【ラブライブ！】雪穂「こたつの季節になりました」

秋です

雪穂です

こたつが恋しい季節が近づいてきました

ていうかお姉ちゃんが、こたつ出してー！ってうるさかったので、少し早いですが出してます

実は………私も少し恋しかったりしてました

雪穂「あ、おねーちゃんまたこたつで寝てるー」

穂乃果「寝てないよー」

雪穂「寝てない。じゃないじゃん。完全に寝る体勢になってたじゃん」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

穂乃果「もー…雪穂はうるさいなぁ」ﾑｸｯ

雪穂「うるさくていいんですー。お姉ちゃんがこたつで寝てるのばれると私も怒られるんだからね？」

穂乃果「じゃあ、上手くごまかして……」

雪穂「こたつの中に押し込んだらいいの？」

穂乃果「死んじゃうからやめてっ！」

穂乃果「って、あれ？もしかして勉強？」

雪穂「うん。気分転換にもなるかな、って思ってさ」

穂乃果「ようし、何かわからないことがあったら穂乃果お姉ちゃんに聞きなさい」

雪穂「うんっ。メールで海未お姉さんに聞くね」

穂乃果「ふんっ、どうせ穂乃果はバカですよーだ」

雪穂「ごめんごめん。冗談だって。本当にわからなかったら聞くからさ？」

穂乃果「………」ﾂｰﾝ

雪穂「き、今日のおやつ半分あげるから…ね？」

穂乃果「今日のおやつなに？」

雪穂「鶯饅頭」

穂乃果「えー…またそれー？昨日も同じだったよー」

穂乃果「あんこじゃないやつがいいー！」

雪穂「お母さんに聞かれると明日も同じやつだよ」ﾎﾞｿｯ

穂乃果「やーだーっ」

雪穂「………ていうのは冗談で、実はね。さっき台所で見つけたんだ」

雪穂「カ・ス・テ・ラ♪」

穂乃果「！？」

穂乃果「カカカカステラっていうと…あのざらざらでふわふわなやつ！？」

雪穂「うん。昨日お隣のおばさんが旅行に行ったって言ってたからきっとそのお土産だよ」

穂乃果「おおおっ！やったー！洋菓子だー！ばんざーい！」

雪穂「ちょっとお姉ちゃんうるさい」

穂乃果「あ、ごめん。さ、雪穂は勉強始めて。穂乃果はおやつの時間になるまで待機しておくから」ｺﾞﾛﾝ

雪穂「………」ｼﾞﾄｰ

穂乃果「じょ、じょうだんだよぉ……」ﾑｸｯ

穂乃果「テレビでも見て……って雪穂の邪魔になるか」

雪穂「別に気にしないよ。ていうか、お姉ちゃんが邪魔してくるの前提でこっち来てるんだし」

穂乃果「ん？邪魔していいの？」

雪穂「うざったい絡みは海未さんに報告するからね？」

穂乃果「………素直にテレビ見ます」

雪穂「よろしい」

穂乃果「一応音量下げて見るね」

雪穂「なおよろしい」

雪穂「………」ｶｷｶｷ

穂乃果「………」ﾎﾞｰ

テレビ「さぁ、気になる結果はCMの後！」

穂乃果「ねぇ、雪穂」

雪穂「なぁにー？」

穂乃果「今日の夕ご飯なにがいいー？」

雪穂「うーん……そうだなー」

穂乃果「パスタパスタパスタ………」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

雪穂「なに？お姉ちゃんパスタがいいの？別にパスタでもいいけど」

穂乃果「なにパスタにする？穂乃果はカルボナーラがいいなぁ」

雪穂「えー…」

穂乃果「いやなの？」

雪穂「いや……重いし、カロリー高いし……」

穂乃果「でも美味しいよ？」

雪穂「わかるけどさ……お姉ちゃん今日のおやつの事も考えてる？」

穂乃果「おやつ………ハッ！？カステラ！？」

雪穂「カロリーすごいと思うよ？」

穂乃果「むむむ…………」

雪穂(お姉ちゃんがここ半年で一番真剣に悩んでる)

