【ラブライブ!】梨子「百合んライダー梨ィケイド。通りすがりの百合乙女よ」~プリパラの世界~
- 2020.04.26
- SS

9つの世界を巡り、その瞳は何を見る
梨子「不思議な夢を見た朝、起きたら改造人間になっていた」
梨子「夢の中で見た…私の役目は9つの世界を巡り百合を守ること」
梨子「そうと決まれば早速世界を巡らなきゃ!と、その前にお供を連れて行きたいわね」
~~~
梨子「よっちゃーん!」
善子「どうしたのリリー?今日は練習休みなのに」
梨子「…世界を救う旅にね、堕天使ヨハネの力が必要なの」
善子「!?」
梨子「アポカリプスに一緒に付き合ってくれる?よっちゃん」
善子「ふふ、いいでしょう。この堕天使ヨハネが共に参ります」
梨子「ありがとうよっちゃん」
梨子「それじゃいくわよ。いざ、次元を超えて!」
キイィィィン
善子「見た所問題は起こってないみたいだけど。ていうかこの機械は何?」
のん「お姉さん達もプリパラに行くんですか?」
梨子「貴女は…」
のん「私は真中のんです。こっちはチームメイトのちり」
ちり「はわわぁ」
善子「プリパラって何?」
のん「お姉さんたちプリパラ知らないんですか!?プリパラっていうのは…」
梨子「みーんなが友達でみーんながアイドルな世界、ね」
のん「そうです!こっちのお姉さんは詳しいんですね」
梨子「私は梨子よ。このお団子の子は善子ちゃん」
善子「ヨハネよ!」
のん「そうだった!それでは失礼します」タタッ
善子「ライブ?」
梨子「プリパラは言わばアイドルの世界。あの子達もアイドルってことよ」
善子「面白そう!見に行きましょ」
めが姉ぇ「ダメでーす」
善子「へ?」
めが姉ぇ「プリチケが無いとプリパラには入れませーん」
善子「はぁ?何それ…」
梨子「これでいいんですよね」
めが姉ぇ「はい!確認しました。リリーさんとヨシコさんですね」
善子「だからヨハネ!」
めが姉ぇ「それでは行ってらっしゃ~い」
ちり「言葉通りの意味ですわ。貴女と2人だけでステージに立つなんてごめんですもの」
のん「何よ!私だって3人一緒がよかったけどしょうがないじゃない!」
善子「ちょっとちょっと!喧嘩はやめなさいよ」
のん「あっ、善子さん…」
善子「ヨハネ!」
梨子「何かワケありみたいね」
のん「はい…実は私たちは3人チームだったんですけど、メンバーの1人が冬眠しちゃって」
梨子&善子(メンバーが冬眠!?)
のん「だからその子が戻ってくるまで私たち2人で活動しなくちゃいけないんだけど…」チラッ
ちり「お断りですわ」プイッ
梨子(おや?)
