【ラブライブ!】梨子「いっしょに」
- 2020.04.27
- SS

梨子「俺くーん!」
俺「梨子!」
梨子「久しぶりー。東京以来だねっ」
俺「そうだな。梨子、元気だった?」
梨子「…うん、元気だよ!」
梨子「俺くんも元気そうでよかった!」
俺「そう?俺はいつもこんな感じだけど」
梨子「ねえ、ちょっとその辺歩こうよ。久しぶりに街を散策したいな」
俺「ちょうどクリスマスシーズンだからな」
俺「梨子、そっちはどんな感じ?」
梨子「そうだなぁ…。緑がたくさんあって、空気も澄んでて、いい所だよ!あと、海が綺麗なの!」
俺「へえ、いいね」
梨子「それに、向こうで友だちもできたし、スクールアイドル部の活動は充実してるし、学校生活は楽しいんだけど……」
俺「けど……?」
梨子「やっぱり温度差が違うというか……内浦の子って割と活発な子が多くて、たまについていけなくなる時があるんだよね…」
梨子「その場その場で対応してる感じで、まだみんなとあまり馴染めていないかも…」
俺「……そっか」
梨子「……うん…」
梨子「ありがとう!…私、ステージから俺くん探してたんだけど、見つけられなくって」
俺「いいよいいよ」
俺「歌もダンスもすごく上手だったよ。練習頑張ったんだね」
梨子「ありがとう。嬉しい。結果は……予選落ちだったけどね」
俺「………………」
梨子「当然だよね」
梨子「すでに廃校が決定してる町外れの学校のスクールアイドルが、ラブライブ優勝!だなんて、さすがにちょっと夢見すぎだよね……あはは……」
俺「梨子……」
梨子「Aqoursは、このまま誰にも見向きもされずに、廃校になったらおしまいになんだろな、きっと…………」
梨子「やっぱり…私がいるから、ダメなのかな………」
梨子「……なんてね。ごめん、さっきのは聞かなかったことに……」
俺「……輝いてた」
梨子「…………!」
俺「梨子が一番輝いてたよ」
俺「どのグループの、どのスクールアイドルよりもね」
梨子「えっ……そ、そんなことないない!」
梨子「私ってほら、昔から地味だし、アイドルには全然向いてないから……元々千歌ちゃん達に無理矢理誘われて始めた感じで」
梨子「今だって……自分がすべきことじゃないのかもって」
俺「俺はむしろ、梨子がスクールアイドルを始めて、今まで知らなかった梨子の新しい魅力に気付いたよ」
梨子「うそ……」
俺「歌ってる時の梨子…………いい顔してたよ」
梨子「………!」ドキッ
梨子(いい顔…………そ、そうかなぁ)ウーン
俺「笑顔でダンスしてる梨子を見ると、なんかこっちまで元気になってくる。つらくても前を向こうって気持ちになるんだ」
梨「俺くん………」
梨子「……ありがとう……俺くん……」
梨子「お世辞でも、嬉しいなっ」ニコッ
俺「マジだからな」
梨子「……!」
梨子「うっ…………………うん」ウルッ
俺「……」
梨子「えっ……」ドキッ…
梨子「あ、あのぉ……俺くん?」アワアワ
俺「梨子」ドキッ
梨子「ど、どうしたの……?」
梨子「……ええっ!?」ビクッ
俺「友だちとしてじゃなく……恋人として」
梨子「う……うそ……」
俺「梨子の楽しそうな顔を、ずっと見ていたい」
俺「梨子がつらいときも、俺がそばにいて力になりたい」
俺「俺にとっての永遠のアイドルであって欲しい」
俺「……ずっと、梨子といっしょにいたい」
俺「あ………………………」
俺「……ご、ごめん。急にこんなこと言って」
梨子「……ううん!」フリフリ
梨子「私も……俺くんのことが大好きだよ……ずっと前から……小さい頃から……」
俺「梨子…」
梨子「転校して、前みたいに俺くんに会えなくなって……俺くんが居ない毎日が、さみしくて、不安で…」
梨子「今日会えるのを、ずっと楽しみに、してて……」
ウルッ
俺「……梨子」
梨子「……ねえ。俺くん」
俺「ん?」
俺「お、おいっ……!」
梨子「……………ずっと……」ウルッ
梨子「ずっと、こうしたかった……」
梨子「さみしかったよぉ…………」
梨子「俺くん………………ううっ……」グスン
ギューッ
俺「……梨子」
俺「……俺もだよ、梨子」ギュッ
梨子「……うん…………」グスッ
俺「大好き…………」
梨子「私も…大好き…………」
ギュウ-ッ
俺「………………………………………」
梨子「………………………………………」
俺「……そろそろ」
梨子「ダメッ!///」ギューッ
俺「ちょ、ここだと人目が…///」カアッ
ザワザワ
梨子「あっ…」チラッ
梨子「そ、そうだよね!こんなところで…」
パッ
梨子「やだ………私///」カアァッ
梨子「?」
俺「自分の想いを伝えられて、嬉しかった」
俺「ずっと、好きだと言えなかったから」
梨子「うん……私もいっしょ」
俺「梨子」
梨子「…ん?」
梨子「…………!」
梨子「うん……よろしくね///」
梨子「俺くん、起きてよ~。朝だよ~?」
梨子「早く起きないと学校遅れちゃうよ~?」
梨子(今日は日曜だから休みなんだけどねっ)
俺「う~ん?」ムニュムニュ
梨子「起きる気配なし……ふふっ」
梨子「俺くんの寝顔……カワイイなぁ……えへへっ///」
ソーッ…
梨子「……」
俺「Zzz……」
チュッ
俺「!!!」ガバッ
梨子「あ、俺くん起きた!」
俺「も、もう、梨子は……///」カアアッ
梨子「ふふ……おはよ///」
梨子「わざわざ送ってくれて、ありがとね」
俺「うん」
梨子「…………あっ」
梨子「やっぱり……さみしい、な………」
俺「梨子……」
ギュッ……
梨子「うん」
俺「梨子なら、絶対大丈夫」
梨子「うん」
俺「さみしくなったら、いつでも電話して」
梨子「うん……」ウルッ
俺「……」
梨子「……」
ムギューッ
ギューッ
俺「大好きだよ、梨子……」
梨子「私も、大好き……」
……
チュッ……
俺「…………///」
梨子「…………///」
俺「帰ったら、また……いっしょに……//////」
梨子「……………はい。いっしょに……//////」
~~~~~~~~~~fin~~~~~~~~~~
可愛い梨子ちゃん沢山書いてくれ
実は梨子が東京に幼馴染みの男友達がいたらという設定を思いついたのが始まりでした
Aqoursのメンバーの前では見せないようなお茶目な一面もあったら可愛いなと考えながら書きました
勇気がなくて
お褒めの言葉ほんとうに励みになります
ありがとうございます
長編を書く技量はありませんが
なんか思いついたらまた投稿しようと思います
年末の、お忙しい中読んで下さりありがとうございました
では、よいお年を
がんばれ
おつ
来年も書いていきたいです
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