【ラブライブ！】海未「壁ドン？」

海未「暇…ですね…」

真姫「どうしたのよ、海未にしては珍しい台詞ね」

海未「今日は練習休みですが、穂乃果やことりも担任に呼び出されてしまい、何となく部室に来たものの、真姫はひたすらファッション雑誌ばかりみてて相手にしてくれないなーと」

真姫「状況説明お疲れ」

海未「いえいえ」

海未「おや」

真姫「？」

海未「真姫、そのページの『壁ドン』とは何でしょう？」

かーべーはー

真姫「知らないの？もう結構浸透してる言葉だと思ったけど」

海未「アパートとかで隣人がうるさい時に『ﾄﾞﾝｯ!』と壁を叩くっていう…」

真姫「違うし、何で女子高生がそっちを知ってるのよ」

海未「では、どういったことをいうのですか？」

真姫「えーっと…///」

海未「ちょっと雑誌借りますね」ﾋｮｲｯ

海未ちゃんのこと壁って言うのやめろや

期待

海未「フムフム…」

真姫「わかった？」

海未「はい、つまりは異性に対して壁に手をついて逃げ場を無くして顔を近付けるわけですね」

真姫「逃げ場って…」

海未「真姫、ちょっと立ってみてください」

真姫「ん？」ｽｯ

ﾄﾞﾝｯ!

真姫「ふぇっ！？」ﾋﾞｸｯ

海未「真姫…」

真姫「え、海未？ちょっと…！///」

海未「凄いですよ真姫、触れていなくても真姫の心臓の音が聴こえてきそうです…」

海未「これが壁ドン…」

ｶﾞﾁｬｯ

にこ「おつかれー…って…」

うみまき「あ」

にこ「あんたたち部室で何してんのよ！」

真姫「に、にこちゃん、あのね、これはその…」

海未「真姫に壁ドンです」

にこ「！」

にこ「そ、そう、あんたたちってそういう関係だったのね…」

真姫「海未、何言ってるのよ…！」

海未「にこもここにきてください」

にこ「え？」

海未「壁ドンはいいものです。是非にこも真姫に壁ドンを」

にこ「は？どういうこと？」

海未「遠慮せずともやってみてください。ほら」ｸﾞｲｯ

にこ「うわっ！」ﾄﾞﾝｯ!

ヘタレ攻めとか最高です

真姫「にこちゃん…」

にこ「真姫…」

真姫「…顔が…近いよ…//」

にこ「うん…//」

海未（おお、見てる側というのも中々興味深いですね…）

海未（なんだか良い雰囲気ですし、二人きりにしましょう）ｿｰｯ

女のいう壁ドンは認められないわぁ

にこの胸というあまりにも平坦な壁
壁ドンしなきゃ(使命感)

―廊下

海未「壁ドン…実に面白いですね…」ﾃｸﾃｸ

希「お、海未ちゃん」

海未「希、丁度いいところに」

希「いいところ？壁ドンがどうとかって呟いてけどそのこと？」

海未「はい、壁ドンの話しを誰かに聞いてもらいたかったところでして」

希「もしかして気になる男の子に壁ドンでもされたん？」ﾆﾔﾆﾔ

海未「いえ、真姫にしてきました」

希「え？」

海未「今は部室でにこが真姫に壁ドンでそろそろWonderful Rushなころかと思います」

希「よく分からんけど、分からんほうが良さそうやね」

ラーメン

ご飯

ワッフル

トマト

絵里「希、お待たせ」

海未「絵里」

絵里「あら、海未も居たのね」

希「エリチ、壁ドンって知ってる？」

絵里「知ってるけど…それがどうしたの？」

希「海未ちゃんがそれに興味津々みたいなんよ」

絵里「へぇ…意外ね」

海未「そうですか？」

絵里「ええ、海未はそういうのは『破廉恥です！』って否定しそうだから」

海未「異性同士ならそう思いますが、同性同士なら問題ないかと」

絵里「ある意味そっちのほうが問題よ」

なにこれ最後ことほのになって海未ちゃん余りとかにすんなよ？

海未「二人は壁ドンの経験などあるのでしょうか」

絵里「流石にないわよ」

希「そうやろな、現実で壁ドンなんて経験してる人ほとんどいないと思うよ」

海未「そうなんですか…」

絵里「海未はあるの？」

希「さっきやってきたみたいや」

絵里「え？」

希「真姫ちゃん相手にね」

絵里「ちょっと見てみたかったわね」

海未「壁ドンはいいものです、是非二人も経験してみるとよろしいかと」

絵里「残念ながらお相手が…」ﾀﾞﾝｯ!

