【ラブライブ!】穂乃果「時をまき戻して?」
- 2020.04.04
- SS

-授業中-
穂乃果(6時間目は歴史の勉強かぁ…)
穂乃果(あぁ…なんだか眠くなっちゃったなぁ)
穂乃果(最後のライブが終わって気が抜けちゃったのかなぁ)
-あぁ、ほのかな~♪予感がはじまり~♪-
穂乃果(ふふっ)
-時をまき戻して~♪-
穂乃果(…)
穂乃果(こうして過ぎていく時間をみていると)
穂乃果(やはりあの時のことをどうしても思い出しちゃうな)
穂乃果(時がまき戻ればいいのになぁ)
穂乃果(あぁ、眠い眠い眠いよ~)
スゥ~
穂乃果「うん?」
穂乃果「寝ちゃったのかな?」
ヒュー(風の音)
穂乃果「…」
穂乃果「穂乃果、学校にいたはずじゃ?」
穂乃果「え?真っ暗?」
穂乃果「え??え??」
穂乃果「こ、ここ、どこーっ?!」
うぎゃー
穂乃果「なに?今の悲鳴?」
コラマテー
穂乃果「あ、なんか追っかけてるよ!」
穂乃果「あ、やられた…」
穂乃果「なに?これ?夢?」
穂乃果「海未ちゃーん、ことりちゃーん!タスケテー」グスングスン
??「もしもし、そなたこんなとこで何をしておる?」
穂乃果「あ!た、助けてください!」
??「こちらへ来なさい」
穂乃果「は、はい…」
??「ここなら安心じゃ」
穂乃果「こわいよ~」(涙)
??「もう大丈夫じゃ安心したまえ」
穂乃果「ありがとうございます」
??「オナゴの分際であんなところにいては危ない。ただでさえ今我が国は乱れておる。命が惜しければウロウロせんことじゃ」
穂乃果「ここはどこなんですか?」
??「なに?そんなことも知らずにここへ?」
穂乃果「すみません、穂乃果すこし混乱してて…」
穂乃果「音ノ木坂ですか?学校は?なんで真っ暗なんですか?」
??「なにを言っているのかわからんが…」
??「ここは高天原というところじゃ」
穂乃果「高天原?」
穂乃果「高天原?」
オモイカネ「そうじゃ、ここはアマテラス様が治めている高天原」
穂乃果「アマテラス…すごい名前だね?」
穂乃果「あなたは?」
オモイカネ「ワシは常世思金神というモノじゃ」
穂乃果「ごめんなさい…穂乃果漢字読めないよ」
オモイカネ「オモイカネと読むんじゃ」
穂乃果「ここはどうして真っ暗なの?」
オモイカネ「それは…話すと長いんじゃが」
オモイカネ「かつてここを治めていたアマテラス様はたいそう美しくやさしく、だが時には厳しい方じゃった」
オモイカネ「その方がいらっしゃる時は、みんな明るく美しい平和な国じゃったんだが」
穂乃果「それがどうして?」
オモイカネ「それはつい最近の話じゃ…」
オモイカネ「最近、その方の弟がやってきたのじゃ」
オモイカネ「しかし幼き日に別れてしまった母君に会いたくて、父君と喧嘩別れしておったのじゃが」
オモイカネ「かなわず、ここへやってきたのじゃ」
オモイカネ「姉であるアマテラス様が温かく迎えたのじゃが、生来の乱暴者の弟君はじっとしていることはできず国中で大暴れ」
オモイカネ「それでアマテラス様は大変怒って」
<わたしはもうあの弟の顔など見たくありません!>
