【ラブライブ！】享「なんですか右京さん？」 右京「ラブライブですよカイトくん」

というお話…

享「それはさっき聞きましたよそれと僕がどういう関係があるんですか？」

右京「おっと話が脱線してしまいました、実はラブライブの映画が今週末に終わってしまうのですがちょうど前売り券が2枚余ってしまいましてねぇ～～
どうしたものかと思っているところにカイトくんが見えたものですから、きっとカイトくんならラブライブを楽しんでくれるに違いないと確信しましてねぇ～～」

カイト「つまり僕と一緒に映画を観に行けと？」

右京「その通り、察しが良くて助かります。」

享「オコトワリシマス」

右京「はいぃ～～？」

享「週末はひさびさに悦子とデートにでも行こうかなと思ってるんで」

右京「」

享「右京さん？」

右京「」プルプル

享「右京さ～ん？」

パシィン！

右京「あなたは、最低でしゅ！」プルプル

右京「私だってねぇ…嫁と映画デートくらいしたいですよ…でも別れちゃったんだからしょうがないじゃない！」（半ギレ）

享「（うわこの人メンドクセェ）わかりました！わかりましたよ！観に行けばいいんでしょ！観に行けば！」

右京「観に行ってくださるのですか？」

享「仕方無いですね」

右京「ありがとうございます、カイトくんが引き受けてくれてくれなかったら奥の手を使うとこでした」

享「奥の手ってなんですか？」

右京「お願いですよ」

享「お願い？」

右京「えぇ、では一度だけ」ゴホン…

右京「おねがぁい！♡」ドゥーーン！

享「！！？」

右京「いやはや…お恥ずかしい限りです…おや？どうしましたカイトくん？」

享「いや…なんでも…ないです」ガタガタ…

右京「そうですか、では日曜日の12時に新宿ピカデリーの前でお待ちしております」

享「わわわわかりました…」

日曜日

享「はぁ…時間どうり来てみたはいいけど右京さんどこにいるんだ？」

右京「カイトくん！カイトくん！こちらですよ！」

享「右京さ…てっえっ？なんですかその服？」

右京「何ってラブライブジャージですよ、ラブライブを観るときはいつも着ています、ちなみに私のジャージは花陽ちゃんのでございます」

享「誰ですか、花陽ちゃんって」

右京「花陽ちゃんはですね決して派手で目立つ子でもないのですがなんとも言えぬ魅力がありましてねぇ～～」

享「あーなんかよくわからないけどわかりました」

右京「そうですか、では早速中へ入りましょう」

ザワザワ…ザワザワ…

享「うわっ！ちょっと混みすぎでしょ右京さん」

右京「週末の映画館ですからねぇ～家族連れも多いでしょう、あっカイトくんラブライブの入場が始まりましたよ」

スタスタ

享「なんか、こう並んでると結構右京さんみたいな格好の人居ますね…」

右京「ラブライブジャージはラブライバーの正装ですからねぇ～劇場に入ってから着替える人も居るでしょうしカイトくんの渋谷系ファッションは逆に浮くかもしれませんね～」

享「右京さん、あの…なんか凄いのがいるんですけど、あれはなんですか？」

右京「あぁアレですか、一般的にジャラライバーや武装ライバーと言われる存在ですねぇ、派手ですがこちらからちょっかいを出さなければ害はないですから」

享「そんなもんすかね…」

右京「おや？あっと言う間に私たちの番ですね～ささっ」

劇場のお姉さん「右手スクリーンになりまーす」チケットもぎりー

右京「やっと入れましたね～」

享「ところで右京さん、入るときなんかもらったんすけどこれなんですか？」

右京「えぇ特典です」

享「特典？」

右京「ラブライブは映画を観る特典が貰えるんですよ、今週はフィルムが貰えたはずです、何が入っているか楽しみですね～～～！」

享「へぇ」ペリペリ…

右京「おっとカイトくん、特典を開けるのは後のお楽しみです、映画が始まりますよ」

劇場暗～い

右京「楽しみですねぇ～～」

ザワザワ…ザワザワ

穂乃果《みんなーせーの！》

右京「ファイトだよ！」

享「え！？」

＼穂乃果ちゃーん！／ ＼穂乃果ちゃんかわいい！／

享「右京さんなんですかこれ？！」

右京「はい？」

享「なんでみんな劇場で叫んでるんですか？！」

右京「あぁ！僕としたことが！迂闊でした！」

享「？！」

