【ラブライブ!】にこ「Aqoursが来る!?」
- 2020.04.12
- SS

絵里「大挙って…。何人くらいか訊いてないの?」
にこ「9人よ」
希「ウチらと同じなんやね?」
ことり「うん。μ’sを意識した、って言ってたよ~」
真姫「で?そのAqoursがこの音ノ木に何の用なのよ?」
海未「ええ。どうやらμ’sにスクールアイドルとしての
凛「9人もゾロゾロ来る理由なんて一つしか無いよ……!」タラリ…!
花陽「え…?なに…?凛ちゃん」ゴクリ…
海未「はい。ですからスクールアイドルの先輩であるμ’sに
凛「秋葉原侵略!!!これだにゃ!!間違いないにゃ~!!!!」ドーン
海未「はい?」
真姫「ヴぇええ!!?」
にこ「ふ~ん…?良い度胸じゃない……。矢澤にこ率いるラブライブ優勝グループμ’sに殴り込みなんてね……?最近体が鈍ってたところよ……!」ゴキッゴキッ
ことり「ええ~~~!!!??そうなの!!!??」
穂乃果「そんなあ~!!穂乃果闘ったりできないよ~!!海未ちゃんなんとかしてよ~!!」ガクッ…
海未「いや違います!!そもそもことりと穂乃果は話聞いたでしょう!?」
バーン!!
千歌「頼もう~~!!」
絵里「あら…いらっしゃい」ニコッ
にこ「来たわね…!!」
花陽「ああ…!もうダメだよお…!秋葉原はおしまいだよお…!」ガクッ…
凛「かよちんは凛が絶対守るよ…!!」
穂乃果「うわあああ!!まだ迎撃準備できてないよ~!」アタフタ
海未「穂乃果!!しっかりしてください!!リーダーでしょう!?」
千歌「……ってあれ?お取り込み中ですか?」
希「あはは。バタバタしてるけど気にせんといてな~」
にこ「うむ」
梨子「今日は人気スクールアイドルの秘訣みたいなものをみなさんから伝授してもらおうかと思って来たんだ~」
穂乃果「な~んだ!!そうだったんだね…侵略かと思ったよ~…」
曜「侵略…?」
凛「すっかり騙されたよ~!迷惑な話だにゃ~」
海未「り、ん…?」ゴゴゴゴゴ…
凛「ふ、ふひゅ~ふひゅ~…」プイッ
希「口笛めっさ下手やん」
にこ「ふふふ…スクールアイドルの秘訣ね。それはもちろん……」
にこ「簡単に教えるわけにはいかないわね!!!!!」
ルビィ「しょ、しょんなぁ…」グスッ
穂乃果「まあにこちゃんってケチだしね」
絵里「ほんとにね」
にこ「え!?ちょっ、そうじゃないでしょ!!?極意っていうのは極限の境地に達して初めて見えるものなのよ!!」
真姫「え?にこちゃんそんな境地まで達してたっけ?」
にこ「まずは『にっこにっこにー!』これを100セット!!はい!やって!!いますぐ!!」
曜「こうかな…」ニコニー!
にこ「はいそこダメー!!!角度は45度でしょうがあ!!!」ピピー!!
鞠莉「え…えっと…に…にっこ…?にっこに……niconicony」
にこ「はいその発音なんですかー!!」ピピー!!
にこ「ち、ちっこ…!?」
ルビィ「ええ!?お姉ちゃん知らないの!!?」
ダイヤ「え、ええまあ失礼ながら…」
ルビィ「秋葉原のスクールアイドル界にこの人あり!とまで言われた伝説のスクールアイドル矢澤にこさんだよ!?」ズイッ!
にこ「ふふん」ドヤニコ
花丸「そうだよ!!μ’s擁するツインテールの黒い悪魔とまで呼ばれてたのに!!」
にこ「小、悪魔ね!小、だからね!!!!そこ大事だから!!禍々しくなっちゃうから!!!」
花丸「あう…予習不足だったずら…」シュン…
善子「悪魔!?」ガタッ!
花陽「ひうっ!?」ビクッ!
善子「にこちゃんは!悪魔、なんですかぁ!?」キラキラ
にこ「え!?い、いや…」
果南「ああ…珍しくおとなしくしてると思ったら…」ハァ…
千歌「あ、うんその子は津島善子ちゃ
善子「ヨ、ハ、ネ~!でしょ!?」
海未「は、はあ…」
穂乃果「あはは…え~っと善子ちゃん?ヨハネちゃん?どっちかな?」
ダイヤ「善子ですわ」
善子「ちょ~っとダイヤちゃん!!こ~んな可愛い堕天使が~善い子のよ、し、こ~!だなんてありえないでしょ!?ヨハネです!!」
ことり「わあ~!!堕天使さんなんだ~!なんかちょっと可愛いかも~!」
善子「可愛いでしょ!?あなたにも~ヨハネの不運のおすそ分けっ!ふふっ!」ニコニコ
ことり「あ、不運はちょっとイヤかな~なんて……あはは~」
善子「え…」ズーーーーン
希「あ、大丈夫やよ~ウチのスピリチュアルパワーでなんとかしてあげるから!だから元気出し!?善子ちゃん!!」
花陽「よ、善子ちゃんおにぎり食べる…?元気出るよ…!」ソッ…
善子「そ、そんな…不運を分けることで絆が…軍団が…リトル…デー…モ…ン」ガクッ…
梨子「よっちゃん落ち込まないで…!私がもらってあげますから…!よっちゃんをもらってあげますから…ね!?しっかりしてください!!」ユサユサ!
善子「こんなことになるのも私が世界から嫉妬されるほどの美少女だからなのね……!!なんて不運で可憐な私……!」アハレナリ…
にこ(強い……!)
