【ラブライブ!】海未「両親がライブを見に来るそうです・・・・・・」
- 2020.03.19
- SS

絵里「お義父さんが来るなんて初めてじゃない!」
凛「パパくるの楽しみにゃー!」
海未「え、えぇ……」
希「せっかくお父さんくるっちゅーのに、あんま嬉しそうやないね」
ことり「なにか不安なの?」
真姫「まさか……両親に説明してなったとか?」
海未「いえ、説明はしているのですが……」
にこ「ならいいじゃない。親に理解してもらえないアイドルって多いのよ」
花陽「そうだよ、それで結局辞めちゃったりするアイドルも多いんだよ」
・・・・・・・・・・・・・
母『すくーるあいどる……ですか?』
海未『はい、穂乃果に誘わ──』
母『ああ!穂乃果ちゃんに!それでどういったものなのですか?その、すくーる?』
海未『お客さんの前で歌やダンスなど──』
母『なるほどねぇ、頑張ってくださいね』
海未『え?あ、はい……』
・・・・・・・・・・・・・
海未「みたいな感じだったので……」
にこ「全然理解してないじゃない……」
真姫「っていうより何も説明してないわよ」
穂乃果「海未ちゃんちってそういうの疎いもんね、テレビないし」
海未「テレビくらいあります!」
絵里「それでどうするの?」
海未「どうこうしたいわけではないのですが……」
花陽「でも分かるな、そういうの。花陽も見に来るなんて言われたら不安になっちゃうよ」
凛「かよちんなら可愛いから大丈夫にゃー」
花陽「だ、大丈夫じゃないよぅ」
にこ「することなんて決まってるじゃない。最っ高のパフォーマンスで両親を魅了してやりなさい、それがアイドルよ」
海未「それしかありませんよね……」
真姫「あら、意外とやる気なのね」
絵里「そうね、次のライブはお義父さんに納得してもらえるようなライブにしましょう」
穂乃果「よし、じゃあ海未ちゃんの可愛いところをたっぷり伝えてあげればいいんだね!」
希「海未ちゃんの海未ちゃんによる海未ちゃんの為のライブやね」
海未「普通にしてください!普通に!」
穂乃果「そんなんじゃダメだよ!お義父さんにアピールするチャンスだよ!?」
絵里「そうね、お義父さんに私達の事を知ってもらういい機会よ」
花陽「ご両親へのあいさつは大事だよね……」
希「第一印象は重要やね」
凛「パパに楽しんでもらうにゃー!」
にこ「にっこにっこスマイルをお義父さんに届けるわよ!」
真姫「そうね、パパにいいところ見せないとね」
海未「そ、そうですね……」
絵里「それが……ごめんなさい。電気工事の関係で1時間しか使えないみたいなの」
穂乃果「えぇ~!?聞いてないよそんなの~!」
海未「ステージや機材の準備を考えれば……30分も歌えれば御の字ですね」
希「C&Rは最低限、MCなし、途中の衣装チェンジをなくせば5~6曲くらいはいけるんちゃう?」
花陽「それライブって言っていいのかな」
真姫「公開カラオケって言ったほうがぴったりね」
にこ「ファンはそんなの納得しないわよ!」
穂乃果「でもやるしかないよ!お義父さんが見に来るんだよ!」
絵里「そうね、決めること決めちゃいましょうか」
海未「あの、気のせいかもしれませんが……「おとうさん」に違和感を感じるのですが……?」
ことり「気のせいじゃないかな?」
凛「きっと真夏のせいだにゃ」
穂乃果「やっぱり海未ちゃんが目立ってる曲がいいよね」
希「投げキッス?」
花陽「花陽はこれSomeのうさぎさんが可愛いと思うなぁ」
ことり「ことりはスタダがいいと思うな」
穂乃果「ここはススメだって」
凛「ここはユニットの出番だにゃ!」
希「せやで。しらららとかお父さん世代に受けがいいんよ?」
絵里「ソルゲのカッコいい海未も捨てがたいわ」
真姫「待って、それじゃ私達が邪魔しちゃうじゃない。ここはソロから選んで勇気を歌うべきよ」
にこ「あんた達分かってないわねえ。未来の花を歌ってる海未ちゃんが一番カッコイイに決まってるじゃない」
海未「……あ、あの」
絵里「そうね、歌える曲は限られているんだものね」
真姫「ご両親はきっと皆で頑張ってる海未ちゃんを観たいと思ってるわ」
凛「ソロとかあり得ないにゃー」
穂乃果「それならぼらららだよぼららら!」
にこ「ちょっとあんた、海未ちゃんそんなに目立たないじゃない」
穂乃果「もー、ちゃんと見なきゃダメだよ。えぇっと……ここみて」
希「最近撮り直したほうのぼらららやね」
海未「……私ですね」
穂乃果「ほら、ここのほっぺ!」
ことり「わぁ!凄い柔らかそう!」
花陽「美味しそう……」
凛「ふにふにしたくなるにゃ」
絵里「思わずちゅーしたくなるわね」
海未「え、なんなんですか皆さん」
絵里「私はノーブラの海未が一押しね。……ここのシーン見て、無邪気にはしゃぐ海未がたまらなく愛おしいわ」
真姫「意外と子供っぽいのよね」
凛「凛はこのおへそに見とれちゃうにゃ……」
花陽「ここは腋だよ凛ちゃん!」
にこ「さりげなくウィンクしているのも完璧ね」
穂乃果「このちょこんって帽子可愛い!」
ことり「でしょ!海未ちゃんは変な帽子が似合うと思って作ってみたの!」
海未(あの帽子変だったんですか……?)
