【ラブライブ！】穂乃果「ねぇ！」

にこ「なに｣ﾁｸﾁｸ

穂乃果「…なんにもない」

にこ「今集中してるから」

にこ「用がないなら話しかけないで｣ﾁｸﾁｸ

穂乃果「…」

にこ「服｣ﾁｸﾁｸ

穂乃果「それは分かるけどさぁ…」

穂乃果「…」

穂乃果「部室じゃなくて家でやればいいじゃん」

にこ「家はチビ達がいるから｣ﾁｸﾁｸ

穂乃果「…」

にこ「もう、なによ鬱陶しい」

穂乃果「その服さぁ」

穂乃果「海未ちゃんのだよね」

にこ「…」

にこ「そうだけど｣ﾁｸﾁｸ

にこ「それが？」

穂乃果「…」

穂乃果「なんで、海未ちゃんの服を直してるの」

にこ「破れちゃったからよ｣

穂乃果「…そうじゃなくてさぁ」

にこ「私が破いちゃったから｣ﾁｸﾁｸ

穂乃果「…」

にこ「最近」

穂乃果「…どこで」

にこ「ショッピングモール」

穂乃果「…」

穂乃果「海未ちゃんと、二人？」

にこ「えぇ｣ﾁｸﾁｸ

穂乃果「見せびらかしてるの？」

にこ「ん？」

にこ「なにを？」

穂乃果「その、服」

にこ「破れた服なんて見せびらかさないわよ」

穂乃果「…そうじゃない」

にこ「…」

穂乃果「一緒に出かけたことをさ…見せつけてるの？」

にこ「…さぁ」

穂乃果「最近、変わったよ」

にこ「…」

穂乃果「なんかね、派手になったの」

穂乃果「すごく可愛くなっちゃった」

にこ「…そう」

穂乃果「あまり話さなくなっちゃった」

にこ「…」

穂乃果「顔が引きつってて」

穂乃果「この前なんか」

穂乃果「やめてください」

穂乃果「だってさ」

にこ「…へぇ」

穂乃果「…」

にこ「そうね｣

にこ「…そんな」

にこ「誰もが認める」

にこ「かわいい彼女ができて」

にこ「私は幸せだわ｣ﾁｸﾁｸ

穂乃果「…」

にこ「ん？」

穂乃果「海未ちゃんを返して」

にこ「なに言ってるのよ」

にこ「海未は元々あんたのものだったの？」

にこ「妄想もいい加減にしときなさいよ」

穂乃果「妄想なんかじゃない！！！」

穂乃果「海未ちゃんは穂乃果が好きだった」穂乃果「穂乃果は海未ちゃんが好きなんだよ」

にこ「…できた」

にこ「ほら、服が直ったわ｣ﾋﾟﾗｯ

穂乃果「…」

にこ「なに｣ｶﾀｶﾀ

穂乃果「穂乃果が知ってる海未ちゃんが消えた」

穂乃果「好きだけど好きになれないよ」

にこ「ここにいるわよ｣ｶﾁｶﾁ

にこ「ほら、この写真とかすごい笑顔じゃない」

にこ「海未は前と変わらないわよ」

穂乃果「…なんで？」

にこ「ん？」

穂乃果「嫌だよ！！！」

穂乃果「海未ちゃんとイチャイチャしてるのを見せつけないでよ…嫌だよ…」

にこ「そう」

穂乃果「なんで…！？なんのためにこんなことするの！？」

穂乃果「ストレッチの時に二人が組んでるだけで嫌なの！！！！」

にこ「へぇ」

にこ「この写真は？｣ｶﾁｶﾁ

穂乃果「ぁぁぁぁぁああああ！！！」

NTRって知ってる？

私、あれがすごい好きなのよ

穂乃果「やめろ！！！」

にこ「これとか｣ｶﾁｶﾁ

穂乃果「…やめろ」

穂乃果「やめて…」

にこ「どう？｣ｶﾁｶﾁ

穂乃果「ううぅ…｣ｼｸｼｸ

だから他人のを見たいんだけど…そんな都合よくならないわよね

え？にこちゃんが取る？…それなら…うん

それ、いいわね！

にこ「どうしたの穂乃果」

にこ「なに泣いてんのよ」

にこ「…」

にこ「海未の唇は、とっても甘かったわよ」

穂乃果「…！！」

穂乃果「…う、うそ、やだ」

穂乃果「やだ、やだ…や「動画、見る？」