右京「今日の上映はスペシャルな上映でしてね～思い思い応援や声援しながら映画を観る上映なんですよ」

享「はぁ…それを言い忘れてたんですか？」

右京「いえ、それは別に良いのですが」ゴソゴソ

右京「僕としたことがカイトくんの分のブレードを持ってくるのを忘れてしまいました！」

享「そっちですか？！」

右京「8本しかないんですが足りますかねぇ～～」

享「いやいらないですって」

右京「ウルトラオレンジならたくさんあるのですが」

享「話聞いてます？」

右京「おや？本編が始まるみたいです、ではカイトくんは半分持ってください」

享「わかりました…」（4本ってどうやって持つんだ…）

松竹

穂乃果《ハァハァ…》

右京「おやおや？」

ことり《穂乃果ちゃん！》

海未《あぁ…》

穂乃果《たあああー》

バシャアン

穂乃果《冷たーい！》

右京「確かに冷たそうですねぇ」

ことり《穂乃果ちゃぁーん》

穂乃果《ふむぅぅ》

穂乃果《なんでなんでなんで！》

右京「なんでなんでしょうかね～」

ことり《やっぱり無理だよ～帰ろう？》

右京「暗くなる前に帰ることをお勧めしたいんですがねぇ」

穂乃果《大丈夫、次こそできる！》

右京「一体いつになるんですかね～」

享「ちょっと右京さんうるさくないっすか？！」

右京「失礼僕の悪い癖です」

享「ところで右京さん僕キャラがよくわからないんですけど教えてもらえますか？」

右京「わかりました、冒頭に出て来たロリ三人ですが、あのトサカのような髪型の子は南ことりちゃん、木の陰にいる黒髪の女の子が園田海未ちゃんになります」

享「なるほど」

右京「そして先程、川を飛び越えようとして足を骨折していたのが高坂穂乃果ちゃんです」

享「さっきのシーンそんな大ケガだったんすか？！」

右京「失敬、僕としたことが誰かと間違えていました」

享「びっくりさせないでくださいよ…」

右京「おやおや？なにやら大変な事が起きたようですよ？」

花陽《ドゥームです》

穂乃果《ドゥーム？》

右京「はぁーい？」

花陽《ドーム大会です！》

理事長《みんなその顔は聞いたみたいね》エアメールちらっ

右京「失礼それを拝見してもよろしいですか？」

穂乃果「それって…まさか」

右京「まさかのまさかなんですねぇ～」

テレテンテテン

海未《ことり、パスポートは？飛行機のチケットは？》

ことり《大丈夫、てへへ》

右京「こちらは冒頭の3人のうちのことりちゃんと海未ちゃんです、美しく成長しましたねぇ」

享「右京さんなんかキモチワルイ」

真姫《ありがとうパパ、行ってきます》チュッ

享「右京さんあの子はなんて名前ですか？」

右京「えぇ、彼女は西木野真姫ちゃんです私も娘がいたらあんな風にチュッされたいですね～」

享「はあ…」

こころ《はい、では行きますよ、みんなでにこやかに》

矢澤家《せーの、にっこにっこにー》

右京「あのツインテールの子は矢澤にこちゃんです、小さな胸に大きな思いを秘めたミューズの小悪魔です」

享「ミューズ？石鹸ですか？」

右京「彼女達のグループの名前ですよ」

亜里沙《はいこれお守り》

雪穂《皆さんの分もありますよ》

絵里《ありがとう、ところで穂乃果は？》

右京「上から亜里沙、雪穂、絵里ですね～ちなみに亜里沙は絵里の妹で雪穂は亜里沙の親友で雪穂は穂乃果の妹になりますね～」

享「ジョナサンの孫がジョセフでジョセフの子供がホーリーでホーリーの息子が承太郎みたいな感じですか？」

右京「全然違いますねぇ」

凛《すごいにゃー》

花陽《凛ちゃん、みんなのところへ戻ろうよ》

凛《テンションあがるにゃ！かよちん見て回ろう》

花陽《ええ！？》

花陽《誰か助けて～》

右京「誰か助けてくれると良いですねぇ」

享「地味に酷いですね」

希《うふ、旅立ちには最高のカードやね》

右京「彼女は東條希ちゃん、見たとおり大変豊かなものを持っています」

享「ほぅ？」

花陽《穂乃果ちゃんがいないよ》

絵里《まさか遅れて》

海未《いえ、もう到着していると》

絵里《穂乃果！》

穂乃果《私たち、行くんだねあの空へ》

穂乃果《見た事のない世界へ》

ﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾝ!

