【ラブライブ!】絵里「KKEにようこそ」
- 2020.04.07
- SS

ソウダススメ~
コウカイシタクナイメノマエニ
ボクラノミチガアルー
穂乃果「」カタカタカタ
穂乃果「」ターン!
~~~~
1 名無しで叶える物語(ホムマン)
ID:1/xHf8N/a
引きこもり一年目突破したwww
お前ら祝ってくれwww
~~~~
穂乃果(これが私…高坂穂乃果二十二歳…)
~~~~
2 名無しで叶える物語(KKE)
ID:oNEEj0qCp
そもそも何で引きこもってんだよ
引きこもりになるまでの経緯を詳しく教えろ
~~~~
穂乃果(…)カタカタ
~~~~
3 名無しで叶える物語(ホムマン)
ID:1/xHf8N/a
実家の仕事継ぐのが嫌で家飛び出して就職したんだがうまくいかなくて辞めた
それ以来何に対してもやる気が起きなくなって引きこもりになった
4 名無しで叶える物語(KKE)
ID:oNEEj0qCp
実家に戻るっていう選択肢はなかったのか?
~~~~~
穂乃果(実家か…家を飛び出す前に散々喧嘩したし今更だよね…)カタカタ
5 名無しで叶える物語(ホムマン)
ID:1/xHf8N/a
今更実家に戻れるわけないだろ
散々わがまま言って家飛び出したのに今じゃ引きこもり
間違いなくカーチャンに殺される
6 名無しで叶える物語(KKE)
ID:oNEEj0qCp
実家に戻るのが嫌なら再就職するしかないな
貯金でなんとか生活出来てるんだろうけど底をつくのも時間の問題だぞ
~~~~
穂乃果(そんなの分かってるよ…でももう働きたくない…あんな辛い思いはしたくない…いっそこのまま…)カタカタ
7 名無しで叶える物語(ホムマン)
ID:1/xHf8N/a
分かってる
でも再就職する気はないしもういっそこのまま死んでもいい
8 名無しで叶える物語(KKE)
ID:oNEEj0qCp
なんでそんなに働きたくないんだよ
前に勤めてた会社でなにか嫌な事でもあったのか?
~~~~
穂乃果(…)
上司A「高坂さん…この書類またミスがあるわよ?あなたこの会社に勤めて何年目?ほんと学習能力ゼロね…」
穂乃果「すいません…すぐ直します」
上司A「今日中に終わらせなさいよ」
穂乃果「はい…」
穂乃果(仕事を始めた当初は怒られても石の上にも三年って自分に言い聞かせてなんとか頑張ってきた)
穂乃果(でももう限界だよ…)
穂乃果「いたっ!も~急に叩かないでくださいよ~!」
上司B「ごめんごめん♪でもほらっ!ちょっとはいい顔になったんじゃない?」ニコ
穂乃果「…はっ!」
上司B「じゃあ残業頑張ってね♪」バイバイ
穂乃果「はっ…はい!お疲れ様です!」
穂乃果「…..ふふっ♪」
穂乃果(それでも頑張れてこれたのはこの先輩のおかげかもしれない…)
穂乃果「よーし!頑張るぞー!」
穂乃果(昨日はなんとか終電前に仕事終わらせられてよかった…)
穂乃果(始業前にトイレすましとこ)
ガチャ
穂乃果(ふぅ…)
穂乃果(…よしっ!今日も一日頑張るよっ!)
ガチャ
上司C「それでさ~…」
上司B「うわ~可哀想…」
穂乃果(誰か入ってきたみたい…この声は先輩だ!)
上司B「ほんと高坂使えないよね~」
穂乃果(…えっ?)
