【ラブライブ!】穂乃果「凛ちゃんに告白するよ!」
- 2020.04.03
- SS

穂乃果「がっかりされた挙句、フられたりしたら穂乃果立ち直れないよ・・・」
そこで穂乃果は考えた。
穂乃果「そうだ!みんなに理想の告白を聞いてみて、それを実践すればいいんだよ!うん、我ながら良いアイディア!そうと決まれば早速行動だよ!」
ことり「こ、告白!?いきなりどうしたの穂乃果ちゃん?」
穂乃果「いや〜、ちょっとね〜。穂乃果の今後を大きく左右することだから、真面目に答えてくれると嬉しいな」
ことり「う〜ん・・・、笑わないって約束するなら・・・」
穂乃果「笑わない!絶対笑わないから!」
ことり「・・・あのね、告白とはちょっと違うし、夢見がちかもしれないんだけど・・・白馬に乗った王子様が手を差し伸べながら『君を迎えに来たよ』とか言ってくれたら、素敵だなぁって」
穂乃果「夢見がちなんかじゃないよ!それすごくいいよ!」
ことり「本当っ?高校生にもなって王子様だなんて笑われちゃうかと思ってたよ」
穂乃果「そんなことないよ!それじゃ、ことりちゃんのアイディア使わせてもらうね〜」タタタッ
ことり「え?穂乃果ちゃん!?使わせてもらうってどういう・・・行っちゃった・・・」
凛(穂乃果ちゃんから、練習の後校舎裏に一人で来てって呼び出されたけど・・・なんなんだろう?)
凛(カツアゲは・・・あるわけないよね。まさか、こ、告白かにゃ?もしそうなら・・・///)
穂乃果「凛ちゃーん!待たせてごめんね〜」
凛「穂乃果ちゃん!全然待ってな・・・って、えええぇぇぇぇ!?」
穂乃果「いや〜、アルパカさんがなかなか思い通りに動いてくれなくって」
白アルパカ「メェ〜」
凛(穂乃果ちゃんが、アルパカさんに乗ってる・・・。シュールだにゃ)
穂乃果(ふふふ、白馬の王子様な穂乃果に見惚れてるね。ここはキリッと凛々しく決めなくちゃね)
穂乃果「凛ちゃん!」
凛「は、はい!」
穂乃果「君を迎えに来たよっ!」キリッ
凛「・・・」
穂乃果「・・・」
白アルパカ「メェ〜」
凛「・・・・・・穂乃果ちゃん」
穂乃果「なに?凛ちゃん?」
凛「アルパカさんかわいそうだから、とりあえず降りてあげて」
穂乃果「あ、はい・・・」
穂乃果「もう、昨日はことりちゃんのせいで恥かいちゃったよ!白馬の王子様なんて、やっぱり夢見すぎだよね!」
穂乃果「今度はもっと現実的な意見を参考にして凛ちゃんにアタックするよ」
にこ「はあ?何言ってんのよ、あんた。にこはアイドルだから、ファンのみんなが恋人にこ☆」
穂乃果「いや、そういうのじゃなくて・・・。この先きっとアイドル辞めて、恋愛する時も来るでしょ?その時、にこちゃんならなんて告白されたいかなぁ、って」
にこ「そんなこと言われても・・・」
穂乃果「お願いします、にこ先輩!頼れるのは先輩だけなんです!」
にこ「・・・もう、しょーがないわね。笑うんじゃないわよ?」
穂乃果「うん!約束するよ」
穂乃果「うん、にこちゃんそれいいよ!すっごく現実的!」
にこ「そ、そう?あんたにもわかるなんて意外ね」
穂乃果「うんうん!家庭って大事だもんね!それじゃ、にこちゃんのアイディア使わせてもらうね〜」タタタッ
にこ「えっ?ちょっと!使わせてもらうってどういう意味よ!?穂乃果ぁ!」
凛(なんか、また穂乃果ちゃんに呼び出されたにゃ。さすがに今日はアルパカさんに乗ってきたりしないよね・・・)
穂乃果「凛ちゃーん!待たせてごめんね〜」
凛「全然待ってないから、大丈夫だにゃ」
凛(よかった、今日は生身だ・・・)
穂乃果「あのね、凛ちゃん。私、凛ちゃんにお話しがあるんだ」
凛「お話し?」
穂乃果(二度の失敗は許されない、ちゃんと今日で凛ちゃんに伝えるんだ!)