そして数十分後

ガヤガヤガヤガヤ

凛《星空にゃ！》

ガタ！ガタ！ガバァ！！

右京「さぁ立ってください！カイトくん！」

享「？！」

凛ちゃん《ハァーロー歌によばれーて》

観客「凛ちゃああああああん！」

ハイ！ハイ！ハイ！ハイ！

享「右京さーん！なんなんですかーこれー！」

右京「ライブシーンではみんなこうやってコールをするんですよおおお！」

右京「はぃぃ！はぃぃ！さぁカイトくんも！」

享「あーもぅ！仕方無いですね！」ハイハイ！

凛《星空にゃ！》

観客「ワー！！！」

右京「ふぅー楽しいですねぇ」

享「はぁ…ライブってこんな感じなんですね…」

右京「まだバテるのは早いですよカイトくん、このあと5回はライブシーンがありますからねぇ」

享「5回も」ゲッソリ

穂乃果《でもお姉さん、大きな駅ってだけでわかるなんて！》

女性《うふふっ》

穂乃果《ふぇ？》

女性《あなた、いちいち動きがオーバーね》

穂乃果《うっ》

女性《大丈夫よ、場所は大体わかってるから、大きな駅があるところの、大きなホテルなんでしょ？》

穂乃果《はい！》

女性《大きなシャンデリアもあるでしょ？》

穂乃果「あります！」

右京「たったあれだけの情報からホテルの位置を割り出すなんて、歌手にしておくのはもったいない、探偵か警察になったほうが良いのではないですか？」

穂乃果《みんなー！！》

海未・右京さん『なにやっていたんですか！』プルプル

海未《どれだけ心配したと思ってるんですか…》

右京「全くです」

穂乃果《途中であった人がね…》

右京さん「だれも居ませんよ？」

享「え…ちょ…右京さ…もしかして…」

右京「あれれぇ～～おかしいですね～」

享「ラブライブってホラー映画だったんですか…」ガタガタ…

右京「大丈夫ですよカイトくんただちょっとスピリチュアな現象が起きているだけですので」

享「はぁ…」ガタガタ…

そして更に時間が経過

右京「いよいよアキバライブですね～」

享「とうとう始まるんですね、彼女達の集大成が…ん？」

観客A「ギャー！ギャー！！」

観客B「ワーギャー！！！」

享「ちょっとうるさいな…」

右京「興奮してしまう方も見られますからね…ここは寛大に…」

観客A「おい！米◯ブ！米◯ブ！」

右京「はぃ？！」

観客B「まきちゃん◯ッチ！」

享「あぁん？」

右京「カイトくん、あの客、図高くないですか？」プルプル

享「どうしますか右京さん？処しますか？処しますか？」

右京「警察官としてこれ以上の狼藉を見逃すわけにはいきません…」

スタスタ

右京「あのぉ～～ちょっとお話しいいですか？」

観客A「なんだよおっさん！」

右京「先程からずいぶんと大きな声で応援されていますねぇ～」

観客B「そうだよ！絶叫上映なんだからなんか悪いか！」

右京「そうですか、そうですね～では最後に一つだけよろしいですか？」

観客AB「あぁん？」

右京「米◯ブというのは花陽ちゃんに言ったという認識でよろしいですか？」

観客A「そうだよw花陽は花とかいってるけど地味だし人気もないしミューズにはいらないからなぁ！むしろ居なくなったほうがミューズのため…」

右京「いい加減にしなさいっ！！」

観客A「！？」ビク！

右京「確かに花陽ちゃんは他のメンバーに比べて格段秀でた所はないかもしれません、自信がなく引っ込み事案かもしれないしかし！ミューズの一員として精一杯頑張っている姿を貴方は知らないのですか？！」

観客AB「ガタガタ…」

右京「いいですか！どんな花でも花だけでは咲き続ける事は出来ません！花陽ちゃんだけでなく神モブやファン達の全員が土となり根となりミューズと言う一つの花を咲かせる！それがラブライブ！それが！みんなで叶える物語なんですよ！！」プルプル

観客AB「…す…すいませんでした…」

右京「分かって頂けましたか…」

観客A「はい…」

右京「それでは顔を上げなさい…ほら…太陽に照らされた花が今ちょうど咲き始めますよ…」

　

スクールアイドル達《《私たちは、スクールアイドル！！》》

穂乃果《皆！今日は集まってくれてありがとう！いよいよ本番です！
今の私たちなら、きっとどこまでだって行ける！どんな夢だって叶えられる！！》ｷﾞｭｯ!
《伝えよう・・・スクールアイドルの・・・素晴らしさを！》