にこ「悔しいけどその点、あんたは申し分ないわ!」
善子「わあ…!にこちゃんもこれでリトルデーモンね!」キラキラ
にこ「う、うんまあそんなとこね。それにしてもこれは期待できるわ。あんた学年は?」
善子「ひ、み、つ~!」
にこ「ん?何年生まれなの?」
善子「悪魔歴で~……」
にこ「それ何歳なのよ!?」
善子「え~っと10万……」
にこ「干支は!!?」
善子「あ~洋風の設定だから~そういうのはちょっと」
にこ「教えなさいよ!!!!!!こらぁ!!!!」ガタッ!
絵里「どうどう」ガシッ
希「にこっち落ち着いてにこっち」ガシッ
にこ「そもそも堕天使と悪魔どっちよ!!!!!!」ジタバタ
花丸「うん!ルビィちゃんと善子ちゃんとおら…国木田花丸が1年生ず…です」
凛「そっか~!じゃあラブライブの時の凛達と一緒だね!!」
花陽「ふふ。懐かしいね」
真姫「そうね」クス…
真姫「でもあなた達大丈夫なの?ルビィも花丸も少し引っ込み思案というか…他の人にかき消されちゃうんじゃない?」
にこ「真姫ちゃんがまともに人の心配してる…!?」
真姫「な、なによ…」
穂乃果「え~私だって真姫ちゃんに心配されたこと無いのに~!ずーるーいーよー!!」
真姫「はあ!?何言ってんのよ……あなた達なんていっつもいっつも危なっかしくてどれだけあなた達のこと考えてたか!!」
にこ「え…」
希「そっか~真姫ちゃんは優しいなあ~」ニマニマ
花陽「真姫ちゃん…」ジーン…
凛「凛もいっつも真姫ちゃんのこと考えてたよ~!!」ガバッ!
真姫「ヴぇえ!?///違う違うわよ!!///そう!あ、あなた達が私の足を引っ張らないかって…ちょっと凛離れなさいよ!!///」
ルビィ「う、うう…」
にこ「ハッキリ言ってアンタ達はキャラが薄いわ!!」ドーン!!
花丸「んなっ!?」
花丸(ええ~!?マルってキャラ薄いのかな…!?どどどどうしよう…!)
花丸「そそそんなことはないずら。おらはきちんとキャラ立ってるずらずらずら」
絵里「あらこの子突然どうしたずら?静岡の方言なのかしら…?」
海未「そうみたいですね。~ずらとかもう少しソフトになると~だらなどと使うそうです」
花丸「そ、それにおらは聖歌隊にも入ってるずらでござる!声の良い方言女子としてブレイクする予定ずら奉り候」
絵里「こ、これはどこの言葉かしら…?」
希「え、江戸…?」
にこ「まあ特徴的な語尾っていうのは強力なアピールポイントではあるけどね。でもそれならもっと短くてキャッチーじゃないとダメよ」
花丸「な、なるほど…!」
花丸「いやあ~μ’sのみなさんは本当に勉強になるにゃ~」
凛「あー!!」
凛「それ凛のやつでしょー!!?勝手に取っちゃだめにゃー!!」
花丸「使ってもよろしいですか」
凛「許すにゃ。収入をこっちにも回すように」
果南「花丸がμ’sに魂を…!!」
善子「闇の契約ね…!」
真姫「安心してあれはきっと定着しないから…」
ルビィ「あ、あのにこさんはどうしてたんですか…?」
にこ「私?」
ルビィ「スタイルもあんまりよくないし」
にこ「…」グサッ
ルビィ「歌もダンスも突出してるわけでもないし」
にこ「…」グサササッ
ルビィ「他に特技があるわけでもないのに」
にこ「…」ガクッ
希「にこっちいいいいいいい!!!」
凛「なんて攻撃力にゃ…」
ダイヤ「ついに出てしまいましたわねルビィの悪い癖が…」
ルビィ「みんなから愛されてて凄いなって……!私尊敬してるんです!」キラキラ
にこ「」
海未「にこ!にこ!!!」ペシ!ペシ!!
海未「ダメです応答ありません」
花陽「ひっ…」
果南「こうなると誰も止められないわ…!」
ルビィ「奥手なのにちゃんと人気があって…」
花陽「う、うん…ありがとう…」ビクビク
ルビィ「それに…」
花陽「あ、あー…!あー…!聞こえないです!!」アーアーキコエナーイ
にこ「まあ~でも実際そうね。特にこの子達は歌の上手い子も居ればダンスが得意な子も居たしそういう点では私は目立たなかったわ」
ルビィ「え…?」
花陽「にこちゃん……好きになっちゃうよぉ」ホッ…
にこ「だけどやっぱりキャラ付けで挽回したのよ!!どう?分かるでしょ?アイドルにとってのキャラの大切さが!!」
千歌「むむ~…ここでもキャラかあ~…私はこれといったものが思いつかないよ~」
ダイヤ「ふふふ……」
ダイヤ「ですが逆に言えばスタイルも良くて歌もダンスも上手ければ何も気にしなくていいってことになるのでは?」ズイッ
ルビィ「お、お姉ちゃん…」
ダイヤ「つまりわたくしはもう何もしなくても十分人気になれる素質がある、ということになりますわね」フフッ
希「おお自信満々やな~!」
千歌「うう…ダイヤちゃん…ぐすっ…」
果南「ち、千歌!?どうしたの!?お腹痛い!?みかん食べる!?」
千歌「もう飽きたよ……ひっく…えぐっ…」
ダイヤ「ええっ!?ちょ、ちょっと千歌!?急にどうしたんです!?」
千歌「だ、だって…ひっく…あんなに誘ってもアイドル活動嫌そうだったのに…ぐすっ…今はアイドルが天職ですわ千歌さんのおかげですわ、なんて……私嬉しくて…」グスッ
ダイヤ「そこまで言ってないですけど!?」
