾟｶｯ

にこ「あれ、いつものおにぎりじゃないのね」

花陽「今日はにこちゃんと食べるつもりだったからそれ用に作ってきました」

にこ「にこ自分のあるんだけど」

花陽「それははなよが食べてあげますので」

にこ「あーわかった、んじゃ私がそっち食べりゃいいのね」

花陽「はい、あーん」

にこ「自分で食べれる」

花陽「もしもし、絵里ちゃんですか？」

にこ「だーわかったわかった！！」

花陽「あーん♪」

にこ「ん」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

花陽「どうですか」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

にこ「美味しい」

花陽「嬉しすぎます、感激ぱなよです」

にこ「そりゃよかった」

花陽「にこちゃんの作った鶏の唐揚げも美味しいです」

にこ「へいへい」

花陽「今度作り方教えてください」

にこ「まぁいいけど」

花陽「ふふふ…さりげなく次デートの約束をしてしまいました、今日のはなよは策士です」

にこ「デートではない」

花陽「照れなくていいんですよ」

にこ「照れてない」

花陽「嬉しいくせにー」

にこ「嬉しくない」

花陽「にこちゃんにこちゃん」

にこ「なによ」

花陽「もっとこっちにくっついてください」

にこ「あ？」

花陽「はなよ、寒いです、ぶるぶるですので」

にこ「だから中で食べようって言ったわよね私」

花陽「んーんー」ｸﾞｲｸﾞｲ

にこ「はぁ…」 ﾋﾟﾄｯ

花陽「えへへー」ｷﾞｭｯ

にこ「まったくもぉ」

花陽「あ、卵焼き食べたいです」

にこ「勝手に食べなさいよ」

花陽「あーん」

にこ「…」

花陽「あーん」

にこ「このっ」

花陽「んごご」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

にこ「昼休み終わっちゃうわよ、早く食べて」

花陽　ｺﾞｸｯ

花陽「ひどいですにこちゃん…全部お口に放り込まれました…」

花陽「大きいのいっぱいお口に無理やり入れられました」ｸﾞｽﾝｯ

にこ「その表現やめて？」

ｶﾞﾁｬ

にこ「？」

凛「かよちーん」ﾉｼ

花陽「ん、凛ちゃん！」ﾉｼ

凛「次体育だよー？」

花陽「あ、そうでした」

凛「かよちんのお弁当！」

花陽「食べる？」

凛「食べるにゃー！」

花陽「はい、あーん」ﾆｺﾆｺ

凛「んー！！ちょーうまうまのうまにゃ！」

花陽「ふふっ、良かったー」ﾆｺﾆｺ

にこ「…」

凛「あ、にこちゃんいたんだ？ちっちゃくて見えなかったにゃー」

にこ「なにをぉぉお！！！」ｸﾜｯ

凛「あははははは！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

にこ「待ちなさーい！！」

凛「かよちんはやくー！！」

花陽「う、うん！」ﾃｸﾃｸﾃｸ

ﾆｷﾞｯ

花陽「？」

にこ「…」

花陽「どうしたのにこちゃん？」

にこ「あ、あのさ…今度の土曜日だけど」

花陽「ん？」

にこ「いや…あんたの言うその…デート、してあげてもいいけど」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

花陽「…ふふっ」

にこ「んなっ、何がおかしいのよ」

花陽「ありがとにこちゃん」ﾆｺｯ

ﾀｯﾀｯﾀｯ

にこ「あ、ちょっと花陽！」

花陽「あとでまた連絡しますー！」ﾉｼ

ﾊﾞﾀﾝｯ

にこ「…」

にこ「なによ、凛が来たとたんすぐこれなんだから」ﾎﾞｿｯ

にこ「…」ﾁﾗｯ

にこ「あの子…自分の弁当箱忘れてるし」

にこ ﾓｸﾞﾓｸﾞ

にこ「はぁ…寒い」

にこ「ふふっ、デートかぁ…なに期待してんだか、私」

おわり

とてもいい

超積極的かよちんすき

今日のはなよは策士です
可愛い

ええぞ！ええぞ！

実に良い雰囲気だった
乙

普段大人しいのにパイセンには無茶苦茶する後輩すき

策士花陽かわいい
乙でした