【ラブライブ!】ルビィ「はじめてのおつかい」
- 2020.04.29
- SS

曜「お風呂上がったよ~」
曜「….この時間面白いのやってたっけ?」ピッ
ダーレニモーナーイショーデー
曜(あっ、はじめてのおつかいだ!)
曜(昔よく観てたなあ、懐かしい….)
ナレーター「静岡県沼津市みかんが美味しいと評判の街です」
曜「うっそ、ここじゃん!?」
ナレーター「今日のおつかいに行くのは黒澤ルビィちゃん」
曜「」
渡辺母「ちょっと曜ー?声大きいわよー?」
曜「あっ、ごめん!」
ナレーター「ルビィちゃんは15歳の高校一年生、はじめてのおつかいでは最年長です」
曜「当たり前だわ!」
渡辺母「曜っ!!」
ナレーター「さあ、ルビィちゃんのお姉さんである黒澤ダイヤさんがお買い物の内容を教えました」
ダイヤ「大丈夫ですかルビィ?」
ルビィ「うん、大丈夫だよ!」
ダイヤ「でも….」
ルビィ「お姉ちゃん」
ダイヤ「?」
ルビィ「がんばルビィ!」
ダイヤ「っ!!」
ダイヤ「….られませんわ」
ルビィ「….え?」
ダイヤ「やっぱり行かせられませんわああ!!」
曜「え”ええええええ!?」
ダイヤ「こんなに可愛すぎる妹を一人で買い物に行かせられませんわああああ!!」ギュー
ルビィ「お、お姉ちゃん苦しいよぉ」
ナレーター「あーっと、これはお姉ちゃんが妹離れできないみたいです!」
曜「….ルビィちゃんがこの年になるまで一人でお買い物できなかったのってダイヤさんのせいでしょ」
ルビィ「う、うん!」
ダイヤ「離してくださいませお母様!!」
ナレーター「お母さんに止められてやっと出発できたルビィちゃん、最初から前途多難です」
ルビィ「~♪」
ナレーター「あっ、歌を歌いながら歩いてます、可愛らしいですね~」
曜「…..可愛い」
ナレーター「さあ、今日のカメラマンさんは作業着姿で追跡です!」
曜「おっ」
曜(はじめてのおつかいのカメラマン、子供にバレないように変装してるけど歩き方が面白かったりしてこれも楽しみだったりするんだよね)
カメラマンB「…..」
曜「あれ、この顔見たことあるような….」
B→果南「…..」スタスタ
曜「」
ナレーター「今日のカメラマンはルビィちゃんと一緒にスクールアイドルをやっている松浦果南さんにもやってもらっています」
ナレーター「いやあ、見事に溶け込んでますね」
曜「溶け込んでない、溶け込んでない!!女子高生が作業着来て歩いたらみんな見るから!」
ルビィ「あっ!」タッ
ナレーター「あっ、ルビィちゃん信号が光ったので走って渡りました!カメラマンは間に合うの!?」
果南「っ!」スッ
ナレーター「わ、渡ったあああ!歩いていたようにも見えますが速度は走り並み!!競歩の選手並みです!!」
曜「もう、走っちゃおうよ!?あんなに高速で歩いてたら逆に不審過ぎるよ!?」
曜(あっ、こういうのも面白いよね、お母さんがソワソワしてたり)
曜「ダイヤさん大丈夫かな….」
ナレーター「それでは黒澤家を」
黒澤母「…..」ソワソワ
ナレーター「おっと、お姉ちゃんちゃんがいません!?どこに行ったのでしょう!!」
曜「えっ、ダイヤさんもしかして様子見に行っちゃったり!?」
ナレーター「ここでルビィちゃんの方へ戻りましょう…..おや?」
曜「…..何かいる?」
ナレーター「カメラさん、ズームしてみましょう!」
ジィィ
ダイヤ「…..」(全身タイツ装備)
曜「」
曜「本当だよ!」
曜「ダイヤさんの全身タイツとか初めて見るよ!?見たけど完全に不審者だよ!?」
曜「というより、やっぱりおかしいよね、いつものおつかいじゃないよ!!なんで」
ナレーター「この番組は….小原株式会社と、ご覧のスポンサーでお送りします」
曜「あんたの仕業かあああああ!!!」
曜(し、CM挟んでも全く疲れが取れない….私これ最後まで見れるのかな…)
ナレーター「このタイツ姿は先程出てきたダイヤさん、ダイヤさんも妹離れできないみたいです」
曜「うん….本当にできてない….誰か何とかしてください」
ナレーター「それではルビィちゃんの方はどうなって….おや?」
ルビィ「ぅゅ…どっちだっけ?」
ナレーター「なんとルビィちゃん、道に迷ってしまったみたいです!」