凛「は、はい!」
穂乃果「毎朝、凛ちゃんが作ったお味噌汁が飲みたいなっ!」
凛「・・・ごめんなさい!」
穂乃果(フられた!?)
穂乃果「あはは・・・、そ、そうだよね・・・。凛ちゃんみたいな可愛い娘、穂乃果なんかには・・・」
凛「凛、お味噌汁つくれなくって・・・」
穂乃果「・・・」
凛「・・・」
穂乃果「え?」
穂乃果「いや〜、まさか凛ちゃんがお味噌汁作れないとは思わなかったよ。さすがは得意料理カップラーメン♪でも、そんなところも可愛い!」
穂乃果「でも、フられたわけじゃないんだから、セーフだよね!もう一度、アイディア集めからやってみよう」
絵里「あら穂乃果、いきなりどうしたの?好きな人でもできた?」
穂乃果「もう、茶化さないでよっ。やっぱり、こういうときはかしこい絵里ちゃんが一番だと思って聞きに来たのに!」
絵里「ごめんごめん。う~ん、告白ね・・・」
絵里(やばい・・・何も思いつかない。でもせっかく穂乃果が頼ってきてくれたんですもの。それっぽい答えを・・・)
絵里「告白には言葉なんて必要ないわ」ドヤッ
絵里「ええ、愛し合う二人なら目と目でも通じ合えるものよ。お互いの気持ちを言葉にしなくてもわかるって、素敵じゃない?」
穂乃果「目と目で通じ合う・・・。うん、そうだよね!」
絵里「役に立てたかしら?」
穂乃果「ばっちりだよ!絵里ちゃんありがと~」タタタッ
絵里「ふぅ・・・、どうにかごまかせたわ・・・」
凛(三日連続で穂乃果ちゃんに呼び出されたにゃ。アルパカ→味噌汁・・・謎だにゃ)
穂乃果「凛ちゃーん!待たせてごめんね〜」
凛「全然待ってないから、大丈夫だにゃ」
凛(今日も生身。とりあえず一安心だね)
穂乃果「凛ちゃん!!」
凛「は、はい!」
凛(今日はいきなりきた!)
穂乃果(目は口ほどに物を言うって聞くもんね。自分の視線に乗せるんだ!溢れんばかりのこの想いを!)
凛「・・・?」
穂乃果(凛ちゃん大好き!声も匂いも大好き!高校生にもなってにゃーにゃー言っちゃうところも大好き!)
穂乃果「・・・・・・」じーーーーー
凛「・・・えっと、穂乃果ちゃん?」
穂乃果「黙って!」
凛「は、はいぃ!」
穂乃果(お味噌汁がつくれないところも、可愛くて大好き!英語が苦手な、おバカなところも大好き!かよキチなところは・・・ちょっと悔しいけどやっぱり大好き!)