千歌「この前も私達のPV見てやっぱり私が一番輝いてますわね……なんて楽しそうに笑ってて……」
ダイヤ「ちょ、ちょっと!///」
ダイヤ「ち、違いますわ!や、大和撫子があんなヒラヒラして可愛い衣装に身を包んで一生懸命に心を込めた歌をみなさんにお届けして楽しんでもらうなんて……そんな…」
にこ「満点の回答じゃない」
鞠莉「あら~意外とダイヤちゃんってアイドル乗り気だったのね」
ダイヤ「ですから違うと言っているでしょう!?」
曜「そういえばダイヤちゃんってどうやってAqoursに入ったの?あんなに嫌がってたのに気づいたら千歌ちゃんがハントしてたし気になってたんだ~」
千歌「あ、うんそれはね~……」
ダイヤ「勝負に、負けたんです」
凛「勝負?かけっこ?」
海未「剣道ですか?それなら任せてください!」
ダイヤ「あ、いえ…それは……」
鞠莉「アハハ!もちろんスモウよね!ス・モ・ウ!日本ならやっぱりこれよね!な~んて
ダイヤ「な!!なぜそれを!?」
鞠莉「え」
ルビィ「お姉ちゃん…相撲で負けてAqours入ったの…?」
ダイヤ「……」
善子「堕天せし関取」
花丸「ま、まあそういうこともあると思うずら…でも相撲で……そっかあ…」
梨子「服は脱いだんですか?どうなの?詳しく聞きたいな」
ダイヤ「いやあのそういうのはちょっと……///」
絵里「決め手は?」
ダイヤ「よりきりですわ」
絵里「なるほど」
ダイヤ「だって仕方がないでしょう!!!?千歌が突然『はっけよ~い!!』なんて言いだしたら普通構えるでしょう!!?そしたら後はぶつかるだけじゃないですかああああ!!」
凛「うわ逆ギレだにゃ」
ルビィ「昔から思ってたけどお姉ちゃんって結構ノリ良いよね」
ダイヤ「大体鞠莉だって全然やる気無さそうでしたわよね!!?」
鞠莉「まあね~。でもチカに『ライブやるから絶対講堂来てね!鞠莉ちゃんの気持ち変えてみせるから!』なんてちょっとカッコイイこと言われたらちょっと見に行っちゃうじゃない?」
千歌「いやはや~…」テレリ
鞠莉「フフ、そしたらホントにマリーも刺激されちゃって今に至るってワケ」
ダイヤ「ああ、あのライブ…。ふふ、お客さんは殆ど入ってませんでしたけどね」クスクス
果南「え?ダイヤも来てたの?だったら教えてくれたらよかったじゃないの」
ダイヤ「いえ行ってないです。人が居なくても懸命に歌う姿に心打たれたりしてないです。本当です。はい」ダラダラ…
にこ(なんかそのライブ目に浮かぶわね。ていうか既視感半端ないわ~)
千歌「でもやってよかったって今なら思うよ。だって鞠莉ちゃんが入ってくれたし!」
鞠莉「チカ…」
千歌「えへへ…鞠莉ちゃあん…」ウルウル…
千歌「インダストリアルメタルと比べたらアイドルなんて素人にしか見えないって言ってたあの鞠莉ちゃんが今は…ぐすっ…こんなに大きくなって…」グスグス…
鞠莉「ちょっとチカ!?」
絵里「あちゃー」
穂乃果「でもインダストリアルメタルってな~に~?」
鞠莉「そ、それは…」
曜「あ、実は私もちょっと気になってた」
真姫「ん~私もよく知らないわね」クルクル
希「あ、そうなん?へ~ちょっと意外やんな~」
真姫「まあクラシックとかジャズとかばかり聴いてきたから…ちょっと偏ってるのは自覚してるけど…」
凛「イ、ン、ダ、ス、ト、リアル……メタルっと」
花陽「あれ凛ちゃんなにやってるの?」
ダイヤ「あら…わたくしも気になりますわ鞠莉さん?説明してくださる?」ニコニコ
鞠莉「う゛……ダイヤ……。イ、インダストリアルメタルっていうのは1980年代後半に生まれた音楽ジャンルで…」
にこ「ほうほう」
鞠莉「スラッシュメタル、ハードコアパンクの音楽的側面を持ち、メタルギターリフ、シンセ
凛「……サイザー、打ち込み、サンプリング、ディストーションをかけたボーカル等が使用されている……だって!」
花陽「へえ~!!よくわかんないね!!!」
ことり「わあ凛ちゃん詳しい~!びっくりしちゃった」
凛「え?ウィキペディアに書いてあるよ?ほら」
鞠莉「……」
にこ「せやろか…」
ルビィ「そういえばこの前鞠莉ちゃんが好きなバンドってなんだったっけ?」
鞠莉「え…アレとコレと…」
凛「ぜ~んぶウィキペディアに載ってるヤツだにゃ」
鞠莉「うぐ…だってウィキペディアから入門したてだもの!!いいでしょ!!ロックでしょ!!?」
曜「ロックかな…?」
梨子「う~ん…あはは…」
鞠莉「なによなによみんなして!!オススメあったら教えてよ!!もう!!!」
ことり「もしかして鞠莉ちゃんってあんまり…詳しくない…?」
鞠莉「いいでしょ!!詳しくないのに知ったかぶる…ある意味反骨でしょ!?ロックでしょ!!?」
善子「なんかロックな気がしてきた」
鞠莉「もう~なによ~…好きだけど詳しくないだけじゃない…何が悪いのよ~…」シュン…
ダイヤ「全く…そんなことで落ち込まないの…よしよし…」
鞠莉「誰のせいよ……」
果南「で、でもほらロック詳しくない女の子があえてアイドルで成り上がるって結構ロックじゃない…?ロックに対する反抗…そう!ロックに対してロックっていうか……私自身なに言ってるかよく分からないけど」
鞠莉「え~……」
鞠莉「……」
鞠莉「ロックかも…!」パアアア…!