オモイカネ「そう言って、アマの岩戸というほら穴に隠れてしまったのじゃ」
オモイカネ「おかげで今我が国は日が昇ることなく、悪人が暴れまくる国になってしまったのじゃ…」
穂乃果「ほえ~それで今、真っ暗なんだね?」
オモイカネ「そうじゃ。だから今他のみんなと相談しているんだが、とにかくアマテラス様に岩屋からでてきてもらわないと、この高天原はこのまま悪人がのさばる悪の国になり続けてしまうんじゃ」
穂乃果「そ、そうだったんだ…それで悲鳴が聞こえたりするんだね」
穂乃果「!」ヒラメキ
穂乃果「あ、そうか!つまりそのアマテラスさんが出てこればいいんだよね?」
オモイカネ「まぁそうじゃが…」
オモイカネ「しかしなかな妙案が浮かばなくて、正直万策尽きたというところなんじゃ」
穂乃果「あのね…ゴニョゴニョ」
オモイカネ「なるほど…ふむふむ」
オモイカネ「よし、もうこうなったら可能性あることはなんでもやってみるか、他のみんなにも協力してもらうぞ」
オモイカネ「おい!支度をせいっ!」
オモイカネ「穂乃果殿、用意はできたぞ」
穂乃果「わかりました。でも穂乃果こんな恰好で大丈夫?」
オモイカネ「モモが少し露出しすぎかもしれぬ///」
オモイカネ「まぁ、この際そのままのほうがよいかのしれぬな///」
穂乃果「え?」
オモイカネ「あ、そう忘れておったわ。穂乃果殿、これは今回の件がうまくいくよう願いをこめてなんじゃが…」
穂乃果「勾玉?」
オモイカネ「私の母から受け継いだものじゃ、大したものではないが、受け取ってくれるとありがたい」
穂乃果「あ、ありがとう…オモイカネさん///」
オモイカネ(ゲフンゲフン)
オモイカネ「よし、ニワトリを鳴かせろ!」
オモイカネ「穂乃果殿、頼むぞ!」
穂乃果「うん、わかった!でも穂乃果の知ってる唄でいいの?」
オモイカネ「かまわぬ!みんなで合わせて手拍子するから、精一杯歌って踊ってくれ!」
穂乃果「うん、わかった、穂乃果頑張るよ!」
オモイカネ「頼みますぞ」
穂乃果 スゥー
-だって可能性感じたんだ~♪そうだススメ~♪-
一同(????)
-Let’s Go! Do! I! do I Live♪-
一同(??なんだこの唄?しかし楽しいぞ!)
オモイカネ(よし!いいぞ!みんな)
オモイカネ(みんな大喜びしてるぞ)
一同「いいぞ!うまいぞ!もっと踊れ!もっと歌え!」
アマテラス(あの弟のやつ!もう二度と顔なんかみたくない!)
アマテラス(だけど…わたくし、こんなことしててよいのかしら…)
~♪
アマテラス(あの音は…?)
アマテラス(外の様子がおかしい。なぜあんなに賑やかなの?)
アマテラス(わたくしがいないというのに?ニワトリも鳴いているの?)
アマテラス(ハッ!)
アマテラス(もしかしてわたくしがいない間に、余所の国から新しい方がいらしたのかしら…?)
アマテラス(す、すこし開けてみようかしら…)
スゥー
アマテラス「!」
アマテラス「誰です!あれは!」
アマテラス「許しません!わたくしの国に!」
ゴゴゴゴー
オモイカネ「よし!いまだ!タジカラオ!」
タジカラオ「うぬぬぬっ!」
グッ!