曜「あー定番だね、曲がる所間違えちゃったり」
ナレーター「ルビィちゃんこのピンチをどう乗りきるのか!?」
ルビィ「っ….」
ナレーター「あっと、スマホを取り出しました!そして電話をかけるみたいですね」
ルビィ「….あっ、花丸ちゃん?ルビィだよ、えっとね…」
ナレーター「ルビィちゃんはお友達の花丸さんにかけたみたいです…」
ナレーター「でも実は….」
スタッフ『すみません、もし電話がかかってきてもわからない、って行ってください』
ナレーター「なるべく一人で行かせたい、というご家族の意向により電話による道案内は禁止にしたみたいです」
曜「へー、まあはじめてのおつかいでスマホ使ったりとかは見ないもんね」
ルビィ「…ということで花丸ちゃん、このお店知ってる?」
花丸「…..」
曜「?」
花丸「し、ししし知らないでザマス」
曜「っ!?」
曜「花丸ちゃん緊張し過ぎでしょ!?」
ルビィ「は、花丸ちゃん?」
花丸「でで、ですから私は電話をき、切らせていただきますザマスズラ!!」ガチャッ
曜「ザマスズラってもう意味わかんなくなってるよ!!」
ルビィ「ぅゅ…切れちゃった」
ナレーター「為す術が無くなってしまったルビィちゃん、これから一体どうするのでしょうか?」
曜(はじめてのおつかいなら、一回家に帰ったりしちゃうけど、今回ルビィちゃんだからか遠いみたいだし帰るのは大変そうだしなあ….)
ナレーター「あっとここで….?」
千歌「あれ、ルビィちゃんどうしたのこんなところで?」
ルビィ「あっ、千歌ちゃん」
千歌「お店?何てお店?」
ルビィ「うん、ここなんだけど….」
千歌「えっとそのお店なら次の信号で右に曲がって….」
ナレーター「ルビィちゃん、お友達に会うことができ、道を聞くことができたみたいです」
ナレーター「一人で行かせたいと仰ってましたがダイヤさん、これくらいは大丈夫ですよね?」
ダイヤ「ええ、これもルビィの人望の為せるわざですから」
曜(よし、これで無事にお使いができそうだね)
千歌「…..っ!!」
千歌「ごめん、ちょっと急ぎの用事ができたからこれで」
ルビィ「えっ?うん」
ナレーター「千歌さん、急にその場から行ってしまいました、おや…..」
千歌「すいません、あの!」
ナレーター「なんとカメラマンAに話しかけてきました!」
曜「ええええ、千歌ちゃん!?」
千歌「あなた、さっきからルビィちゃんストーキングしてますよね!?警察呼びますよ!!」
千歌「そのバッグ、もしかしてカメラですか!!女子高生を撮るなんて犯罪ですよ犯罪!!」
曜「あー、でも女子高生つけ回す人がいたらそりゃ怪しいと思うよね…」
ナレーター「流石にまずいので事情を説明します」
千歌「ちょっと!早くカメラ止めないと….えっ、果南ちゃんまで!?えっ、テレビの撮影?って、ええええええええ!?///」
果南「ほら、せっかくのテレビだし何か喋ってみれば?」
千歌「え?えーーーっと….」
千歌「お、お母さーん、見てるー?私テレビに出ちゃったよー?///」ヒラヒラ
曜「可愛い!!」
曜「初めてのテレビに恥ずかしがりながらも嬉しそうな千歌ちゃん可愛い!!」
曜「…..録画してるだろうし後でダイヤさんにBD焼いてもらおう」
ナレーター「さあ、そして千歌さんとわかれて….おーっと?」
ナレーター「カメラマン二人がさっきの出来事でルビィちゃんを見失ってしまったみたいです!どうなってしまうのか!」
ダイヤ「心配はありませんわ!」
ナレーター「おっと、ここは流石のお姉ちゃん、しっかりルビィちゃんを見てたみたいですね」
ダイヤ「ルビィには常日頃この発信器をつけておいてますわ!」ドヤッ
曜「は、犯罪だああああああ!!!」
曜「ナレーターさんもちょっと引いてるよ!」
ナレーター「ダイヤさんのおかげもあり無事にルビィちゃんに追い付いたカメラマン、しかし….?」
曜「?」
ルビィ「ぅゅ….また迷っちゃった…」
ナレーター「なんとまた迷ってしまったみたいです!」
ナレーター「この危機をどうする….おっと!?」
善子「ルビィじゃない、どうしたの?」
善子「道に迷った?お店の名前は? 」
善子「こういう時はネットで調べると便利なのよ、ほら地図も出るでしょ?」
