【ラブライブ！】真姫「凛はめんどくさい」

真姫「別にいいけど…凛が自主的に勉強するなんて珍しいわね」

凛「次のテストで赤点取ったら活動禁止って絵里ちゃんに言われて…」

真姫「なるほどね。それでどの教科を教えればいいのよ？」

凛「数学！」

凛「この問題なんだけど…」

真姫「ちょっと…こんな問題も分からないの？」

凛「だって…分からないものは分からないんだもん」

真姫「ほら、この公式使えばすぐ解けるじゃない」

凛「え…？あっ！」

凛「えへへ…ありがとう、真姫ちゃん」

真姫「お礼なんていらないから、さっさと次の問題解きなさいよ」

凛「うんっ！」

真姫「他にも分からない問題があったら聞いていいわよ」

凛「ありがとう！」

真姫「もう…？少しは自分で考えなさいよ」

凛「だって…」

真姫「だってじゃないわよ。少しは自分で考えないと意味ないじゃない」

凛「うん…」ｼｭｰﾝ

凛「真姫ちゃん…ありがとう…！」

真姫「どれどれ…って、さっきと解き方が一緒の問題じゃない…」

凛「あれ…？本当だ…」

真姫「馬鹿じゃないんだから、少しは考えたら…」

凛「い…今、凛の事バカって言った…？」

真姫「えっ？」

凛「真姫ちゃんひどーい！！！凛はバカじゃないもん！！」

凛「真姫ちゃん、凛の目を見て！」

真姫「な…何よ…」ﾌﾝ

凛「真姫ちゃん！凛から顔をそらさないで！」

真姫「うるさいわね…」

凛「む～～～～～！！！」

凛「話をそらさないで！！」

真姫「文句があるなら早く解きなさいよ。話はそれから聞いてあげるわ」

凛「ふん！！！こんな問題簡単だもん！！」

真姫「私が解き方教えてあげたからでしょ」

凛「ううっ…」

真姫（全く…本当に子どもなんだから…）

真姫「どれどれ…」

凛「これで、凛もバカじゃないって…」

真姫「残念ね、凛」

凛「えっ？」

真姫「最後の計算間違えてるわよ」

凛「あっ…本当だ…」

真姫「惜しかったわね、凛」

凛「で…でも、凛はバカじゃないもん！！」

真姫「まだ根に持ってるの…？困ったわね」

真姫「はいはい、このままだと赤点取って練習参加できなくなるわよ」

凛「で…でも…」

真姫「最後まで面倒見てあげるから、さっさと次の問題解きなさい」

凛「ちゃんと教えてくれる？」

凛「えへへ…真姫ちゃん優しい…」

真姫「べ…別にそんな事無いし…」

凛「それじゃあ、凛頑張っちゃうよっ！！」

真姫「全く…調子だけはいいんだから」ｸｽｯ

真姫「ま、これだけやれば赤点は取らないでしょ」

凛「今日はありがとう、真姫ちゃん」

凛「この後時間ある？」

真姫「大丈夫だけど、どこか行くの？」

凛「えへへ…今日のお礼にラーメンおごってあげる！！」

凛「凛のおすすめなんだよ」

真姫「そうなの…楽しみね。疲れたし早く座りましょう？」

凛「真姫ちゃん、先に食券買わないと」

凛「もしかして食券知らないの？」

真姫「何よそれ」

凛「！」

真姫「…なんですって？」

凛「仕方ないから、凛が教えてあげてもいいんだけどなあ」ﾌﾌﾝ

真姫「な…なによ…私にだって分からないことの一つぐらい…」

凛「凛は真姫ちゃんに比べたら勉強はできないけど…バカって言われたらいやだもん…」

真姫「凛…」

真姫「私が悪かったわ。その…ごめんね…」

凛「えへへ…凛は優しいから許してあげるよっ！！」

真姫「何よそれ…」

真姫（でも、今回は私も悪いし…バカって言った事許してあげるわ）

真姫（私は優しいからね）ﾌﾌｯ

おわり