【ラブライブ！】梨子「インフルエンザの夜」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

梨子「んんん…あー」

りこママ「39℃…インフルエンザだけあって辛そうね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

梨子「ううぅ…」

りこママ「なにか食べたいものある？」

梨子「ありがと…大丈夫…あんまり食べたくない」

りこママ「ん、わかった…ほら、目閉じて…手握っててあげるから」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

梨子「うん…」ｸﾀｯ

りこママ「大丈夫…大丈夫よ…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

梨子「…」

梨子(すごく安心する…寝られそう…)

りこママ「…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

—–
—
–

梨子「んっ…」ﾊﾟﾁﾘ

梨子「あれ…今何時…」ｷｮﾛｷｮﾛ

梨子「お母さん…？」

ｼｰﾝ

梨子「ん、…トイレいこ」

ｶﾞﾁｬ

インフルエンザは100人に二人が死ぬ

梨子「部屋の外…海…紫の海」

千歌「あ、梨子ちゃん、おはよう！」

梨子「千歌ちゃん、おはよ」

千歌「今日は月がきれいだねー」

梨子「朝なのに？」

千歌「梨子ちゃん、どこいくの？」

梨子「ちょっと、おトイレ」

千歌「そっか！ならこれに乗ればすぐだよ！」

梨子「ん、ありがと」

梨子「ジェットコースターみたいだね」

ﾁﾘﾘﾘﾘﾘﾝ

梨子「あっ、動いた…」

梨子「千歌ちゃん？」

千歌「あいはぶはなよちゃーん、あいはぶはなよちゃーん」

千歌「あーんっ、あぽーぺーん♪」ﾃｸﾃｸ

梨子「千歌ちゃんどこいくのー？」

ｶﾞｼｬﾝ　ｶﾞｼｬﾝ

梨子「私の家にこんな乗り物あったっけ？」

梨子「台所だ…ここ、リビング」

梨子「階段上ってる…」

ｳｨｰﾝ

ﾃﾛﾃﾛﾃﾛﾃﾛｰﾝ

梨子「なんでコンビニが私の家にあるの？」

ルビィ「あ、梨子さん」

梨子「ルビィちゃんは何を買いに来たの？」

ルビィ「梨子さんが欲しがってたもの」

梨子「なんだろー…」

ルビィ「おトイレ、まだ空いてないよ、お姉ちゃんが入ってる」

梨子「そっか、じゃーね」

ルビィ「そっちの赤いドア」

梨子「うん」ｶﾞﾁｬ

ルビィ「ルビィはif文がいいと思うずらなぁ」

梨子「学校の廊下」

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

梨子「次なんの授業だっけ」

花丸「えいごずら」

梨子「こんにちは、お寺の人」

花丸「まるまるもりもーり」ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ

梨子「その風鈴お洒落だね」

花丸「うん、象さんからもらったずら」

梨子「へぇ、いいね」

花丸「プールに行けば会えるずら」

梨子「うん、ばいばい」

花丸「空に床が…空に床が…ネジ回しとくずら…ネジ回しとくずら」

梨子「早くダイヤさんに会いに行かないと..授業遅れちゃう」

ﾄﾃﾄﾃ

梨子「３ばんのりば」

梨子「すいません、乗っていいですか？」

鞠莉「オッケーよ！どこに行きたい？マチュピチュ？お家？海の中？」

梨子「どこに行けばいいかな…」

鞠莉「ダメよ！自分で決めるの！」

梨子「なら、…あ、象さん…」

象「？？？…」

梨子「どうしてそんな色をしているの？」

鞠莉「あなたが塗ったんでしょ？」

梨子「そうだっけ？」

鞠莉「絵の具でどうぞ、お空を塗って」

梨子「今日の空…どうして灰色なの？」

鞠莉「ピンクのエレファントが踊ってるわ、行き先は学食！」ﾁｰﾝｯ

梨子「着いた…」

曜「うーん、やっぱりあなたもそう思う？」

梨子「曜ちゃん、おはよ」

曜「歯車が合ってない、歯車が合ってない、歯車が合ってない」

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

曜「授業遅れちゃうよ、梨子ちゃん」

梨子「今何時？」

曜「あ、電話！おーーい！！」

曜「見て、足元…真っ暗」

梨子「っわ、おち？！！る！！？！」

梨子「中学校、プール…」

善子「私ね、ほんとは堕天使なんかじゃないの」

梨子「よっちゃん、ここでなにしてるの？」

善子「覗いてみて」

梨子「水はってないね」

善子「あそこでみんな踊ってる」

梨子「屋上？」

善子「飛び降りるの」

善子「危ないからプールに入ろ？」

梨子「でも水ないよ？」

善子「おーい曜さーん」

ダイヤ「梨子さん、こんにちは」