アマテラス(あっ…)
ピカーッ
オモイカネ「やったぞ!」
アマテラス「?」
穂乃果「オモイカネさん!やったね!」
オモイカネ「これも穂乃果さんのおかげだ」
アマテラス「これは一体?」
オモイカネ「これはこれはアマテラス様。よくぞお出ましいただきました。これでまた元の美しい国に戻ります」
アマテラス「すまぬ。心配かけた」
オモイカネ「今回の手柄はこちらの娘で、穂乃果という者でございます」
アマテラス「うん?奇妙な恰好をしておるな。穂乃果、礼を言うぞ」
穂乃果「い、いえ…って、あれ?」
穂乃果「う、海未ちゃんじゃん!どうしたの?」
アマテラス「な、なにを言っておるのじゃ?わたくしはアマテラスじゃ」
穂乃果「な~に言ってるの?海未ちゃんだよね?」
オモイカネ「穂乃果殿、なにを言っておられる!この方は…」
穂乃果「だって髪型とか着ている服違うけど海未ちゃんじゃん!」
アマテラス「失礼な娘じゃ!」プイッ
穂乃果「あ、待って!海未ちゃん!待って…
ホノカ、ホノカ・・・
海未「穂乃果!」
海未「いつまで寝ているのです!」
穂乃果「う、ううん…」
海未「もう授業は終わっているのですよ!」
穂乃果「あ、あれ…?アマテラス様?」
海未「?…なにを寝ぼけているのです!」
ことり「穂乃果ちゃん、随分ぐっすり寝てたね」
穂乃果(あれ?夢だったのかな?随分リアルな夢だったなぁ)
海未「たるんでいる証拠です!さぁ、授業も終わって、練習ですよ」
穂乃果「う、うん…」
穂乃果「あ!まぶしい!」
海未「?どうしたのです?」
穂乃果「やっぱり日の光があって明るいのはいいね」
海未「なにを言っているのです…」
海未「でも、そうですね、日の光があるから、明るくいられるのですよ」
穂乃果「そうだね」
穂乃果「…」
穂乃果「海未ちゃんありがとう!」
海未「え?」
穂乃果「さぁ!練習行こう!」
穂乃果「あれ?このポケットに入っているのは…」
おしまい
おつ
アマテラス可愛い
乙
-音楽室-
真姫 ~♪
真姫「はい、おしまい」
穂乃果「え~?真姫ちゃん!もう1曲お願い~」
真姫「なに言ってるのよ!この曲で終わりって言ったじゃない?」
穂乃果「お願い~」
真姫「し、しょうがない人ね///もう1曲だけよ!」
穂乃果「ありがとう!真姫ちゃん大好き!」
真姫「//// ちゃんと聞いてるのよ!」
穂乃果「は~い」
-あぁ、ほのかな~♪予感がはじまり~♪-
穂乃果(やっぱりこの曲はいいなぁ、さすが真姫ちゃん!)
穂乃果(真姫ちゃんが唄ってるの聞いてると、いつまでも聞いていたくなるよ…)
穂乃果(でも、なんか心地よくなってきた…)
-時をまき戻して~♪-
穂乃果(ふぁ~)
スゥ~
穂乃果「うん?」
穂乃果「寝ちゃったのかな?」
穂乃果「…」
穂乃果「あ、あれ?穂乃果、音楽室に真姫ちゃんといたはずじゃ?」
穂乃果「え??え??」
穂乃果「こ、ここ、どこーっ?!」
??「さぁ、こちらに参られよ!」
穂乃果「え?なに?」
穂乃果「え?嫌だよ!離して!」ハッ!
穂乃果(あ!その腰にあるものは…)ビクビク
??「言う事を聞かぬと、大変なことになる!素直に従いたまえ」
穂乃果「は、はい!」ビクビク
穂乃果「あの…すみません。状況がよくわからないのですが」ハハハ
穂乃果「それに…失礼ですが、あなたは…?」
??「なんじゃと?」
景時「我は名は梶原景時!」
景時「そなたは頼朝様の前で白拍手を踊ることになっておる」
穂乃果「穂乃果そんな事できないよ!」
景時「とにかくこれから連れていく、着いてまいれ」
景時「あ、それと>>38殿、ちょっと諸事情があってな、すまぬ」
穂乃果「誰に話してるの?」
景時「まあよいではないか、そなたはそこで白拍子を踊るのじゃ、よいな」
穂乃果(イミワカンナイ)
頼朝「そなたが京では有名な…って、なんじゃその恰好は!」
穂乃果(ど、どうしよう…?この偉そうな人は誰?)
穂乃果(というか、もしかして…)
穂乃果(そ、それより、穂乃果なにを唄って踊ればいいの?)
穂乃果(しかもヘタすれば殺される!)
穂乃果(どうしよう…)
穂乃果(ええい!もう!一か八か!ファイトだよ!穂乃果!)
