【ラブライブ!】 花陽「米国?」
- 2020.03.29
- SS

花陽(7)「り、凛ちゃん!たいへんだよぉ!」ハァハァ
凛(7)「? かよちんどーしたのー?」
花陽(7)「はぁっ…はぁっ… とっ、とにかくこれみて!」バンッ!
『 米 国 』
凛(7)「かよちんはもうかんじ?のよみかきできるんだよね! やっぱりかよちんはすっごーい!」
花陽(7)「えへへ……そんなことないよぉ… ///」
花陽(7)「…って、そうじゃないんです!大変なんです!」
凛(7)「たいへんって、これがどうしたの?」
花陽(7)「とにかくたいへんなんですーっ!」
ーーー
凛「かよちん、おちついた?」
花陽「ご、ごめんね。ついあつくなっちゃって……」
凛「ううん、それはいいんだけど… それで、どうしたの?」
花陽「えっと、いまからひとつずつせつめいするね」
花陽「この本に書いてある字のことなんだけど…」
花陽「まずこっちの、なんかちょんちょんがいっぱいあるのは『おこめ』のこめって字なの」
凛「ええっと、『おこめ』ってかよちんの大好きなごはんのこと?」
花陽「そう! おぼえてくれたんだぁ!」
凛「なんかいも言われたからね、凛もいっしょにおぼえちゃった!」
花陽「えへへ… 凛ちゃんありがとーっ」
凛「へへへー……///」
花陽「あぁ… なんだかみてるだけでおなかすいてきちゃったよぉ~」
凛「おゆうはんまでがまんだね」
花陽「ごはんだったらいいなぁ……」
花陽「うぅっ、もうおなかぺこぺこですっ…」グー
凛「凛もおなかへってきたよー」グー
りんぱな「はぁー……」グーグー
ーー
凛「それで、こっちのちょっとかっこいいやつは?」
花陽「こっちの字はね『くに』って字なの。」
凛「くに?」
花陽「えっと。うーん。わかるかなぁ…」
花陽「いますんでる『くに』は『にっぽん』ってところなんだけど… これは凛ちゃんも聞いたことあるよね?」
凛「きいたことあるけどよくわかんないや…」
花陽「うーん、どうやって説明したらいいのかなぁ…… 」
凛(かよちんこまってる…)
凛「あ、そうだ!いいこと思いついた!かよちんちょっとまってて!」ピュー
花陽「?」
花陽「」
花陽「り、凛ちゃん… いまのどうしたの…?」
凛「えっと、パパのけーたいで調べてもらったんだ!そしたらこうかいてあったの!」
花陽「でっ…でも、いまなにも見てなかったよね…?」
凛「? それがどうしたの?」
花陽「な、なんでもないよ あはは…」
花陽(凛ちゃんってこんなにきおく力よかったっけ…?)
凛「えっと、『こっか』のせつめいはね…」
花陽「り、凛ちゃん!? い、いわなくてもだいじょうぶだよっ?」
凛「? そうなの?」
花陽「い、いまからわたしがわかるようにお話するから、凛ちゃんはしばらくおくちにチャックしててね?」
凛「はーい」
花陽「えっと…『くに』ってかんたんに言うとね、わたしたちのまわりのものぜーんぶのことなの」
花陽「例えば、凛ちゃんのママとか、町内のおばさんとか、クラスのみんなとか、学校の先生とか」
花陽「おようふくとか、公園のブランコとか、えんぴつとか、てれびとか…」
凛「……」
花陽「他には、だいこんさんとか、にんじんさんとか、ごはんさんとか、」
花陽「いぬさんとか、くまさんとか、ぞうさんとか、きりんさんとか」
花陽「そういうのの、ぜーんぶのことなの」
花陽「うん。」
凛「ぜんぶかぁ…」
凛「凛がいつもきらわれてるねこさんも?」
花陽「そうだよ」
凛「手のとどかないところにいるとりさんも?」
花陽「もちろん。みんな、なかまだよ」
凛「おそらのくもや、じめんのつちも?」
花陽「そう。ぜんぶ、ぜんぶだよ」
花陽「そうだよ」
凛「かよちんも?」
花陽「もちろんそうだよ」
凛「そうなんだ。」
凛「そうなんだ。」
花陽「うん、そうだよ。」
凛「凛、なんだかわかった気がする」
花陽「……」
凛「うつわなき液体は、どこにもみたすことができない」
凛「だから、凛たちはそのおかげで、たとえどれだけはなれていてもぜったいにみんなとつながっていられるんだ」
凛「おつきさまにいるうさぎさんも、うみをおよぐおさかなさんも……ぜんぶ、ぜんぶ」
凛「ぜんぶ、つながってるんだぁ」
凛「ははっ… こんなにかんたんなことだったんだね。ずいぶんととおまわりしたきがするよ」
花陽「……」
花陽「……そうだよ」
花陽(どうしよう、凛ちゃんがおかしくなっちゃいました……)
凛「えっ? あ、うん 」ゴクゴク
花陽「ど、どう?」
凛「どうって、なんのこと?」
花陽「な、なんでもないよ」
花陽(なおった、のかな……?)