穂乃果「だ、大丈夫！穂乃果はたくさん運動するからっ！」

雪穂「ほんとー？今度身体測定あるんでしょー？」

穂乃果「大丈夫！雪穂は練習のハードさを知らないだけだよ！」

雪穂「…………」ｼﾞﾄｰ

穂乃果「ほ、本当だって！ちゃんと運動するし…！」

雪穂「いや、お姉ちゃんが大丈夫って言うなら大丈夫なんだろうけど……」

雪穂(こたつ出してからお姉ちゃんぐうたらしてるんだよなぁ)

ｶﾞﾗｯ

ほのママ「穂乃果ー雪穂―。どっちでもいいからちょっとお使いに行ってきてくれないかしら？」

雪穂「お姉ちゃん出番だよ」

穂乃果「えー……雪穂行ってきてよー」

雪穂「私これ(勉強)あるし」

穂乃果「う………それ出されると弱い」

穂乃果「はぁー……よっこいしょ……」

雪穂「やだ、お姉ちゃん年寄りみたい」

穂乃果「頑張ってくる……」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

雪穂「いってらっしゃい」

ｼｰﾝ

雪穂「さて、と………」

雪穂「とりあえずお姉ちゃんが戻ってくるまでがんばろっと」

────

ｶﾞﾗｯ

穂乃果「ただいまぁー……」

雪穂「おかえりー」

穂乃果「ふはぁー……もう聞いてよ雪穂ー。お使いなんだけどさ、3丁目なんだよ？遠くない？」

雪穂「あはー…それはお疲れ様」

雪穂「お疲れのお姉ちゃんに、はいこれ」

穂乃果「そ、そそそそれはまさかっ！？」

雪穂「カステラ。お母さんがさっき持ってきたんだ」

穂乃果「やったー！それじゃーさっそくいただきまーす！」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

穂乃果「あーんっ………もぐもぐ……はふぅ……美味しいよぉ」

雪穂「うわ、はやっ」

穂乃果「雪穂は食べないの？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

雪穂「私はもう少しで勉強終わるから、そしたら食べようかなって」

穂乃果「なんだ食べるんだ」

雪穂「私の分半分も食べてまだ食べる気なんだ！？」

穂乃果「もぐもぐ……あー美味しかった♪」

雪穂「それはよかったね」ｶｷｶｷ

穂乃果「………」ｼﾞｰ

雪穂「…………」ｶｷｶｷ

穂乃果「………ねぇ、雪穂」ｼﾞｰ

雪穂「だめ」

穂乃果「けち」

雪穂「お姉ちゃんが食いしん坊なだけなんです」

雪穂「はぁー……終わったぁ」

雪穂「さて、私もおやつを……」

穂乃果「………」ｼﾞｰ

雪穂「あげないよ？」

穂乃果「くぅ～ん……」ｳﾙｳﾙ

雪穂「犬の真似してもだめ」

穂乃果「……お手もするよ？」

雪穂「だーめっ」

雪穂「あー………」ﾁﾗｯ

穂乃果「ぁぁぁ………！」

雪穂「………‥…はぁー……もう、お姉ちゃんてば、だらしなく口開けないの」

雪穂「はい。ひとくちだけだよ？」

穂乃果「っ！？……いいの？」

雪穂「嫌だけど……嫌だけど……」

雪穂(お姉ちゃん卑怯だもん。あんな目で見つめられると……)

穂乃果「わぁーい！雪穂ありがとー！」ｷﾞｭ

雪穂「ああもうっ！暑い！抱き付かないでー！」

穂乃果「ふふー♪ゆーきーほー♪」ｷﾞｭｰ

────

次の日

雪穂「ただいまー……って希さん絵里さんいらっしゃい」

絵里「こんにちは雪穂ちゃん」

希「雪穂ちゃんお邪魔してます。あ、おまんじゅうもいただいてまーす」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