穂乃果「よ、よろしくお願いいたします」
頼朝「…う、うむ」
政子「…」
穂乃果 スゥー
-不思議だね~今の気持ち~♪-
ザワッ
武士(??なんだこの唄?)ザワザワ
-空から降ってきたみたい~♪-
武士(なんだ?なんだ?だが、しかしなぜか胸がチクチクする…これは何事ぞ!)
頼朝「…」
-止められない、止まらな~い~な~ぜ♪-
武士「うおー」
頼朝「うおー!」
頼朝「ハッ!」
頼朝「なんじゃ!その唄は!」
頼朝「キサマ!静ではないな!誰だ!」(怒)
穂乃果「ひぇ~」
??「お待ちください!」
頼朝「!」
静御前「わたくしが源義経が妻”静”です」
静御前「なにか手違いがあっての事、お許しくださいませ」
静御前「これ、そちは下がれ」
穂乃果「あ、ありがとうございます」オジギ
穂乃果「あ!あれ?」
穂乃果「真姫ちゃん?」
静御前「な、なにを言っておる?よいから下がれ」
景時「さ、こちらへ」
穂乃果「真姫ちゃ~ん!」
-しづやしづ~、しづのおだまき~-
- 入りにし人の 跡ぞ恋しき-
頼朝「…」ワナワナ
頼朝「キサマぁ!よくぞワシの前でそのような唄を唄えたものだ!」(激怒)
頼朝「ここで手打ちにしてくれる!」
政子「待ちなされ!」
頼朝「政子!」
政子「わたくしも女。静の気持ちはよくわかります」
政子「あなたが伊豆で負けた時、どんな気持ちでいたか、あなたにわかりますか!」
頼朝「ぐ、ぐぬぅ」
政子「静御前どの、いつの世も人の別れはツライものですね」
静御前「は、はい」
政子「大変素晴らしいものでした。よく踊ってくれましたね」ニコ
政子「それに最初に出てきた娘…」
政子「そなたの唄も踊りも見事じゃった。わたくしあのような唄を聞いたのは初めてじゃ」
穂乃果「あ、ありがとうございます!」
政子「また聞かせてくだされよ…」
穂乃果「は、はいっ!」
政子「では、その2人を」
景時「はい!」
景時「お二方、こちらへ!」
テクテク
穂乃果「でも…なぜ穂乃果があそこで唄う事になったの?」
景時「そ、それは…」
景時「実は、私は静御前にとって敵なのです」
穂乃果「カタキ?」
景時「義経殿が平氏を破ったあと、権力は鎌倉と京の勢力で二分しました」
景時「私は鎌倉の勢力を守るため、京の勢力丸ごと粉砕しなければならなかった」
景時「そのために京で人気のある義経殿を使って…」
景時「しかし、義経様のご寵愛を受けた静御前までも危険な目に合わせるのは不憫と思い、そなたには気の毒じゃったが、身代わりになってもらうつもりじゃった」
景時「許していただこうとは思わぬ…頼朝殿をお守りする。これが私の役目だ」
静御前「景時殿…」
静御前「義経殿はわかっておられた。兄上様とこの天下に2人、共にいることはできなくなったと」
静御前「それはお互いの立場上、許されなくなったと」
静御前「ただし、このまま黙って死ぬことはできないと吉野でお別れしたのじゃ」
静御前「私は身ごもったこの子のため、どんなことでもするつもりじゃ」
景時「静殿…すまぬ、すまぬ(涙)」
穂乃果「身ごもった…って赤ちゃん?」
静御前「そうじゃ、義経様は私に大事な御子を残してくれたのじゃ」
静御前「頼朝殿は命だけは助けてくれることになった」
穂乃果「わーい!よかったね!」ダキツキ
静御前「わっ!いきなり抱き付かないで///」
穂乃果「元気に生まれてくるとよいね!」
静御前「そうじゃな…ありがとう、穂乃果殿」
静御前「そなたにそう言われると、不思議に元気がでます」
穂乃果「真…いや、静御前…」
静御前「わたし…元気な子を産むね」