絵里「よくやったわことり!」
にこ「あんたが衣装担当で本当によかったわ!」
凛「凛は夏色の海未ちゃんを推すにゃー!ぴょこぴょこしながらくるくる回ってるとこ最高にゃー!」
穂乃果「海未ちゃんって意外とノリノリだよねぇ~」
希「セクシーな海未ちゃんもええなぁ」
真姫「透明感のある歌声が素敵ね……」
にこ「ここはちょ~いと巻き戻して……この投げキッス!」
ことり「や~ん!海未ちゃん大胆!」
海未「いえ、これは絵里が……」
穂乃果「絵里ちゃん!ナイスだよ!!」
絵里「初めて海未を見た時にピン!ときたの。この子はキス魔になるって」
花陽「えぇ!?そうなのぉ!?」
海未「違います!」
絵里「ぼらららの時にやってもらって、これだわ!って確信したわ」
希「さすがえりち。かしこいかわいい、やね」
絵里「ちょっと希、それはやめてって言ってるでしょ」
花陽「花陽はこれSomeのうさぎさんが大好きなんだぁ~」
ことり「猫耳もいいけど、海未ちゃんはうさぎさんもいけるかな~って」
絵里「これSomeの海未は亜里沙も凄く気に入っているわ。前に見せたとき『やべぇ……超やべぇよお姉ちゃん……』って」
海未(家ではそういう喋り方なのですか……?)
穂乃果「んも~ペットにしちゃいたいね」
花陽「欲しいです!ぜひとも欲しいです!」
希「海未ちゃんを毎日もふもふ……」
真姫「やヴぇぇ……やヴぇぇよにこちゃん……」
海未「ってどういう状況なのですか!なんなんですかあなた達は!」
穂乃果「いやぁ~海未ちゃん可愛いな~って」
海未「可愛くなんかありません!それに今そんな話はどうだっていいでしょう!」
ことり「そんなことない!海未ちゃん可愛い!」
海未「もうなんなのですか……」
希「話を戻すけど、うちはスノハレの海未ちゃんがお気に入りや」
海未「まだ続くのですか」
凛「綺麗だにゃ……」
絵里「やっぱり楽しそうにはしゃぐ海未は最高ね……」
にこ「でもなんか、スノハレって曲は好きなんだけど……雪を思い出すから嫌なのよね」
花陽「また降っちゃったら困るよね」
凛「ブリザードハレーションだにゃ!」
真姫「降るわけないじゃない」
穂乃果「大丈夫だよ、雪が降っても穂乃果がどうにかするよ!雪止めーって」
にこ「それできるんなら予選の時やりなさいよ!」
希「MP足りなかったん?」
穂乃果「いやぁ~……あれはそのぉ、可能性を感じてるときにしか使えないと言いますか……」
絵里「どういう事?」
にこ「A-RISEに勝てる可能性なんてこれっぽっちも感じてなったって意味!?」
穂乃果「ん~……何て言えばいいのかなぁ……目の前に僕らの道がないとできないというか?」
ことり「雪で道埋まってたもんね」
にこ「……え、本気で信じてるの?」
穂乃果「海未ちゃんの中二心が疼いちゃってる……」
ことり「変なスイッチ……入っちゃった?」
絵里「かわいいわ海未……」
希「ほほぅ意外な一面……」
真姫「この感性があの詩を生んでいるのね……」
凛「海未ちゃんカッコいいにゃ……」
花陽「花陽にもああいう時期があったなぁ……心の中で『炊けているんだろう?』って語りかけてみたり……」
海未「みなさん……聞こえてます……」
花陽「花陽と一緒だ!!」
海未「違います!声に出てましたよ!!……んもう!忘れてください!!」
8人(かわいい)
穂乃果「後ろに『ラヴ』ってあるシーンなかなかの破壊力だよ海未ちゃん」
にこ「そして恒例の投げキッス!」
にこ「絵里……あんたが居なかったらどうなっていたことか……考えるだけで恐ろしいわ」
希「せやね、海未ちゃんの投げキッス。この功績はえりちのものや」
絵里「そう言ってもらえると嬉しいわ」
凛「認めてくれなかった件もこれで許すにゃ」
絵里「その話はやめてちょうだい」