穂乃果「・・・・・・・・・・・・」じーーーーーーーーー
凛「・・・・・・」
穂乃果「よし、これでOKだよ!凛ちゃん・・・伝わった、よね?」
凛「・・・何が?」
穂乃果「え?」
凛「え?」
穂乃果「絵里ちゃんのことを少しでも賢いと思った穂乃果がバカだったよ・・・。よくよく考えてみたら、視線で通じ合えるわけないじゃん」
穂乃果「やっぱり、大切なのは気持ちを伝える言葉だよね!よし、めげずにがんばろー!」
海未「穂乃果!ことりから話は聞きましたよ!またなにかよからぬことを考えているのでしょう?」
穂乃果「うわ、ばれてる。まさかことりちゃんが穂乃果を裏切るなんて・・・」
海未「それに、こ、告白などとそんな簡単に口にするものではありません!は、破廉恥です!」
穂乃果「・・・だって、絶対に素敵な告白にしたいんだもん」
海未「穂乃果・・・?」
穂乃果「でも、自分じゃロマンチックな告白の言葉なんて思いつかなくて・・・」
穂乃果「だから・・・」
海未「・・・月が綺麗ですね」
穂乃果「・・・え?」
海未「『月が綺麗ですね』、そう言いなさい。両思いなら『死んでもいいわ』と答えてくれるはずです」
穂乃果「海未ちゃん・・・、ありがとう!穂乃果、がんばってくるよ!」タタタッ
海未「まったく、いつまでも世話が焼けますね・・・」
凛(今日も穂乃果ちゃんに呼び出されたにゃ。いつもより練習長引いちゃったからもう真っ暗だよ)
穂乃果「凛ちゃーん!待たせてごめんね〜」
凛「全然待ってないから、大丈夫だにゃ」
凛(よかった~、早めに来てくれて。真っ暗でちょっと心細かったんだよね・・・)
穂乃果(あの海未ちゃんが協力してくれたんだもん!今日こそは、ちゃんと伝えなきゃ・・・!)
穂乃果「・・・ねえ、凛ちゃん?空、見てみて」
凛「空?・・・あっ、お月様!」
穂乃果「月が・・・綺麗ですね」
凛「!!」
凛(これ、どこかで聞いたことある!たしか・・・こ、告白の言葉、だったよね?)
凛(穂乃果ちゃん真剣な顔してる。凛もちゃんと答えなきゃ!えっと、たしか返事は・・・)
凛「死んだらいいわ・・・///」
穂乃果「・・・」
凛「・・・」ドキドキ
穂乃果「・・・え?」
凛「あれ?」
穂乃果「あの後、凛ちゃん何か叫びながら、顔真っ赤にして走って行っちゃったんだよね。死んだらいいわ、ってどういう意味なんだろう?まあ、真っ赤な凛ちゃんが可愛かったからどうでもいっか!」
穂乃果「ごめんなさい、とかは言われてないんだもん!セーフだよねっ!次もがんばるよ!」
真姫「ふふ、ついにこの真姫ちゃんのところまで来たわね」
穂乃果「あれ?真姫ちゃんが、ヴェ!?とかイミワカンナイ!とか言ってくれない・・・。リアクション芸期待してたのになぁ」
真姫「アドバイスするのやめようかしら・・・」
穂乃果「嘘!嘘だよ!真姫ちゃんかわいいかきくけこ!だよっ!」
真姫「もう、調子狂うわね・・・」
穂乃果「でも、なんで真姫ちゃんは驚かないの?やっぱりことりちゃんから聞いたの?」
真姫「絵里に頼まれたのよ。自分は上手くアドバイスできなかったから、いい案を考えてあげてって」
穂乃果(絵里ちゃん、バカにしてごめん!)
穂乃果「それいいね!でも、何を歌えば・・・」
真姫「ちゃんと用意してあるわ。歌詞も曲も絵里と一緒に考えて、穂乃果の魅力と好きって気持ちをたっぷり詰め込んだわ!」
穂乃果「本当っ!?うわぁ、穂乃果カンゲキだよ!」
真姫「勘違いしないでよ、私は絵里に頼まれたからやっただけなんだから」
穂乃果「でも、真姫ちゃんが協力してくれたことには、変わらないでしょ?ありがとっ♪」ニコッ
真姫「~~!ほら、プレーヤーとスピーカー貸してあげるから、早く行ってきなさいよ!」
穂乃果「うん!じゃあ穂乃果いってくるね~」タタタッ
真姫「協力するのは当たり前じゃない。友達・・・なんだから」
凛(今日も穂乃果ちゃんに呼び出されたにゃ。うう、昨日のことが恥ずかしくて、練習中だって顔合わせられなかったのに・・・。なんであんな変な間違いしちゃったんだろう・・・)
穂乃果「凛ちゃーん!待たせてごめんね〜」
凛「ぜ、全然待ってないから大丈夫だにゃ・・・」
凛(昨日あんなことがあったのに、穂乃果ちゃんいつもどおりだ・・・)
穂乃果「今日は凛ちゃんにプレゼントがあるんだ!」
凛「プレゼント?」
穂乃果「うん、チョットマッテテー」鞄ゴソゴソ
凛(スピーカー?)