ルビィ「うん、本当だ!ありがとう善子ちゃん!」
善子「善子じゃなくてヨハネ!そうだ一緒に行ってあげるわ!」
ルビィ「えっ?」
ナレーター「おっと、流石にこれはやり過ぎかもしれません!」
ルビィ「ごめんね善子ちゃん、今日は一人で行きたいの….」
善子「え?なんでよだってこれみんなの」
果南「っ!!」スッ
曜「果南ちゃんが善子ちゃんを目にも止まらぬスピードで連れ去った!?」
善子「なっ!?は、はな」
ゴキュリ
「……」
曜「やっぱり犯罪だよ!!!」
ルビィ「あれ、善子ちゃんどこ….って善子ちゃんからLINE?」
『用事があるので帰ります、お使い頑張ってね』
ルビィ「そっか、良かったあ」
曜「良くないよ!?少しは不思議に思おうよ!?」
ナレーター「さあ、これでもうゴールと思いきや….?」
曜「まだあるの…」
梨子「~♪」
ナレーター「あれはルビィちゃんのお友達の梨子さん!梨子さんが前から歩いてきています!」
ダイヤ「…..」(壁に張り付いて向こう側を見る)
果南「…..」(コキコキと指を鳴らす)
ナレーター「二人も警戒を強めています!!」
曜「うわあああ、梨子ちゃん逃げてえええええ!!!」
梨子「~♪」スッ
ナレーター「あっ、梨子さんが曲がりました!大丈夫みたいです!!」
曜「よかった~、あれ、でもその道ってダイヤさんがいるんじゃ….」
ダイヤ「…..」(全身タイツで壁に張り付き中)
梨子「~♪…..っ……..っっっ!?!?」バッ
曜「すっごい綺麗に二度見した!!」
梨子「ダイヤ….さん?」
ダイヤ「…..」ダラダラダラ
曜「梨子ちゃんのあんな、困惑と侮蔑の混ざったような顔始めて見るよ」
ナレーター「さあ、あちらはほっといてルビィちゃんはどうでしょう?」
曜「いや気になるよ!?」
店員「いらっしゃいませー」
ナレーター「おっ、無事ついたみたいですね」
曜「無事じゃない人は何人かいるけどね」
曜「えっ?」
ナレーター「どうやら衣装を作るための生地を買うみたいです」
曜「あっ、そういえば私ルビィちゃんに衣装の生地を買うように頼んだ覚えが….」
ルビィ「曜ちゃん…メンバーの子に衣装の生地を選んで欲しいって….私、迷惑かけてばっかりだから少しでも役に立てたらって」
ルビィ「それに、私が選んだ生地を曜ちゃんが作ってくれて、それをみんなが着るって思うと何かすっごい嬉しいんです」
曜「ルビィちゃん….」
ナレーター「お使いの後のインタビューで聞いたルビィちゃんの気持ち、その気持ち通りルビィちゃんはじっくり生地を選んでいきます」
店員「ありがとうございました」
ナレーター「頑張って選んだ衣装の生地、きっとメンバーのみんなも喜んでくれるでしょう」
曜「…..うん、もちろん!」
ナレーター「次のお子さんは….」
部室
千歌「えへへ、この前の休日でテレビに出れちゃって」
花丸「ま、丸も出れたよ!!」
鞠莉「ふふっ、良かったわね」
果南「あー、カメラずっと持ってたから肩が痛いよ」
善子「休日の記憶が無いのだけれど….何故かしら?」
曜「思い出さない方が身のためだよ…」
ダイヤ「り、梨子さん今日もいい天気ですわね!」
梨子「なんですか、今忙しいので話しかけないでください」
ルビィ「よ、曜ちゃん!!」
ルビィ「こ、この前頼まれた衣装の生地買ってきたの!」
曜「へ、へー、そうなんだ!」
ルビィ「ちょっと自信ないけど….見てくれる?」
曜「うん!」
ルビィ「これ…なんだけど….」スッ
鞠莉「ん~♪ベリーグレイト!!」
果南「うん、これいいね!」
千歌「うんうん、この青色凄い綺麗!」
善子「この青色なら堕天使たるこのヨハネ様にもきっと似合うわね」
梨子「これならいい歌詞が書けそうだわ….」
ダイヤ「素晴らしい、素晴らしいですわルビィ!!」ブワッ
ルビィ「ど、どうかな….」ドキドキ
曜「…..」
ルビィ「曜ちゃん?」
曜「えっと….ルビィちゃんごめん、私が頼んだのってブルーはブルーなんだけど….」
曜「スカイブルー(空色)なんだ…..」
ルビィ「」
おつかいしっぱい!!
おわり
嗅ぎたい
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