真姫「私はWR海未ちゃんを推しておくわ」
花陽「その心は?」
真姫「……ドヤ顔ね」
絵里「……素晴らしいわ」
穂乃果「完璧だよ真姫ちゃん!」
花陽「やはりパジャマはアイドルに欠かせないアイテムですよね!」
希「そうなん?でも可愛かったなぁ~、一緒にツインテールやってみたり……まるでうちに妹ができたみたいやったで」
凛「逆に凛は海未ちゃんがお姉ちゃんみたいに思えたにゃ!いっぱいいーっぱい甘えたいにゃー!」
希「ならリリホワ3姉妹やね」
凛「完璧だにゃー!」
絵里「待って、完璧なのはソルゲ組よ?」
真姫「そうよ、海未ちゃんのカッコよさを最大限に引き出していると言っても過言じゃないわ!」
穂乃果「待ってよ!1番は2年生組だよ!」
ことり「そうだよ!?昔からずっとお友達だったのはことり達だよ!?」
絵里「何を言っているのかしら?主流はうみえりよ」
希「それはもう過去の話や。のぞうみの可能性をうちは信じるで」
穂乃果「違う違う!安心と信頼のほのうみだよー!」
ことり「待って!せめてことほのうみにして!」
ことり「とーれーてーなーいー!」
にこ「何よことほのうみって!力士の名前?にこうみこそ最も輝いているわ!まるで美少女姉妹!」
凛「凛のお姉ちゃんを取らないで欲しいにゃ!」
花陽「そうだよにこちゃん!ステージに上がる時の不安な気持ちや恥ずかしさを理解してくれたのは海未ちゃんだけなの!花陽を理解してくれたのは海未ちゃんだけなの!」
凛「にこちゃんはにこまきでもしてろにゃ!」
にこ「何よ!あんたらはあんたらでりんぱなでもしてなさいよ!」
真姫「ちょっと凛!にこちゃんを押し付けないでよバカが移るじゃない!あなた達こそにこりんぱなでもしてなさいよ!」
にこ「バカって何よ!?」
絵里「そうね、これ以上バカが増えたら大変よ」
にこ「ぬぁ!?自分でかしこいかわいいとか言ってる人に言われなくないわね!」
絵里「なっ!?自分で言ってるわけじゃ……!これはお婆様に!」
希「でもその事嬉しそうに話とるやん?」
にこ「それ自分で言っててそれどう思ってんの?だから最近のあんたはかしこくないって言われてんのよ」
絵里「心外ね!にっこにっこにーとか言ってる人に言われたくないわ!」
真姫「バッカみたい。子供みたいなこと言わないでよ」
にこ「いまだにサンタさん信じてるあんたに子供とか言われなくないわよ」
真姫「え……サンタさん、居ないの……?」
にこ「サンタなんて──」
海未「サンタさんは居ます!」
にこ「居るに決まってるじゃない!」
真姫「やっぱり居るんじゃない」
にこ「ごめん、にこ間違ってた」
絵里(そこは守ってあげるのね……)
希(優しい子やなぁ)
絵里「そうね。曲の候補はだいたい挙がったし、次は衣装を決めちゃいましょうか」
にこ「時間が限られているって事は途中での衣装チェンジは無理って事」
花陽「つまりどの衣装にするかは非常に重要……!」
海未「……」
ことり「海未ちゃん?」
海未「いえ、切り替え早いですね……」
真姫「海未ちゃんがライブの話がしたいって言うからじゃない」
穂乃果「穂乃果達は海未ちゃんの言う事ならなんでも聞くよ?」
海未「今日の皆さん、変ですよ……?」
希「うち個人としてはスノハレ衣装がお気にやけど……この時期やと暑いからなぁ」
凛「夏色意外ありえないにゃ」
絵里「海未のボディを堪能できるという意味ではノーブラも中々よ?おへそに腋に太もも──」
海未「りょ、両親の前ですしあまり露出の──」
絵里「ご両親が来ることだし、あまり露出の高い衣装は避けたほうがいいわね」
にこ「どんだけぼららら好きなのよあんた。ここはユメトビよ。最初微妙って思ったけどライブ中の海未ちゃんはまさに天使そのものだったわ」
ことり(微妙……?)