にこ「Aqoursアク強くない?」
果南「あの…常識人の私から推薦したいんですが」
にこ「言うてみよ」
果南「はい。この曜はとても常識人かと」
曜「え…あ…はい!みんなおは曜!!2年1組26番、渡辺曜です!」
にこ「ええこんにちは」
穂乃果「よろしくね!元気いいね~穂乃果と一緒だね!!」
絵里「ハキハキ喋れて声も通るしアイドル向きなんじゃないかしら?可愛いしね」フフッ
曜「あ、いやそんな!アイドルらしいことも言えないし……人気投票は一番だったけど」
希「肉付きもよくてええな~。ちょっと柔らかいぐらいが男の子は好きって言うし、人気出ちゃうんやないの~?」ニシシ
花陽「良いこと聞いちゃった」
曜「いやいや!人気投票は一番だけどこれは筋肉でそんな柔らかい物じゃ…」
ことり「筋肉~!?すごーい!鍛えてるんだ~」
海未「筋肉ですか…私も少し自信がありますよ」
凛「腕相撲大会でもするにゃ!?」
曜「ええ!?」
海未「いいですね!!!!!!」
曜「ええ~…」
にこ「え~なんでよ~……」ガシッ
曜「あはは…よろしくお願いします…」ガシッ
ことり「よ~い…はじめっ!」
曜「おは…曜!!!」ガタン!
にこ「うわっ!!!」バン!
曜「あ、勝っちゃった」
にこ「おは……?」
絵里「あらにこ瞬殺されてるじゃないの」
にこ「いやそりゃそうでしょ!!なんで真姫ちゃん並に力の無い私選んだの!?」
真姫「聞き捨てならないわね。ピアノって案外疲れるんだから」
~~~~~~~~
真姫「ヴぇええぇ~!」バン!
ことり「はい曜ちゃんの勝ち~!」
にこ「真姫ちゃんよっわ~~」プププ
真姫「んなっ!?にこちゃんと同じでしょ!?」
曜「望むところよ…!絶対に勝っちゃうわよ…!」ガシッ
ことり「よ~い…はじめっ!」
海未「ふっ…!」グッ!
曜「おは…曜!!」ググッ!
にこ「おは……」
希「おお~腕相撲で持ち堪えてんの今回で初めて見たな~」
穂乃果「頑張れ海未ちゃーん!!」
梨子「曜ちゃーん!!頑張って~!」
海未「やりますね…!」グググ…
曜「曜ソロー!!曜ソロー!!」ググッ!
にこ「はいストーップストーップ!!」
にこ「さっきから掛け声が気になるんだけど!!!」
曜「うん。なんかそういうの一つはあった方が良いかな~ってアイドルとして」
ダイヤ「夜にも使ってくるので混乱してしまいますわ」
果南「流石におやすみの代わりに使ってきた時はびっくりしたわね……」
曜「むぅー…もしかして不評…?」
にこ「大体それって『よ』からだったら誰でもいいしね~。おはヨハネ、とか。ね、ヨハネ?」
にこ「ヨハネ?あれ」
善子「……」ボーッ
穂乃果「あれ?ヨハネちゃん?ヨーハーネーちゃーん!!!」
海未「ヨハネ?どうしたのですか!ヨハネ!!」
善子「……」ボー…
ことり「え~!?ホントにどうしちゃったの~!?ヨハネちゃあ~ん!」
花陽「善子ちゃん」ボソッ
善子「ん?あ、なあに?」
希「絶対ヨハネ呼ばれ慣れてないやん」
千歌「そうなんだよね~…」
曜「そっか~…残念」
にこ「キャッチフレーズっていうのは例えば……賢い可愛い~!?」
絵里「エリーチカ~!!きゃ~!」
千歌「おお~!」パチパチ
果南「なるほどね」パチパチ
ルビィ「芸を覚えたワンちゃんみたい…」パチパチ
にこ「まあざっとこんなもんよ」
希「日課やな~」
絵里「ちょ、ちょっとやめてよ…///」
鞠莉「マリーもそういうの欲しいな~。他にはどんなのがあるの?」
にこ「しょーがないわねえ~!とっておきだからよく見ておきなさいよ?」
にこ「あなたのハートににこにこにー!笑顔届ける
凛「暖房付けといた方がいいかな?」
にこ「まあ冬って寒いからね~」
にこ「そうねえ…これはやっぱりアンタ達のそれぞれ持ってる雰囲気が大事ね。絵里は、かしこ…そうとか」
花丸「雰囲気…?」
にこ「そう。例えばアンタは方言も相まってなんとなく柔らかくて穏やかそうなイメージでしょ」
善子「じゃあヨハネは!?」
にこ「電波」
善子「シンプル」
にこ「それにこういうのは小ユニットを作るのにも大事よ。ユニット名なんかはアンタ達の個性で決まるし、逆にそこからはユニット名を意識して自分をプロデュースしていかないとダメ」
梨子「この前決まったやつですね」
にこ「例えばウチのprintemps」
ことり「は~い」
にこ「これはフランス語で春、って意味。だから春らしく頭がぷわぷわしちゃってる子が集まってるでしょ?」
花陽「そ、そんな…」
穂乃果「ええ~!?褒めてもお饅頭しか出ないよ~!ほら!」スッ…
ことり「あ~ちょうどお饅頭食べたかったんだ~」チュンチュン
ダイヤ「なるほど…」
にこ「そしてlily white」
凛「凛たち?」
にこ「lilyは百合よ。実にμ’sらしいわね」
海未「確かに」
希「グループ全体の話になっちゃったけど?にこっち?」
にこ「そして矢澤にこ率いるBiBiは~っと…えー…」
真姫「もう…変なこと言わないでよね」
にこ「まあなんというかこうビビ!っとしてるでしょ。はいそんな感じ」
絵里「さすがにこね」
にこ「なんかもう適当でいいと思うわよ」
千歌「は~い」