穂乃果「穂乃果から凛ちゃんに、スペシャルソングのプレゼントだよっ!」
凛「スペシャルソング?」
凛「うわあ、うれしいにゃ!凛、穂乃果ちゃんの歌大好きなんだ!」
穂乃果(今までにないくらい好感触!よし、ここで決めてみせるよっ!)
凛(穂乃果ちゃんといえば、やっぱり切なくもカッコいい曲だよね!凛のために歌ってくれるなんて、たのしみだにゃ~)
穂乃果「それでは、聞いてください・・・」ボタンポチリ
でででででー♪
でででででー♪
穂乃果「・・・君に飛んでけ!スキスキぷわぷわ♪」
凛「・・・」
穂乃果「スキスキぷわぷわ♪スキスキぷわぷわしちゃおっ!」
凛「ぷわぷわ・・・」
穂乃果「キスキスぷわぷわくださいっ!」
でん♪
凛(ぷわぷわ・・・ぷわぷわ・・・)
穂乃果「ふぅ・・・。えへへ、聞いてくれてありがとっ♪」
凛「はっ!?」
凛(あれ?歌、終わってる・・・?穂乃果ちゃんが歌い始めたら、なんだかぷわぷわしてきて・・・)
穂乃果「穂乃果の歌、・・・どうだった?」ドキドキ
凛(穂乃果ちゃんが期待のまなざしでこっち見てる!?まずいにゃ、何も覚えてないなんて言えないし・・・)
穂乃果「それからそれから?」
凛「それから・・・えっと・・・」
穂乃果「・・・」
凛「・・・」
穂乃果「もしかして・・・それだけ?」
凛「・・・うん」
穂乃果「・・・え?」
穂乃果「今回はいけると思ったんだけどなぁ・・・。あんなにいっぱいスキスキ♪って言ったのに、凛ちゃん鈍感すぎだよ!でも、鈍感なところも可愛いっ!」
穂乃果「なんだか失敗にも慣れてきちゃったし、まだまだめげずにがんばるよっ!」
希「うわっ、穂乃果ちゃん・・・」
穂乃果「もう、そんなめんどくさそうな顔しないでよぉ!」
希「みんなから聞いてはいたけど、これはほんとに面倒やね・・・」
穂乃果「穂乃果本気なんだよ!だからお願いっ!」
希「・・・穂乃果ちゃん絶対笑うから嫌」
穂乃果「笑わない!絶対笑わないよ!」
穂乃果「それすごく素敵だよ、希ちゃん!」
希「穂乃果ちゃん、本当に笑わないんやね?」
穂乃果「穂乃果は約束を守る女だからね!それじゃ、希ちゃんのアイディア使わせてもらうね~」タタタッ
希「ちょっと待って、穂乃果ちゃん!・・・行っちゃった。今日の穂乃果ちゃんの運勢は・・・」
凛(今日も穂乃果ちゃんに呼び出されたにゃ。結局、月曜日から土曜日まで6日連続、なんだか穂乃果ちゃん週間って感じだったな)
穂乃果「凛ちゃーん!待たせてごめんね〜」
凛「全然待ってないから、大丈夫だにゃ」
穂乃果「あのね、凛ちゃん。私、凛ちゃんにお話しがあるんだ」
凛「お話し?」
凛(お味噌汁のときと同じ流れだにゃ)
穂乃果(明日は日曜日で練習もお休み、できれば今日で決めちゃいたい・・・!)
