【ラブライブ!】あんじゅ「完全にフルハウス」
- 2020.03.22
- SS

にこ「私一人でチビ三人のお守りをしてきたけど、これ以上仕事も休めない」
にこ「というわけで、今日から真姫と凛と同棲するわよ」
こころ「真姫おばたんと凛おばたんですか?」
にこ「それ二人の前では言わない方がいいわよ」
ここあ「懐かしいなー。お姉ちゃんが学校卒業してから会ってなかったもんね」
にこ「皆仕事が忙しくってね。けど電話したら、すぐにオーケーしてくれたわよ」
ピーンポーン
にこ「はいはーい。あぁ、真姫!」
真姫「久しぶりじゃない。元気にしてた?」
抱きしめあって背中をとんとんやる二人
ここあ「真姫おばたん久しぶりー」
真姫「おばっ……!?」
にこ「こ、こら二人とも! まだ真姫ちゃんも若いんだから!」
真姫「い、いいのよ。チビ共から見たら2×歳なんておばさんよね」
こころ「まあ、そうですね」
にこ「こころ!」
にこ「そうよ、あの街中に聳える西木野総合病院のお医者さん! そしてゆくゆくは院長になる……」
真姫「あれなら辞めたわよ」
にこ「え?」
真姫「作曲家の夢が忘れられなくってね。医者は忙しすぎて時間取れないじゃない」
こたろう「いまはなにー?」
真姫「害虫駆除のバイトをしてるわ」
真姫「見てよ、この新しいギター。ピアノはにこの家には入らないだろうから、買ったのよ」
にこ「……」
こたろう「だめにんげんー」
にこ「言っちゃダメよ、こたろう」
こころ「けど夢を捨てないのはいいことですよ! お姉様だって、夢を捨てなかった結果アイドルアナウンサーとして活躍されてますし」
真姫「そうよね! そうよね!」
ここあ「今までのまともなイメージが……」
あ、そういう意味か
ようやく理解した
アーアーアーアー アッーーー!
ウェネバハぺツー デットビーティー
ユーメーナ ペーパボーイ イーベンティービー
ナゲットレバヒユ ソバニチョウノプリーン
ソーウォー コンフューズニーーーン
クラーズ ニーダン ネーバスィーン (チェーイ)
ノバー ノージョーチュー
デモニドー ボーエンシュンワイチューニスパー
ドンステーヨー ドゥリーソンツウゥーー
エビウェイユーロー エビウェーイ
イザハー イザハー
アキーノホン ホンチュー
エビウェイユーロー エビウェイ
イザ メイス サンバニドゥ ニージュー
エビウェイユーロー ゥロシャーペーン ロードノーン
クライドゥ ウエイジュー
トュケピドゥ オーーン
エビウェイユー
エビウェーユー オーーン
ドゥビドゥ バッバダー
にこ「凛よ」
真姫「凛、ははは。……冗談よね?」
にこ「冗談じゃないわよ?」
真姫「あの猫メディアンと一つ屋根の下ァ!? 嫌よ!」
ここあ「真姫おばたんは凛おばたん嫌いなの? 私は凛おばたんおもしろくって好きなのに」
真姫「子供じみたことしかやらないから苦手なのよ」
にこ「昔はつるんで花陽の取り合いしてたくせにね」
真姫「昔の話よ」
にこ「そうら、猫メディアンのお出ましだ」
凛「はっははー、皆久しぶりにゃー!」
にこ「久しぶりね、凛」
抱き合って背中をとんとんやる二人
凛「チビ共も大きくなっちゃって!」
チビ三人を抱きしめて頬にキスをする凛
こころ「凛おばたんは変わってないですね」
こたろう「ぽぱいー」
凛「ほうれん草はあるかい、オリーブ」
こたろう「キャッキャッ」
真姫「……」
真姫「ええ……」
抱きしめ合う二人
真姫「キスはいい、やめて」
凛「つれないんだからなー、全く」
にこ「さて、皆が揃ったところで今回二人にお願いしたことの再確認よ」
真姫「チビの面倒を見ればいいんでしょ?」
凛「カントリーマァムを食べてテレビを見る仕事?」
にこ「カントリーマァムを食べてもいいしテレビを見てもいいけど、子供の面倒もちゃんと見るのよ?」
凛「わぁーかってるにゃ」
凛「了解よー。さておチビちゃん達、どこが空いてるか教えてほしいにゃ」
ここあ「あっちの部屋と、ここ」
階段下
真姫「階段の下じゃない! 部屋ですらないわよ!」
凛「凛はこっちでいいよ」
真姫「……いいの?」