千歌「そうだね~…ちょっと難しそうかも」
にこ「そういうのは…そうねえ…とっかかりとしては設定、というかプロフィールなんかをよく考えればいいんじゃない?例えば善子みたいな…」
善子「堕天使!えへへ、やっぱり可愛いでしょ?」
にこ「ええ。アンタみたいのはお手本的だけどそこまで大袈裟じゃなくても例えば好きな物とか趣味とか…そういうのどうしてるのよ」
絵里「そういえば私達もみんなで考えたわね~」
花陽「懐かしいなあ…」クスッ
穂乃果「適当でいいよ~って言ったのに、にこちゃんがダメー!ちゃんと考えなさーい!ってうるさかったんだよね~」ブーブー
にこ「でも正解だったでしょ?凛のラーメンとか真姫ちゃんのトマトとか未だに存在感あるじゃないの」
希「ウチはにこっちにどうしても好きな物焼肉にしろって言われたよ~。ホントはおうどんさんがよかったのに~」
にこ「いやいや!キャラってあるでしょうが!!」
希「焼肉好きキャラってどうなん!?」
にこ「そりゃそうでしょ!!?いかがわしいでしょ!!!」
真姫「なのににこちゃん自身は好きに書いてたわよね……辛い物が嫌いとかウソなんじゃないの……?にこちゃんの麻婆豆腐すっごく辛かったし…」ジトー…
真姫(ていうか私も辛いの苦手だったのに…)
にこ「だって辛いの平気だし」
ことり「ええ~~!?そうだったの!?」
真姫「ホントにウソなの!?」
にこ「辛いの苦手とか可愛くない?」
凛「凛知ってるよ。にこちゃんのプロフィールが詐称だらけってこと……例えばバストとか…うわわっ!もがもが…!」
にこ「ハイハイそういうのは言わなくていいのよ~!」
穂乃果「穂乃果もそれは知ってたよ?」
にこ「え?」
絵里「そんなのお風呂で見れば分かるじゃない」
ことり「えへへ…いつも衣装ぴったりだったでしょ?」
にこ「な…んですって…」ボーゼン
希「にこっち…おっぱいだけが全てやないよ…」ナデナデ
にこ「アンタが言うと嫌味にしか聞こえないんですけど!?ていうかなに胸撫でてんの!!!凹んだらどうすんの!!!!」ムキー!
花陽「あわわ…にこちゃん落ち着いて~…」
にこ「アンタもよ!!!」
花陽「ぴええっ!?」
千歌「ちょいちょい仲良いとこ見せつけてくるのなんなんだろうね」
梨子「ね~」
千歌「あ、うん…この前雑誌に載せてもらったときのだけど…」パサ…
にこ「ふ~ん…鞠莉は苦手な物が納豆。徹底してバタ臭いわね~。まあいいんじゃない?」ペラリ…
鞠莉「バタ…!?」
にこ「ダイヤは…プリン!!?」
ダイヤ「ええ」
にこ「プリン好きなんだ…くく…」
ダイヤ「な…なんです?」
にこ「あはは!似合わな~い!」
ダイヤ「好きなんですから仕方ないでしょう!!?」
にこ「まあ意外で可愛らしくていいんじゃない?にしてもプリンって…ぷくく」
ルビィ「お姉ちゃんはいつも私が落ち込んだフリしてると10分ぐらい葛藤してからプリンくれるんだよ」エヘヘ…
ダイヤ「余計なことは言わなくていいの!」
穂乃果「ね~穂乃果達も見せてよ~!」ノシッ
凛「凛も見たいー!」ノシシッ
にこ「ちょ…八人とかか弱いにこには流石に重いんですけど」
真姫「ん…善子ってみかん苦手なんだ…。フフ、私も苦手なのよ。酸っぱくて顔が梅干しみたいになっちゃわない?」クスクス
善子「ううん」
真姫「そ、そう…」シュン…
善子「本当はみかん好きだったんだけど…不運にも嫌いになっちゃって…」
ダイヤ「あらそうだったの?」
善子「小さいころ大好きで食べ過ぎて気持ち悪くなっちゃって……みかんにまで嫉妬されるなんて不運よね……ふふっ…」
果南「儚げに笑うとこじゃなくない?」
千歌「そうだよね~!みかん最高だよね!!」
希「おっよく見たら二人とも好きな物みかん、か~。にしし仲良くてええな~」
曜「私も好きな物にみかん書いといたよ~!!一応ね!!」
にこ「アンタ達みかん被りまくりね!!」
曜「やっぱり静岡って言ったらみかんかなって!!」
海未「まあ確かに静岡は有名ですが…」
凛「愛媛のイメージだにゃ~」
千歌「うぐ…」
花陽「あ…じゃあお茶とかいいんじゃないかな?」
ダイヤ「やっぱりお抹茶は京都かと思いますわ」
梨子「宇治抹茶とか言いますしね~」
鞠莉「あれもしかして静岡ってなんにもナッシング?」
果南「いやいや!なにかあるはずよ!!」
真姫「まあ食べ物じゃなくてよければ富士山とかもあるじゃない」
絵里「ん~!富士山が好き…なんてなんだか雄々しくていいじゃない?」
花丸「えっと…マルも富士山は好きだけど…ちょっと書けないずら…」
にこ「え?いいじゃない好きな食べ物、から好きな物、に変えたら」
ルビィ「山梨が攻め込んできちゃうよぉ……」
にこ「あー…」
絵里「一触即発ね…!」ゴクリ…
千歌「ええ~!?穂乃果ちゃん!?」
曜「ん~それもいいかも。みんなみかんばっかりっていうのもあんまりひねりがないかもしれないし」
千歌「え~…確かに……好きな食べ物…かもしれないけど……」チラッ
穂乃果「ん?あはは、書いていいよっ!」
千歌「はあぁん……本当にいいの…?」
穂乃果「……?いいよ~!」
千歌「でへへへへ……それじゃあ……」