穂乃果「凛ちゃん!!」
凛「は、はい!」
穂乃果「私、凛ちゃんのことを一生守りたい!」
凛「・・・・・・それは嫌だよ」
穂乃果「えっ・・・」
凛(・・・穂乃果ちゃんに守られるだけなんて嫌だ!年下だし、頼りないかもしれないけど、凛だって穂乃果ちゃんのこと守りたいんだもん!)
穂乃果「・・・」
凛「穂乃果ちゃん、あのね、凛・・・」
穂乃果「言わないで!」
凛「・・・穂乃果ちゃん?」
穂乃果「今までごめん・・・。また来週、学校でねっ!」タタタッ
凛「穂乃果ちゃん!?ちょっと待って!まだ話がっ!・・・行っちゃった。穂乃果ちゃん、どうしたんだろう?」
凛『・・・でね、それは嫌だって言ったんだ』
花陽「うん」
花陽(今夜もいつもどおり、凛ちゃんと電話でお話です。最近の凛ちゃんは、穂乃果ちゃんの話ばかりで・・・なんだかちょっと悔しい)
花陽「どうして嫌だって言っちゃったの?」
凛『えっと・・・、穂乃果ちゃんに守られるだけじゃなくてね、凛も穂乃果ちゃんのこと守りたくて・・・///』
花陽(凛ちゃん、本当に穂乃果ちゃんのことが好きなんだね・・・)
花陽「でも、それを伝えたんでしょ?だったら・・・」
凛『それが、言おうとしたら穂乃果ちゃん、急に走ってどこか行っちゃって・・・』
花陽(ああ、嫌だって言われて勘違いしちゃったんだね。せっかちな穂乃果ちゃんらしいけど・・・)
凛『だから、凛、ちゃんと言えなくて・・・」
花陽「そうだったんだ・・・」
凛「うん・・・」
凛『なに、かよちん?』
花陽「凛ちゃんは穂乃果ちゃんのこと、好きなんだよね?」
凛『にゃにゃ!?そ、そんなこと・・・///』
花陽「凛ちゃんは、穂乃果ちゃんと恋人になりたいんだよね?」
凛『そ、そんな、恋人だなんて・・・』
花陽「・・・お願い、凛ちゃん。花陽に正直な気持ちを教えてほしいな」
凛『かよちん・・・』
花陽(凛ちゃんが穂乃果ちゃんのことを好きなのは、正直・・・悔しいです。でも、凛ちゃんが望むなら私は・・・)
凛『・・・凛、穂乃果ちゃんが好き。できれば、その・・・恋人になれたら・・・うれしいにゃ』
花陽「うん・・・、わかったよ凛ちゃん」
花陽(凛ちゃん、・・・花陽にまかせて!)
穂乃果「花陽ちゃんごめ~ん!待たせちゃったよね?」
花陽「ううん、こっちこそ急に呼び出しちゃってごめんね?」
穂乃果「いいよいいよ~、どうせ練習なくてヒマだったからさ~」
穂乃果(それに、一人でいると昨日のこと思い出して悲しくなっちゃうし・・・)
穂乃果「で、いきなり呼び出してどうしたの?相談か何か?ささ、お姉さんに話してみんしゃい!」
花陽「みんなから穂乃果ちゃんが素敵な告白の仕方を探してるって聞いたから・・・、私もすこし考えてみたんです」
穂乃果「え?告白・・・」
穂乃果「そ、そんなことないよ!そんなことないんだけど・・・」
花陽「・・・穂乃果ちゃん?」
穂乃果「実は、その・・・穂乃果、昨日フられちゃったんだよねっ!あはは・・・」
花陽(やっぱり!穂乃果ちゃん勘違いしてる・・・)
花陽「そうだったんだ・・・、ごめんなさい・・・」
穂乃果「そんな、花陽ちゃんが謝ることじゃないよ!ただ穂乃果がバカだっただけなんだから・・・」
花陽「・・・」
穂乃果「・・・これでもね、みんなに話を聞いて、一生懸命素敵な告白にしようって頑張ったんだ。でも、意味なかったね・・・」
穂乃果「・・・もう一度?」