上司C「あんた高坂と仲良いじゃない!なんとか言ってやってよあのノロマにさ!」
上司B「仲良い!?ぷっwwwちょっとやめてよ~全然仲良くないからwww」
上司B「むしろアイツ見てるとイライラしてくるし」
上司C「分かる分かる!」
穂乃果(…)
穂乃果(会社辞めよ…)
上司A「あらそう…でも明日から来なくていいわよ…貴女誰にも必要とされてないから…さっそく退社の手続きしましょうか」
穂乃果「…っ!」
上司B「」クスクス
上司C「」クスクス
穂乃果(うぅ…)ポロポロ
~現在~
穂乃果(思い出したら死にたくなってきたよ…)カタカタ
9 名無しで叶える物語(ホムマン)
ID:1/xHf8N/a
まあそんな感じ
結局は俺が無能だからいけないんだけどな
10 名無しで叶える物語(KKE)
ID:oNEEj0qCp
×××@×××jp
↑
捨てアド晒すから連絡よこせ
俺ならお前を救える
~~~~
穂乃果(急に何言ってんだろこの人…救えるもんなら救って欲しいよ)カタカタ
11 名無しで叶える物語(ホムマン)
ID:1/xHf8N/a
さすがに怪しすぎるわwww
12 名無しで叶える物語(KKE)
ID:oNEEj0qCp
怪しすぎるのは認める
だが俺なら必ずお前を社会復帰させられる自信がある
このチャンスを逃したら一生引きこもりのままだぞ
連絡待ってるからな
~~~~
穂乃果(…まあ暇潰しにはちょうどいいかな…)
穂乃果(あの後メールを送った私はオフラインでお話する事になったんだ…最初は見ず知らずの人に会う事に抵抗があったんだけどなんかもうどうでもよくなったよ…)
穂乃果「昼間外に出るの久しぶりだなぁ…」
主婦A「それでねー隣の奥さんったら…」クスクス
主婦B「やーねー」クスクス
穂乃果(うぅ…何だか穂乃果の悪口言われてるような気がする…これだから外は嫌いだよ)
絵里「穂乃果?もしかして穂乃果じゃない!?」
穂乃果「うわわっ!絵里ちゃん!?」ビクッ
絵里「すごい久しぶりじゃない!?元気にしてた?」
穂乃果「まあまあかな…」アハハ
穂乃果(やばい…μ’sメンバーにだけは引きこもってる事知られたくない)
穂乃果「ごめん絵里ちゃん…穂乃果用事あるからもう行くね!」ダッシュ
絵里「ちょっ!?穂乃果ぁ!?…行っちゃった…」
絵里「っていけないいけない!今日は遊びに来たんじゃなかったわ…」
ピロリロリン
穂乃果「あっ…金髪さんからメールだ」
穂乃果「もうカフェに着いて先に中に入ってるみたいだね…」
穂乃果「もう絵里ちゃんもどっかに行っただろうしそろそろ行こっかな…」
穂乃果(あっ!いたっ!後ろ姿だから顔は見えないけど金髪だしあの人で間違いなさそう…)
穂乃果「すいません…遅くなりました…」
絵里「えっ…穂乃果?」
穂乃果「…っ!絵里ちゃん!」
穂乃果(まさか金髪さんって絵里ちゃんの事だったの!?)
絵里「穂乃果…まさか貴女が…」
穂乃果(やばい!!)ダッシュ
絵里「待ちなさい!」ガシッ
絵里「離さないわ!必ず社会復帰させるって行ったでしょ!とりあえず落ち着きなさい!」グイグイ
~~~~
穂乃果「そうだよ…書き込みの通り穂乃果は引きこもりだよ…笑っちゃうでしょ?」
穂乃果(もうどうにでもなれ…)
絵里「笑わないわよ…」
絵里(まさか引きこもりが穂乃果だったなんて…でも私のやる事は変らないわ)
絵里「穂乃果…今日から貴女が社会復帰出来るようサポートする…だから貴女もしっかり私の言う事を聞くのよ?いい?」
穂乃果「分かったけど…具体的に何するさ…」
絵里「穂乃果…今日から私の家に来なさい…」
穂乃果「…..えっ?」
絵里「とりあえず再就職の事は気にせずいつも通り生活してもらっても構わないわ…」
穂乃果「…でもそれは流石に悪いよ…絵里ちゃんだって今働いてて大変でしょ?穂乃果が押しかけたら負担になっちゃうよ…」
絵里「そういう事は気にしなくていいの♪早速貴女の家の家賃解約手続きしに行くわよ!」グィ
穂乃果「うわわっ…引っ張らないでよ~」
穂乃果(絵里ちゃん…何で穂乃果の為にここまでしてくれるんだろう…)
絵里「穂乃果!起きなさい!」ユサユサ
穂乃果「う~ん…絵里ちゃん?」ボケー
穂乃果(そうだ…昨日から絵里ちゃんの家で一緒に暮らす事になってたんだっけ…)
穂乃果「どうしたの…まだ朝の五時半だよ…」
絵里「いい天気だし散歩しに行くわよ!」
穂乃果「えぇ~…絵里ちゃん一人で行って来なよ…穂乃果はもう少し寝てるからさ」
絵里「貴女が来ないと意味ないのよ♪ほらっ!早く着替えて着替えて!」バサー
穂乃果「ちょっ///一人で着替えられるから急に脱がさないでよ!」
絵里「見て見て穂乃果!アヒルさんが泳いでるわよ!」
穂乃果「うん…そうだね」
絵里(どこか上の空で何に対しても感心がない感じね…社会復帰させる前にこういう所から直していかないとね…)
絵里「ねぇ知ってた?アヒルって昔は飛べたらしいのよ?」
穂乃果「そうなの?」
絵里「ええ…でも飼いならしてる内に体が大きくなって飛べなくなっちゃったんだって」
穂乃果「へ~…まるで穂乃果みたい」
絵里(しまったわ!これじゃまるで穂乃果に嫌味言ったみたいじゃない!なんか微妙な空気になっちゃったし…こうなったら愛里紗式ロシアンジョークの出番ね!)