雪穂「あれ…？お姉ちゃんは？」

希「穂乃果ちゃんはあっち」

穂乃果「むにゃむにゃ……」

雪穂「寝てる……はぁ…もうお姉ちゃんってば」

絵里「今日は練習ハードだったし、寝ちゃう気もわかるわ」

希「うんうん。こたつって眠たくなる魔法でも備わってるのかって言うくらい眠たくなるよね」

雪穂「あ、わかります。私もこの前ついうとうとしてしまって…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

雪穂「………お姉ちゃんには内緒ですよ？」

絵里「ええ」ﾆｺﾆｺ

希「もっちろん」ﾆｺﾆｺ

雪穂「笑顔が怖いですっ！」

希「なんか…なぁ？」

絵里「ねぇ？」

雪穂「なっ、なんですか！？」

希「似てるなぁって」

絵里「ええ。さすが穂乃果の妹、って感じ」

雪穂「よく言われますけど、全然似てないですよ」

希「まぁ、雪穂ちゃんの方がしっかりしてるけど」

絵里「でもなんていうのかしら、雰囲気が似てるのよねぇ」

希「そうそう。ふたり並べて、どういう関係？って聞かれたら姉妹。って答えるもん」

雪穂「そう、ですか？」

雪穂「でも私とお姉ちゃんがそっくりなら、絵里さんと亜里沙の方がもっと似てると思いますよ」

絵里「え？私と亜里沙？」

雪穂「はい」

絵里「そうかしら…？初めて言われたわ」

雪穂「あ、絵里さんこの御餅どうぞ」

絵里「？ありがとう。ぱくっ……」

絵里「ん……この御餅すごく伸びる…！？はらしょー……！」

雪穂「くすっ」

絵里「………？」

雪穂「亜里沙とおんなじ反応ですもの」ｸｽｸｽ

希「エリちのほうが子どもっぽいけどなぁ」ｸｽｸｽ

絵里「もう……希も雪穂ちゃんも…///」

雪穂「希さんは一人っ子なんですよね？」

希「うん。だから穂乃果ちゃんやエリちが羨ましいなーって」

希「こう、妹の日々の成長を確かめられないし…」ﾜｼﾜｼ

雪穂「その手の動きなんですかっ！」

希「え？実演したほうがいい？」

雪穂「遠慮しますっ！」

穂乃果「うーん………」

希「お、穂乃果ちゃん起きた？」

穂乃果「ふぇ……おはよう雪穂……あれ…なんで絵里ちゃんたちいるの…？」

絵里「ふふ、寝ぼけてる」

雪穂「もー、お姉ちゃん恥ずかしいからしっかりしてよー」ﾕｻﾕｻ

穂乃果「ふぁー……ん…」

雪穂「お姉ちゃん。まずは顔を洗う。いい？」

穂乃果「うん……」

希「まるで雪穂ちゃんのほうがお姉ちゃんやね」ｸｽｸｽ

絵里「そうね」ｸｽｸｽ

穂乃果「んー……」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

雪穂「ちゃんともどってくるんだよー？」

ｶﾞﾗｯ

ほのパパ「………」

穂乃果「んー……おとーさんごめん……」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

のぞえり「お邪魔してます」

ほのパパ「………」

雪穂「あ、いいね。希さん絵里さんどうですか？」

のぞえり「？」

のぞえり「………」

雪穂「……どうしたんですか？」

希「いや……」

絵里「何がどうですかなのかしら…？」

雪穂「え？もしかして………お父さんの言葉わからないんですか？」

のぞえり(え！？言葉！？)

ほのパパ「………」

雪穂「うん。わかった言っておくね」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

雪穂「えと、もう暗くなるし今日はご飯食べていきなさいって」

絵里「えっ！？ご飯！？」

雪穂「はい。……もしかして本当にわからないんですか？」

希「う、うん。何も喋ってないように見えたんだけど」

雪穂「父は声小さいからですね」

絵里「ご、ごめんね。次はちゃんと聞くようにするわ」

希「う、ウチも頑張るな」

のぞえり(口動いてなかったけど……！)