穂乃果「うそ、うそだよ、絶対そんな…海未ちゃんがそんな…「再生するわね｣ｶﾁｶﾁ

あっ//そこ…なんかムズムズして…//
ふぁぁっ！///

ふっ、ふぅ…//
これは運動になりますね//

えっ、撮ってる！？

ちょっやめてくださいよ、もう//

自分で使うため？使うってどういう意味ですか？

…！//

もうっ//

んぶっ！？
んっ…

ﾌﾟﾊｯ…舌が絡むとなんかこう…あれですね//

穂乃果「やだ、ちがう、ちがう」

穂乃果「ちがうちがうちがう！！！ちがう！！！！」

穂乃果「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！」

穂乃果「海未ちゃんはどこ！！？海未ちゃん！！！」

穂乃果「海未ちゃん…海未ちゃん…」

穂乃果「海未ちゃん…｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

にこ「まだあるけど再生する？」

穂乃果「海未ちゃん…｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

にこ「聞いてるんだけど」

穂乃果「…｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

にこ「…」

それは中々…グッと来ちゃうわね

好きな人が他人に犯されてる映像を見る…
これ以上ないわね！
ふふっ、楽しみにしてるわ…

にこは、真姫ちゃんの望むことはなんでもするわ

本当に愛しているの

愛してるわ

今回は海未を墜として、穂乃果に絶望を与えたわ
ちゃんとカメラも設置しておいた
時間になったら、映像が真姫ちゃんのもとに届くようになってるわ

…私ね、本当に愛しているのよ
だからね、今回はサプライズを用意したの
とっておきのサプライズ

真姫「ん、にこちゃんから…」

真姫「あ！動画ね！！遂にきたわ…！！」

ﾎﾟﾁｯ

真姫「…え？」

穂乃果「…」

混乱、放心状態で表には出てこない
この状態から放たれたとき
視線の中に、私を捉えたらどうなるか？
まず怒りや憎しみが沸く
そして、その感情をぶつけようとするわよね
私はね
彼女に、感情をぶつける方法を一つ示すの
それは暴力
机に、不自然に置かれたナイフを見て、精神状態のおかしい彼女は私の意図に気づくかしら
いいえ気づかないわ
ただ、憎むべき相手に怒りをぶつけられる方法を見つけたんだから、それを実行するだけでしょう

穂乃果「…｣ﾌﾗﾌﾗ

ほら来た

穂乃果「…｣ﾌﾗﾌﾗ

ねぇ真姫ちゃん
こんなのってどう思う？

自分の好きな人が
好きな人のお葬式でワンワン泣いてるの
「愛しい人がいなくなったこんな世界なんて」
そう言いながら泣いてるの
自分の世界ごと、自分を否定されるの

好きな人の服を直すのを見るより
好きな人が行為をしてる映像を見るより
もっともっとエグいでしょう？

真姫ちゃんの望んだものを、私はもっと豪華にして捧げたい
そうしたらきっと、もっと愛してくれるでしょう？
本当に愛しているの
だから本当に愛して欲しいの

ねえ、真姫ちゃん

穂乃果「し…」

ｶﾞﾁｬ

真姫「はぁっ…はあっ…！」

真姫「…」

穂乃果「あ…あ…ｧｧ…｣

穂乃果「わたしが殺し…ｺﾛ…｣ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

にこ「」

真姫「ねぇ、にこちゃん」

真姫「私はね」

真姫「こんなの、望んでなかったわ」

おわり

こわひ