絵里「そう悲観的になっちゃだめよ?エリチカお姉さんがジュース奢ってあげるから元気だしなさい♪」
穂乃果「別にいいのに…」
絵里「歩いたら喉乾いたでしょ?遠慮しなくていいのよ♪」ピッ…ガシャン
絵里「はいこれ飲みなさい♪」ポイ
穂乃果「ありがと…ってこれおでん缶じゃん!」
穂乃果「ふふっ…おでんは食べ物だよ絵里ちゃん」
絵里「ごめんなさい冗談よ♪でも嬉しいわ…やっと穂乃果が笑ってくれた」フフッ
穂乃果「…っ///別に笑ってないよ…」
絵里「素直じゃないのね…」
絵里「それじゃあ私仕事行ってくるから留守番お願いね♪」
穂乃果「うん…行ってらっしゃい」
穂乃果(さすがに何もしないのは悪いよね…家事は手伝ってあげよ)
穂乃果(…とりあえず掃除でもしようかな…)
穂乃果(あっ…コルクボードに写真が貼られてる…)
穂乃果(うわー懐かしいなぁ…これ私達がまだスクールアイドルだった時の写真だ…)
穂乃果(あの頃は楽しかったな…できる事ならあの頃に戻りたいよ…)
穂乃果(あれっ?…この写真…)
穂乃果(っていけないいけない…掃除しなきゃ…)
~~~~
絵里「ただいま~」
穂乃果「あっ…おかえり絵里ちゃん」
絵里「あらっ?部屋が綺麗になってるわね…もしかして掃除してくれたの?」
穂乃果「うん…流石に悪いからね…ご飯も作ったから食べてね」
絵里「ハラショー…ありがと穂乃果♪助かるわ♪」
穂乃果「も~…一言余計だよ絵里ちゃん!穂乃果だって一応一人暮らししてたんだし料理ぐらい出来るよ!」
絵里「ふふっ♪…ごめんなさい」
絵里「でも不思議ね…こうして一緒に暮らしてるとまるで同棲してるみたいじゃない?」
穂乃果「なな…なに言ってるの絵里ちゃん///変な事言ってないで早く食べてよ///」
絵里「ふふっ♪照れちゃて可愛いわね♪」
穂乃果「別に照れてないよ///」
穂乃果「うん…ありがと」
絵里「じゃあお風呂入って早めに寝ちゃいましょ?明日はランニングよ!」
穂乃果「えぇ~…また外いくの?」
絵里「そうよ!ずっと家の中にいても引きこもりが悪化するだけでしょ?まずは外に出る事が社会復帰の第一歩よ!」
穂乃果「うぅ…分かったよ…」
穂乃果「絵里ちゃん…もう寝た?」
絵里「…なぁに穂乃果?」
穂乃果「あのさ…絵里ちゃんは仕事辞めたいって思った事ある?」
絵里「…そうね…何度もあるわ」
穂乃果「そうなんだ…でもどうして辞めずに続けられるの?」
絵里「うーん…生きがいがあるからかしら?」
穂乃果「生きがいかぁ…ねぇ…絵里ちゃんの生きがいって何?」
絵里「ぐ~ぐ~」
穂乃果「寝たふり下手だね…言いたくないなら別にいいけど…」
穂乃果「おやすみ絵里ちゃん」
穂乃果(絵里ちゃんもきっと辛い思いをたくさんしたんだろうなぁ…穂乃果も頑張らないとね)
絵里「ん~…今日もいい天気ね♪絶好のランニング日和だと思わない?」
穂乃果「そうかなぁ…」
絵里「乗り気じゃないわね…ようし!今から向こうの河川敷まで競争よ!負けた人ジュース奢り♪」ダッ
穂乃果「ふふっ…言うと思った」
穂乃果「負けないよ絵里ちゃん!」ダッ
穂乃果「」ハァハァ
絵里「予想以上に疲れるわね…」ゼーゼー
穂乃果「もう動けないよ…」ハァハァ
絵里「ちょっとそこの河原で休みましょ…」
穂乃果「さんせーい…」
~~~~
絵里「どう?久々に身体動かすと気持ちいいでしょ?」
穂乃果「うん…気持ちいいね」
穂乃果(何だか久々だなぁ…この気持ち…)
穂乃果「ねぇ絵里ちゃん…」
絵里「なあに穂乃果?」
穂乃果「明日もその…一緒にランニングしない?」
絵里「!!…ええ!もちろんいいわよ!」
絵里「じゃあ仕事行ってくるわね♪」
穂乃果「うん…あっ!絵里ちゃん今日食べたい物とかある?穂乃果作っとくよ」