テン…テテテテン♪テテン♪

観客「おー！」

観客「ハイハイハイハイ！」

右京「さぁ！行きますよ！カイトくん！」

享「望むところです！」

ハイハイハイハイ！！

そして時は流れ

穂乃果《よーーしっ！行くよー！》

　　　《１！》

ことり《２！》

海未《３！》

真姫《４！》

凛《５！》

花陽《６！》

にこ《７！》

希《８！》

絵里《９！》

観客・享「10！」

右京「…」

…ｶﾞｼｯ

穂乃果「ミューーーーーズ！！」

九人「ミュージックーーーー・・・スタートーーーーー！！！」

劇場の人「ありがとうございましたー」

右京「本日は私のワガママに付き合っていただきありがとうございます」

享「いやぁまぁ疲れましたけど楽しかったんでよかったですよ」

右京「楽しんで頂けたようでなによりです」

享「そういえば右京さん」

右京「はい？」

享「どうして最後の円陣の時にみんな10って言ってたのに右京さんは言わなかったんですか？」

右京「それはですねぇ～誠に恥ずかしいのですが、やはりあの歌はミューズ9人の歌…やはり9人でミューズとして歌わせてあげたいという私の勝手なワガママです…私の好きなミューズに…私は居ませんからねぇ…」

享「右京さん…」

右京「それより最後に一つお楽しみが残っていますよ」

享「え？」

右京「特典フィルムですよ」

享「あぁこれですか？忘れてましたよ」

右京「では私から開けてみましょうかね」手袋ビシ！ピンセット用意

ペリペリ…

享「これは…」

右京「おやおや？」

享「光？」

右京「の玉？ですかねぇ？」

？？？？

享「あ！分かりましたよ！タヌキですよこれ！」

右京「はぁ…タヌキ？」

享「ほらあのゴハン屋であったあのタヌキ！」

右京「あぁ！思い出しました！あのタヌキ！」

享「その目のアップですねw」

右京「…」プルプル…

享「右京さんそんな落ち込まないでくださいよ、じゃあ次僕の番…」

右京さんと学ぶ劇場版ラブライブ！
結構おもしろい

ペリペリ

享「ん…これは！右京さん」

右京「はぃ？こ…これは！」

享「これ最後のライブシーンですよね？！」

右京「…」

享「しかも9人映ってます！これ完全にあたりでしょう！」

右京「ハズレですねぇ」

享「は？」

右京「残念ながらハズレです」

享「いやいやだって！9人全員映っててしかもラストライブですよ？」

右京「9人全員だとキャラが小さくなってしまいますからねぇ…」

享「はぁ…まぁいいや…記念だし」

右京「どうでしょうカイトくん、良かったら私のフィルムとカイトくんのフィルム交換しませんか？」

享「え？嫌ですけど…」

右京「はぁいいい？？？」

享「だってハズレでも俺にとっては記念だし、ミューズ9人とタヌキってw」

右京「仕方ありません、これは使いたくなかったのですが…」

右京「おねがぁい♡」

享「オコトワリシマス」

右京「…」

享「じゃ！俺はこれで！」

右京「待ちなさいカイトくん…そのフィルムを渡しなさい」

享「オコトワリシマス」

右京「どうしてもですか？」

享「オコトワリシマス！」

右京「渡しなさぁあい！！」

享「オコトワリシマス！！」

ビュウ！

ヒラッ…

享「あ…」

右京「あ…」

ヒラッヒラッ…ポトリ…

ワイワイガヤガヤ…クシャ…クシャ

享「あーあフィルム空調に飛ばされちゃった…」

右京「ああ…ああ…」

享「あの人混みに踏まれたらフィルムも見つからないだろうなぁ～」

右京「僕光が…僕光のフィルムが…うぅ…」

享「なーんちゃって」

右京「え？」

享「さっき飛ばしたのはフィルムの袋ですよ、フィルムはこれです」

ヒラッ

右京「私に？良いのですか？」

享「まぁ普段からお世話になってる…感者の気持ち…てやつですか…ね」

右京「ありがとうカイトくん！ありがとう！ありがとう」

享「いいんですよ、なんてたって僕は右京さんの相棒ですから」

数日後

右京「カイトくん！」

享「また事件ですか？！」

右京「ええ！なんとラブライブ劇場版のBlu-rayが12月15日に発売するんですよ！」

享「それは大事件ですよ！」

右京「それだけではありません！なんとBlu-rayには…ネクストライブの先行申し込みシリアルコード付きなんですよ！」

享「なん…ですって？」

右京「こうしている場合ではありません！今すぐアニメイトで予約です！」

享「ソフやAmazonでも予約しないと！」

右京「忙しくなりますねぇ～」

2人の相棒の道のりはまだ続く…

彼らは登り始めたばかりなのだ…

この果てしなき音ノ木坂を…

相棒 Season school ibou project 完

乙
脳内再生余裕だったぞ。
亀山編、神戸編も読みだい。

こういうバカなの大好きw

クソワロタ

乙
面白かったわ
相棒の新シリーズ始まったら見ようかな

コラボ？物で一番笑ったw

たった2時間弱で一人前のライバーになるとかカイトは天才か…

カイトくん順応早すぎだろｗｗｗ