希「エリチ…」

いいね

海未「キター」

希「ウチじゃ嫌？」

絵里「嫌じゃないけど…こんなところでどうかしてるわよ…！//」

希「もう…すぐに顔赤くなってまうんな」

絵里「な、なんか手馴れてない？」

希「相手がエリチやから自然に…」

希「からかえるんや」ﾊﾟｯ

絵里「はぁ～」ﾍﾅﾍﾅ

希「エリチは可愛いなー」

絵里「もう…許さないんだから…」

海未（とても良いものをみせてもらいました…）

海未「さて、外に出てきましたが…」

凛「海未ちゃんだにゃ」

海未「おや、凛…と花陽も一緒ですか」

花陽「うん、これからアルパカさんの餌やりなんだけど海未ちゃんも来る？」

海未「はい、お邪魔でなければ是非」

アルパカ「フェー」

花陽「はい、ご飯だよー」

凛「いっぱい食べてねー」

海未「…」

花陽「海未ちゃん、何か考え事？」

海未「はい、アルパカに壁ドンしたらどうなるのかなと」

凛「なんか海未ちゃんぶっ飛んでるにゃー」

アルパ姦！という同人誌があってだな……

海未「花陽、どちらがオスか分かりますか？」

花陽「白いほうがオスで、茶色のほうがメスだよ」

海未「凛、オスパカさんに壁ドンを」

凛「わけがわからないよ」

海未「真姫の本には壁ドンは異性同士と書いてありましたので、是非見てみたいのです」

花陽「それ以前の前提が間違ってる気がするけど」

凛「面白そうだしいっか」

花陽「いいんだ…」

キュウ凛

凛「ちょっと失礼するよっと…」ｽｯ

ﾄﾞﾝｯ!

オスパカ「フェー？」

凛「首長いし身長も違うしでなんか微妙にゃー」

オスパカ「フェー♪」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

凛「く、くすぐったい！」

花陽「アルパカさん遊んでくれると思ってるのかな」

メスパカ「フォ…」

メスパカ「フォー！」

レイザーラモンかよ

海未「花陽、メスパカさんのほうはヤキモチみたいですよ」

メスパカ「フォー！」ﾀﾞﾀﾞｯ

花陽「凛ちゃんあぶない！」ﾀﾞｯ

ﾄﾞｶｯ

…

凛「かよちん！大丈夫！？」

花陽「う、うん、なんとか…」

メスパカ「フォー…」

海未「これは…!」

海未「花陽がメスパカに押し倒される形に！」

海未「床ドンとは…」

花陽「ｿﾝﾅｺﾄｲｯﾃﾅｲﾃﾞﾀｽｹﾃｰ…」

―廊下

海未「ふぅ、壁ドンを超える床ドンがあったとは…」

海未「これまた良いものを見せてもらいました」

穂乃果「うーみちゃん♪」

海未「穂乃果」

ことり「私もいるよ♪」

海未「二人とも、もう先生の用事は終わったのですか」

ことり「うん、それよりも海未ちゃんなんだか面白いことしてるみたいだね」ﾄﾞﾝｯ!

穂乃果「色々と聞いてるよ～」ﾄﾞﾝｯ!

海未「！」

海未（二人からのダブル壁ドン…！）

壁ドンSSっていいよな

穂乃果（ねぇ、海未ちゃんってこういうのがいいの？）ｺｿｯ

ことり（壁ドンされたいなら素直に言ってくれればしてあげるのに♪）ｺｿｯ

海未「う…左右の耳元で同時に囁かれると…//」

ことり（気持ちいい？）

穂乃果（海未ちゃんって変態さんだったんだ…）

海未「うう…っ//」

穂乃果（ねぇ、海未ちゃん、このままことりちゃんと一緒にお耳を…）

ことり（舐めてもいい？）ﾁﾛｯ

海未「ひゃうっ」

ことり（海未ちゃんのお耳かわいいよぉ）

穂乃果（じゃあ、せーのでいくよ）

海未「や、やめてください…//」

穂乃果（せーのっ…）

海未「うう…」ｸﾞｯ

海未「…」

海未「あれ？」

穂乃果「えへへー、期待しちゃった？」

ことり「ちょっと舐めちゃった♪」

海未「もう…びっくりしました…」

穂乃果「どう？壁ドンされるほうは？」

海未「心臓に悪いですね、とても」

ことり「そんなにドキドキしてくれたんだ」

海未「そりゃ、貴方たちですから…」

穂乃果「お、嬉しいね！」

ことり「逆に照れちゃう…」

穂乃果「でも、花陽ちゃんには謝らないとね」

海未「すみません…どうも周りが見えなくなってしまって…」

海未「あの…謝ってくるのでその後に…」

穂乃果「…じゃあ、二人とも家くる？」

おしまい

おつ

おとぅ

家でいったいナニするんですかね…私気になります