海未「では私も」
にこ「アンタはもういいでしょ」
善子「黒魔法よ?」
にこ「そう…なの…。果南の特技は操船なんて珍しいじゃない」
果南「ああ…家でダイビングをよくやるから移動で使ってる内に出来るようになってたのよね」
曜「ええっ!?そうだったの?知らなかった~!私ね…将来船長になりたいんだ…」
果南「あらそうなの?ふふ、じゃあ休みの日にでも私の家来る?教えてあげるわよ」
曜「ええっ!?本当に!?毎日行っちゃうよ!?いいの!?」
果南「ふふ、落ち着きなさいよ。毎日なんてあなたが疲れちゃうでしょ?ゆっくりでいいわよ」
曜「あ、そっかぁ~。じゃあ今度の日曜日早速行っていい!?」
果南「いやいやその日は練習でしょ?その次の週いらっしゃいな」クスクス
海未「これは……」
希「ん?どうしたん海未ちゃん?」
海未「かなよう!?」
希「!?」
海未「いや…ようかな…?でしょうか…?」ブツブツ…
海未「いえ…どうやらファンの方からは仲のいい二人の名前をこのようにくっつけて呼ばれているそうです。ほのうみ、とかことうみ、などのように」
凛「りんかよ、とかかにゃ!?」
にこ「花陽は、りんぱな、とかまきぱな、って言われてるみたいよ。まあにこりんぱなってあるしね」
花陽「ぱな…!?」
果南「なるほど……では私達もかなよう……と…呼ばれるのね…」
曜「そ、そっか///」
果南「いやようかな…かしら?なんていうか…」
にこ「ちょっと言いにくいわね。曜がちょっと…」
曜「そ、そんなぁ…」
ことり「ようダイとか…?」
希「急変しそうやな」
ダイヤ「失礼な」
にこ「まあ曜が前に来ればなんとか…」
曜「ほっ…」
絵里「ようりこ、なんかは言いやすいんじゃない?」
曜「そうかも…!梨子ちゃん大好き!」
梨子「誰でもいいの…?」
梨子「そ、そうですか…?よしりこ、とか…あ、本当ですね」
善子「よはりこ、でしょ!」
梨子「あはは、そうだよねよっちゃん」
善子「ヨハネ、でしょ!?」
にこ「確かに大体語尾に付けとけばじゃがりこみたいなノリになるしね。総受けの才能があると見たわ!!」
梨子「本当ですか!?」デヘヘ…
絵里「受け…?」
希「完全ににこっちやん」
海未「にこは大体前の方でしたけどね。にこうみ、にこまき、といった感じで」
真姫「んな゛っ///」
にこ「ふ~ん」
真姫「あ~そういう感じ?まあいいけど?」クルクル
ルビィ「定着してないけど…」
にこ「きっとファンのみんなも分かってくれるでしょ!それにアイドルの本分はステージ!」
絵里「そうね…いいライブをすればそれだけファンの方も付いてきてくれるわ」
ルビィ「うん…!頑張る…!」
ダイヤ「まあやるからには妥協は許されないですものね」
海未「ふむ。練習はどこで?」
千歌「体育館とか…グラウンドとかだよね」
梨子「うん。他の部活も少ないので割と自由に使わせてもらってます」
凛「いいないいなー!凛達は狭い屋上だったよ~」
曜「他には山で練習とかしたなあ~」アハハ
海未「山…!」ピク
鞠莉「あれもう私はイヤね…登山がメインだったわ~…」
海未「登山!」ガタッ
海未「素晴らしいです!!」ガシッ
鞠莉「うわっ!?」
海未「あなた達はラブライブ優勝確実ですね!」キラキラキラ…
鞠莉「な、なんで…?」
凛「思い出したくもないにゃ」
千歌「ええ~!?」
善子「堕天使は飛べるからそんなのいらないわ!」
果南「あら坂ダッシュで飛んでもいいのよ?」
善子「う……」
海未「ふむ…確かに基礎体力は練習の効率向上にも繋がりますし…走り込みは体型の維持も兼ねられますからね?穂乃果。花陽」
花陽「え、え~っと///」
穂乃果「うん!最近穂乃果はちょ~っとたるんできちゃったかな~!あはは~…」ムニムニ
にこ「きしし、アンタはまた神社通いした方がいいんじゃないの~?」
穂乃果「あ、ひど~い!最近運動してないのはにこちゃんも同じでしょ~!?確かめちゃうよ~!!えいっ!」ガバッ
にこ「あっちょっ……」
穂乃果「なんにもない……」ペタペタ…
にこ「悪かったわね……」グス…
ルビィ「そういえばマルちゃん最近ちょっとお腹気になるって言ってたよね?」
花丸「んなっ…!どど、どうしてみんなの前で言っちゃったずらぁっ!!!」
ルビィ「あれ?」
花丸「うっうっ」シクシク…
絵里「野放しにしてはならない」
梨子「シティー育ちなのであんまり体力には自信が…」
千歌「梨子ちゃんそれよく言ってるよね」
梨子「うん。シティー育ちですから」
千歌「そう…」
ルビィ「ルビィはこれ以上ペース上がったら、たたた倒れちゃうよぉ…」
曜「あはは、ルビィは練習の後いっつもへとへとだもんね~」
海未「ふむ…そうですか…。でしたら仕方ありませんが…」
ダイヤ「全く…ですから聞いたでしょう?あなたにちゃんとやり遂げられるのかって」
ルビィ「お姉ちゃん…」
ダイヤ「そうしたら……絶対やり遂げるよって夢だからって言ったんでしょう?」
ルビィ「……」
ダイヤ「大体あなたは昔からそうでしたわ。わたくしと同じ習い事をしたいとわがままを言うのに必ず途中で投げ出して…」クドクド…
ルビィ「うう……」ジワ…
