【ラブライブ!】花丸「善子ちゃんの汗が染み込んだローブ」
- 2020.05.01
- SS

花丸「今日も暑いね~、善子ちゃん」
善子「そうね……特に堕天使であるこのヨハネには、太陽と言う光を司りし強大かつ聖なる象徴そのものの存在が……」
花丸「やめるずら♪」チョップ
善子「くっ……! 聖歌隊などと言うものに属するあなたも、やはりこのヨハネの天敵……むぎゅっ!?」
花丸「それ以上しゃべるとこうずら~!」ムニュムニュ
善子「ひょっひょ! りょうへへわひゃひほほうをおひゃえうおをやえあひゃい!(ちょっと! 両手で私の頬を押さえるのをやめなさい!)」
花丸「はいはい♪」パッ
善子「まったく……」
善子「そうね……汗だくだったわ……」
花丸「じゃあどうして、そんな暑い中でフード付きの真っ黒いローブを羽織ったりしてたのかな?」
善子「あれはヨハネとしてのアイデンティティで……!」
花丸「もう……熱中症にならないように気を付けてよね」
善子「分かってるわよ……ヤバくなったらやめるわよ……」
花丸「危険だと思ったときにはもう遅かったりするんだからね」
善子「はいはい……まったく、ママみたいなこと言わないでよね」
善子「何?」
花丸「……えっと……///」モジモジ
善子「? どうしたの?」
花丸「よ……善子ちゃんが今朝羽織ってたローブ……///」モジモジ
善子「……それがどうかした?」
花丸「お、おらも羽織ってみたいなぁ……なんて……///」モジモジ
善子「……は?」
花丸「あ! そ、その……い、嫌だったら別に……! ///」
花丸「ずらぁっ!? ///」ビクッ
花丸(ち、近い近い! ///)
善子「や、闇の力に目覚めたの!?」キラキラ
花丸「え、あ、そ、その……///」
花丸(どうしよう……ものすごく期待した目で見られてる……!)
花丸(こ、ここで善子ちゃんの機嫌を損ねるわけにはいかないし……ここは……!)
花丸「ええっと……、ちょ、ちょっとだけ興味が湧いてきたというか……! ///」
花丸(ああ……/// 善子ちゃんがマルの手を……///)
花丸「…………///」コクリ
善子「やった! やったわ! な、仲間ができたわっ!!」ピョンピョン
花丸(あああ……善子ちゃんが飛び跳ねて喜んでる……! ものすごく嬉しそう……!)
善子「真に闇に染まった暁には、あなたを私の一番のリトルデーモンにしてあげるわっ!」ニコッ
花丸「あ……ありがとう……///」
花丸(か……可愛いずら……/// すごい無邪気に笑ってる……/// でも、リトルデーモンは不本意……)
花丸(それから……)
花丸(罪悪感が凄まじいっ……!)ズーン
花丸(善子ちゃんはあんなに純粋にはしゃいでるのに……おらがこれからやることは最低なこと……)
花丸(厨二病に目覚める気も微塵もないって言うのに……。善子ちゃんの純心を踏みにじるようなことを……)
善子「えっと、じゃあさっそく……!」ゴソゴソ ウキウキ
花丸(ごめん……! 善子ちゃん……!)
善子「はい、これ!」バサッ
花丸「あ、ありがとう……」スッ
花丸「え?」
善子「アンタなら絶対似合うわ! さっそくここで……!」
花丸「ご、ごめん……! やっぱり教室は恥ずかしいから、部室で……!」
善子「そう……、まあそうよね。まだ闇の力の発現は微弱か……。まあいいわ」
善子「じゃあ行きましょ。部室」
花丸「ご、ごめん! 善子ちゃんに見られるのも恥ずかしいから、マル1人で……!」
花丸「えっと……そう言われても……!」
善子「私に見せてくんなきゃそれ貸してあげないわよ!?」
花丸「う……! ぅえっと……!」
花丸(まずい……それじゃあ意味がない……)
善子「…………」
善子(うーん……やっぱり花丸のやつ恥ずかしがってるみたいだし……そのまま貸してあげようかしら……)
花丸(いや、意味ならあるか……充分……)
花丸(なぜなら……)
善子(今ここで無下にするわけには絶対にいかない……! なにより……っ!)
花丸(大好きな善子ちゃんのローブを着れれば……)
善子(私の好きな人がヨハネのローブを着てくれれば……)
よしまる((それだけで幸せ……!!))