梨子「好きです」

ダイヤ「私も好き、おせんべい」

梨子「あー、あそこいきたい」

ダイヤ「エレベーターで行けばいいですわ」

梨子「ここのマンホールから…」ﾊﾟｶｯ

ダイヤ「さん、にー、いち…」

梨子「ダイヤさん？」

ｼｰﾝ

梨子「みんなどこ行ったの？」

梨子「うーん、ここ」

果南「何階にいく？」

梨子「屋上にいきたいです」

果南「０階」

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

梨子「揺れますね」

果南「落ちるよ？」

梨子「痛いですか？」

果南「下は海だから大丈夫！」

ﾁｰﾝ

梨子「着いた…」

梨子「真っ暗…果南さん」ｸﾙｯ

梨子「…エレベーター消えてる」

梨子「みんなーどこー」

梨子「…」ﾃｸﾃｸ

象さん「おはよー！」

梨子「おはようございます、理事長」

蟻「カーテン開けなきゃ！」

梨子「空、赤い…絵の具で塗ったみたい」

梨子「帰りたいよぉ…」

ﾋﾟｰｯ

梨子「電車来た」

梨子「どこ行きですか？」

梨子「…だれもいない」

梨子「寂しい…」

ドア「次はー御茶ノ水ー」

梨子「降りなきゃ」

梨子「海だ…」

ｻﾞｻﾞｰﾝ

梨子「沼津はどっちだろ…お家帰らないと」

梨子「お母さん…」

亀「こんにちわ」

梨子「こんにちは亀さん」

亀「どうしていじめるの？」

梨子「いじめてないよ？」

亀「空、見て」

梨子「うん」

梨子「…」

梨子「落ちてくるかな、空」

ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘ

梨子「うるさい…」

亀「ばいばい」

梨子「どこいくの？」

亀「昨日」

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

梨子「みんな…どこにいるの」

ｶﾞﾗｯ

梨子「窓の外…真っ暗」

梨子「音もなにもないんだね」

梨子「ん？」

梨子「やぁ、こんにちは」

梨子「うん、みんなを探してるの」

梨子「君は？」

金魚「水」

梨子「プールに行けばあるよ」

金魚「ありがと」

ｳｨｰﾝ　ｳｨｰﾝ

『避難訓練！』

ｳｨｰﾝ　ｳｨｰﾝ

『避難訓練！』

梨子「訓練？」

梨子「空が燃えてる…」

梨子「怖いよぉ…みんな」

梨子「お母さん…」

ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘ

梨子「鐘が鳴ってる…行かなきゃ」

亀「戻る？」

梨子「うん」

亀「いってらっしゃい」

知ってるずら？インフルエンザ菌はインフルエンザの原因じゃないずら

梨子「空の色…塗り直しておけばよかったかな」

…

ﾊﾞｻｯ

梨子「はぁ…はぁ…」

梨子「…」ｷｮﾛｷｮﾛ

梨子「はぁ…」

ｶﾞﾁｬ

りこママ「起きたの？」

梨子「お母さん！」ｷﾞｭｯ

りこママ「？どうしたの」

梨子「怖い夢見た…」

りこママ「大丈夫…大丈夫だから」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

梨子「うん」

りこママ「どんな夢？」

梨子「みんな…いなくなっちゃって…」

りこママ「うん」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

梨子「ひとりぼっちだったの」

夢は記憶を整理してるだけで夢に意味はないてどこかで聞いたことある

りこママ「がんばったね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

梨子「うん」

りこママ「ほら、もう朝よ、カーテン開けなさい」

梨子「うん」

ﾃｸﾃｸ

ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘ

梨子「ううう…うるさい…」

梨子「開けなきゃ」

ｶｼｬ

梨子「…」

梨子「空…真っ赤なんだね」

おわり

起きたと思ったらそれが夢で
夢だとわかってるから夢から起きようとするけど
起きたと思ったらそれもまた夢
意識がある状態で夢の中から出られない経験

乙
怖いよ…

人は夢の中で死んだらどうなるのか

最近死ぬ夢多い

実際インフルエンザでうなされたことあるけど、悪夢は意味不明だぞ
何が起きてるのか思考が追いつかないし、そもそも理解できない

独特な妙な怖さがあって好き　乙

インフルエンザというか熱に浮かされた時にこんな感じの夢見た気がする
場面がどんどん切り替わっていくけど、どれも本能的に怖い空間だったりする

インフルの病み上がりの俺にはタイムリーなスレ

夢か現か知らんが俺もバスケットボール大のうにみたいな球体がとげを伸縮しながら部屋中飛び回ってたわ