花丸「ルビィちゃん…」
鞠莉「ダ、ダイヤ…?もうそのくらいにしてあげたら…?」アセアセ
ダイヤ「スクールアイドルも途中で投げ出すんですの?結局そうなるならやっぱり初めからやらない方がよかったじゃない」
ルビィ「そんなことないもん!お姉ちゃんのバカぁ~!ちゃんとルビィだって出来るもん!!」ポカポカ
ダイヤ(は~やんごとなく良い匂いですわ)
果南「え、ええ…まあそういうことなら」
海未「でしたらメニューはこれこれこうで…こういう風にすると…」
果南「ふむふむ」
花陽「丸く収まってよかったぁ…。ちょっとドキドキしちゃったよ~…」
にこ「私も妹にはあれくらい厳しくした方がいいのかしら…?」
絵里「う~ん亜里沙に厳しく……。無理ね…」
穂乃果「雪穂は割と穂乃果に厳しいよ?」
ルビィ「うう~…」
花丸「あはは、一緒に頑張ろな?」ポンポン
ルビィ「うん…」
梨子「ちょちょっとちょっと!シティー育ちの私はどうなるんですかっ!?」
千歌「諦めようよ梨子ちゃん」
真姫「ていうかそこは関係ないんじゃない?私達だってみんなこっちで育ってるんだし」
梨子「そ、そんな…私は都会からの転校生なのに…!」
曜「もうこれだけ経つとあんまり都会から来たって感じはしないかな~あはは」
梨子「ええ~~!?あんなにチヤホヤしてくれたのに!?」
千歌「もう静岡に染まったよね」
曜「うん」
千歌「もう見たくないアニメは?」
梨子「キテレツ」
千歌「ほら」
梨子「はっ……!」
果南「ええ。最初からのメンバーだと一番体力があったから」
ことり「それだと衣装担当とかも居るんだよね?」
ルビィ「あ、あの…それはルビィが…」
ことり「あ~そうなんだ~!大変だけど頑張ってね!やりがいもあるから~!」
にこ「だからって一人に任せちゃダメよ。なるべく手伝ってあげないと」
真姫「作曲とか作詞もいるのよね?」
鞠莉「作曲はマリーがやってるわよ~!」
善子「そ~し~て~!私が作詞よ!みんなヨハネワールドの虜ね!」
にこ「ええ~?大丈夫なの…?」
花陽「邪悪な歌にならないの…?」
凛「鞠莉ちゃんと善子ちゃんタッグの不運パンクとかアングラユニットにしか見えないにゃ」
千歌「あ、一応私達のファーストシングル持ってきてますよ」
穂乃果「わあ~!」
絵里「早く聴きましょ聴きましょ!」
真姫「フフ、お手並み拝見ね」
~~~~~~~
きーみーのーこーころはー♪
ことり「あれ?全然おかしくないよね?」
凛「肩透かしだにゃ」
海未「前向きで始まりに相応しい歌詞ですね」
真姫「それに普通に爽やかな曲調ね」
鞠莉「そうなのよね~…作り終わると確かに良い曲なんだけど~。何故かイメージと違った曲になってるのよ…」
ダイヤ「私と花丸が編曲に携わっているからですわ」
花丸「うん。毎回鞠莉ちゃんを窘めるの結構大変ずら…」
梨子「私も善子ちゃんの翻訳担当です」
にこ「なによそれ」
善子「ほ、翻訳…!?」
梨子「うん。よっちゃんの呪詛ちゃんと理解できるの私だけだし」
善子「そ、そんな…。確かに毎回書いた覚えのないこと歌ってるような気がしてたけど…道理で…気のせいじゃなかったのね…」ワナワナ…
果南「善子~しっかり~!見えてる~?」フリフリ
花陽「そんな不透明な制作で大丈夫なのかなぁ…」
曜「うん。おかげで私はあんまりなにもしてないのが申し訳なくなっちゃうよ」アハハ
ダイヤ「あなたはその分練習に身を入れてくださいな」
曜「う、うん…頑張るね」
穂乃果「でもよくこんなに粒揃いに技術者が集まったね~」
千歌「うん!善子ちゃんと鞠莉ちゃんは初めから作詞と作曲やってもらおうと思って誘ったんだもん!」
果南「あらそうだったの?」
善子「流石は我が眷属リトルデーモン…私の隠しきれない才能を見抜いたのね!」
鞠莉「え?この子は別としてマリーは特にアピールした覚えは無いんだけど~…」
千歌「イヤホンから音漏れしまくってたから凄く目立ったよ?」
鞠莉「え!?」
梨子「わりかしシャカシャカしてるよね?」
ダイヤ「ですわね」
鞠莉「そ、そういうのは教えてよ…」
千歌「うんまあ~穂乃果ちゃんを参考にしてそんな感じ~!」
果南「私と千歌は幼馴染だったのよ」
海未「幼馴染は負けフラグですよ」
ことり「頑張ってね……」
果南「え?」
凛「そんなことないよ」
果南「ええっ!?」
梨子「私は千歌ちゃんにナンパされて…かわいいとか運命とか…突然そんなこと言われて///」
花陽「ひゃぁ~!だ、大胆だね…」
梨子「はい…。それでもうこの人に付いて行くしかないって思って…」
絵里「重めね~」
ダイヤ「あら、わたくしもルビィも言われましたわ」
ルビィ「言われたよ」
鞠莉「マリーも言われたっけ~」
花丸「お、おらも…」
善子「みんな言われてたよね?」
曜「うん」
梨子「千歌ちゃん…?」
千歌「いやぁ~…」ポリポリ
希「修羅場やん」
穂乃果「あ~あるよね~申請」
ダイヤ「ええ。わたくしは生徒会長なので」
絵里「あらそうなの?ふふ、仲間になったら弱体化とか言われなかった?」クスクス
ダイヤ「いえ…特には…」
絵里「ええ~!?どうして?不公平じゃない!」