花丸「わ、分かっ」
善子「花丸!」
花丸「えっ?」ビクッ
花丸「え……? い、いいの……?」
善子「いいって言ってるでしょ。その代わり、いつかヨハネにも見せてね」
花丸「! う、うん! ありがとう、善子ちゃん!」
善子「私はヨハネよっ!」
花丸「じゃあ、また後でね!」タッタッタッタッ
~部室~
花丸「…………」キョロキョロ
花丸「さてと……」ジーー
花丸「これが善子ちゃんの……」ギュッ
花丸「…………」クンクンクン
花丸「はぁっ……♡」
花丸「善子ちゃんの……匂い……♡」スンスンスン
花丸「善子ちゃんと善子ちゃんの汗が入り混じった匂いが……はぁっ……♡ いっぱい……♡」
花丸(正直……罪悪感もすごいけど……、それが逆に……)クンクン スンスン
花丸(むしろ……興奮しちゃう……っ♡)スーハー スーハー
~~~~~~
善子「うう~、やっぱり見たい~っ……! ずら丸が私のローブを羽織ってるとこ、見たい~っ!!」ウズウズ
善子「やっぱりこっそり見に……」ハッ
善子(あのローブ……! 私の汗がいっぱい染み込んでるはず……!)
善子(た、大変! 汗臭かったらどうしよう! や、やばいわ! 嫌われちゃう!)
善子(は、早くあいつからローブを取り上げないと!)ダッ タッタッタッタッタッ
~~~~~~
ガバッ
花丸「すぅ、すぅぅぅぅっ、ふーっ、んんっ♡」グリグリ
花丸(ああ……善子ちゃんの匂いに包まれて……♡ 幸せ……♡)スーハー スーハー
善子「ずら丸!!」ガラッ
花丸「はぁ……はぁ……♡」チラッ
善子「…………」ポカーン
花丸「…………」
善子「…………」
花丸「……あ……えっと……」
善子「……………………」
花丸「よいしょ、よいしょ、っと……」モゾモゾ
花丸「ど、どうかな善子ちゃんっ!? に、似合う!?」アセアセ
花丸「ひぃぃっ!?」ガクガク
花丸「ご、ごめ……、そ、そう!! さっきはその……ローブに付いてたほこりを確認してたの!」アセアセ
善子「…………」テクテク
花丸「あああごめんなさいごめんなさい……!」ブルブル
善子「…………」テクテク
花丸「ごめんなさい善子ちゃん……引いたよね……幻滅したよね……」
善子「…………」テクテク ピタッ
花丸「こんなの、気持ち悪いよね……おらのこと……嫌いになっ」
善子「嗅ぐなら私自身を嗅ぎなさいよっ!!!」
善子「さあ!!」ドーーン
花丸(あ、あれ? なんで善子ちゃん……おらの目の前で両手広げて立ってるの……?)
善子(あ、あれ? なんで私、こんなことを……?)
花丸「…………」ポカーン
善子(……ふっ……。まあ、少しはこの暗い雰囲気を吹き飛ばせたかしら……咄嗟にしてはよくやったわ、ヨハネ……)
花丸「あ……あの……」
善子「コホン、冗談よ……」スッ
花丸「え? 天使?」
善子「なんでもないわ」
花丸「…………」
善子「似合ってるわよ、それ」
花丸「え?」
善子「可愛いじゃない。ヨハネのリトルデーモンとして申し分ないわね」
花丸「善子ちゃんの方がよっぽど可愛いよ……」
善子「何しょげてんの? 自信持ちなさいよ」
花丸「……あの……」
善子「何よ」
花丸「怒らないの? ……気持ち悪くないの?」
善子「なんでよ」
花丸「なんでって……その……」
善子「うーん……そうねぇ……」
善子「じゃあ、私の命令を3つ聞いてくれたら許してあげる」
善子(私の匂いを嗅いでたってことは……そういうことで……いいのよね……?)ドキドキ
花丸「わ……分かりました……なんでもします……」ビクビク
善子「……じゃあ1つ目……私を抱きしめなさい」
花丸「え!?」
善子「ああ、そのローブは邪魔だから脱いでね」
花丸「あ、あの……、は、はい……」ヌギヌギ
花丸「これ……返すね……」スッ
善子「ん……どうだった?」パサッ
善子「嫌じゃなかった? 私の……匂い」
花丸「嫌じゃな……! あうう……///」
善子「これは命令じゃないけど、はっきり言ってほしいわね」
花丸「嫌じゃ、ないです……///」
善子「そ、その……。す……好き……?」オソルオソル
花丸「…………/////」コクリ
善子「……ふぅ……」ホッ
善子「まっ、数多の人間を魅了する堕天使として、これくらいは当然ねっ!」ギラン
善子(いやーしかし……互いにAqours随一の遠慮のいらない関係であるとはいえ……)
善子(いつも私にだけぞんざいな態度を取ることが多かった花丸に対して、ここまで上の立場に立てるとは……!)