花陽「うん、もう一度。私、考えたんです、最高の告白」
穂乃果「花陽ちゃんの気持ちは嬉しいけど、やっぱり・・・」
花陽「ねえ、穂乃果ちゃんは一度でもその子に、自分の言葉で告白した?」
穂乃果「・・・してない」
花陽「私だったら・・・、他人の言葉で告白されるなんて、嫌だな」
穂乃果「だ、だって!ロマンチックなセリフなんて穂乃果には・・・!」
花陽「そんなのいらないの!!」
穂乃果「は、花陽ちゃん・・・?」
穂乃果「・・・」
花陽「でも、それってすごく勇気がいることだよね・・・。それでも、穂乃果ちゃんならできるって、私信じてます!」
穂乃果「花陽ちゃん・・・」
花陽「穂乃果ちゃんの好きな人が誰なのかは知らないけど・・・その子もきっと、穂乃果ちゃんの本当の言葉が聞きたいと思ってるはずだよ?だから・・・」
穂乃果「・・・ありがとう、花陽ちゃん。他人の言葉を借りるなんて、穂乃果らしくなかったよね!」
花陽「穂乃果ちゃん!」
花陽「待って!穂乃果ちゃん!」
穂乃果「?」
花陽「校舎裏に、行ってあげて。きっと・・・その子も待ってる」
穂乃果「花陽ちゃん、もしかして・・・」
花陽「頑張って!穂乃果ちゃん!ファイトだよっ!」
穂乃果「ごめん・・・ありがとう・・・。うん!ファイトだよっ!」タタタッ
花陽(穂乃果ちゃんはすごいなぁ・・・。だって私じゃ、他人の言葉を借りたとしても、好きだなんて・・・)
花陽「言えないよ・・・」
凛(かよちんが夕方にここにきてって言うから来てみたけど・・・、もうすぐ暗くなっちゃうよ・・・)
凛(今日、お休みだもんね。さすがに今日は・・・あれ、こっちに走ってきてるのって、もしかして・・・!)
穂乃果「凛ちゃーん!!」
凛「ほ、穂乃果ちゃん!?」
穂乃果「はあ・・・はあ・・・、ま、待たせちゃって・・・ごめんね」
凛「穂乃果ちゃん・・・どうしてここに?」
穂乃果「・・・今日は凛ちゃんに伝えたいことがあるんだ」
凛「伝えたいこと・・・?」
穂乃果「凛ちゃん、今までごめん!きっと、戸惑わせてたよね?私、自分の言葉で拒まれるのが怖くて今まで逃げてたんだ・・・」
凛「穂乃果ちゃん・・・?」
穂乃果「でも、そんなの私らしくなかったんだよ。だからもう一度、自分の言葉で、本当の気持ちを凛ちゃんに伝えなきゃいけない。ううん・・・伝えたい!」
穂乃果(大丈夫、花陽ちゃんが勇気をくれたんだ、伝えられる!)
穂乃果「凛ちゃん!」
凛「うん・・・穂乃果ちゃん」
穂乃果「あのっ!・・・わ、私・・・私、あなたのことがっ・・・!」
おわり
お目汚し失礼しました。
こんな文章を読んでくださってありがとうございます。
乙
乙
主に僕が喜びます
凛「凛は海未ちゃんの味方だよ?」
http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1442048721/l50
前作読んできた 今作とは違ってシリアスな感じだったけど面白かったよ ただ、ことぱなの描写はあまり好きじゃないな 次回作も期待
(´・ω:::::…. .サラサラ
前半も後半も面白かった
前作見てたけど、同じ作者だとは思わなかった。
今回も面白かったっす
またほのりん書いてくれ
-
前の記事
【ラブライブ!】悩んでる時に聞きたい曲教えて 2020.04.03
-
次の記事
【ラブライブ!】放課後誰もいない音楽室でキスしてそうなカプ 2020.04.03