【ラブライブ!】凛(ラーメン780円…餃子300円…。餃子は諦めるしかないか…)真姫「あら?凛じゃない。どうしたの?」
- 2020.04.01
- SS

真姫「ここはラーメン屋…。もしかしてこれから食事だったの?」
凛「ううん、ウィンドウショッピングしてただけだにゃ。…はぁ」
真姫(もしかして食事代を持ってないのかしら?)
真姫「凛、貴女まさかお金無いの?ご馳走してあげるからついてきなさいよ」
凛「そんな言い方…。確かに凛はお小遣い少ないけど…。姫は人の心がわからない」
真姫「誰よ姫って」
凛「真姫ちゃん」
真姫「へへっ///」
凛「凛はラーメンが食べたいにゃ~♪」
真姫「ダメよ。ラーメンのスープが服に飛ぶかもしれないでしょ。牛タン定食をご馳走するからそれにしない?麦飯にトロロが最高に美味しいんだから」
凛「うん…」シュン
亜里沙「ハラショォ…おぉ…ハラショォオ…」
真姫「さ、二人とも行くわよ」
亜里沙「ガッテンです!」
亜里沙「話せば長くなります」
真姫「そういうこと」
凛「そっかぁ」
亜里沙「凛さんは何故ラーメン屋の前に居たんですか?」
凛「話せば長くなるにゃ」
亜里沙「なるほど、ラーメンを食べようと思っていたけれど、ショーウィンドウの中に陳列されるラーメンの見本に表示される値段が予想より高くて迷っていたんですねっ」
凛「はい」
真姫「さすが絵里の妹ね。日本語が上手」
亜里沙「それほどでもない」
パソコンからですみません
凛「ちょっと難しいにゃ…」
凛の足は靴擦れで水膨れができていた
亜里沙「新しい靴ですね。羨ましいです。とりあえず水膨れは針で穴を開けて中の液体を抜いて絆創膏を貼っておきましょう。真姫さん、凛さんをおんぶしてあげて下さい」
真姫「やぶさかではないわね」
凛「ありがとう」
真姫「そういう考えもあるわね。別の考えもあるけど。じゃ、行くわよ」
通行人A「しかし何故牛タンなんだい?言っちゃぁ何だが、日本の牛タンのほとんどがアメリカからの輸入に頼ってる状態だ。西木野さんの舌を満足させる牛タンを出す店があるとはとても思えない」
真姫「なるほど、よく知っていたわね。だけど、私がこれから行くお店で出す牛タンは国産牛のタンを使っているの。値段に見合う価値はあるわ」
通行人A「なるほど。ところでその靴が邪魔だろう、私が持つよ」
凛「そんな、知らない人に持ってもらうなんて悪いにゃ」
通行人A「気にするな。多分行き先は同じだろうから」
亜里沙「あ、あなたはまさか…」
亜里沙「はい」
凛「凛は知りません」
亜里沙「貴女は知っているはずです」
通行人A「私の名前は統堂英玲奈です」
真姫「ラブライブで会いましたね」
英玲奈「はい」
亜里沙「行き先が同じだというのはどういうことですか?」
英玲奈「西木野さんが行こうとしているお店はUTXの中にあると思います。そうですよね」
真姫「そうです」
英玲奈「そういうわけで一緒に行きましょう」
凛「お言葉ですが凛は人見知りなので靴は自分で持ちますし、ご同行は遠慮させていただきます」
英玲奈「そうですかわかりました。同じスクールアイドル同士ですし、また会うこともあるでしょう。その時はまたよろしくお願いします」
真姫「はい、こちらこそよろしくお願いします」
英玲奈「さようなら」
真姫「さようなら」
凛「はぁ~、緊張したにゃ~」
亜里沙「亜里沙もです!まさかあのA-RISEの英玲奈を生で!しかも会話まで!」
真姫「そうね。私も緊張して手に汗が」
亜里沙「どうかしたの?」
凛「凛の靴…」
真姫「さっきのトードーさんが持って行っちゃったのね」
凛「凛のプレミア物のエアマックスが…」
亜里沙「ドンマイ!」
凛「うん…」シュン
真姫「ああ、あれね。実は輸入かもしれないわ」
亜里沙「えぇっ、そうなんですか!?」
真姫「でも国産かもしれないわ。一ついえるのは一介の女子高生にはわからないってことよ」
凛「確かに」
亜里沙「それでどこのお店に行くの?」
凛「アレか~」
亜里沙「なるほど、アレですね」
真姫「そうアレよ」
凛「そっかぁ」
亜里沙「はいっ!」
真姫「亜里沙にはさっきお世話になったからね」
凛「お世話?どんなお世話になったんだにゃ?」