善子(なんだか爽快……! もちろん、3つの命令が無事に遂行されたら、再び対等の立場に戻してあげるけど……)
善子(ふふっ……。上手くいったらその時は……その時は……!)ニヤニヤ
花丸「あの……善子ちゃん……」
善子「ああはいはい、どうぞどうぞ」
花丸「いいの? ほんとにいいの? ……嫌じゃない?」
花丸「………………」
善子「早くしてちょうだい」
花丸「わ……分かったずら……///」トトトッ
花丸「…………っ/////」ギュッ
善子「ん」ギュウ
花丸(いいのかな……マルにこんな権利あるのかな……///)ドキドキ
花丸(でも、これは善子ちゃんの命令だし……。どうしてこんな命令、したんだろう……)
花丸「!」ドキッ
花丸(ああ……善子ちゃんがマルの頭を撫でてくれてる……///)
花丸(幸せ……♡ 自ずと善子ちゃん自身の匂いもいっぱい……///)
花丸(ってダメダメ! そんなこと考えてちゃ……///)
善子「ずら丸の匂い……落ち着く……」
花丸「っ!? /////」
花丸「ちょっと善子ちゃ……! /////」
善子「んっ」グイッ
花丸「わぷっ!? /////」ムギュッ
花丸「ちょっと! 髪に鼻埋めないで! ///// かっ、嗅がないで! /////」モガモガ
善子「あっ、ちょ! /// しゃべんないで! /// 胸がくすぐったい! ///」ギュウウ
花丸「善子ちゃんが頭押さえつけてるからでしょ! /////」モガモガ
善子「あっ/// ちょっ、だめ……♡///」ギュウウ
花丸「あああ息苦しい……!! ///// ……えっと、黙るのが2つ目の命令? /////」モガモガ
善子「っ!? ち、違うわよ! ///」パッ
花丸「ぷはぁっ! はぁ、はぁ、はぁ……/////」
善子「…………///」
善子(さて……残り2つの命令……! どっちの順で行くべきか……!)
善子(思い切ってやっちゃう!? 契約交わしちゃう!? ……いや、しかし……)
善子(ここはあくまで、一般的な手順を踏むべきでは……!?)
善子「…………」ウーンウーン
花丸(なんか悩んでる……)
善子(命令で強制するのは間違ってる……! だからここは質問という事で……!)
善子「……ずら丸」
花丸「……はい」
善子「2つの目の命令は……これからする質問に正直に答えること」
花丸「え?」
善子「いいわね?」
花丸「……はい」
善子「あなたは……あなたはっ! 私のことが! す、す……! ///」
花丸「…………!? /////」
善子(好きですか!? 恋愛対象として!!)
善子「……このヨハネに魅了されているわね? 花丸……」
花丸「…………」
善子(しまったーーーっ! つい……)
善子「!!」
花丸「マルは……善子ちゃんのことが大好きで……///」モジモジ
善子「…………っ///」
花丸「この好きは……とっくに友情の範疇を超えていて……///」
花丸「……善子ちゃん!!」
善子「な、なに? 花丸」
花丸「おらたちは女同士だけど……それでも! ///」
花丸「マルと……恋人に、なってくれますか……!? /////」
善子「くくく……くっくっくっくっ……」
善子「ええ……いいわよ……」
花丸「!!」
善子「堕天使であるこのヨハネに、人間の性別など関係ない……!」
善子「あなたと、一生切れない契約を結んであげるわ……!」
花丸「あ……ありがとう……」ウルウル
花丸「……善子ちゃん……」グスッ
花丸「だって……! あの時本当に嫌われたと思って……! それなのにこんな……!」グシグシ
善子「はいはい……もう仕方ないわね……」ギュッ
花丸「うう……」ギュウ
善子「…………」ナデナデ
花丸「…………」
善子「……もういいかしら?」ナデナデ
花丸「……うん……」
善子「よし……」スッ
花丸「契約の……印……」
善子(ああもう! 今はヨハネを出すべき時じゃないっての!)
善子「み、3つ目の命令! アンタからキ……んむっ/////」
花丸「ん……んっ……んん……っふ……はむ……ん……♡」
善子「ちゅ……んっ……ちゅむ……んんっ……ぷはぁっ♡」
花丸「はぁ、はぁ……♡/// ……ずっと前から……したかった……/////」
善子「わ……私も……///// っていうかアンタ……! 最初からいきなり長すぎでしょ……! //////」カァァァァ
花丸「!」
善子「……予鈴ね……」
花丸「もう戻らなきゃだね……」
花丸「ねえ善子ちゃん」
善子「何? 花丸」
花丸「いずれ……この続き……したいな///」
善子「何よ……なかなか積極的じゃない……///」
花丸「……ダメ?」
善子「……いいわよ……今度私の家に来なさいよ……///」
花丸「善子ちゃんの枕~♡ えへへ~♡」ギュウウウ
善子「あの……ずら丸……?」
花丸「善子ちゃんの匂いずらぁ~♡」グリグリ
善子「ちょおっ!! /////」
花丸「えへへ~、善子ちゃん♡ 善子ちゃん♡ 善子ちゃん♡」ギュウウウ
善子「こ、こらーーっ! 私がいるのに何やってんのーーっ!? ///」プンスカ
「それは私じゃなーい!! 私はここだってばーーっ!! 花丸ぅぅぅ!!」ドタバタ
おわり
乙
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