絵里「本当!?助かるわ♪じゃあ…パスタお願いできるかしら?」
穂乃果「うん…まかせて」
絵里「ふふっ…楽しみにしてるわ♪…じゃあ行ってきます」チュ
穂乃果「なっ///」
穂乃果(今キスされた?///)
絵里「今のはお礼よ♪それともこれだけじゃ不満かしら?」
穂乃果「も~///早く仕事行きなよ!遅刻しちゃうよ!」グイッ
絵里「はいはい♪じゃあ留守番よろしくね♪」
絵里「ただいま~」
穂乃果「あっ!絵里ちゃんおかえり♪ご飯できてるよ!それともお風呂にする?」
絵里「うーん…じゃあ穂乃果にしようかしら」
穂乃果「なっ///…もう!からかわないでよ///」
絵里「冗談よ♪先にご飯頂こうかしら?」
穂乃果「うん!今用意するね」
絵里(穂乃果と暮らし始めてから早一年…この子もだいぶ変わったわね…)
絵里(最初は外にもあまり出たがらなかったけど…今じゃバイトも始めてあっちから外に遊びに行こうと提案してくるほどだし…後は就職するだけね)
穂乃果「今日は絵里ちゃんに作り方教えてもらった餃子作ったんだ♪」
絵里「ふふっ…ペリメニよ穂乃果…このやり取り何回め?」
穂乃果「も~!どっちでもいいよ!今回は上手く出来たから早く食べて食べて!」
絵里「はいはい♪」
絵里「私に見せたい物?」
穂乃果「ジャーン!」
絵里「穂乃果…それってもしかして…」
穂乃果「内定書だよ!穂乃果もついに来週から社会復帰できるんだよ!」
絵里「穂乃果!!」ダキッ
穂乃果「絵里ちゃん!?///」
穂乃果「あはは…ごめんね…絵里ちゃん驚かせたくてさ…それに穂乃果がここまで頑張ってこれたのは絵里ちゃんのお陰だよ?」
絵里「そうかしら?私は特に何もしてない気もするけど…本当の事を言うと社会復帰させる自信なんてなかったし…」
絵里「正直怖かったの…貴女を無理に社会復帰させようとして追い詰めてしまうんじゃないかって…」
穂乃果「絵里ちゃん…」ギュ
穂乃果「そんな事ないよ…絵里ちゃん仕事忙しいのに毎朝ジョギング付き合ってくれたり休日外に遊びに連れて行ってくれてたでしょ?休みの日ぐらいゆっくりしたいはずなのにさ」
穂乃果「そんな絵里ちゃんを見てたら穂乃果も頑張らなきゃなって思うようになったんだ…だから穂乃果がここまで頑張ってこれたのは全部絵里ちゃんのお陰なの!」
絵里「穂乃果…」
穂乃果「さぁ!冷めない内にご飯食べちゃおうよ!今日はお祝いにワイン買ったんだ!一緒に乾杯しよう!」
絵里「ええ!そうね!」
絵里「ふふっ…乾杯♪」ゴクッ
絵里「!!…このワイン美味しいわね…かなり高かったんじゃない?」
穂乃果「まあ高かったんだけど…社会復帰出来たら何か絵里ちゃんにお返しがしたくて貯金してたんだ!絵里ちゃんワイン好きでしょ?だからこれは今までの感謝気持ちだよっ♪」
絵里「ふふっ…これじゃまるで私がお祝いされてるみたいじゃない」グスッ
穂乃果「あれれ?絵里ちゃんもしかして泣いてる?」ニヤニヤ
絵里「なっ///泣いてないわよ!」
絵里「ほらっ!早く餃子食べるわよ!」
穂乃果「ペリメニだよ絵里ちゃん…」
穂乃果「あれっ?まだ何かあったっけ?」モグモグ
絵里「ええ…まだ貴女の実家のお父さんとお母さん…あと雪穂ちゃんに謝ってないでしょ?」
穂乃果「うっ…そうだったよ…でも許してくれるかな?家飛び出した時散々喧嘩したのに…」
絵里「大丈夫よ♪きっと許してくれるわ」
穂乃果「そうだといいけど…」
絵里「安心しなさい!私もついていってあげるから♪」
穂乃果「うん…」
穂乃果「うぅ…やっぱり今日は帰らない?謝るのはまた今度にしてさ…」
絵里「ダメよ♪そんな事言ってたらいつまでたっても謝れないじゃない?ほらっ!もうすぐそこだし行くわよ!」グイッ
穂乃果「わっ!…分かったから引っ張らないでよ~」
