【ラブライブ!】ことり「海未ちゃんお誕生日おめでとうございます♪」」海未「あ、はい。ありがとうございます!」
- 2020.05.01
- SS

海未「……はい?」
ことり「ことりですっ♡」ニコッ
海未「いえ、あの……」
ことり「ですっ♡」
海未「……す、すみません、全く意味がわからないのですが」
ことり「えっと……わかりやすく言うとね?今日は一日中ず~っと海未ちゃんのそばにいてあげるっ♡」ギュッ
海未「ひゃっ!?」ビクッ
海未「な、何って……そんな事急に言われても困ります……」
ことり「……もしかして海未ちゃん、嫌だった?」
海未「へ?」
ことり「ことりがプレゼントじゃダメ……だったかな?」ウルッ
海未「いやっ!そ、そういう訳ではなくですね……その、寧ろプレゼントの内容に関しては嬉しくないわけないと言いますか……」ゴニョゴニョ
ことり「じゃあ、何でそんなに歯切れ悪いの?」
海未「あまりにもいきなり過ぎて戸惑っているんですよ……」
ことり「あ、そっか~。それもそうだよね、うんうんっ」
ことり「それじゃあ、ことりが何故海未ちゃんにこんなプレゼントを上げようかと思ったのか、説明しますっ♡」
海未「ああ、それはとても助かります」
ことり「おほんっ……えーと、まず!ことりは海未ちゃんと恋人同士……つまり、とてもラブラブな関係にあります♡」ヤンヤンッ
海未「ラブラブって……まあ、その前の言葉は事実ですけど」
ことり「そして、今日は海未ちゃんの誕生日!お付き合いしてから初めての誕生日だからとっても気合が入っちゃいます!」グッ
海未「はあ……」
ことり「あれでもないこれでもない……ことりは一ヶ月ぐらい試行錯誤してたの」
ことり「海未ちゃん……///」キュン
ことり「って違うの~!」ブンブンッ
海未「な、何が違うんですか?」
ことり「海未ちゃんがそれで納得してくれても、ことりが納得出来ないの!やっぱり初めてって言うのはとっても大切だから……」
ことり「それでね?散々悩んだ結果、ことり自身をプレゼントすればいいんだっ!って思ったの♡」
海未「……終わりですか?」
ことり「?終わりだよ?」
海未「話が飛躍し過ぎて、結局大して説明になっていないような気が」
ことり「でも、ことりの気持ちはわかってくれたでしょ?」
ことり「やだ♡」ギュッ
海未「……嫌ですか」
ことり「もうプレゼントしちゃったので返品は受け付けませんっ」
海未「そうは言ってもですね……」
ことり「海未ちゃんはことりと何したい?何でもするよ?」
海未「な、何でも……ですか?」ゴクッ
ことり「うんっ!何でもだよ♪」
海未「ことりと……したい事……///」チラッ
ことり「……」ジ-
海未「はっ!?ど、どうしました!?」
海未「わ、私が破廉恥ですって!?な、ななな何かの間違いでは――」
ことり「でも……海未ちゃんが望むならことりはいいよ……♡」コソッ
海未「ひゃひ!?」ゾクゾク
ことり「……な~んて♪」クスクス
海未「こ、ことりぃ!///」
ことり「ふふっ、ごめんね海未ちゃん」
――――――
海未「ええ、決めました」
ことり「えっちなのはダメだよ?」
海未「ことり?」ニコッ
ことり「やんやん♡」
海未「もうっ……そんなの言われなくても分かってますよ」
ことり「それじゃあ、海未ちゃんはことりに何して欲しいの?」
海未「デートをしてください」
ことり「ふぇ?デート?」
海未「はい」
海未「そのデートです」
ことり「それでいいの?」
海未「それがいいんです。特別な日に大切な人と共に過ごす。素晴らしいとは思いませんか?」
ことり「うーん、それは勿論だけど……何だかことりしては少し物足りない、かも……」
海未「……そうですね。確かに、ことりの思っていた 願い事とは少し違うかもしれませんね」
ことり「でもでも!海未ちゃんがそれをお望みなら、ことりはそれに全力で応えちゃいます♪」
海未「ふふっ、よろしくお願いします」
ことり「……で、海未ちゃん」
海未「はい、何ですか?」
海未「家デートというやつですね」
ことり「外行かないの!?」ガ-ン!
海未「外はまだ少し寒いですから、炬燵で暖まりましょう」
ことり「むぅ……」プクゥ
海未「私のやりたい事に付き合ってくれるのではなかったんですか?」
ことり「これは流石にことりも想定外でした……」
海未「まあ、そんなに気を張らずにゆっくりしていてください。私はお茶でもいれてきます」
海未「もしや、ことりの手作りですか?」
ことり「勿論手作りです♪」
海未「わざわざありがとうございます。それでは、お皿と切り分ける用のナイフも一緒に持ってきますね」
ことり「はぁ~い♡」
海未「ふぅ……ごちそうさまでした、ことり」
ことり「美味しかった?」
海未「……」
ことり「お、美味しくなかった?」アセアセ
海未「いいえ、そんな訳ないです。いつにも増して美味しかったですよ」ニコッ
ことり「そ、そっか。ならよかったぁ……」ホッ
ことり「……課題?」
海未「その反応……まさか、忘れているのでは?」
ことり「ち、違うよ!?ちゃんと覚えてるけど、何でこのタイミングで課題なのかなって」
海未「まあ、それは今は気にしないでください。それより、終わっているのですか?」
ことり「ま、まだだけど……?」
海未「なら、ちょうど良かったです」
ことり「?」
海未「私の次のお願いです。一緒に課題を終わらせましょうか」
ことり「……やだ」
ことり「だって、全然デートっぽくない……」
海未「共に勉強をするのも立派なデートです。さあ、課題を――」
ことり「ねぇ海未ちゃ~ん……やっぱりお出かけしよ~よ……」グイグイッ
海未「駄目です」
ことり「お出かけしてくれないと、嫌いになっちゃうもん!」
海未「そ、それは困ります……」
ことり「でしょ?だから、ね?ことりと一緒にお出かけしよ♡」
海未「……」
ことり「海未ちゃん――おねがぁい!」
海未「……うっ」
海未「わ、分かりました!分かりましたよ……」ハァ
ことり「ホント!?」パアァ
海未「ただし!こんな事は今回だけですからね?」
ことり「うんっ!海未ちゃん大好き~♡」ダキッ
海未「ちょっと!?ことっ――!?」
ことり「お礼の抱擁だよ~♡」ギュ-!