ルビィ「ルビィは…自分から千歌ちゃんに入部したいです…って言いに行ったんだ」
千歌「来てくれたのはルビィちゃんだけだったよ~!」
ルビィ「え、えへへ…」
花陽「ルビィちゃん…頑張ったんだね…!」
海未「そうなのですか?では他はどうやって」
千歌「可愛い子に手当たり次第に声かけたんだ~!かわいいね~!!って」
希「遊び人やん」
千歌「え~っと確か曜ちゃんのときは~…」
にこ「その調子ならどうせ『渡辺』はドア横の席だから廊下から目についた~とかそんなとこでしょ~?」クスッ
曜「いや私出席番号結構真ん中だよ?」
梨子「うん」
凛「えー?渡辺って普通最後じゃないのー?」
曜「渡辺陽子ちゃん芳佳ちゃん里香ちゃん涼子ちゃん梨々花ちゃん玲子ちゃん玲奈ちゃん…あ、この子達は双子なんだけどね」
にこ「おお…」
曜「それで四月一日さんに和田愛ちゃんに和田愛子ちゃんでしょ…亜希ちゃんに~綾ちゃんと~…」
にこ「なによそのグロいクラス」
ダイヤ「100人も居ませんわ」
にこ「ええ!?ワ行の厚さに反して!?」
絵里「全校100人も居ないだなんて…学校の存続は大丈夫なの…?いや田舎だとそんなものなのかしら…」
千歌「ううん全然ダメだよ廃校決定だよマジで」
花陽「えええええええええ!?」
凛「ずいぶんあっさりなんだね…凛達のときは大騒ぎだったけど~…」
梨子「もう仕方ないことかなあって思ってます…」
穂乃果「でででも!大好きな母校が無くなっちゃうんだよ!?そんなのって…悲しすぎるよ…」
花丸「そうだなぁ…でも…」
ルビィ「どうしようもないよ…ね…」
にこ「ふ~んもう諦めてるんだ?」
ことり「にこちゃん…」
鞠莉「だって…どうせムリじゃない…」
ダイヤ「諦めるって…。どうしようも無いことは何をしたって無駄でしょう。だったら最初から受け入れた方が…」
真姫「それは…」
にこ「そんな心持じゃあμ’sに追いつける日は来ないわね」
千歌「え…」
穂乃果「にこちゃん…」
善子「リトルデーモン…」
千歌「そ、そうだけど…」
にこ「アイドルには凄い力があるって思ってくれたんじゃないの?」
千歌「うん…」
にこ「アンタに私達がそういう気持ちを届けられたのは絶対に諦めなかったから」
穂乃果「そうだっけ?」
ことり「ちょいちょい挫折しかけたよね」
にこ「うっさいわね!いい!?μ’sにもできた廃校阻止を自分たちには出来ないなんて最初からふてくされてたらμ’sには追いつけない」
凛「ぶっちゃけ初めて会ったにこちゃんはめっちゃふてくされてたにゃ」
花陽「攻略するの大変だったよね…」
にこ「もう!アンタたちチャチャ入れないで!!」
にこ「とにかくアイドルには限界なんて無いんだから!!例え結果がどうだったとしても自分たちが信じられてなかったなら誰の心も動かせないわ」
にこ「そんな中途半端な気持ちでやってるアイドルなんて私は到底認められないわあ~」
絵里「あら?」
千歌「…」
にこ「分かったらもう帰って」
希「あはは…にこっちもAqoursが憎いわけやないと思うから堪忍したってな~」
絵里「この子突然熱くなってちょっとクサいこと言い出すクセあるから…」
凛「もう凛達は慣れっこだよね」
海未「そうですね」
梨子「うん…どこかで妥協してたかも…」
ダイヤ「そうですわね…少し悲観しすぎていたかもしれません」
千歌「うん…!これからは新生Aqoursのつもりで頑張ろうね!」
果南「ええ…!」
曜「帰ったら早速練習だね~!」
にこ「ふん…分かればいいのよ。まあ…なんか意地悪な言い方して悪かったわね…」モジモジ…
希「ふふ、誤解しないでくれたみたいでよかったなあ~にこっち」
にこ「なっ……べ、別に!」
千歌「今日は来てよかった~!この事は絶対次の雑誌のインタビューの時に言おうっと!」
花丸「そうだなぁ~!ターニングポイントだったずら!」
にこ「ちょ、ちょっとやめなさいよ!私にも表向きのキャラってものがあるんだから!!伝説の小悪魔スクールアイドルがあんなこと言うワケないでしょ!?」
ルビィ「い、意地悪してきたから仕返しだよ~…ふふっ」
にこ「ちょっとアンタ私のこと尊敬してるんじゃなかったの!?」
千歌「じゃあみんな早速帰ろう~!」ガチャ
善子「ええ~!?せっかく来たんだから秋葉原見てかない?」
梨子「あ、だったら私案内しますよ?」
にこ「アンタ達分かってるんでしょうね!絶対私のこと喋っちゃ」
鞠莉「チャオ~!」バタン
にこ「あ…」
にこ「営業妨害だわ…」ガクッ…
穂乃果「あはは…。Aqoursのみんな追いかけて秋葉原案内してあげよっか!」ガチャ
海未「ふふ、そうですね」
凛「賛成~!すぐ行くにゃ~!」ダダッ
絵里「ふふ、ほらもう…慌てないの」
花陽「アイドルショップに連れてってあげたいです…!」
ことり「服屋さんも行きたいな~!」
真姫「にこちゃんいつまでうなだれてんのよ…。早く来なさいよ」
にこ「お、置いてかないでよ!」バタン
終わり
楽しめたぞ
時間軸的に絶対ない掛け合いだからこそいいね
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