絵里「ダンスタの海賊海未も捨てがたいわ」
真姫「WRよWR」
ことり「もっぎゅー!」
花陽「これSome……」
真姫「それ全員分の衣装ないじゃない」
花陽「海未ちゃんだけ可愛い衣装を着て、花陽たちはバックダンサーに……ってダメだよね……」
ことり「それじゃ海未ちゃんが恥ずかしがっちゃうからやってくれないと思うよ?」
穂乃果「目立つの嫌いだもんね海未ちゃん」
凛「海未ちゃんの希望は?凛はそれに従うよー?」
海未「え?あ、私ですね」
穂乃果「ちゃんと話聞いてないとだめだよー」
海未「そうですね……最近ので言えば、それ僕の衣装はお気に入りですね。あのばってんが──」
絵里「決まりね」
真姫「分かったわ、それ僕衣装ね」
ことり「海未ちゃんがそういうなら決定!」
海未「……あの」
穂乃果「今度はどうしたの?」
海未「さっきから気になっていたのですが……私に対する態度、おかしくないですか?やたらと好意的といいますか」
穂乃果「そうかなぁ?」
ことり「普通だと思うけど……」
絵里「むしろ抑えているくらいよ?」
凛「みんな海未ちゃんが大好きだにゃー!」
花陽「うん……花陽も……好き……」
にこ「私たちのアイドルよ」
真姫「海未ちゃんが嫌なら控えるけど……」
穂乃果「じゃあじゃあ!海未ちゃんは誰が一番好きなの!?」
海未「うぇ!?な、なんですかいきなり!」
絵里「そうね……ここではっきりさせておくべきね」
希「恨みっこなし、やで?」
にこ「ま、にこに決まってるんだけど」
真姫「意味わかんない。にこちゃんの可能性だけはないわよ」
にこ「ぬぁんでよ!?」
真姫「あなたそんなに海未ちゃんと接点ないじゃない」
にこ「なっ!?」
希「ユニット組んでるわけやないし」
絵里「一緒に曲を出したわけでもないわ」
ことり「幼馴染でもないし」
穂乃果「家も遠いし」
にこ「あ……あれ……?おっかしーなー……?」
絵里「私だって一緒に曲を歌った仲だし、練習の指揮やスケジュール調整を共に行っているわ。故に私と海未の共同作業でμ’sは運営されているわ」
ことり「ことりだって可愛い海未ちゃんにこんな衣装着せたい!ってイメージを湧かせているからアイデアが浮かぶんだよ?みんな制服で歌いたいの?」
穂乃果「そもそも穂乃果がアイドル始めよー!って言わなければμ’sはなかったんだよ!?」
花陽「わ、私がファーストライブに行かなかったらあそこで活動終わってたかもしれないよ!?」
希「うちが居なかったらそもそも講堂でライブなんてできひんかったで?」
凛「えっと、えっと……り、凛は一緒にユニット組んでる……にゃ?」
希「それはうちも一緒や」
凛「……あ!海未ちゃんの家で一緒に剣道したことあるにゃー!」
花陽「家に入っちゃったのぉ!?」
凛「海未ちゃんにいろいろ教えて貰ったにゃ~♪」
絵里「あら、家に上がったくらいで喜んでていいのかしら?私は海未を抱いたわ」
真姫「ど、どういうことよ!!」
絵里「どうもこうもないわ……海未は私が抱いた女。それだけの話よ」
穂乃果「穂乃果なんて海未ちゃんと一緒に寝たことあるもんねー!」
穂乃果「海未ちゃんのベッドで」
ことり「穂乃果ちゃん!?」
絵里「ま、まさか……」
真姫「じょ、冗談に決まってるじゃない……」
にこ「ななな何してんのよあんた!」
花陽「嘘だよね!?嘘だと言ってよ海未ちゃん!!」
海未「ま、まぁ……穂乃果ならしょっちゅう泊まりに来ますが……」
絵里「ハァラッショォオオオオオオオ!!!」
穂乃果「手繋いでみたり抱き着いてみたり……ねー海未ちゃん?」
海未「あれは穂乃果が勝手に!」
穂乃果「でも海未ちゃんも嬉しそうじゃーん!」
海未「そ、それは……」
絵里「そうなの……海未……?」
真姫「海未ちゃんに限ってそんなこと……」
海未「そ、それは……」
絵里「後悔……するわよ……?」
ことり「他の人を見ちゃいや……」
花陽「私だけを見て……」
真姫「ちょっと黙りなさいよ。海未ちゃんが困ってるじゃない」
海未「その……」
真姫「……早くしなさいよ」
海未「……穂乃果、です」
穂乃果(っしゃあああああ!!!)