ちり「それは…」
のん「………」ジ-ッ
ちり「特に理由はありませんけど嫌なのです!」
のん「何よそれ!益々意味わかんない!」
ギャ- ギャ-
梨子「ふむ…」
のん「折角ちりのためにマイクもデコってきてあげたのに!」
ちり「そんなもの頼んでませんわ!」ピシッ
のん「あっ…」
ちり「えっ…」
ガシャ-ン
のん「あっ…うぅ……」ジワッ
ちり「違っ、これはわざとじゃ…」
のん「ちりのバカ!もう知らない…ノンシュガーは解散!うわぁぁぁん!」ダッ
善子「ちょっと!待ちなさいよー」タッタッタッ
ちり「…清々しましたわ」
梨子「ちりちゃん…」
ちり「これでもうチームなんて面倒なものに縛られなくて済みますのね」
ちり「これでもう、のんにも…」
梨子「ねぇ、ちりちゃん。2人でステージに立ちたくなかった本当の理由、教えてくれる?」
ちり「え…?」
梨子「これでもちりちゃんよりお姉さんだから。少しは力になってあげられるかも」
梨子「そっか…」
ちり「それを誤魔化そうとすると益々態度が悪くなってしまって、のんを怒らせたくなんてないのに私は…」
梨子「ちりちゃん。私、その理由わかった気がする」
ちり「本当ですの!?すぐに教えなさ…教えてくださいまし!」
梨子「多分ね、ちりちゃんはのんちゃんに恋をしてるんだと思う」
ちり「こ…」
ちり「!?」ボッ
ちり「ななな、何を言ってますの!?私たちは――」
梨子「女の子同士だって?」
ちり「そうですわ。そんなこと有り得ません」
梨子「でも想像してみて」
ちり「想像?」
梨子「のんちゃんと手を繋いで遊びに行ったり、キスしたり、それ以上のことをしたり…したくない?」
ちり「手を…キスを…それ以上…ぉ!?」
ちり「嫌ですわ!考えたくもありません!ちりしゃんちりしゃんちりしゃんちりしゃん」ピュルピュル
梨子「あはは、それは流石に早かったかな…」
ちり「考えたくも…ありませんわ。だって考えたらまた」
梨子「?」
ちり「心臓が…早鐘のように…」ドッドッドッ
ちり「素直に…?」
梨子「仲直りのついでにもう少しだけ勇気を出して”好き”って気持ちを伝えてみるの」
ちり「好きだなんて私は!」
梨子「ねっ?」ニコッ
ちり「う……わ、わかりましたわ」
ちり「でも、マイクも壊してしまいましたし、今更どんな顔して会えば…」
梨子「そうねぇ」
ちり「真中らぁら!どうしてここに」
梨子「丁度よかった!らぁらさん後ろを向いて貰っていいですか?」
らぁら「かしこまっ!」クルッ
Final Form Ride!
La・La・La・Laala!
梨子「ちょっとくすぐったいですよ」
らぁら「へ?うわぁ!?」
マイク(らぁら)「」
ちり「人がマイクになってしまいましたわ…」
梨子「さぁ、早くこれを持ってのんちゃんの所に行ってあげて」
ちり「え、えぇ、わかりましたわ」
梨子「しっかりね」
ちり「最後に1つだけよろしくて?」
梨子「何かしら」
ちり「梨子さん…貴女、何者ですの?」
梨子「通りすがりの百合乙女よ。覚えておいて」クスッ
のん「ちり…」
ちり「あの、私……」
のん「ごめんね」
ちり「えっ」
のん「ちりが嫌がってるのに一緒にステージに立とうなんて言って」
ちり「違いますわ!私は…」
のん「私がちりとライブしたいからってワガママ言って困らせて…ホントにっ…ごめ……」グスッ
ちり「のんっ!」
ギュッ
のん「ふぇっ?ち、ちり?」
ちり「悪いのは私のほうですの!貴女にこんな気持ちを知られたくなくて、意地を張っていたのが悪いんですわ!」
ちり「えっ、あっ!それは、その…」
のん「ここまで言って隠すつもり?」
ちり「う…」
ちり「んんっ」コホン
ちり「のん。貴女のことが好きですわ」
のん「ちり…私も好きだよ!」
ちり「ほ、本当ですの!?」
のん「うんっ!私たち、気持ちは一緒だったんだね」
ちり「認めたくありませんが、そうみたいですわね」
のん「もう!また素直じゃないちりになっちゃった」
ちり「ふふっ」
のん「あははっ」
ウサチャ「2人とも居たウチャ!ライブの時間ウチャよ~!」
のん&ちり「そうだった!!」
善子「見応えのあるライブだったわ!Aqoursも負けてられないわね」
梨子「うん。でもまずは迷える女の子達を助けるのが先よ」
善子「そうだったわ!それで、次の世界は…」
梨子「そうね、次は…」
○○『ふふふ…お待ちしていますよ』
梨子「…ちょっと手強いかも」
~おしまい~
優しい梨子ちゃんでよかった
コンプリートフォームとか恐ろしいことになりそう
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