凛「?」
花陽「それで、話のつづきなんだけどね」
花陽「ええと、どこまでいったっけ」
凛「ごはんが『おこめ』っておはなしと、『くに』がぜーんぶだってこと!」
花陽「そうだったね……」
凛「うわわっ! いきなりおっきな声だすとびっくりしちゃうよー」
花陽「あっ、ごめんね凛ちゃん…」
凛「ううん、ちょっとおどろいただけだしだいじょうぶだよ」
花陽「はなよ、はんせいです……」
花陽「えっとね、いままでのはなしをまとめるとね」
花陽「米国、『おこめのくに』ってことは、つまりそこはぜーんぶおこめなんです!!!」ドドーン!
花陽「そうです!がっこうも、ねこさんも、にんじんさんも、ぜーんぶおこめでできてるんです! 」
花陽「ごはんにかこまれてせいかつだなんて、あぁ……なんてゆめのようなせかいなんだろぉ…」じゅるり
花陽「それって、てんごくぅ?!」
凛(かよちんがおかしくなっちゃった…)
花陽「凛ちゃんんんっっ!!!」
凛「はっ、はいぃ……」
花陽「凛ちゃん、甘いですっ!!ごはんよりあまあまですっ!」
花陽「ふだんわたしたちが食べているおこめでさえたくさんのしゅるいがあるのに、ましてやたきかたや水かげんがちがえばそれはべつのごはんだといってもいいくらいなんです!!わかってるんですか?!!?!!」
凛「はいぃ……」
花陽「たぶんそこにはきいろいおこめやほそながいおこめ、かたいおこめややわらかいおこめ…… 花陽がみたことのないおこめがぜんぶあるんですっ!!!」
花陽「そして花陽はきゅうきょくのおこめをもとめてたびにでるんです……ああ、そうぞうしただけでよだれが……」
花陽「それなのにいったいどうしていらないなんていうんですかっ!!!」
花陽「……はっ!またやってしまいました ……」
花陽「ちょっとお水もらうね」ゴクゴク
凛「………」
花陽「ぷはぁ」
花陽「とにかく!そんなゆめのようなところがあるなら行かないわけにはいきませんん!!!」
凛(なおってないし… ま、いっか)
凛「…でも、ほんとにそんなところあるの?」
『米国旅行! コース料金でぜんぶまとめて○○円!!』
花陽「きっと、こうやってごはんがすきなひとたちがあつまってるんです」
凛「ほぇ~ 」
花陽「花陽もいっかい行ってみたいなぁ~ ママにたのんでみようかなぁ…」
凛「絶対そのほうがいいよ!」
花陽「でも、花陽のお家、旅行とかあんまりしないし……」
凛「きっとだいじょうぶ! だって、かよちんのママも、かよちんがごはん大すきなことしってるもん!」
花陽「凛ちゃん……」
花陽「えへへ……/// なら、きょうかえったら聞いてみるね」
凛「うん!」
ーーーーー
ーーー
花陽「きのうのことなんだけどね……」
凛「昨日? あっ、おこめのくにのこと?どうだったの?」
花陽「あのあと帰って、おゆうはんのときにママに言ってみたんだけど、」
凛「うんうん」
花陽「花陽にはまだはやいから、もう少しおおきくなったらねって言われたの……」
花陽「やっぱり、たくさんたべれるようになるまで行ったらダメなのかなぁ」
凛「そっかー ざんねんだったね……」
花陽「うん…」
花陽「うん……そうだね、そうだよね!」
凛「そのときは凛もいっしょにおねがいしよーっと!ごはんたべてるかよちんって、すっごくかわいいんだーっ!」
花陽「り、凛ちゃんはずかしいよぉ……///」
凛「そうと決まったら、いまからたくさんたべるれんしゅーしないとね! ほら、かよちんもともとあんまり食べないし」
花陽「ちょっと食べるとすぐおなかいっぱいになっちゃうんだよねぇ」
花陽「うん!わかったよ、凛ちゃん!これからたくさんたべるれんしゅーする!」
凛「そのいきだよ!」
こうしてかよちんはぷにぷにになったのでした
おわれ
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