海未「穂乃果が……世界で一番、好きです……」
穂乃果(そこまで言われちゃうとさすがに照れちゃうな)
穂乃果「穂乃果も海未ちゃんの事、世界で一番大好きだよ!」
海未「うぅ……恥ずかし過ぎです……」
希「やっぱり……うちに居場所なんてなかったんや……」
ことり「あの時留学してればよかった……」
花陽「花陽を理解してくれる人なんて……どこにも居なかったんだ……」
凛「お姉ちゃぁああああん!!」
にこ「こ、この程度動じないわ……合コンに彼氏発覚、結婚、飲酒喫煙……そんなのに比べたら……この程度……」
真姫「……使いなさいよ」
にこ「なによこれ」
真姫「どう見てもハンカチじゃない」
にこ「……バカが移るわよ」
真姫「……あなた、宇宙No.1アイドルなんでしょ?アイドルが人前で泣いてんじゃないわよ」
にこ「ならあんたが先に使いなさいよ」
真姫「私は……アイドルじゃないから」
にこ「……そ」
希「うちも……」
ことり「ことりも……」
凛「凛も帰るにゃ……」
花陽「……」
にこ「にこ、今日は急いでるから」
真姫「今日スーパーで卵の特売あるのよね」
海未「あ……行ってしまいましたね……」
穂乃果「じゃあ2人でセットリストとか決めちゃおっか」
海未「……そうですね」
絵里「勢いで出てきちゃったけど……みんなどうするの?」
希「もううちは無理や……」
真姫「これからのこと……」
花陽「今はとにかく忘れたい……かな」
にこ「そうね、こういう事は時間が解決してくれるほかないわ」
ことり「海未ちゃんを忘れるなんてできないよ……」
凛「凛も……」
絵里「……今日は解散しましょう」
ミカ「ちょっと穂乃果!μ’sのメンバーがほとんど休んでるってどういうこと!?」
穂乃果「穂乃果にも分かんないよぅ!」
海未「私達2人しか居ないのですか!?」
ヒデコ「電話とかしたの?」
穂乃果「なんか繋がらなくて……」
海未「私もです……」
フミコ「……あ、繋がった!今日ライブでしょ!?早く来て……やる気しない?何言って──って切らないでよ!」
ミカ「こっちも切られちゃった……やる気しないわーとか……何があったのよ!?」
穂乃果「どどどどうしよう海未ちゃん!ふ、2人でやる!?曲どーする!?うわあああ」
海未「しっかりしなさい!やるしかないでしょう!」
穂乃果「海未ちゃん……」
ヒデコ「とりあえず準備はできるだけやっておくから」
穂乃果「うん、お願い!」
穂乃果「そうだね……スタダとススメならどうにかなりそう……どんなときもとか青春なら最悪棒立ちでも合唱曲みたいなもんだから……」
海未「ではスタダとススメのことりパートは私が歌いますから、穂乃果はいつも通りやってください」
穂乃果「う、うん」
海未「あとはスノハレを入れるべきです。ぼらららも歌いたいです。振りなどはアドリブでどうにかしましょう」
穂乃果「さっきと言ってること違──」
海未「それとラブマジと愛ばんも追加でお願いします告白もいいですねキミのくせにも歌いたいです歌詞分かりますか?」
穂乃果「う、海未ちゃん……?」
海未「それと衣装もうぃんがべーに変更しましょうそうしましょう」
穂乃果「お、おぅ……」
海未「さぁ!両親が待っていますよ!」
穂乃果(変なスイッチ入ると止まらなくなるよね海未ちゃん……)
海未父「……」
亜里沙(お姉ちゃんから聞いたときは凄くショックだった、グラナーダ投げつけてやろうかと思った)
亜里沙(でも、やっぱり亜里沙は海未さんのファンだから……)
アナウンス<μ’sライブ、間もなくでーす!お席についてお待ちくださーい!