~~~~
雪穂「いらっしゃいませー…ってお姉ちゃん!?…と絵里さん?」
穂乃果「雪穂久しぶり」アハハ
雪穂「久しぶりじゃないよ!今までどこ行ってたのさ!?凄く心配したんだからね!お姉ちゃんケータイも持たずに飛び出しちゃうから連絡も取れなかったし!」
穂乃果「ごめんごめん…今日はその事で謝りに来たんだ…お父さんとお母さんいるかな?」
雪穂「…ちょっと待ってて!今呼んでくるから!」
穂乃果父「…」
穂乃果「お母さん…お父さん…久しぶりだね…」アハハ
穂乃果母「貴女ねぇ…」スッ
穂乃果「」ビクッ
穂乃果母「」ギュッ
穂乃果(…あれっ?)
穂乃果母「どれだけ私達が心配したと思ってるのよ…連絡ぐらいよこしなさいよ…」グスッ
穂乃果「お母さん…」
穂乃果父「」コクッ
穂乃果「お父さん…」
穂乃果「…今まで心配かけてごめんなさい…」グスッ
穂乃果「それでね…今は社会復帰して絵里ちゃんと一緒に暮らしてるんだ…だから心配しないで」
穂乃果母「そうだったのね…」
穂乃果母「絢瀬さん…これからも穂乃果の事をよろしくね…」
絵里「はい…任せてください」
雪穂「お母さん…それだとなんだか結婚の許しを貰う為に挨拶しに来たみたいになってるよ…」
穂乃果「けけ結婚って///何いってるの!?///」
雪穂(満更でもなさそう…)
穂乃果母「ええ!いつでも遊びに来なさい!…ここは貴女の家なんだから」
雪穂「お店の事は気にしなくてもいいよ!私がしっかり継ぐ予定だからさ!」
穂乃果父「」グッ
穂乃果「みんな…」グスッ
穂乃果「じゃあ穂乃果もう行くね!今日は会えて良かったよ!」バイバイ
穂乃果母「じゃあね穂乃果…風邪には気を付けなさいよ!」
絵里「これでもうやり残した事はないわね…」
穂乃果「うん!何だかスッキリしたよ!」
穂乃果(でもこれで絵里ちゃんと一緒に暮らす理由がなくなっちゃったんだよね…)
穂乃果「…ねぇ絵里ちゃん…」
絵里「なあに穂乃果?」
穂乃果「その…もしよかったらだけど…私これからも絵里ちゃんと一緒に暮らしていきたい…ダメかな?」
絵里「…」
絵里「ごめんなさい…それは出来ないわ…」
絵里「そういう事じゃないの…寧ろ穂乃果との生活は楽しいわ」
穂乃果「…じゃあ何で?…」
絵里「それはね…貴女を社会復帰させたら死のうと思っていたからよ」
穂乃果「えっ?」
絵里「罪滅ぼしのためかしら?」
穂乃果「ますます訳分からないよ!ちゃんと一から説明して!」
絵里「…」
絵里「分かったわ…」
絵里「私が入社した時一緒に入社した同期の子が居いてね…マイペースでおっとりしてて…どこか希に似ていたわ…」
絵里「そのせいか私達はすぐに意気投合したの…でもね…彼女仕事がうまくいかなくて会社辞めて引きこもっちゃったのよ…貴女みたいにね」
絵里「私は彼女に一日でも早く社会復帰してもらいたかった…だから毎日彼女の家に押しかけては必死になって彼女を説得していたわ…」
絵里「でもそれが逆に彼女の負担になってたのよ…」
絵里「その事に気付きもせずに彼女をずっと説得し続けてたんだけど…」
絵里「ある日いつものように彼女の家を訪れたら…彼女首を吊って死んでいたの…」
穂乃果「そっ…そんな…」
絵里「それが私に出来る唯一の罪滅ぼしなのよ…」
穂乃果「そんな…そんなの嫌だよ!絵里ちゃんがいなきゃ誰が穂乃果を支えてくれるの!?」
絵里「貴女はもう一人でも大丈夫よ…それに今は支えてくれる家族もいる」
絵里「だからこれで…お別れよ」ダッ
穂乃果「あっ!!絵里ちゃん待って!!」
穂乃果「」ハァハァ
穂乃果(そんな…絵里ちゃん見失っちゃった…)
穂乃果(…絶対に死なせない…でもどこに行けば…)
穂乃果(絵里ちゃんが最後に行きそうな場所…)
穂乃果(あそこしかない!)