────

希「それじゃあ今日はありがとうございましたー」

絵里「ふふ、とっても美味しいお鍋ありがとうね」

雪穂「いえいえ。希さんも絵里さんも喜んでくれたのならよかったです」

雪穂「父も母も子どもが増えたって喜んでましたし」

のぞえり(穂乃果ちゃんのお父さん喋ってたんだ………)

雪穂「それにしても……」

雪穂「おねーちゃーん！希さんたち帰るよー！見送り―！」

「んー………！」

希「あはは、穂乃果ちゃんお腹いっぱい食べてたしなぁ」

絵里「まだこたつの虫ね」ｸｽｸｽ

雪穂「お恥ずかしいです………」ｶｱｧ

希「それじゃあウチらは帰るけど、穂乃果ちゃんによろしく言っといて」

絵里「あと、ご飯美味しかったです。って」

雪穂「はい。わかりました」

絵里「今度は雪穂ちゃんらを夕食会にご招待しなきゃね」

希「ウチも招待してな？」

絵里「もう、わかってるわよ。言っておかないと後でうるさいし、ね」

絵里「それじゃあ、またね雪穂ちゃん」

希「ほなー」

雪穂「おやすみなさい」

雪穂「………はぁ、もう。おねーちゃーん！」

ｶﾞﾗｯ

雪穂「もう、お姉ちゃん。ちゃんとしてってば！」

穂乃果「うぅ……食べ過ぎたぁ……ゆきほー…胃薬ぃ…」

雪穂「欲張って食べ過ぎるから、その罰だよ。はい胃薬」

穂乃果「ありがと……」ｺﾞｸｯ

穂乃果「うぅ………」

雪穂「もう、しっかりしてよね」

穂乃果「ふぁい………」

雪穂「私先にお風呂入ってくるから、ちゃんと自分の部屋に戻ってるんだよ？」

穂乃果「ふぁーい……」

雪穂「聞いてるのー？もう、大丈夫かな……？」

────

雪穂「はぁー…いいお湯だったなぁー」

雪穂「あ、そういえばもうすぐ気になってたドラマ始まるじゃん」

雪穂「面白そうだったら亜里沙にメールしないとね」ﾃｸﾃｸ

ｶﾞﾗｯ

穂乃果「すぅ……すぅ……」ｽﾔｽﾔ

雪穂「お姉ちゃん……」

雪穂「はぁ……もうお姉ちゃんってば」

雪穂「おねーちゃん。風邪ひくよー？」ﾕｻﾕｻ

穂乃果「むにゃむにゃ……ふふっ…」

雪穂「だめだ。起きない」

雪穂「………」

ﾂﾝﾂﾝ

穂乃果「ふぇー……すぅ……」

雪穂「………」ｶｼｬ

雪穂「保存、っと」ｸｽｯ

雪穂「おねーちゃーん！」ｷﾞｭｰ

穂乃果「あいだだだだっ！？」

雪穂「おねーちゃん私が言った事覚えてた！？」

穂乃果「わかってるよ……わかってたしちゃんと起きてたし……」

雪穂「じゃあお姉ちゃんのよだれを垂らした変な寝顔写真を撮ったのも別によかったんだ」

雪穂「後でことりさんや亜里沙に画像送るね」

穂乃果「え、ちょ、ちょっとなにそれ！やだ！消してよー！」

雪穂「さぁて、ドラマ観よっと」ｸｽｸｽ

穂乃果「ゆーきーほー！」

おわり

超フライングSS
冬まで待てなかった
最後まで読んでくれましてありがとうございました

ニヤニヤした乙
冬なんて待たんでええんやで

冬にも書いていいのよ

乙です
ほのゆきたまらんのじゃあ～

乙
ほのゆきいいよね…