凛「真姫ちゃん、壁無かったら耐えられないタイプでしょ? 凛はどこでも寝られるから」
真姫「悪いわね……ありがとう」
凛「ウルトラマン人形にアフリカの仮面にGIジョーに」
凛「ウッドチャックも」
凛「リン、イイヘヤダネ。カベガナイカラカゼトオシモイイヨ」
凛「夏場快適、冬は地獄だよ」
凛「なんとか収まりきるかな? ベッドのスペースだけ確保しておけばいいや」
真姫「あら、小さいけど中々の……」
壁一面に貼られたウサギの壁紙を見て絶句するマッキー
ここあ「ちょっと前まで私が使ってたの。いい壁紙だよね?」
真姫「ああ、うん。いい壁紙よ、可愛い」
真姫「……ウサちゃんだらけの部屋で過ごすの、私?」
にこ「あの二人、しっかり面倒見てるかしら」
スタッフ「矢澤さーん、本番入ります」
にこ「あぁ、はい」
にこ「やあどうも、おはようオトノキザカの時間です」
にこ「お相手は矢澤にこと」
絵里「かしこいかわいいエリーチカが務めさせていただきます」
にこ「いやぁ、ようやく復帰できたわ」
絵里「お母さんがお亡くなりになったそうで」
にこ「そのせいで妹たちの世話に追われて……けれど、私の親友二人が家に来てくれたからもう大丈夫! これからは毎日番組に出られるわ、でね、その親友二人っていうのが」
カンペ『まきで』
にこ「そう、真姫ちゃんと凛ちゃんなのよ! 真姫ちゃんお医者さんだからどうかと思ってたんだけど、それが聞いてみたらびっくりで」
絵里「はあ……」
こたろう「ぶうーうー」
真姫「何この臭い」
凛「こりゃあれだよ、子供がよくやる……」
こたろう「うわぁぁん、うわぁぁん」
凛「ウンコだ」
真姫「嘘でしょ、だってこの子もう小学……」
凛「小学校に入っても漏らす子は漏らすにゃ。見た感じオムツでズボンが膨らんでるようだし……」
こたろう「おう」
凛「ウゥーップ、強烈なやつにゃ」
真姫「オムツなんて付け方分からないわよ?」
凛「凛もだよ」
こたろう「うぇぇぇん、かゆいー」
こころ「とりあえず、こたろうはお風呂にいってきなさい!」
ここあ「オムツのかえかた教えるから、二人も覚えてね」
真姫「ごめんね……」
凛「凛達いらなかったんじゃないかにゃ」
にこ「ふー、疲れた疲れた。久しぶりにやると緊張するわね」
ジャジャジャジャジャーン
にこ「音楽がうるさいわね、どこのアホかしら」
にこ「私の家じゃないの」
にこ「ただいま、ギターでも弾いて……は?」
バンド仲間1「ギャギャーン」
バンド仲間2「ダダダッダダダ」
バンド仲間3「ビシシシシシ」
真姫「ギュラララララ」
凛「コンガ!」
ここあ「コンガ!」
こたろう「コンガ!」
こころ「お姉様、お帰りなさい」
にこ「あ、あんた達……!」
こたろうはもうすぐ中学生と思われる
真姫「私のバンド仲間よ。三人が音楽聴きたいっていうから」
ここあ「最高だったよ」
こたろう「みゅーずー」
真姫「この生の感想! くぅー、たまんねぇ!」
にこ「凛は何してたのよ」
凛「コンガしてたよ」
にこ(コンガって何よ……)
真姫「そうなのよ、途中までは和製ロックをやってたのに、凛が乱入してコンガにしちゃったのよ!」
凛「だってコンガ楽しいにゃ」
真姫「何でもコンガにするからダメなのよ!」
凛「ああ、分かったよ認めるにゃ! 凛はコンガ中毒です!」
にこ「乾杯」
真姫・凛「乾杯」
にこ「今日1日子供達の面倒を見てみて、どうだった?」
真姫「疲れたわ。よくあんなこと一人でやれてたわね」
凛「凛はそうでもないにゃ」
真姫「そりゃあんた、途中からカウチポテト化してたからね!」
にこ「ふふっ」
真姫「何よ」
にこ「真姫も凛も、仲良さそうだなあって」
真姫「だ、誰がこんな猫メディアンと!」
凛「猫メディアンは酷いにゃ!」
にこ「仲いいのか悪いのか、先が思いやられるわね」
ごちゃ混ぜ家族誕生 終わり
続きみたいにゃー
スタッフやバンド仲間があんじゅちゃんだったとかいうオチはやめてよね
一人がもしあんじゅなら…
メインすら出し切れるか微妙なのに
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