静御前「そして、わたくしも強く生きるわ!」ニコ
穂乃果「うん!ファイトだよ!」
静御前「?」
静御前「おかしなことを言う娘じゃ」フフフ
静御前「あなたも強くね。約束よ」
穂乃果「はい!」
景時「静殿…」
穂乃果「?」
景時「さて、食事の支度が整った。今日はたんまりと食べられよ」
景時「では一献」
穂乃果「え?お酒?穂乃果未成年だから飲めないよ」
景時「よいではないか。今日はお祝いじゃ」
穂乃果「え?でも…」
静御前「そうじゃの。せっかくの景時殿からの盃じゃ、無理はせんで一口だけ飲んだらよかろう」
穂乃果「は、はい…」グイッ
穂乃果(え?美味しい!)カァー
景時「おおっー!なかなかよい飲みっぷりじゃ!ではもう一献」
穂乃果「は、はい…」グイッ
穂乃果「ねぇ、真姫ちゃん!」ヘロヘロ
静御前「だから真姫ではないと何度も…」
穂乃果「真姫ひゃん、幸せになってね!」
静御前「もう!酔ってるおるのじゃな、しょうがない人じゃ///」
穂乃果「穂乃果うれしいにゃぁ」アヘアヘ
穂乃果「あ…でもなんか体がぷわぷわしてきたなぁ、おかしいなぁ…」カァー
バターン
景時「ほ!穂乃果殿!大丈夫でござるか!穂乃果殿!」
静御前「穂乃果…
ホノカ、ホノカ、・・・
真姫「穂乃果!」
真姫「もう曲は終わったわよ!」
穂乃果「あいたたた!」
真姫「大丈夫?いきなり倒れて」
穂乃果「あ、あれ…?静御前?」
真姫「?…なに寝ぼけているのよ!寝ちゃってたの?しょうがない人ね///」
穂乃果「えへへ、でもなんでか頭が猛烈に痛いよ」
真姫「お昼休みももう終わり。教室に戻るわよ」
穂乃果「う、うん…」
穂乃果(なんだったんだろう…)
穂乃果「あ、そうだ!真姫ちゃん!静御前って知ってる?」
真姫「え?突然なに?知ってるけど…」
穂乃果「源頼朝に許してもらったあと、どうなったか知ってる?」
真姫「たしか…そのあと子供を産んだんだけど…」
穂乃果「あ、無事に生まれたんだ!よかった~」
真姫「でも生まれたのは男の子で…すぐ殺されてしまったの」
穂乃果「え?」
真姫「鎌倉に由比ガ浜ってあるじゃない」
穂乃果「う、うん」
真姫「そこに埋められてしまったようよ」
穂乃果「ひ、ひどい!」
真姫「当時は自分を狙う存在になりうる男子は早めに排除する考えは普通だったみたいだし…」
真姫「現に頼朝自身が平氏に助けられながらも平氏を倒したそういう存在だったからね」
穂乃果「静御前のその後は?」
真姫「その後は…歴史上にはでてこないみたいね」
穂乃果「そうなんだ…悲しいね」
真姫「そ、そうね」
穂乃果「うっ…」
真姫「ど、どうしたの?穂乃果!」
穂乃果「うわーん!真姫ちゃ~ん」
真姫「穂乃果?」
その週末、鎌倉へ行った。
穂乃果「…」
時代の流れとはいえ愛する人も愛する我が子も殺された一人の女性の事を思うと悲しくてしょうがなかった。
母(ほら、こっちよ!)
穂乃果(えっ?)
子(待って~!母様~)
穂乃果(うっ)ゴシゴシ
たぶん誰も信じてくれないかもしれないけど、あの砂浜を楽しく走り回る母子を見たような気がした。
<わたくしも強く生きるわ!>
そう、強く生きていったよね!きっと!
真姫「穂乃果~」
穂乃果「真姫ちゃん待たせてごめんね。そろそろ行こうか?」
真姫「もういいの?穂乃果?」
穂乃果「うん!真姫ちゃん!行こう!」
穂乃果(…さようなら)
穂乃果「さようならっ!穂乃果も強く生きるよ!約束だもん!」
おしまい
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