亜里沙「実は真姫さんがアキバのアイドルグッズ専門店でμ’sのグッズを買いたかったみたいなんだけど、自分で自分のグループのグッズを買うのは恥ずかしくて抵抗があったみたいなんです。それを偶然居合わせた亜里沙が代理購入してあげたんです」
凛「へぇ、そうだったんだ~」
真姫「べ、別にいいでしょ///」
真姫「ま、そういうわけで私と亜里沙が一緒に居たってわけ」
凛「納得したにゃ」
真姫「ロシアじゃ牛タンは食べないの?」
亜里沙「さぁ…?よくわかんないです」
凛「なら仕方ないにゃ」
真姫「それじゃあ今日は亜里沙の牛タン処女喪失記念日って事になるわけね」
凛「何言ってるの」
真姫「ごめん」
亜里沙「そうですよね。それを言うなら牛タン童貞卒業記念日ですもんね」
凛「そうにゃそうにゃ」
真姫「そっかぁ」
凛「すごい人だかりにゃ」
人ゴミ「キマシタワー」
有象無象「キマシタワー」
女生徒「キマシテルー」
凛「何だか凛たち、歓迎されてないかにゃ」
真姫「確かにこっちをジロジロ見られてるわね。写メまで撮られてるわ」
凛「ラブライブで優勝しちゃったからかな?」
亜里沙「凛さんを真姫さんがおんぶしてるからですね」
真姫「確かにそれじゃ目立っても仕方ないわね」
亜里沙「亜里沙が思うに、今回の真姫さんと凛さんのおんぶでUTX乗り込みはネットで話題になると思う」
凛「目立つのは嫌だし、早く食べに行こうよ真姫ちゃん」
真姫「わかった」
凛「無視にゃ、無視」
亜里沙「牛タン、麦飯、トロロ、楽しみです!」
凛「でも真姫ちゃん、お金は大丈夫なの?」
真姫「ま、大丈夫でしょ。根拠は無いけれど」
亜里沙「いくら持ってるの?」
真姫「三百万円くらいかしら」
凛「じゃあおかわりしよっかにゃ~」
亜里沙「ずるい!亜里沙もいっぱい食べる!」
真姫「はいはい、好きなだけ注文していいから早く行くわよ」
亜里沙・凛「はい」
真姫「高校生が持つにはまだ早いんじゃない?私はカードなんて持ってないわ」
亜里沙「それにしてもUTXの生徒はやっぱりお洒落…。なんだか気後れするかも…」
真姫「お洒落したらいいんじゃない?亜里沙は素材だけなら亜里沙は全国上位なんだから」
亜里沙「でも、どんな風にしたら…」
真姫「そうね…もっとこう、シルバーとか巻いたらいいんじゃないかしら☆」
亜里沙「なるほど」
凛「それよりお店が激混みだにゃ。お店が空くまでどこかで時間潰さない?」
真姫「なら別フロアのサ店(サテン)に行くわよ☆」
凛「さすがは真姫ちゃん、大人って感じで憧れるにゃぁ」
笑ってしまったじゃないか
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亜里沙「アイスココア…美味しい…」
凛「真姫ちゃんは凛をおんぶしてたから疲れて喉が渇いてるはずなのに、何でそんなにチビチビと飲んでるの?」
真姫「コーヒーをガブガブと飲んだらはしたないでしょ」
凛「本当は苦くて飲めないんじゃないの~?」
真姫「ええそうよ」
亜里沙「そっかぁ」
凛「だったら仕方ないにゃ」
真姫「でしょ」
亜里沙「うん」
凛「わかるにゃ」
真姫「ジュース…頼めば良かった…」
凛「何を頼もっかな~」
亜里沙「牛タン生ハム寿司がいい。六個だから三人で二個ずつ食べられるよ」
真姫「お寿司を数える単位は『貫』なのよ」
亜里沙「ハラショォ…」
凛「限定メニューはさすがにもうないだろうから、凛は厚切り仙臺トロ牛タン定食を大盛りで玉とろ蔵王地養卵入りと仙臺牛タンカツレツカレータルタル添えを単品でお願いしようかな」
亜里沙「亜里沙はスペシャルセット大盛りとトロロのをお願いします」
真姫「本当なら極厚切り仙臺花咲トロ牛タンを食べたいし食べさせてあげたかったんだけど、限定だから仕方ないわね。私も適当に食べるわ」
亜里沙「お寿司も忘れないでね」
真姫「わかってる」
凛「あと、鹿島台デリシャストマトジュースを人数分。真姫ちゃんのお目当ては本当はこっちだったんじゃない?」
真姫「へへっ」
おしまい
謎の魅力がある
謎の中毒感があるわ
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