海未「け、結構ですから離れてくださいー!」
――――――
ことり「わわっ、もうちょっと待ってぇ~!」
海未「全く……今日はことりが私のお願いを聞いてくれる筈だったのでは?」
ことり「そうだったんだけど……ことりはお願いを聞くより、やっぱり海未ちゃんにお願いを聞いてもらうほうがいいかなぁって♡」
海未「……まあ、ことりらしいと言いますかなんと言いますか」
ことり「えへへ~……準備出来たよ♪」
海未「では、行きましょうか」
ことり「はぁ~い♡あ、手繋いでもいい?」
海未「わざわざ聞く必要なんかありませんよ、どうぞ」パッ
ことり「ありがと♪」ギュッ
ことり「えっとね、考えてない!」
海未「……だと思いました」
ことり「取り敢えず歩く?」
海未「そうですね、あまり遠くに行くほどの時間もありませんし」
ことり「来年はもっと旅行とか行けるといいね~」
海未「いいですね、旅行。色々な山に登ってみたいです!」
ことり「えっ……こ、ことりは山はちょっと……」
海未「ふふっ、冗談ですよ」
ことり「海未ちゃん嫌い……」プクゥ
ことり「ことりの方が海未ちゃん大好きだもん……」
海未「さっきと言ってることが逆じゃないですか」クスッ
ことり「……えいっ」ギュッ
海未「……あ、あの、ことり?」
ことり「……なに?」
海未「ここ……普通に外なので、そんなに腕を組まれると周りに……」
ことり「海未ちゃんがことりの事からかうから仕返しです」
海未「ことりの方が圧倒的に私をからかってると思うんですけど……」
ことり「聞こえないもん」ギュ-
ことり「海未ちゃんの親に見られても?」
海未「ことりとの事は既に報告済みですので」
ことり「未来のお嫁さんですって?」
海未「……」ジト-
ことり「あー、海未ちゃんことりがまた冗談で言ってると思ってる~」ムッ
海未「ええ、まあ……」
ことり「ことりの今日の言葉覚えてる?」
海未「ことりの?……今日はことりが私のお願いを何でも聞いてくれるという話ですか?」
海未「ことり自身……ですね」
ことり「で、その時にことりが言った言葉は?」
海未「確か、返品は受け付けないとか――ああ、そういう事ですか……」
ことり「流石海未ちゃん!鋭い!」
海未「……一応聞きますけど、拒否権とかって」
ことり「ないですっ!拒否しちゃダメ!」ギュッ
海未「わ、分かってますよ……聞いてみただけです」
ことり「それじゃあ、ことりの事受け取ってくれる?」
海未「まさか、誕生日にこんなプレゼントをされるとは思いもしませんでしたよ」フフッ
海未「それは……勿論ですよ」
ことり「ことりもね?海未ちゃんが相手ならとっても嬉しいよ♪」ニコッ
海未「……っ」ドキッ
ことり「海未ちゃん?どうしたの?」
海未「……ことり、最後のお願いを聞いていただいてもよろしいですか?」
ことり「最後?どんなお願い?」
海未「その……もしかしたら、少し破廉恥かもしれませんが……///」
ことり「ふぇ!?海未ちゃんってば……だ、大胆だね……///」
海未「今回だけ勇気を出します……こ、ことり!」
ことり「は、はぁい!」
ことり「え、ふえぇ!?ことりがするの!?」
海未「すみません、私からは……恥ずかしくてとても……///」
ことり「海未ちゃん、一応確認しておくけどここお外だよ……?」
海未「い、一瞬なら大丈夫かと……」
ことり「やっぱり海未ちゃん大胆……」
海未「では、ことり……お願いします!」ググッ
ことり「……もうっ、ことりだって恥ずかしいんだよ?」
海未「それは重々承知です!」ググッ
ことり「……」
海未「ことり?」
海未「は、はい!なんなりとお申し付けください!」
ことり「ふふっ、それは楽しみだなぁ♡」
海未「あ、あのー?それで、私いつまで目を閉じて入れ――」
ことり「大好きだよっ海未ちゃん♡」チュッ
海未「んむっ!?///」
海未「こ、ことりぃ……///」ヘナヘナ
ことり「ごめんね?驚いちゃった?」
海未「急すぎて心臓が止まるかと……」
ことり「あはは……でも、凄く可愛いかったよ海未ちゃん♪」
海未「……からかわないで下さい///」
ことり「ふふっ……改めて、お誕生日おめでとう海未ちゃん。これからもよろしくお願いしますっ!」ペコッ
海未「あ、はい!それはこちらこそです。これからも、末永くよろしくお願いします」
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