穂乃果「絵里ちゃん!!」ハァハァ
絵里「あらっ…よく私がここにいる事が分かったわね…」
穂乃果「うん…だって前に絵里ちゃんとここに観光しに来た時さ…」
穂乃果「もし死ぬとしたらこんな静かな所で死にたいって言ってたでしょ?あの時はまた変な事言ってるっなって思って聞き流してたけど…」
絵里「そんな事言ってたかしら…迂闊だったわ」
絵里「でも少し遅かったみたいね…」
穂乃果「待ってよ絵里ちゃん!少し落ち着いて話し合おうよ!」ジリジリ
絵里「こないで!…貴女と話す事はもう何もないわ…」
絵里「…それに…貴女と一緒にいると散々死のうと決心していたのに…その気持ちが鈍るのよ!!もっと生きていたいって思ってしまうの!!」
穂乃果「絵里ちゃん…」
絵里「親友を殺しておいて…私だけのうのうと生きていていいと思う?」
絵里「きっと彼女も許してくれないわ…」
絵里「…話しはこれで終わりよ」
絵里「さよなら…穂乃果」フワッ
穂乃果「っ!!絵里ちゃん!!」ダッ
穂乃果(お願い…間に合って!!)
ガシッ!!
穂乃果「っ…何とか間に合った…」グググ
絵里「今すぐその手を離しなさい!!貴女も落ちるわよ!?
穂乃果「ぐぐっ…絶対に離さないよ…」グググ
絵里「何でよ…何で邪魔するのよ…」
穂乃果「そんなの…そんなの絵里ちゃんに死んで欲しくないからに決まってるよ!!」ググググ
穂乃果「穂乃果を残して勝手に死のうだなんて…そんなの勝手すぎるよ!!」グググググ
穂乃果「もう穂乃果は絵里ちゃんなしじゃ生きていけないの!!」ググググググ
穂乃果「うあぁぁぁぁ!!」グイッ!!
絵里「っ!!」ドサッ
穂乃果「だからもう…死ぬだなんて…そんな悲しい事言わないでよ…」ダキッ
絵里「穂乃果…」
絵里「ねぇ穂乃果…そろそろこの縄解いてくれないかしら?」
穂乃果「だめだよ…だってまた絵里ちゃん死のうとするでしょ?」
絵里「もうあんな真似絶対しないわ…約束する…」
穂乃果「…分かったよ…でもこれだけは忘れないでね」
穂乃果「絵里ちゃんが死んだら穂乃果も死ぬから」
穂乃果「こうすれば絵里ちゃんも迂闊に死ねないでしょ?」
絵里「だからもう死なないってば…」
絵里「…そうだ!いい事思い付いたわ!」
穂乃果「なになに?」
絵里「穂乃果が死んだら私も死ぬ事にするのよ!」
絵里「こうすればお互いどんなに辛い事があって死にたくなっても相手の事を考えて死ぬに死ねないじゃない?」
穂乃果「!!…それいいね!うんっ!そうしよう!」
絵里「ふふっ…決まりね♪」
絵里(こんな身勝手な私を許してくれるかしら?…なんて思っても答えが返ってくるはずないわよね…)フフッ
絵里「ねぇ穂乃果…」
穂乃果「なあに絵里ちゃん?」
絵里「愛してるわ」
穂乃果「ふふっ…私もだよ♪」
終わり
元ネタ知らんけど良かった
乙
-
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