海未母「始まるみたいですね」
海未父「……」
海未母「その棒、光るのですね」
海未父「……」
穂乃果「今日は私達2人で歌います。9人のライブを楽しみにしていただいていた方々、大変申し訳ございませんでした」
海未「ですが、全力で歌わせて頂きますので……精一杯楽しんで下さい!」
海未母「あらあら!可愛いお衣裳ですねお父さん見て見て!まるで結婚式みたいですよ!」
海未父「……」
海未母「お父さん……?」
亜里沙(ハァラッショオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!)
亜里沙(私から海未さんを奪い取っておいてよくも堂々と……!!)
穂乃果「では……μ’s!ミュージック!」
海未「スタート!」
絵里「意外に集まりいいわね」
ことり「家に居てもすることないから……」
希「うちも暇やったん」
真姫「たまには息抜きも必要でしょ?」
凛「凛も久しぶりに歌いたいにゃ」
花陽「私も……歌うの好きだから……」
にこ「たまには歌わないと。鈍ったら困るわ」
絵里「……そう」
絵里「ふぅ。何か飲み物頼む?私はコーラ」
希「お茶とかないん?」
真姫「私はコーヒー」
ことり「じゃあ私ココア」
凛「机の下にマンモスあったにゃー」
花陽「あ!凛ちゃん見つけるの早い!」
にこ「それ毎回同じところにあるから」
凛「知らなかったにゃ」
絵里「聞きなさいよ!……まあいいわ。ついでに曲も入れちゃおっと」
『コドクの回廊』
希「選曲最悪……」
希「そういえば今ライブの真っ最中やね」
ことり「中継見てみる?」
にこ「なんでパソコン持ってきてんのよ」
絵里「言い聞かせた事だろう♪」
真姫「メンバー居ないんだし中止じゃないの?」
凛「凛気になるにゃ」
花陽「花陽も……ちょっと怖いけど」
絵里「受け身貫くわたしはコドク♪」
ことり「じゃあ繋ぐね」
穂乃果『ゆずらない瞳が……だぁいすき!!』
海未『大好きです!ほのかぁ!』
ことり「……」
絵里「愛されたいよ だけどあなたは 愛してるほかの誰かを♪」
希「えりちタイミング最悪……」
にこ「あんたこそ空気読みなさいよ!」
真姫「ことり、それ切って」
ことり「う、うん」
凛「見なきゃよかったにゃ……」
花陽「……ハニトー頼みたいな」
凛「かよちん!?どうしたの!かよちんがパンを食べるなんておかしいにゃ!!」
花陽「いいんだよ……凛ちゃん……」
真姫「絵里」
絵里「ん?」
真姫「青りんごサワーお願い」
にこ「あんたも動揺し過ぎよ!」
にこ「私は当然アイドルを続けるわ。……9人に戻れるかはまだ分からないけど」
真姫「私も音楽を続けたい。そう思ってる……9人はちょっと」
花陽「私もアイドルをやりたいな……海未ちゃんをもう見れないけど」
凛「凛は海未ちゃんのこと好きだにゃ……好きなんだにゃ……」
ことり「ことりももっと衣装作りしたいな……」
絵里「……希、μ’sは9人の歌の女神からとったのよね?何かないかしら?私達7人にちなんだ神様みたいなもの」
にこ「この残り物7人でユニットを組むってこと?」
希「そうやなぁ、七福神?」
にこ「……やっぱいいわ」
海未母「海未さん楽しそうですね、おとうさ──」
穂乃果」「みんな おいでぇ!」
海未父「もっともっとー!」
海未母「お父さん?」
穂乃果・海未「「もっと動いて確かめたいチカラ!」」
海未父「ハイ!」
海未母「……」
亜里沙(なんだろう……この気持ち)
亜里沙(アイドルに可能性なんてない……そう思った)
亜里沙(でも、今の楽しそうな海未さんを見ているとこっちも楽しくなっちゃう)
亜里沙(亜里沙が海未さんのファンだから?……きっと違う。亜里沙は今、可能性を感じているんだ)
亜里沙(ほのうみの可能性……ほのうみこそが、人類の可能性なんだ……!)
海未父(高坂さん、娘を……頼みます)
完
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